獣医師が勧めるペット保険

ペット保険を選ぶなかで、「獣医が勧めるペット保険はどれだろう?」と気になる飼い主さまも多いのではないでしょうか。そこで今回は、獣医師の入江悠先生にインタビューを行い、以下のような質問に答えていただきました。

  • 獣医として勧めるならどんな保険?
  • ペット保険って本当に必要なの?
  • 自分に合ったペット保険の選び方は?

また、獣医師へのインタビュー取材をもとに、ファイナンシャルプランナーが【人気ペット保険おすすめランキング】を作成しました。

順位 保険会社/補償プラン名 詳細
第1位

FPC「ペットほけんフィット」

第2位

ペットメディカルサポート「PS保険」

第3位

アイペット損保「うちの子」

第4位

アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

第5位

エイチ・エス損保のペット保険「70%補償(免責金額なし)プラン」

第6位

ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」

第7位

楽天損保「スーパーペット保険・通院つきプラン」

第8位

SBIいきいき少短のペット保険「プラン70 スタンダード」

第9位

日本ペット少短「いぬとねこの保険ネクスト」

番外

チューリッヒ少短「犬のがん保険・脱臼ありプラン」

※「スーパーペット保険」は「ペット保険2020」のペットネームです。

ペット保険に関する疑問点にもお答えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

「インタビューに答えてくれた獣医師:入江悠先生」宮崎大学農学部獣医学科では循環器内科を専攻。卒業後は、関西の動物病院に勤務。好きな犬種は柴犬。保有資格:獣医師国家資格

「聞き手/執筆者・監修:木内比奈子」ファイナンシャルプランナー。少額短期保険募集人、損害保険募集人。北海道犬を14年間、ヨークシャー・テリアを5年間飼っていました。

目次

【全10社比較】どこがいい?ペット保険おすすめ人気ランキング!

ここからは、獣医師へのインタビューをもとにした【ペット保険おすすめランキング】をご紹介します。

獣医師の入江先生が重視する「保険料と補償内容のバランスの良さ」を基準として、ファイナンシャルプランナーがランキングを作成しました。「補償内容の充実度合」と、「保険料のリーズナブルさ」を数値化しています。

 

「ペット保険比較のピクシー」でお取り扱いしている、「通院・入院・手術を補償するフルカバー型・補償割合70%」のペット保険10社でのランキングは以下のようになりました。

※番外の「チューリッヒ少短」のペット保険は補償割合が100%です。
※表は横スクロールをしてご覧いただけます。

保険会社/補償プラン名

年間最大補償額

生涯保険料(犬)

生涯保険料(猫)

免責金額

窓口精算

歯科治療

椎間板ヘルニア

膝蓋骨脱臼(パテラ)

ガン

てんかん

気管虚脱

チェリーアイ

レッグペルテス

【第1位】FPC「ペットほけんフィット」

100万円

★7

★8

なし

×

※1 ※1 ※1 ※1 ※1 ※1 ※1 ※1

【第2位】ペットメディカルサポート「PS保険」

110万円※2

★8※2

★6※2

なし

×

※2

【第3位】アイペット損保「うちの子」

122.4万円

★3

★3

なし

【第4位】アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

84万円

★2

★1

なし

※3

【第5位】エイチ・エス損保のペット保険「70%補償(免責金額なし)プラン」※4

70万円

★5

★5

なし

×

※4

【第6位】ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」

70万円

★6

★7

あり

×

※5

【第7位】楽天損保「スーパーペット保険・通院つきプラン」

115.5万円

★4

★0

なし

×

【第8位】SBIいきいき少短のペット保険「プラン70 スタンダード」

70万円

★1

★2

なし

×

×

×

×

【第9位】日本ペット少短「いぬとねこの保険ネクスト」

70万円

★0

★4

なし

×

×

×

×

×

【番外】チューリッヒ少短「犬のがん保険・脱臼ありプラン」※6

100万円

あり

×

×

×

×

×

×

×

※上記の表では、保険商品の概要をご案内しています。
※保険金のお支払い対象とならない治療費がありますので、
詳しい補償内容は、各保険会社のウェブサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。

※1 FPC「ペットほけんフィット」は、補償開始前からの傷病、歯石除去や予防の場合等は補償の対象外となります。その他、保険金をお支払いできない場合もあります。詳細は、重要事項説明書および普通保険約款でご確認ください。
※2 PS保険の0歳時の保険料は、補償開始日時点で生後120日以上にご加入された場合の保険料で算出しています。年間最大補償額110万円には、車イス補償(最大10万円)を含みます。予防を目的とした歯科治療は補償の対象外となります。

