ペット保険の選び方

ペット保険にはさまざまなタイプがあるため、「どうやって選べばいいかわからない」とお悩みの方も多いでしょう。

この記事では、「ペット保険についてよく知らない」という方のために、保険の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)監修のもと、ペット保険の選び方を解説します。

【この記事でわかること】

  • ペット保険を選ぶときはどこを見ればいい?
  • ペット保険選びで失敗しないためには?
  • ペット保険は何種類あるのか
  • 補償割合や補償範囲も詳しく解説!
  • 割引制度や特約って必要なの?
  • ペット保険の支払い事例もチェック

【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。

目次

最重要!ペット保険を選ぶポイント10点

ペット保険を選ぶ10のポイント

まずは、ペット保険を選ぶうえで、重要なポイント10点を紹介します。

  1. ペット保険の「補償範囲」を決めよう
  2. ペット保険の「補償割合」を選ぼう!
  3. ペット保険の「特約」は付けるべき?
  4. ペットの「保険料」は要チェック!
  5. ペット保険の「割引制度」はどんなもの?
  6. ペット保険の「免責」を知っておこう!
  7. 申込前にペットの「年齢制限」も確認
  8. ペット保険では「請求方法/精算方法」も重要
  9. ペット保険で「補償対象外」になりがちな疾患は?
  10. 「付帯サービス」のあるペット保険とは?

後の章で、ペット保険の基礎知識や選び方について、ゼロから詳しく、わかりやすく解説するのでぜひ最後までご覧ください。

ペット保険の基礎知識!動物の医療保険とは?

動物の医療保険とは?

ペット保険は、治療にかかった費用の一部を保険会社が補償してくれるもので、損害保険に分類されます。

 

ペットには公的な保険制度がないため、基本的に治療費は全額自己負担です。近年では、動物医療の高度化から治療費が高額になること多く、飼い主さまの医療費負担は増えています。

 

ペット保険に加入していれば、状況に応じて保険金を受け取れるため、飼い主さまの強い味方になるでしょう。こうした家計への影響から、ペット保険の加入率も年々高まっています。

 

高齢になるほど治療に費用や期間がかかりやすくなるため、もしもの備えとしてペット保険の加入をおすすめします。

ペット保険の補償内容は?適用範囲はどこまで?

犬の診療を行なう獣医師

ペット保険の主な補償は、ペットのケガや病気にかかる通院費や入院費、手術費の補償です。そのほか、ペットの損害賠償責任や葬祭費用なども補償する保険もあります。

また、一般的に以下のものは補償範囲外です。

  • ワクチン接種費用
  • 予防接種などで防げる感染症の治療費
  • 不妊・去勢手術費用
  • 健康診断費用
  • 妊娠・出産費用
  • 保険加入前の既往症の治療費 など

主に犬と猫が加入できるだけでなく、保険会社によってはウサギや鳥類、爬虫類などが加入できる保険もあります。

ペット保険の種類│保険会社は何社?

ペット保険会社の種類

現在ペット保険を扱う会社は全部で19社あり、そのうち損害保険が8社、少額短期保険が11社です。

ここでは、それぞれについて簡単に解説します。

 

少額短期保険

少額短期保険とは、事業の規模が比較的小さく、受け取れる保険金が「少額」で「短期」の保険を扱う保険会社です。

具体的な少額短期保険業者は、以下のとおりです。

【ペット保険会社(少額短期保険 11社)】

  • アフラックペット少額短期保険株式会社 ※新規受付停止中
  • 株式会社FPC
  • イーペット少額短期保険株式会社
  • イオン少額短期保険株式会社 ※新規受付停止中
  • SBIいきいき少額短期保険株式会社
  • SBIプリズム少額短期保険株式会社
  • ペットメディカルサポート株式会社
  • 日本ペット少額短期保険株式会社
  • リトルファミリー少額短期保険株式会社
  • つばき少額短期保険株式会社
  • チューリッヒ少額短期保険株式会社

少額短期保険は、手術や入院費用だけといったシンプルなものや、加入済みの保険ではカバーできない部分の補強としてリーズナブルな値段で備えられるのが特徴です。

そのため、ミニ保険といわれることもあります。

 

