スコティッシュフォールドの保険

丸いお顔や体格が特徴的なスコティッシュフォールド。愛らしい見た目や仕草から、近年人気を集めている猫種ですが、実は病気になりやすい猫種だということを知っていますか?

 

英語表記は”Scottish Fold”で、名前のとおり、スコットランドが原産で、耳が折れ曲がっているのが特徴です。一方で、この見た目の特徴も、病気の原因の1つといわれています。

 

この記事では、スコティッシュフォールドの特徴やリスクの高い病気、おすすめのペット保険などについて解説します。

【この記事でわかること】

  • スコティッシュフォールドのプロフィール
  • スコティッシュフォールドを”飼わない方がいい”理由
  • 立ち耳と折れ耳の先天性疾患や寿命の違い
  • スコティッシュフォールドにみられる”スコ座り”の謎
  • 飼い主さまがペット保険に加入して「良かった」こと
  • おすすめのペット保険TOP3!

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まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。

目次

スコティッシュフォールドにペット保険は必要?

スコティッシュフォールドは短命であることを知っている方は多いのではないでしょうか?

一般的な猫の平均寿命が約14歳であるのに対し、スコティッシュフォールドでは10〜13歳程度といわれています。

病気のリスクが高いスコティッシュフォールドは、将来的に医療費がかさんでしまう可能性があります。安心して一緒に暮らすためにも、ペット保険加入の検討は欠かせません。

ペット保険選びのポイントやおすすめのペット保険3選については、記事の後半でご紹介します。

スコティッシュフォールドの特徴

スコティッシュフォールドは人気猫種ランキングで1位になることも多く、不動の人気を誇っています。スコティッシュフォールドとは、いったいどのような猫なのでしょうか?

スコティッシュフォールドの外見 全体的に丸みを帯びたシルエット
スコティッシュフォールドの毛色 レッド・クリーム・キャリコなど豊富なバリエーション
スコティッシュフォールドの体重 オスは約3〜6kg、メスは約2.5〜5kgほど
スコティッシュフォールドの値段・価格 約15〜25万円

スコティッシュフォールドは、全体的に丸みのある体格が特徴です。また、カラーバリエーションが豊富で、毛色によって値段も異なります。

 

スコティッシュフォールドの歴史

スコティッシュフォールドは、イギリスのスコットランドが原産の猫種です。1960年代に突然変異種として発見されたのがきっかけで、交配を繰り返して現在の品種が確立されたと考えられています。

このように、歴史が浅く、新しい猫種であるといえるでしょう。

名前の「スコティッシュ」はスコットランド原産であることを意味し、「フォールド」は耳が折れ曲がった特徴を指します。

 

スコティッシュフォールドの性格と寿命

スコティッシュフォールドは、一般的に穏やかで人なつっこい性格が特徴です。甘えん坊な性格の子も多く、子供やほかの動物とも良好な関係を築きやすいかもしれません。

おっとりした性格で飼いやすそうな印象をもちますが、実はスコティッシュフォールドは、病気のリスクが高い猫種です。そのため、猫全体の平均寿命14歳と比べて、スコティッシュフォールドの平均寿命は10〜13歳と短くなっています。

 

スコティッシュフォールドの毛色と値段

スコティッシュフォールドは毛色の種類が豊富で、人気の毛色は値段も高額になる傾向にあります。

また、「折れ耳(垂れ耳)」が有名なスコティッシュフォールドですが、実は耳がぴんと立っている「立ち耳」の猫もいます。一般的に折れ耳のほうが人気が高く、販売価格も高い傾向です。

ここでは、スコティッシュフォールドの人気の毛色や、その販売価格についてランキング形式でご紹介します。

1位:レッド(約17万円)
2位:クリーム(約18万円)
3位:ブラウン(約17万円)
4位:ホワイト(約17万円)
5位:シルバー(約17万円)
6位:ブルー(約18万円)
7位:キャリコ(約18万円)
8位:ブラック(約16万円)

以下の記事では、スコティッシュフォールドの人気毛色を画像付きでご紹介しています。

関連記事:スコティッシュフォールドの人気の毛色や模様の価格相場は?

 

スコティッシュフォールドの長毛種は存在する?

