ペット保険の保険料相場・価格

「そもそもペット保険の保険料の相場金額はいくらなの?」
「保険料が値上がりしないペット保険はないのかな?」
本記事では、ペット保険への加入を検討されている飼い主さまのこのような疑問にお答えします。

【この記事でわかること】

  • 犬猫サイズ別の保険料表で相場金額をチェック
  • ペット保険の保険料はどうやって決まる?
  • 犬や猫の一生涯の保険料とは?
  • 保険料が上がらないペット保険はあるの?

記事の後半では、一定の年齢に達すると保険料が値上がりしない、以下の3つのペット保険についても詳しく解説します。

【一定年齢から保険料が上がらないペット保険】

◆ペット&ファミリー損保

◆アイペット損保

◆エイチ・エス損保

【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。

目次

【ペット保険の料金表】保険料の相場はどれくらい?

ペット保険の保険料表

相場を知っていれば、加入しようか迷っているペット保険の保険料が適切かどうかを、飼い主さま自身で判断できます。

この章では犬と猫それぞれの保険料相場を料金表にして紹介するので、参考にしてください。

 

犬の保険料の相場価格はいくら?

犬の保険料の相場価格は、大きな幅があります。

理由は年齢や犬種(体のサイズ)の違いで、かかりやすい病気や平均寿命が大きく変わるからです。

年齢が上がるほど、また、体のサイズが大きいほど保険料の相場が高くなります。

  小型犬
(8kg未満)

中型犬
(20kg未満)

大型犬
(25kg以上)
0歳 1,300〜2,500円 1,500〜3,200円 1,600〜3,800円
5歳 1,500〜3,500円 1,800〜4,000円 2,300〜5,500円
10歳 3,500〜5,500円 4,000〜6,000円 5,500〜9,000円

「ペット保険比較のピクシー」で取り扱う保険商品で検証。
※ 2024年2月5日時点。フルカバー型、補償割合50%、免責金額なし、月払の場合。
※ ミックス犬の条件で体重・年齢に該当する商品で比較。犬種によって保険料は変わるため注意してください。

 

猫の保険料の相場価格はいくら?

猫の保険料の相場価格は、犬に比べると安く、値上がりもゆるやかです。

なぜなら、猫種ごとの体のサイズや平均寿命に犬ほどの差が無いからです。

とはいえ、年齢が上がるにつれて保険料の相場も高くなる点は犬と同じです。

 


(猫種・体重の区別なし)

0歳 850〜2,500円
5歳 950〜2,600円
10歳 1,900〜4,000円

※ 「ペット保険比較のピクシー」で取り扱う保険商品で検証。
※ 2024年2月5日時点。フルカバー型、補償割合50%、免責金額なし、月払の場合。
※ 年齢に該当する商品で比較。

ペット保険の保険料はどうやって決まる?毎年上がるの?

ペット保険の保険料は何で決まるか

ペット保険の保険料は、次の5つの要素によって決まります。

1.ペットの種類や体重
2.ペットの年齢
3.プランの補償割合
4.付帯する特約
5.支払方法や割引制度

1と2は変えられませんが、3~5は飼い主さまが選択できるので、ペット保険を選ぶときはよく確認しましょう。

 

ペットの種類や体重

保険料は犬や猫、鳥やウサギなどの小動物といったペットの種類で変わります。

猫や小動物は、一般的に、品種や体重が違っても保険料は同じでしょう。

一方で品種数が多く、体のサイズに大きな違いがある犬の場合は、犬種や体重で保険料が変わることがほとんどです。

 

保険料を体重で分類する場合、保険会社によって同じ犬種でも「小型犬」に分類される場合もあれば「中型犬」に分類される場合もあるので注意してください。

 

ペットの年齢によって変動

鳥やハムスターなどの小動物の場合は、年齢にかかわらず保険料が一律のペット保険もありますが、犬や猫の場合はペットの年齢が上がるのにともなって保険料も高くなる傾向にあります。

 

ただし、値上がりの幅や保険料の上がり方、タイミングは保険会社ごとに異なるので要チェックです。毎年値上がりするペット保険が多いのですが、一定の年齢に達したときに値上がりするペット保険もあります。

ペット保険に加入する際は、現在の保険料だけでなく、ペットが高齢になったときの保険料もかならず確認することをおすすめします。

 

プランの補償割合

補償割合とは、「治療費のうち保険金が支払われる割合」です。プランによって50%や70%と設定されているものが多いのですが、なかには100%のプランもあります。

ただし、補償割合が100%のプランであっても、治療費が保険金の支払い限度額を超えている場合は、飼い主さまの負担となるので注意しましょう。

 

補償割合が高いと受け取れる保険金は大きくなりますが、その分保険料も高くなります。

保険料を安くしたい場合は、補償割合を低くするのも1つの手です。

 

付帯する特約

ペット保険の特約とは、治療費以外の金銭的な負担を補償してくれるものです。

任意でセットする有料の特約や、加入時に自動でセットされる無料の特約もあります。保険会社によって用意されている特約は異なるので確認が必要です。

 

特約には、たとえばペットが第三者やそのペットにケガをさせてしまったり、物を壊したりしてしまった場合に、賠償金の支払いや示談交渉をしてくれる「ペット賠償責任特約」があります。

さらに、ペットが亡くなったときの葬儀にかかった費用をカバーしてくれる「ペット火葬費用特約」などもあります。

必要だと感じた方は付帯しておくと良いですが、有料の特約は保険料が変わるので注意してください。

 