損害保険

損害保険とは、資本金が10億以上と、事業規模が大きい保険会社です。事業を行うには金融庁の許可が必要であり、具体的な損害保険業者は以下のとおりです。

【ペット保険会社(損害保険 8社)】

  • あいおいニッセイ同和損保
  • au損害保険株式会社
  • アクサ損害保険株式会社
  • アニコム損害保険株式会社
  • アイペット損害保険株式会社
  • エイチ・エス損害保険株式会社
  • ペット&ファミリー損害保険株式会社
  • 楽天損害保険株式会社

損害保険契約者保護機構への加入が義務付けられているため、万が一会社が破綻した場合でも保険金や返戻金が一定割合補償されるのが特徴です。

そのため、会社倒産時のリスクを回避したい場合は損害保険を選ぶと良いでしょう。

 

共済

共済は、ペット保険会社ではなく、一般社団法人の非営利事業です。

通常のペット保険と異なり、基本的に組合員にならないと加入できないものの、サービス内容に大きな差はありません。また、手ごろな掛け金で手厚い補償を受けられるのも特徴です。

①まずはペット保険の「補償範囲」を決めよう

ペット保険の補償内容を選ぶ

ここからは、ペット保険選びのポイント10点を、1つずつ詳しく解説します。

まず、ペット保険の加入を検討するときは、はじめにペット保険の「補償範囲」を明確にすることを意識してください。

ペット保険には、「通院・入院・手術」の3つを補償するフルカバー型と、補償範囲が限定的な特化型プランがあります。

たとえば、ペットのケガや病気を幅広く補償してほしい方はフルカバー型、手ごろな保険料で高額な治療に備えておきたい方は特化型がおすすめです。

補償範囲を明確にすることで、選ぶべきペット保険のタイプを探しやすくなるでしょう。

FPのアドバイス

~通院補償つきのフルカバー型がおすすめ~ペット保険で、最も利用頻度が高いのは「通院補償」です。手術・入院のみに備えたいという方以外は、フルカバー型のプランを選んでおくと良いでしょう。通院補償つきのプランなら、日常的によく起こるケガ・病気・体調不良に備えられます。

②ペット保険の「補償割合」を選ぼう!

補償範囲を明確にしたら、ペット保険の「補償割合」を決めていきましょう。

補償割合とは、かかった治療費に対して受け取れる保険金の割合のことで、ペット保険の多くが50%や70%に設定しています。

補償割合が高いプランほど自己負担額を少なくできるため、高額な治療費の場合でも安心です。

一方、補償割合が低い場合は、保険会社から支払われる保険金が少ないものの、月々の保険料を抑えられます。

備えたいリスクや保険料などとのバランスを比較しながら、自身の状況にあった補償割合を選びましょう。

FPのアドバイス

~補償割合70%のプランが人気~一般的なペット保険で人気が高いのは、補償割合70%のプランです。70%のプランでは自己負担額が人間の健康保険と同じ3割になり、補償内容に納得しやすいためと予測できます。補償割合50%を選ぶと、後から70%に変更することが難しくなるため、最初は70%のプランを選ぶと良いでしょう。

関連記事:ペット保険には補償割合100%プランもある?全額が補償されるの?

③ペット保険の「特約」は付けるべき?

ペット保険は、治療費の補償のほかに、「特約」を付帯できる場合もあります。

たとえば、ペット賠償責任特約は、ペットが他人や物に損害を与えたときの賠償金を補償するものです。保険会社によって異なるものの、数百万から1,000万円の補償を受けられます。

また、ペットの火葬時にかかる費用を補償するペット火葬費用特約や、ペットの車イスの費用を一部負担する車イス費用特約などもあります。

こうした特約は、自動車保険など別の保険ですでに付帯している場合もあるため、内容などを確認したうえで検討しましょう。

FPのアドバイス

~特約は付帯する必要のない場合も~ペットによる賠償事故は、ペット保険以外で加入している個人賠償責任保険・火災保険・自動車保険などで備えられる場合があります。そのため、ペット保険の特約は必ずしも必要とは言い切れないでしょう。予算に余裕のある方以外は付帯しなくても良いかもしれません。

④ペットの「保険料」は要チェック!