短毛のイメージが強いスコティッシュフォールドですが、実は長毛種も存在します。ただしスコティッシュフォールドの長毛種は大変珍しく、見かけることはほとんどないかもしれません。

長毛種の場合、グルーミング(毛づくろい)により毛を飲み込んでしまい、お腹の中で毛玉ができる「毛球症(もうきゅうしょう)」になってしまうことがあります。日ごろからブラッシングをして、毛球症の予防に努めましょう。

 

スコティッシュフォールドとマンチカンの違い

スコティッシュフォールドとマンチカンは混同されることがありますが、これらの猫種には、外見や性格に違いがあります。

まず、折れ耳が特徴のスコティッシュフォールドに対し、マンチカンは短い手足が特徴です。また、スコティッシュフォールドには、のんびりとした性格の子が多いのですが、マンチカンは好奇心旺盛で、遊ぶのが大好きという特徴があります。

スコティッシュフォールドの飼い方のポイント

スコティッシュフォールドと暮らすうえで、気をつけなければならないことがいくつか挙げられます。

折れ耳のスコティッシュフォールドは、耳の中に汚れがたまりやすく、外耳炎のリスクが高いといえます。定期的に耳の中をチェックするよう心がけましょう。

また、おっとりとした性格のため、運動不足による肥満に注意が必要です。肥満は内臓や関節に負担をかけ、健康をおびやかす原因となります。適度な運動と適切な食餌管理を心がけ、肥満にならないように注意しましょう。

 

スコティッシュフォールドの飼育費用は毎月いくらぐらい?

スコティッシュフォールドの飼育費用は、フードやおやつ、トイレ用品などの消耗品で、毎月5千〜1万円ほどかかるといわれています。

また、常に空調管理が必要な夏や冬の時期は、光熱費も普段以上にかかってくるでしょう。

そのほか、動物病院での治療費や健康診断、ワクチン接種の費用も必要となります。

スコティッシュフォールドが「かわいそう」といわれるのはなぜ?

 

スコティッシュフォールドは、実は遺伝的にさまざまな病気のリスクが高い猫種です。特に、人気の高い折れ耳の個体を意図的に繁殖させることで、遺伝性疾患で苦しむ猫を生み出してしまうことがあります。

ここでは、スコティッシュフォールドが「かわいそう」といわれる理由について、詳しく解説します。

 

なぜ「飼わない方がいい」といわれるの?

一部には、スコティッシュフォールドの病気のリスクを理解せず、かわいらしい外見のみを理由に飼おうとする人がいます。

特に、SNSで話題のスコティッシュフォールドを見て、衝動的に飼い始めてしまう人もいるようです。

このように、スコティッシュフォールドを「飼わない方がいい」と飼育に反対する人がいるのは、責任感の足りない一部の飼い主がいるためといわれています。

 

折れ耳と立ち耳の寿命は違う?病気や先天性疾患になる確率は?

折れ耳と立ち耳の寿命の違いについて、正確に調べたデータはありません。

しかし、すべての折れ耳の個体は、先天的に「骨軟骨異形成症(こつなんこついけいせいしょう)」を発症しており、関節炎や外耳炎になりやすいことが知られています。

立ち耳の個体は、骨軟骨異形成症を発症する確率は低いといわれていますが、個体によってさまざまです。

 

「スコ座り」は病気?なぜこんな座り方をするの?

お尻を床につけ、後ろ足を前に投げ出す座り方は、通称「スコ座り」と呼ばれます。かわいらしい座り方として人気を集めていますが、これにも遺伝性疾患が関係している可能性があります。

毛づくろいの際に同じような座り方をすることもありますが、骨軟骨異形成症をもつスコティッシュフォールドは、関節の痛みが原因で通常の座り方ができないことがあります。そのため、痛みを和らげようとしてスコ座りをするといわれています。

もしもスコ座りを見つけたら、関節や骨に異常がないかチェックすることが大切です。

 

スコティッシュフォールドの繁殖は禁止されているの?