※3 アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」における歯科治療の保険金のお支払いは、条件によります。
※4 エイチ・エス損保のペット保険は、先天性・遺伝性疾患によって生じたケガや病気は補償対象外です。歯科治療の保険金のお支払いは、条件によります。
※5 ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」における歯科治療は、乳歯遺残(不正咬合を含みます)、歯列矯正などケガ・病気にあたらないもの、治療に該当しないものは保険金のお支払い対象外となります。

※6 チューリッヒ少短「犬のがん保険・脱臼ありプラン」は、がん・良性腫瘍・骨折・脱臼のみの補償となります。

 

注目する点のひとつは、各ペット保険の「年間最大補償額」です。ペット保険では「年間最大補償額」を超える保険金は支払われません。

通院・入院・手術それぞれの支払限度額もあわせてチェックしましょう。補償プランには、年間最大補償額までであれば、支払限度額や回数制限のないタイプもあります。

 

また、保険料は16年を目安として、犬・猫それぞれの「生涯でかかる保険料」を比較して、リーズナブルな順に★の点数を加算しています。
・小型犬:トイ・プードル 0歳 補償割合70% フルカバー型(通院・入院・手術を補償)
・猫:猫 0歳 補償割合70% フルカバー型(通院・入院・手術を補償)
※猫は品種や大きさにより保険料が変わりません。

 

さらに補償範囲の広さ」も要チェックです。「歯科治療」「椎間板ヘルニア」「膝蓋骨脱臼(パテラ)」はペット保険で、補償対象外とされやすい傷病です。
※表内では「〇=補償される」「×=補償されない」と記載しております。

ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、安心して保険をお選びいただけます。
保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にされてください。

ペット保険おすすめTOP3!補償内容を比較表でチェック!

ここからは、「保険料と補償内容のバランスの良さ」という評価基準で、TOP3となったペット保険を詳しく解説します。

 

【1位】FPC「ペットほけんフィット」

FPC_ペットほけんフィット

プラン

70%補償プラン

年間最大補償額

100万円

補償割合

70%

通院

1日の限度額

無制限※1

補償範囲

フルカバー型
(通院・入院・手術を補償)

年間限度日数

日数制限なし※1

免責金額

なし

入院

1日の限度額

無制限※1

待機期間

なし

年間限度日数

日数制限なし※1

精算方法

後日精算

手術

1回の限度額

無制限※1

付帯サービス

なし

年間限度回数

回数制限なし※1

FPC「ペットほけんフィット」は、年間の支払限度額が100万円で、通院・入院・手術それぞれの支払回数や日額が制限されていません。ちょっとした通院から、高額治療になりがちな手術まで幅広く備えられるところが魅力です。

保険料はお手ごろですが、治療費が高額になりやすい歯科治療や膝蓋骨脱臼(パテラ)、椎間板ヘルニアなども補償されます。※2
※1 年間支払限度額100万円以内なら制限はありません。
※2 補償開始前からの傷病、歯石除去や予防の場合等は補償の対象外となります。
その他、保険金をお支払いできない場合もあります。詳細は、重要事項説明書および普通保険約款でご確認ください。

 

動物病院での窓口精算には対応していませんが、保険金請求はスマホアプリで簡単に行うことができます。

90%補償プランも用意されていますので、より手厚い補償を希望する方は検討してみましょう。

関連記事:FPCのペット保険の口コミは?メリット・デメリット、おすすめしたい方を解説!

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のウェブサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。

 

【2位】ペットメディカルサポート「PS保険」

PS保険ロゴ

プラン

70%補償プラン

年間最大補償額

110万円

補償割合

70%

通院

1日の限度額

10,000円

補償範囲

フルカバー型
(通院・入院・手術を補償)

年間限度日数

20日

免責金額

なし

入院

1日の限度額

20,000円

待機期間

なし

年間限度日数

30日

精算方法

後日精算

手術

1回の限度額

100,000円

付帯サービス

獣医師無料相談

年間限度回数

2回

PS保険は、お手ごろ価格の保険料であり、なおかつ年間の最大補償額が充実しているペット保険です。保険料は業界最安クラス※でありながら、保険料の3歳ごとに1度の上昇で、値上がり幅がゆるやかになっています。
※業界最安クラスの理由は公式サイトでご確認ください。

 

また、補償範囲の広さも魅力的であり、ペット保険では補償対象外になりやすい歯科治療※、椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼(パテラ)などもしっかり補償されるため安心です。
※予防を目的とした歯科治療は補償の対象外となります。

 

契約者特典としては、24時間365日無料で獣医師に電話相談できるサービスが付帯されています。

リーズナブルな保険料で、通院から手術までしっかり備えたい方におすすめのペット保険です。

関連記事:PS保険はなぜ人気?口コミ調査でメリット・デメリットを徹底解析!