ペット保険選びでは「保険料」をチェックすることも大切です。

一般的に猫の場合は体重や品種の区別がなく、年齢で保険料が決まる一方、犬では犬種やサイズごとに金額が異なります。

また、加齢に伴って健康リスクが高まることから、多くの場合で年齢が上がるほど保険料も割高になる傾向があります。

保険料をチェックするときは初年度だけでなく、高齢時の保険料についても事前に確認しておきましょう。

FPのアドバイス

~保険料と補償内容のバランスが大事~「保険料の安さ」だけでペット保険を選ぶのはトラブルのもとです。加入前に保険料だけでなく、保険金の年間支払限度額や1日あたりの支払限度額などが十分かどうかを確認しましょう。

関連記事:ペット保険の保険料の相場金額は?値段が上がらないプランも紹介!

⑤ペット保険の「割引制度」はどんなもの?

ペット保険には、以下のような「割引制度」を設けているものもあります。

 

◆WEB割引

ペット保険にWEBから申し込むだけで受けられる割引です。

基本的に新規契約時にのみ適用されます。

 

◆マイクロチップ割引

ペットにマイクロチップが装着されている場合に、保険料が割引されます。

 

◆多頭割引

同じ保険会社に加入しているペットの数などに応じて適用される割引です。

ペットの加入数が多いほど、1頭あたりの保険料が安くなるプランもあります。

 

◆無事故割引

契約期間の1年間に保険を使わなかった場合に適用され、翌年の保険料が割引されます。

FPのアドバイス

~割引だけで選ばないようにしよう~割引制度のあるペット保険は魅力的ですが、割引がなくても保険料がリーズナブルなペット保険はあります。そのため、割引制度が多いという理由だけでペット保険を選ぶのは避けた方が良いでしょう。

⑥ペット保険の「免責」を知っておこう!

ペット保険の「免責」についても知っておきましょう。

免責とは、文字通り「責任を負わない」ことであり、ペット保険のなかには免責金額や待機期間(免責期間)を設けているものがあります。

免責金額や期間にはメリット・デメリットがあるため、いずれも内容を確認したうえで、飼い主さまが利用しやすい保険を検討してください。

 

免責金額

免責金額とは、ペットの治療費に対して飼い主さまが自己負担する金額のことです。

たとえば、免責金額が3,000円(補償割合70%)プランに加入している場合、治療費が2万円なら1万1,000円、もしくは1万1,900円の保険金が受け取れます。

一方、免責金額以下の治療費では、全額自己負担となります。

なお、受け取れる保険金額は、保険会社の計算方法によって異なるため注意してください。

ペット保険の加入を検討するときは、免責金額の存在についても事前に確認しておくことが大切です。

 

待機期間(免責期間)

待機期間(免責期間)とは、ペット保険加入後から補償開始日までの、補償を受けられない一定期間のことです。

病気の潜伏期間などを考慮して設定されています。

たとえば、病気は30日、がんなら30〜120日、ケガなら0〜15日などのように、疾患ごとに期間が分けられています。

この期間中に生じたケガや病気の治療費は補償対象外で、全額自己負担となるため注意が必要です。

こうした期間に不安を感じる方や加入後すぐにペット保険を使いたい方は、待機期間(免責期間)を設けていないペット保険を選ぶようにしましょう。

関連記事:ペット保険【待機期間なし】は3社!すぐ使えて補償開始が早いのは?【FP監修】

FPのアドバイス

~免責金額や待機期間はない方が安心~免責金額や待機期間があると良くないというわけではありません。ただし、加入後のことを考えると、設定されていない方が保険を使いやすいと言えます。ペット保険選びで迷ったときは、免責金額や待機期間のない商品を選ぶと良いでしょう。

⑦申込前にペットの「年齢制限」も確認

ペット保険を選ぶときは、ペットの「年齢制限」についての確認も大切です。

補償プランによって「何歳から何歳までのペットが加入できるのか」という加入条件が異なります。

ペット保険の多くは、7歳〜12歳を新規加入できる年齢の上限と定めており、高齢になるほど加入が難しくなる傾向にあります。

自分のペットが、年齢的にどのペット保険に加入できるのかを、あらかじめ調べておきましょう。

FPのアドバイス

~7歳以降は選択肢が狭まるため注意~ペットが7歳を過ぎると、年齢制限により加入できるペット保険が少なくなります。多くの選択肢から希望に合った保険を選ぶためには、ペットが7歳になるまでに加入することをおすすめします。