スコティッシュフォールドは、遺伝性疾患のリスクの高さから、繁殖が禁止されている国も存在します。実は原産国であるイギリスも、スコティッシュフォールドの繁殖を禁止している国の1つです。

また日本でも、繁殖に関する規制をかけることが検討されています。

スコティッシュフォールドをお迎えする際は、先天性疾患のリスクが高いことを理解し、責任をもってお世話をしましょう。

飼いやすい猫は、住環境や家族構成によりさまざまです。猫種にこだわらず、自分にぴったりの猫をお迎えすることをおすすめします。

関連記事:【TOP10】飼いやすい猫ランキング!おとなしくて人懐っこい初心者向きの種類は?

スコティッシュフォールドのかかりやすい病気・ケガ

スコティッシュフォールドの病気・ケガ

スコティッシュフォールドは、どのような病気になりやすいのでしょうか?ここでは、スコティッシュフォールドにおけるリスクの高いケガや病気について解説します。

 

骨瘤(骨軟骨形成異常)

重度の骨軟骨異形成症を発症すると、軟骨が異常に増殖し、骨にコブができることがあります。このような状態を「骨瘤(こつりゅう)」と呼びます。骨の変形により強い痛みが生じるため、猫の生活の質を大きく損なってしまうでしょう。

根本的に治すことはできず、鎮痛剤や消炎剤を使用し、重度の場合は外科手術により痛みを和らげる治療を行います。

投薬やサプリメントの治療には、1か月あたり5千〜1万円ほどの費用がかかります。手術を行う場合、入院費も含めると、30〜60万円ほどかかるでしょう。

 

関節炎

生まれつき全身の骨や軟骨が変形しやすいスコティッシュフォールドは、関節炎にもなりやすいといえます。実際に、スコティッシュフォールドの関節炎の発症率は、ほかの猫種と比べ、約2.5倍も高いことがわかっています。

関節炎の治療には、骨軟骨形成異常と同じように鎮痛剤や消炎剤を使用することが多く、1か月あたり5千〜1万円ほどの費用がかかるでしょう。

肥満になると関節に負担がかかるため、関節炎の予防には、適切な体重管理が重要になります。またカーペットを敷いたり、衝撃を吸収する床材を使用したりすることも有効です。

 

尿石症

尿石症は、膀胱などに結石ができてしまう病気で、猫全般に多い疾患です。特にオス猫では、尿石が尿道に詰まってしまう「尿道閉塞(にょうどうへいそく)」を起こし、命の危機に陥ることも珍しくありません。

結石を取り除くためには、外科手術が必要となる場合があります。手術を行う場合、10〜30万円ほどの費用がかかるでしょう。

 

外耳炎

折れ耳のスコティッシュフォールドは、耳の穴が狭く、外耳炎になりやすいといえます。耳を頻繁にかゆがる、耳からの悪臭などがみられたら、外耳炎のサインです。

外耳炎を発症した場合、1回の診療には約3,000〜5,000円薬代で約1,000〜3,000円の費用がかかるでしょう。

 

肥大型心筋症

スコティッシュフォールドは、「肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)」という心臓の病気を発症しやすい猫種として知られています。肥大型心筋症は、突然死の原因ともなる恐ろしい病気です。

心臓病は早期発見が難しく、かなり進行した状態で発見されることも珍しくありません。重度の心筋症で集中治療を行った場合、数十万円の治療費用がかかるでしょう。

 

多発性嚢胞腎

「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」とは、スコティッシュフォールドでも発生しやすい先天的な腎臓の疾患です。発症すると、腎臓の機能が徐々に低下し、最終的には腎不全に陥ってしまいます。

腎臓病は長期にわたる治療が必要であり、治療費が高額になりやすい疾患です。通院治療を行う場合、年間で数十万円の治療費用がかかることもあるでしょう。

スコティッシュフォールドの高額治療費例

次に、アイペット損保のデータから、高額な治療費用がかかった例をご紹介します。以下の表は、スコティッシュフォールドがリボンを飲み込んでしまい、手術を行った際の治療費用の内訳です。

◆異物誤飲をした場合の高額治療費例

診療項目 金額
診察 1,500円
入院(5泊6日) 27,000円
検査 10,000円
全身麻酔 15,000円
手術 130,000円
点滴 20,000円
処置 10,000円
注射 6,000円
お薬 1,300円
合計 220,800円

(年齢:1歳、内容:入院6日、手術1回)

どんなに気をつけていても、思わぬ事故により想定以上の治療費用がかかってしまうことがあります。事故を未然に防ぐに越したことはありませんが、日ごろから万が一のときに備えて、ペット保険への加入を検討しておくこともおすすめです。

◆スコティッシュフォールドに人気のペット保険はこちらからチェック!