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のウェブサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。

 

【3位】アイペット損保「うちの子」

アイペット損保_うちの子

プラン

うちの子(70%プラン)

年間最大補償額

122.4万円

補償割合

70%

通院

1日の限度額

12,000円

補償範囲

フルカバー型
(通院・入院・手術を補償)

年間限度日数

22日

免責金額

なし

入院

1日の限度額

30,000円

待機期間

なし

年間限度日数

22日

精算方法

窓口精算

手術

1回の限度額

150,000円

付帯サービス

トリミングやドッグカフェの優待サービス

年間限度回数

2回

アイペット損保「うちの子」は、12歳11か月まで新規加入ができるペット保険で、犬は12歳、猫は9歳から保険料が値上がりしません。

保険料はやや高めですが、便利な窓口精算が利用できるのが大きなメリットです。アイペット対応動物病院の窓口で当日に保険による補償分を除いた自己負担分のみを支払えばよいため、保険金請求手続きを後日行う必要がありません。

 

さらに、毎回契約継続時に、保険の限度日数がリセットされるのも魅力的で、慢性疾患などにかかってしまった場合も安心でしょう。補償の手厚いペット保険を探している方におすすめのペット保険です。

関連記事:アイペット損害保険株式会社の口コミ・評判は?特長やプラン、メリット・デメリットを紹介

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のウェブサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。

犬の保険・猫の保険はそれぞれどこがいいの?

「犬のペット保険はどこがいいの?」「猫が入るならどこがおすすめ?」などが、気になる方も多いかもしれません。犬や猫におすすめのペット保険を、それぞれ1つずつご紹介します。

 

犬のペット保険はどこがいい?

犬におすすめのペット保険は、ペットメディカルサポート株式会社の「PS保険」です。保険料と補償内容のバランスが良く、今回のランキングでは1位になりました。

犬のなかでも、とくに小型犬におすすめな理由は、以下の3つです。

  • パテラ(膝蓋骨脱臼)が補償される
  • 椎間板ヘルニアが補償される
  • 保険料の値上がりがゆるやか

犬におすすめのペット保険や、保険を選ぶ際のポイントを知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。

 

猫のペット保険はどこがいい?

猫におすすめのペット保険は、「SBIいきいき少短のペット保険」です。

なぜ猫におすすめなのか、その理由は以下の3つです。

  • 免責金額あり・なしが選べる
  • 1日あたりの支払限度額や回数制限なし
  • 無料の獣医師相談サービスがある

※通話料は加入者様のご負担となります。

猫のペット保険選びで迷っている方、猫におすすめのペット保険をもっとよく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

【獣医師インタビュー前編】ペット保険に関する疑問や悩み

まずは、獣医師から見て「どんなペット保険がおすすめなのか」「ペット保険の必要性」などについて質問してみました。

 

【Q1】獣医として勧めるならどんなペット保険が良い?

入江先生の回答:
最初に言いたいのは、獣医師には保険の募集や販売の資格はないので、特定の商品はおすすめできません。あくまで、個人的な意見やアドバイスになることをご了承ください。

私が加入するならば「保険料と補償内容のバランスが良いペット保険」を選びます。
保険料がいくら安くても補償される範囲や内容が不十分だと意味がないからです。

ペット保険の中には、通院が補償されないものや、免責金額※が設定されているものがあります。また、加入時には保険料が安くても、高齢になると保険料が高くなるペット保険もあります。保険料や補償内容をしっかりと見極めて、ペット保険を選ぶと良いと思います。

(※編集部注)免責金額とは治療費の中で契約者が必ず自己負担する金額のことです。

 

【Q2】そもそもペット保険って必要?入るべきですか?

入江先生の回答:
ペット保険に加入していないと、動物病院での治療費は全額飼い主さまの自己負担になってしまいます。高額な治療費に対応するためには、ペット保険に入っておくのがおすすめです。

一時的な軽い体調不良ならば問題ないですが、通院回数が増える場合や緊急手術が必要な場合には、治療費が高額になりがちです。

ペット保険に加入すると、治療費を一部補償してくれるため、飼い主さまの負担を軽減できます。動物病院に気軽に連れていけるようにもなり、病気の早期発見・予防につながることもあると思います。

ファイナンシャルプランナーのコメント

~犬は保険に入るべき?猫にも保険は必要?~  犬は猫よりも医療費が高い傾向があるため、ペット保険に加入しておくと万が一のときに安心です。猫のペット保険加入率は犬より低いのですが、保険が必要ないわけではありません。猫も高齢になるにつれてケガや病気が増えるため、ペット保険が役に立つでしょう。

 

【Q3】ペット保険が必要なのはどんな人?