⑧ペット保険では「請求方法/精算方法」も重要

ペット保険を利用した場合の請求方法や精算方法についても、調べておきましょう。

ペット保険には、窓口精算後日精算の2種類あります。

窓口精算とは、動物病院の受付で保険が適用され、補償される金額を差し引いた自己負担額のみ支払います。その場で精算できるため、後日請求する必要はありません。

一方、後日精算の場合は、会計時に治療費を一旦全額支払い、後日保険会社に必要書類を提出して、保険金の請求手続きをします。

会社によっては、郵送だけでなく、アプリやLINEなどを使って請求できる場合があります。

FPのアドバイス

~窓口精算は請求手続きがなく便利~窓口精算のペット保険は請求手続きの手間がかからないため、ご多忙な方や多頭飼いの方も使いやすいでしょう。その分窓口精算型のペット保険は保険料が高い傾向もありますが、予算に余裕がある場合はおすすめです。

関連記事:窓口精算できるペット保険!アイペットとアニコムどちらが良いか徹底比較!

⑨ペット保険で「補償対象外」になりがちな疾患は?

ペット保険では、原則として補償対象外となる健康診断やワクチン接種の費用のほかに、保険会社ごとに補償対象外となるケガや病気があります。

ペット保険で補償対象外になりがちな疾患として、たとえばパテラ(膝蓋骨脱臼)や椎間板ヘルニアなどの疾患が挙げられます。

また、犬や猫でよくみられる歯周病も、会社によっては補償対象外となる場合があるため注意が必要です。

「ペット保険はどれも一緒」と考えるのではなく、飼っているペットがなりやすいケガや病気を知り、それらを補償してくれるか見定めて加入するようにしましょう。

FPのアドバイス

~補償対象外の疾患は必ずチェック~パテラ(膝蓋骨脱臼)、椎間板ヘルニア、歯周病などの疾患が補償されるかどうかは必ず確認しましょう。とくに歯周病は、犬も猫もシニア期に発症することが多いため、補償対象に含まれているペット保険を選ぶと安心です。

⑩「付帯サービス」のあるペット保険とは?

ペット保険のなかには、差別化の一環として、契約者に向けて独自の付帯サービスを用意している場合もあります。

たとえば、アイペット損保では、トリミングやペットホテルなどの施設をお得に利用できるサービスを受けられます。

アニコム損保「ふぁみりぃ」と「しにあ」では、腸内フローラ測定という腸内細菌についての検査を毎年無料で受けられるのが魅力です。

そのほか無料で獣医師に相談できるなど、付帯サービスは保険会社によって異なります。付帯サービスがない保険会社もあるため、加入前に確認しておくことをおすすめします。

FPのアドバイス

~獣医師無料相談はある方が安心~ペット保険のメイン補償が充実していれば、付帯サービスはなくても問題ありません。ただ、獣医師に無料で相談できるサービスがついていると、ペットにトラブルがあったときや、しつけや飼い方などについて迷ったときに、専門家に気軽に質問できるというメリットがあるでしょう。

ペット保険選びで注意すべきことは?

ペット保険選びで注意すべきこと

上記で紹介した10個のポイントのほかに、以下の点にも注意しておきましょう。

  • 補償プランの支払限度額
  • 各ペット保険の更新時の条件
  • 加入時の告知義務

ペット保険選びで後悔しないために、加入を検討している方はもちろん、現在加入中の方もぜひ参考にしてください。

 

補償プランの支払限度額

ペット保険には補償限度額があり、プランによって年間支払限度額や1日あたりの支払限度額などが設定されています。

たとえば、通院補償が年間22日、1日あたりの限度額が1万2,000円の場合、これらを超えた分は自己負担となるため注意してください。

年間の支払い限度額が高いほど補償が手厚いものの、保険料が高い傾向にあります。

また、年間の保険使用回数が制限されていることもあるため、各ペット保険を比較するときは必ず確認しておきましょう。

関連記事:回数無制限・上限金額なしで使えるペット保険5社!【FP監修】

 