 

猫の医療費はどのくらいかかる?

以下の表に、猫の1か月あたりの飼育費用のうち、動物病院にかけている費用の平均金額をまとめました。このように、13歳以上になると、平均金額が高くなることがわかります。

病気や治療内容によっては、通院や手術で総額10万円を超えることも珍しくありません。シニア期に向け、前もって急な出費に備えておくことが大切になるでしょう。

年齢

動物病院にかける費用
(1か月)

0~6歳 6,779円
7~12歳 6,447円
13歳以上 7,991円

参照:日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)」

スコティッシュフォールドの年齢別に注意すべき病気

若齢期のスコティッシュフォールドでは、遺伝性疾患の骨軟骨異形成症や多発性嚢胞腎を発症しないか、注意深く見守りましょう。また、子猫のうちは免疫力が弱いため、上部気道感染症(猫風邪)などにも注意する必要があります。

成猫期では、尿石症や膀胱炎などの尿路感染症のリスクが高まります。折れ耳のスコティッシュフォールドの場合は、外耳炎にも注意しましょう。

さらに高齢期には、肥大型心筋症や、慢性腎臓病で通院・入院治療が必要となることがあります。定期的な健康診断を受け、早期発見に努めましょう。

ペット保険は何歳までに加入するのがおすすめ?

スコティッシュフォールドは、0歳のうち、またはお迎えと同時にペット保険に加入するのがおすすめです。

ペット保険の加入には、さまざまな制限があります。多くのペット保険には年齢制限が設けられており、一定以上の年齢の猫は加入することができません。

また、健康状態に関する告知も必要です。若齢期から発症しやすいといわれる骨軟骨異形成症や関節炎などの持病がある場合、条件付きでの保険加入や、加入見送りとなることもあります。

どのペット保険に加入するか迷ったら、資料請求や比較サイトでお見積もりをしてみましょう。

スコティッシュフォールドのペット保険の選び方

スコティッシュフォールドには、どのようなペット保険がよいのでしょうか?この章では、ペット保険の選び方やコツをご紹介します。

 

通院・入院・手術が補償されるプランか?

スコティッシュフォールドには、通院・入院・手術の治療費用がバランスよく補償される、「フルカバー型」のペット保険がおすすめです。

外耳炎や尿石症になった場合、治療や検査のために複数回の通院が必要になることも多くあります。そのため、フルカバー型の中でも、特に通院補償が充実しているプランを選ぶとよいでしょう。

 

終身継続が可能かどうか?

スコティッシュフォールドは、若齢期から成猫期、高齢期にかけて、さまざまな病気になりやすい猫種です。そのため、終身継続が可能で、高齢になっても安心して任せられるペット保険を選ぶとよいでしょう。

ペット保険に加入する際には、よく契約内容を確認することが大切です。事前に保険会社のWebサイトや重要事項説明書を確認し、わからない点があれば電話で問い合わせましょう。

 

免責金額があるか?

免責金額とは、診療費のうち、契約者が自己負担しなければならない金額のことです。つまり、免責金額が設定されている補償プランの場合、免責金額に満たない診療費は全額自己負担となります。

また、免責金額以上の診療費がかかった場合でも、免責金額分は自己負担となるため、注意が必要です。

ただし、免責金額が設定されている場合、保険料は低額となる傾向があります。保険料を抑えたい場合は、検討してもいいかもしれません。

スコティッシュフォールドのペット保険と補償限度額を一覧表で比較!