支払方法や割引制度

保険料の支払方法によって、保険料が割引になるペット保険があります。

具体的な方法は、次のとおりです。

  • 口座振替ではなくクレジットカード払いにする
  • 月払ではなく年払にする

このほかにも、次のような割引制度が設けられています。

  • インターネット申込割引
  • マイクロチップ割引
  • 多頭割引
  • 無事故割引

上記の割引制度は、すべてのペット保険で利用できるわけではありません。

利用したい割引制度はあるのか、ペット保険に加入する前にチェックしておきましょう。

保険料が安いペット保険・高いペット保険の特徴

保険料が安いペット保険の特徴は、次のとおりです。

  • インターネット販売に特化
  • 高齢期になっても保険料が高くならない
  • 割引制度が充実している

一方で保険料が高いペット保険の特徴は、次のとおりです。

  • 補償が充実している
  • 窓口精算が使えるなど便利
  • 付帯サービスが充実している

保険料は安いから悪く、高いから良いというわけではありません。

それぞれメリット・デメリットがあるため、補償内容やサービスなどとあわせて総合的に判断すると良いでしょう。

ペット保険の選び方!生涯保険料を比較しよう

ペット保険の一生涯の保険料

ペット保険を選ぶときは、現在の保険料だけでなく「ペットの一生涯でかかる保険料」をシミュレーションして、比較することをおすすめします。

犬猫の平均寿命を15年として、支払うことになる保険料の総額を見積もると、一生涯の保険料の目安がわかるでしょう。

どの保険会社の、どのプランに入るかによって生涯の保険料は大きく異なります。たとえば、子犬期の保険料は安くても、シニア期の保険料が高額になる保険では、加入時に想定した予算を超えてしまうということが起こりかねません。

ペット保険に求める補償内容と、保険料のバランスが釣り合っているかどうかが重要です。

 

保険を使うと高くなるペット保険があるって本当?

保険を使う回数が多いと、保険料が上がるペット保険は、例えばアニコム損保が挙げられます。

アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」では、保険を使う回数によって保険料が上がったり下がったりする「健康割増引制度」を導入しています。

利用回数が0回の場合は10%、1~5回の場合は5%、保険料が割引されます。一方で、利用回数が20~39回の場合は20%、40回以上の場合は50%、翌年の保険料が割り増しされるので注意が必要です。

一定年齢から保険料が上がらないペット保険3選!

犬猫の場合は、ペット保険加入後に保険料が一切上がらない商品はないと言っていいでしょう。

ペット保険は年齢の上昇とともに保険料も値上がりするのが一般的なので、シニアになるほど保険料の支払いが難しくなりがちです。

そこでこの章では、病気になりやすいシニアでも継続しやすい「一定年齢から値上がりしないペット保険」を3つ紹介します。

 

ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」

ペット&ファミリー・げんきナンバーわんスリム

ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」は、10歳から保険料が上がりません。契約後に病気やケガを発症しても補償内容は変わらず、継続を断られることもないので安心です。

年間支払限度額の範囲内であれば何度でも保険金を請求できます。 また、ペット保険では補償対象外になりやすい、がんや歯科治療なども補償されています。

ただ、免責金額が設定されているため、診療費の一部が自己負担となるので注意してください。

関連記事:ペット&ファミリー損保の口コミは?メリット・デメリットや補償プランも解説!

 

アイペット損保「うちの子」「うちの子ライト」

アイペット損保ロゴ

アイペット損保「うちの子」「うちの子ライト」は、犬は12歳から、猫は9歳から保険料が定額になります。

契約後に発症した病気によって条件が追加されたり、継続不可となることもなく、1年ごとに自動更新されるので安心です。

通院・入院・手術をカバーする「うちの子」は、窓口精算できるので保険金請求に手間がかからず便利ですが、高齢になると保険料がやや高い傾向にあります。

一方、手術補償に特化した「うちの子ライト」は、最大100万円の手厚い補償が魅力ですが、窓口精算はできません。

関連記事:アイペット損害保険株式会社の口コミ・評判は?特長やプラン、メリット・デメリットを紹介

 

エイチ・エス損保のペット保険 

エイチ・エス損保のペット保険ロゴ

エイチ・エス損保は10歳から保険料が変わらず、終身で継続できるので安心です。

年間限度額の範囲内であれば何度でも保険金を請求できますし、リーズナブルな保険料で通院から手術までを幅広くカバーできます。

ただし、2023年12月に販売開始したばかりで、口コミや評判などの情報が少ないのは気になる方もいるかもしれません。

加入を検討される飼い主さまは、公式サイトで詳しい保険料や補償内容、重要事項説明書・約款を確認してみてください。

まとめ│加入前にペット保険の生涯保険料をチェックしよう!

この記事では保険料がペットの年齢や種類、プランなどで変わり、ペット保険を選ぶときは一生涯の保険料のチェックも重要であると紹介しました。

最後にもう1度、ある年齢から値上がりしないプランがあるペット保険をまとめておきます。

【一定年齢から保険料が上がらないペット保険】

◆ペット&ファミリー損保

◆アイペット損保

◆エイチ・エス損保

保険料の比較だけでペット保険を選ぶのはおすすめできませんが、できれば安い方が良いですよね。上記で紹介したことを参考に、加入するペット保険を選択しましょう。

ペット保険選びで迷っている方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

 

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また保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

木内比奈子
この記事の監修者 木内 比奈子
ファイナンシャルプランナー。少額短期保険募集人、損害保険募集人。大学卒業後、保険代理店勤務を経て、ペット保険の重要さを感じ資格を取得。北海道犬と14年間、ヨークシャー・テリアと5年間暮らした経験を活かして、おもにペットやペット保険に関する記事を執筆、監修。ペットとの楽しい暮らしをサポートするため、正しく役に立つ情報を発信していきます。

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