各ペット保険の更新時の条件

更新時の条件についても、しっかり調べておきましょう。

ペット保険によっては、補償額を使い切った場合や完治困難な病気を患った場合に契約を更新できない可能性があります。

ただし、保険会社によっては、更新時に「特定疾病補償対象外特則」や「特定疾病・特定部位不担保特約」などの条件をつけることで、契約を更新できることも少なくありません。

更新時にトラブルが起こらないよう、慢性疾患を発症した場合の保険会社の対応などを把握しておきましょう。ケガや病気を理由に契約を断らないことを、公式サイトに明記している保険会社もあります。不明な点があれば保険会社に問い合わせることも大切です。

関連記事:ペット保険の終身とは?慢性疾患になると継続拒否されて更新できないの?

 

加入時の審査では告知が必要

ペット保険選びでは、加入時の告知も注意すべきポイントです。

ペット保険の加入には、ペットの健康状態や既往歴について保険会社に伝える必要があり、場合によっては診断書や完治証明書などが求められることもあります。

万が一虚偽の告知や告知を怠った場合、告知義務違反として補償が受けられないのはもちろん、契約の解除などのトラブルに発展しかねません。

今後十分なサポートを受けるために、重要事項説明書や約款などにもよく目を通しておきましょう。

関連記事:ペット保険の告知はバレる?バレない?告知義務違反をしたらアウト?

ペット保険選びで迷ったらどうすればいいの?

ペット保険の窓口相談

ペット保険は、希望する補償内容や家庭の状況などによって選ぶ基準が異なります。

保険選びで迷ったら、以下の方法を試してみましょう。

  • 比較サイトでペット保険を比較する
  • ペット保険の資料を一括請求する
  • ペット保険の相談窓口やサービスを利用する

 

比較サイトでペット保険を比較

ペット保険選びで迷ったときは、まずは比較サイトをみて、どのようなペット保険が存在しているのか一度確認するのがおすすめです。

比較サイトでは各保険会社の違いがわかりやすく表示されているため、初めてペット保険を選ぶ方でも理解しやすいでしょう。

また、比較サイトを経由してペット保険を契約すれば、特典やプレゼントがもらえる場合もあります。

ペットの種類や年齢などを入力するだけで、保険料の簡単な見積もりができる比較サイトもあるため、日々仕事や家事などで忙しい方も安心です。

 

各ペット保険の一括資料請求も可能

ペット保険を検討する入り口として、ペット保険の一括資料請求をするのもおすすめです。

資料を比較サイトからまとめて請求すれば、効率よく複数のペット保険の資料を集められるうえ、複数のプランを正確に比較できます。

また、資料請求は各保険会社の公式サイトからも可能です。会社によっては、資料を請求しただけでデジタルギフトや空気清浄機などが当たるキャンペーンを開催している場合もあります。

開催内容は時期によって異なるため、特典やキャンペーンなどをチェックしてから利用するのも良いでしょう。

 

ペット保険の相談窓口やサービスを利用

比較サイトを利用しても迷ってしまう方は、ペット保険の相談窓口やサービスを利用してみましょう。

ペット保険に詳しい専門スタッフに対面やLINEなどで相談や質問ができ、数ある保険の中から適したプランを提案してもらえます。

利用するときは、加入目的や希望する補償内容などをあらかじめ明確にしておくとスムーズに進められるでしょう。

なお、相談窓口や相談サービスのなかには、取り扱うペット保険が少ないことがあるため注意してください。

【番外編】ペット保険で乗り換えや掛け持ちはできる?

ペット保険は「1度加入したらOK」というものではなく、定期的な見直しが重要になります。ペットの健康状態や飼い主さまの需要にあわせて、必要な補償内容も変わっていくためです。

ここからは番外編として、ペット保険の乗り換えや掛け持ちについて解説します。

 

ペット保険の乗り換えはできる?

ペット保険は1年ごとに更新となるため、乗り換えしやすいという特徴があります。

おすすめのタイミングは更新時です。更新時にあわせて乗り換えれば、二重に保険料を支払うこともありません。

なお、ペット保険の多くは、保険会社に更新しない旨を通知しなければ一般的に自動で更新されるため注意しましょう。

関連記事:ペット保険乗り換えるならどこがいい?タイミングや見直しポイントは?