入江先生の回答:
「ペットの健康に何かあったら積極的に治療したい人」や「高額治療に備える貯蓄が不十分だと思う人」は、ペット保険へ加入しておくと良いです。

ペット保険へ加入することで、突然の高額な治療費に対応できます。
子宮蓄膿症や尿管結石など緊急性があり、治療費が高額になりがちな病気にも対処しやすいです。

一方「ペットの病気に対応できる十分な貯蓄がある人」にはペット保険への加入の必要性は低いともいえるでしょう。

 

【Q4】ペット保険のメリットとデメリットは?

入江先生の回答:
ペット保険のメリットとしては、治療費の自己負担割合を軽減できる、積極的な治療ができる、病気の早期発見につながる、特典やサービスが利用できる、などが考えられます。

ペットの治療費が軽減できるので、治療の選択肢が広がったり、病気の早期発見につながったりします。ペット保険によっては特典やサービスが付帯しているものもあるので、チェックしてみると良いでしょう。

デメリットとしては、予防目的の治療は補償されないことです。
ワクチン接種やフィラリア予防などについては、ペット保険に加入しても補償されないことに注意してください。

 

【Q5】ペット保険に加入するならタイミングはいつ?

入江先生の回答:
ペット保険に加入したい場合には、早めに加入するのがおすすめです。

犬も猫も高齢になると、ケガや病気が増えてくるため、加入時の審査に通らなくなる可能性があります。ペット保険によっては、高齢のペットは加入できない場合※があるため注意してください。

持病がある状態でペット保険に加入すると、その持病については保険で補償されない可能性があります。若くて健康なときからペット保険に加入しておくのが良いと思います。

(※編集部注)ほとんどのペット保険で新規加入に上限年齢が設定されています。

【獣医師インタビュー後編】自分に合ったペット保険の選び方

飼い主さまが、ご自身と愛犬・愛猫に合うペット保険を選ぶためには、どのような点に着目すれば良いのでしょうか?ペット保険の選び方について、獣医師の意見をうかがいました。

 

【選び方1】愛犬・愛猫のなりやすい病気をチェック

入江先生の回答:
犬や猫は品種によって、なりやすい病気が異なります。
加入を検討しているペット保険が、愛犬・愛猫のなりやすい病気をしっかりとカバーしているかは、事前にチェックしておいてください。

たとえば、ペット保険の中には、椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼などが補償されないものもあります。検討しているペット保険で補償されない疾患について、事前に把握しておかないと後からトラブルになるかもしれません。

 

【選び方2】フルカバー型か特化型か要検討!

入江先生の回答:
ペット保険を選ぶとき、通院補償をつけるかどうかで判断するのがポイントです。ペット保険には「通院・入院・手術の費用が補償されるフルカバー型」と「入院や手術などに補償範囲を限る特化型」の2種類があります。

通院補償をつけると基本的に月々の保険料が高くなります。予算と相談して「フルカバー型」か「特化型」のどちらにするかを選びましょう。

皮膚炎や心臓病のような慢性疾患では、定期的な通院が必要になります。
予算が許すなら通院までしっかり補償される「フルカバー型」のペット保険を選んでおいた方が良いと思います。

 

【選び方3】加入してみて合わなければ乗り換えるのもOK

入江先生の回答:
ペット保険に加入してみて、自分に合っていないと感じたならば、別の保険に乗り換えることも出来ます。ペット保険の補償期間は基本的に1年ごと。更新時に見直しや乗り換えを検討すると良いのではないでしょうか?

ただし、ペットが高齢の場合や持病がある場合には、ほかのペット保険に加入できないかもしれません。なるべくペットが健康で若いうちに、自分に合ったペット保険を見極めて加入するようにしてください。

(※編集部注)ペット保険乗り換え時には、無保険期間が発生しないようにご注意ください。また、元の保険を解約するときに解約返戻金が極めて少額またはない場合があります。

ペット保険の知恵袋!Q&Aで疑問解決!