この章では、ペット保険のピクシーで扱うペット保険から、スコティッシュフォールドにおすすめのペット保険を一覧でご紹介します。

以下の表に、「猫 0歳 補償割合70% フルカバー型 免責金額なし」の条件で検索した際の補償プランと、年間最大補償額を人気順にまとめました。

ペット保険の補償プラン 年間最大補償額
SBIいきいき少額短期保険・プラン70 スタンダード 70万円
PS保険・70%補償プラン 110万円
アイペット・うちの子(70%プラン) 122.4万円
FPC・フリーペットほけん70%補償プラン 85万円
アニコム・ふぁみりぃ70%プラン 84万円
日本ペット・ネクスト70%プラン 70万円
楽天損保・通院つき70%プラン 115.5万円
イーペット少短・e-ペット70 60万円

(2023年8月時点の当サイトランキング)
※今後の商品改定等により、補償内容が変更となる場合もございます。

スコティッシュフォールドにおすすめのペット保険3選

上記のペット保険から、スコティッシュフォールドに特におすすめの補償プランをまとめました。上位3位について、それぞれの特徴やメリットなどについて解説します。

 

SBIいきいき少短のペット保険

SBIいきいき少短ロゴ

プラン名 プラン70 スタンダード
補償割合 70%
補償範囲 フルカバー型
免責金額 なし
待機期間 ケガ:0日/病気:1か月間(翌月1日)
年間最大補償額 70万円

SBIいきいき少短のペット保険は、保険料がお手ごろなうえに、Web申し込みにより保険料がさらに10%OFFがずっと続くペット保険です。

また、年間の支払限度額内であれば、保険金の請求回数や1日あたりの支払上限額に制限がないため、ペットにとって最善の治療を選ぶことができるでしょう。

新規申し込みは11歳11か月まで受け付けており、シニア期でも申し込むことができます。

付帯サービスの「24時間無料ペット健康相談」も人気の理由の1つです。ペットの体調について、いつでも獣医師に相談できるというのは頼もしいですね。

関連記事:【SBIいきいき少額短期保険株式会社】ペット保険の口コミ、特長、補償プラン、メリット・デメリットを紹介!

 

PS保険

PS保険ロゴ

プラン名 70%補償プラン
補償割合 70%
補償範囲 フルカバー型
免責金額 なし
待機期間 なし
年間最大補償額 110万円

PS保険は、インターネット販売に特化したペット保険です。販売コストを最小限に抑えることで、お手ごろな保険料を実現しています。低コストでありながら、年間最大補償額は年間110万円と充実しており、バランスの良さが魅力的です。

さらには免責金額がないため、診療費の自己負担額も抑えることができます。待機期間がないのもうれしい特徴ですね。

契約者は、電話相談サービス「獣医師ダイヤル」を無料で利用することもできます。思わぬ事故が起きたときも、専門家に相談することができ、安心感を感じられるのではないでしょうか。

関連記事:PS保険(ペットメディカルサポート株式会社)の口コミや特長、補償プランをまとめて紹介

 

 

アイペット損保「うちの子」

アイペット損保_うちの子

プラン名 うちの子(70%プラン)
補償割合 70%
補償範囲 フルカバー型
免責金額 なし
待機期間 なし
年間最大補償額 122.4万円

アイペット損保「うちの子」の大きな特徴は、アイペット対応動物病院にて「窓口精算」が利用できる点です。窓口精算により、保険金請求の手間が省けるだけでなく、当日の動物病院での支払い金額を抑えることができます。

新規加入は12歳11か月まで受け付けており、犬は12歳から、猫は9歳から保険料が定額となります。病気の多いシニア期にも、保険料が据え置きのまま備えることができ、経済的な面でも安心感を感じられるでしょう。

免責金額や待機期間が設定されていないことも、人気の理由の1つです。

関連記事:アイペット損害保険株式会社の口コミ・評判は?特長やプラン、メリット・デメリットを紹介

【口コミ・体験談】スコティッシュフォールドの飼い主さまに質問しました!

ペット保険は大切だということはわかったけど、「本当に入っている人はいるの?」と疑問に思いますよね。

スコティッシュフォールドの飼い主さまからいただいたペット保険の口コミをご紹介します。

  • ペット保険に加入していて良かったと思うこと
  • ペット保険を選ぶ際に重要だと思うポイント
ペット保険を選ぶ際に参考となるような、上記の2点について詳しくみていきましょう。
 
ペット保険に加入していて良かったと思うことは?

猫は意外と体調不良が多く起きます。私が実際に起きた事は「耳の炎症」、「歯の歯肉炎」、「食欲不振」などです。一回の通院で何千円も飛ぶのでそこを70%でも補償していただくと大変助かります。加入しているペット保険では、サポートサービスで獣医師に相談できるため動物病院へ行く行かない判断を委ねることができ非常に心強いです。

ペット保険を選ぶ際に重要だと思うポイントは?