 

ペット保険の掛け持ちはできる?

多くのペット保険で掛け持ちが可能です。

保険料の負担は増えるものの、自己負担額を大きく抑えられます。

たとえば2つの50%補償プランに加入中なら、治療費として3万円かかった場合に1万5,000円ずつ補償されます。

なお、掛け持ち不可のペット保険もあるため、事前に調べておきましょう。

関連記事:ペット保険は掛け持ちするべき?おすすめの組み合わせをFPが解説!

ペット保険のお申し込み方法と契約の流れ

ペット保険は、郵送もしくはインターネットにて申し込みできます。

郵送の場合、加入したいペット保険会社に資料請求し、申込書類に必要事項を記入して返送します。

インターネットの場合は、保険会社の申し込みページにアクセスして必要事項を入力します。

その後、保険会社による加入審査が通り、保険料の支払いが終われば加入完了です。

なお、契約成立からすぐに補償が開始されるわけではありません。補償開始日は保険会社によって異なるため、必ず確認しておきましょう。

各ペット保険のお支払い事例を紹介!

各ペット保険のお支払い事例

最後に、各ペット保険会社の情報を参考に、ペット保険のお支払い事例について紹介します。

また、たとえ低額な治療費であっても、治療期間が長期にわたると経済的な負担が増えるおそれもあります。いつでも適切な治療を選択するための備えの1つとして、ペット保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

犬の「膝蓋骨脱臼(パテラ)」のペット保険お支払い事例

品種:トイ・プードル
年齢:1歳2か月
診療内容:入院8日、手術1回

【治療費総額:540,392円】

  自己負担額* 補償金額
プラン70の場合 178,918 円 361,474 円
プラン50の場合 282,196 円 258,196 円

* 免責金額24,000円(3,000円×8日)を含む
※当ページの事例は、ペット&ファミリー損保の保険金請求事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません。
参照:ペット&ファミリー損保「犬の保険金お支払い事例」より

 

猫の「歯周病」のペット保険お支払い事例

品種:混血猫
年齢:7歳
診療内容:入院1日、手術1回

【治療費総額:97,300円】

  自己負担額 補償金額
うちの子70%プラン 29,190円  68,110円
うちの子ライト90%補償 9,730円 87,570円

※上記の診療内容・診療費等は参考であり、実際のお支払い例や一般的な平均・水準を示すものではありません。
※診療費は動物病院によって異なります。
※お支払いする保険金は、支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲内となります。

参照:アイペット損保「猫の保険金お支払い例」より

 

犬の「椎間板ヘルニア」のペット保険お支払い事例

品種:ミニチュア・ダックス
年齢:9歳
診療内容:通院6回、入院2日

【治療費総額:277,112円】

  自己負担額 補償金額
プラン50の場合 138,556 138,556
プラン70の場合 83,134 193,978

※上記の診療内容・診療費等は参考であり、実際のお支払い例や一般的な平均・水準を示すものではありません。
※診療費は動物病院によって異なります。

参照:アクサダイレクト「犬の保険金請求事例」より

まとめ│ペット保険を選ぶときは補償内容をしっかり確認すること!

今回は、ペット保険を選ぶときに大切なポイントについて解説しました。ペット保険は、高額にもなりうるペットの治療費への備えに加えて、金銭的負担の軽減から動物病院を受診するハードルを下げる効果も期待できます。

さまざまな特徴を理解したうえで、飼い主さまとペットにあった補償内容のペット保険を選びましょう。

 

ペット保険比較のピクシーでお取り扱いしているのは、以下のペット保険です。気になるペット保険があればぜひご覧ください。

また、保険料補償割合などの条件を一括比較できるサービスもご利用ください。

木内比奈子
この記事の監修者 木内 比奈子
ファイナンシャルプランナー。少額短期保険募集人、損害保険募集人。大学卒業後、保険代理店勤務を経て、ペット保険の重要さを感じ資格を取得。北海道犬と14年間、ヨークシャー・テリアと5年間暮らした経験を活かして、おもにペットやペット保険に関する記事を執筆、監修。ペットとの楽しい暮らしをサポートするため、正しく役に立つ情報を発信していきます。

この情報をシェアする

【ペット保険比較】10秒でカンタン比較

関連記事