ペット保険に関する疑問

ペット保険を選んでいて、「これってどうなの?」と疑問に思ったことはありませんか?この項目では、ペット保険でよくある質問に、Q&A形式でお答えします。

 

Q. ペット保険に加入できないケースもある?

A. ペット保険に加入する際にはかならず、保険会社の「審査」があります。そこではペットの現在の健康状態や、病歴を正しく申告しなければなりません。

ペット保険への加入には「健康体であること」という条件があるため、審査の結果次第では、ペット保険にできないケースもあります。

 

Q. 加入時の審査で嘘の申告をするとどうなる?

A. ペットに病歴や持病がある場合でも、保険会社に嘘の申告をしたり、事実を隠したりすることはやめましょう。審査ではペットについてくわしく調査されるため、嘘をついてもバレてしまい、「告知義務違反」とみなされます。

告知義務違反が発覚すると、請求した治療の保険金が支払われなかったり、解約になることもあります。支払った保険金は返金されません。

 

Q. 病気を理由に更新を断られることもある?

A. 一般的には、ペット保険の保険期間1年間であり、解約しない限り契約を更新(継続)できます。ただし、ペット保険によっては、病気が理由で更新できなくなるケースもあるので注意しましょう。

保険加入後にペットが慢性疾患を発症した場合や、保険金の年間補償限度を使い切った場合などに、契約を更新できない場合があります。あらかじめ「病気を理由に契約更新を断らない」としているペット保険を選んで加入すると安心です。

 

Q. ペット保険で補償対象外の費用もある?

A. ペット保険では、動物病院でかかったすべての費用が補償されるわけではありません。以下のような費用は、ペット保険で補償対象外となるため、あらかじめ把握しておきましょう。

・健康診断の費用
・ワクチン、予防接種の費用
・ワクチン、予防接種で予防できる病気
・去勢・避妊手術にかかる費用
・健康体で受ける検査費用
・病気予防のために受ける検査 など

 

Q. ペット保険って簡単に乗り換えられるの?

A. ほとんどのペット保険は、契約更新が1年ごとのため、比較的簡単に保険の見直しや乗り換えができます。ペット保険の乗り換えを検討する際は、以下のようなポイントをチェックしましょう。

・保険料がお手ごろ価格になるか
・保険金請求手続きが楽になるか
・補償内容が充分かどうか
・自分のペットが加入条件に当てはまるか

ただし、ペット保険の乗り換えには注意点もあります。解約返戻金がないか少額になったりすること、乗り換えのタイミングを見誤ると無保険期間ができてしまうことなどをふまえて、乗り換えを検討しましょう。

まとめ│保険料と補償バランスが良いペット保険がおすすめ!

今回は、獣医師へのインタビュー取材を行い、ペット保険に関する考えや、実体験に基づくご意見などをうかがいました。また、そのインタビューをもとに作成した【ペット保険おすすめランキング】を紹介しました。

以下にこの記事のポイントをまとめます。

・重要なのは保険料と補償バランス
・年間最大補償額をかならずチェック!
・補償対象外となる傷病を見逃さないこと

ペット保険への加入を迷われている方は、ぜひランキング表で補償内容と保険料を比較しながら、ご自身に最適なペット保険をお選びください。

 

また、シニア向けのペット保険を探している方や、多頭飼いの方は、以下の記事もご参考ください。

関連記事:シニアにおすすめペット保険TOP3!新規加入の年齢制限は何歳まで?

関連記事:犬猫の多頭飼いにペット保険はおすすめ?割引や注意点をFPが解説!

 

【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

 

ペットメディカルサポート株式会社:PX2024082700、株式会社FPC:PX-KY240823-025(25.04)、日本ペット少額短期保険株式会社:B24-012(240822)、アイペット損害保険株式会社:募2408-168(26.07)、楽天損害保険株式会社:C24-09-005、アニコム損害保険株式会社:W2408-000625、SBIいきいき少額短期保険株式会社:B2-24-J-0265(2024.09)、ペット&ファミリー損害保険株式会社:24D168-240919、エイチ・エス損害保険株式会社:LCD24-103、チューリッヒ少額短期保険株式会社:SOP-2469(0)

獣医師入江悠先生
この記事の執筆者 入江 悠
宮崎大学農学部獣医学科では循環器内科を専攻。卒業後は、関西の動物病院に勤務する。 獣医師として、飼い主さんの悩みに寄り添うため、ペットに関するさまざまな情報を発信している。好きな犬種は柴犬。保有資格:獣医師国家資格
木内比奈子
この記事の監修者 木内 比奈子
ファイナンシャルプランナー。少額短期保険募集人、損害保険募集人。大学卒業後、保険代理店勤務を経て、ペット保険の重要さを感じ資格を取得。北海道犬と14年間、ヨークシャー・テリアと5年間暮らした経験を活かして、おもにペットやペット保険に関する記事を執筆、監修。ペットとの楽しい暮らしをサポートするため、正しく役に立つ情報を発信していきます。

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