ポイント①窓口精算・・・手間をかけたくない場合は窓口精算が可能な保険、手間をかけてでも保険料を抑えたい場合は事後精算のペット保険がおすすめです。

ポイント②補償対象日数・・・商品によっては年内22日までなど制限があります。通院と入院がわかれているため要注意です。不安な方は上限がない商品を選択されるといいかもしれません。

(30代男性/滋賀県/猫/スコティッシュフォールド4歳)

※実体験は飼い主さまの感想や主観に基づくものであり、ペット保険の補償内容を保証するものではありません。回答内容に反しない範囲で、誤字・脱字・表現などを整えて掲載しております。保険商品の内容に関しては、各保険会社の重要事項説明書等でご確認ください。

【Q&A】ペット保険選びの疑問3点!

ペット保険選びには、疑問や不安がつきものです。そこでこちらでは、よく聞かれる疑問3点について、順番に回答していきます。

 

【Q1】毎月の負担が心配…保険料が上がらないプランはある?

ペット保険では、更新ごとに保険料が上がってしまうのが一般的です。ただし、一定以上の年齢になると保険料が一律となるプランも存在します。

猫の場合、ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」10歳以降、「おすすめのペット保険3選」にも登場したアイペット損保「うちの子」9歳(犬は12歳)以降で保険料が一律となります。

これらは、通院・入院・手術の治療費用が補償されるフルカバー型のペット保険です。以下の記事にて詳しくご紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

 

【Q2】ペット保険の加入時には審査があるって本当?

ペット保険の加入時には、年齢制限や健康状態に関する審査があります。保険会社によって変わりますが、新規加入の上限年齢は、8〜12歳ほどの補償プランがほとんどです。

ただし、年齢制限が設けられていない、シニア向けのペット保険も存在します。シニア向けのペット保険をお探しの方は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

関連記事:シニアにおすすめペット保険TOP3!新規加入の年齢制限は何歳まで?

 

【Q3】ペット保険で先天性疾患は補償される?

先天性疾患の補償についての対応は、保険会社によって大きく異なります。保険開始日以前に発症した場合や、待機期間中に治療が開始された場合は補償の対象外となりますが、加入後に発症した場合は補償対象とする保険会社もあります。

詳細は、各保険会社の重要事項説明書や、約款の「保険金をお支払いできない主な場合」の欄を確認しましょう。わかりにくい場合は、保険会社に直接問い合わせることをおすすめします。

まとめ│お迎えするならペット保険を検討してみよう

最後に、これまでの内容をおさらいしてみましょう。

  • スコティッシュフォールドは、病気の多い猫種
  • お迎え前に、病気について理解を深めましょう
  • 治療費用に備えるために、ペット保険がおすすめ
  • 先天性疾患も多く、補償内容を確認することが大切

スコティッシュフォールドは、食餌管理や飼い方によって長生きする個体も多くいます。治療の選択肢を広げ、高額な治療費に備えるためにも、ペット保険を検討しておくと安心でしょう。

今回ご紹介したさまざまなペット保険の補償プランを見比べ、愛猫に合ったペット保険を選んでください。

 

【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

増山綾乃
この記事の執筆者 増山 綾乃
獣医師・Webライター。2018年に北海道大学獣医学部を卒業後、複数の病院にて小動物臨床医として勤務。現在、獣医学についてさらに勉強するために、北米の大学にて勤務する傍ら、Webライターとして獣医療に関する情報を配信する活動を行っている。獣医療やペット保険に関する情報を、みなさまにわかりやすくお伝えできるように心がけます。
木内比奈子
この記事の監修者 木内 比奈子
ファイナンシャルプランナー。少額短期保険募集人、損害保険募集人。大学卒業後、保険代理店勤務を経て、ペット保険の重要さを感じ資格を取得。北海道犬と14年間、ヨークシャー・テリアと5年間暮らした経験を活かして、おもにペットやペット保険に関する記事を執筆、監修。ペットとの楽しい暮らしをサポートするため、正しく役に立つ情報を発信していきます。

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