フェレットのペット保険

フェレットは一人暮らしでも手軽に飼育できるイメージがありペットとして人気ですが、ほかの小動物と同じように動物病院を受診する機会が多くあります。

愛するフェレットの万が一のときに備えてペット保険へ加入しておくと、予期せぬケガや病気のリスクに備えられるため安心です。今回は、フェレットが加入できるペット保険を詳しくご紹介します。

 

記事の後半では、おすすめのフェレット4選や、基本的な飼育方法を解説しますので、飼育を検討中の方もぜひ参考にしてみてください。

 

【ペット保険比較のピクシー】では犬と猫の人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。

目次

フェレットが入れるペット保険はある?

フェレットが加入できるペット保険会社は3社で、4つの補償プランがあります。

  • アイペット損保「うちの子キュート」
  • アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
  • アニコム損保「どうぶつ健保はっぴぃ」
  • SBIプリズム少短「プリズムペット」

それぞれの補償内容や保険料、ペット保険選びのポイントについても後ほど解説します。

ペット保険に入っていない、入らない理由とは?

フェレットが元気なうちは、病気になる姿がなかなか想像できないからという理由で、ペット保険に加入していない、加入を迷っている方もいるでしょう。

ペットにはずっと健康でいてほしいものですが、万が一のときに備えてペット保険への加入がおすすめです。早い段階で必要な治療を受けやすくなり、飼い主さまの負担が少なくなるメリットがあります。

 

また、ペット保険を取り扱っている会社によっては、ケガや病気の補償以外にも獣医師に相談できるサービスや賠償責任特約などの付帯サービスも充実しています。

フェレットの平均寿命は?ペット保険に入るべき?

フェレットの平均寿命

フェレットの平均寿命は6〜8年ほどといわれています。フェレットは成長のスピードが早く、4歳以降はシニア期となり、免疫力が低下し体調を崩しやすくなったり、食欲の低下がみられたりするようになります。

 

フェレットをペットとして迎えたら、さまざまなケガや病気のリスクに備えてペット保険に加入しておくと安心です。飼いやすいイメージがある一方で、フェレットがかかりやすい病気がいくつか存在し、なかでも「がん」の発症率が高いという報告があります。

また、フェレットは好奇心旺盛な性格で狭い所を好むため、家具の隙間に入り込んでケガをしたり、異物を誤飲してしまったりといった予期せぬ事故のリスクがあり注意が必要です。

 

以上のようなリスクに備えるため、フェレットもペット保険に入ることをおすすめします。

フェレットは病気にかかりやすいって本当?

フェレットは病気にかかりやすい?

飼育しやすいイメージがある一方で、フェレットがかかりやすい「3大疾病」といわれる病気があります。ここではフェレットの3大疾病と、そのほかのかかりやすい病気についてもあわせて解説していきます。

 

フェレットの3大疾病

◆インスリノーマ

インスリノーマとは、膵臓の腫瘍化により、インスリン分泌が過剰になって低血糖の症状を引き起こす内分泌系疾患です。フェレットのインスリノーマは4歳以降に発症する傾向があり、治療方法は腫瘍の摘出手術やステロイド剤の投与などがあります。

 

◆副腎腫瘍

副腎腫瘍とは、腎臓の横にある小さな「副腎」という臓器が腫瘍化し、全身のホルモン分泌に影響を及ぼす疾患です。発症すると、左右対称の脱毛や異常な発情行動がみられるほか、全身状態の悪化によってさまざまな症状があらわれます。

 

◆リンパ腫

リンパ腫は、特に高齢のフェレットに多くみられる、血液中のリンパ球ががん化してしまう疾患です。全身を流れる血液によって、がん化したリンパ球があらゆる臓器に腫瘍を形成します。治療方法は腫瘍の摘出や抗がん剤による内科治療が選択されます。

 

そのほかの病気

◆フィラリア症

フィラリア症とは、フィラリアと呼ばれる小さい寄生虫が血液を介して感染することによって、活力低下や発咳、胸水・腹水の増加など全身に影響を及ぼす疾患です。を媒介して感染が成立しますが、予防薬を適切に服用すればほぼ確実に予防することができます。

 

◆耳ダニ症

耳ダニ症とは、ミミヒゼンダニという種類のダニが耳の中に感染し、外耳炎を起こす疾患です。感染すると激しいかゆみや耳垢の排出といった症状があらわれるため、ダニ駆除薬を使用して治療します。

 

◆インフルエンザ

インフルエンザとは、人と同様に風邪症状を引き起こす疾患です。フェレットからフェレットへ感染するほか、人とフェレットの間でも感染が成立します。特に若いフェレットでは重症化しやすいため、注意しましょう。

フェレットの医療費は高いの?治療費はどのくらい?

ここでは、フェレットにかかる治療費の一例をご紹介します。

診察・治療内容 治療費例
初診料・再診料 2,000円
血液検査 3,000~6,000円
便・尿・皮膚検査 1,500円
エコー検査 5,000円
レントゲン検査 5,000円/枚
注射 1,500~5,000円
開腹手術 30,000円
骨折整復手術
20,000~30,000円
入院費 3,000円/日

診察と問診だけで済めば数千円で済むものの、度重なる通院に加え、入院や手術をする場合には数万円単位での治療費用が必要になります。

 

何歳から病気にかかりやすいの?

フェレットは年齢が上がれば上がるほどかかりやすくなる病気も増えていくため、診療費は年齢とともに増加していきます。3歳ごとの年間診療費の平均値を比較してみましょう。

年齢 平均年間診療費
0歳 12,076円
3歳 58,348円
6歳 159,681円

※参照元:アニコム損保 家庭どうぶつ白書2019 「フェレットの年齢別の年間診療費(1頭あたり)」

表からわかるように、年間診療費は0歳と3歳の比較ではおよそ5倍、3歳と6歳の比較ではおよそ3倍となっています。また、6歳の平均年間診療費は約16万円と非常に高額です。

 

どんな病気で保険金請求しているの?

全年齢のフェレットに多い病気として、「消化器疾患」や「皮膚疾患」があります。下痢や炎症性腸疾患(IBD)などの消化器疾患は治療期間が長引くことも多いといわれています。皮膚炎や脱毛などの皮膚疾患は、かゆみや痛みを伴う場合があり全身状態の低下にもつながりかねないため、注意しましょう。

また、加齢にともなって全身性の疾患や副腎腫瘍などの内分泌系の疾患が増えていく傾向があります。

年齢 消化器疾患 皮膚疾患 内分泌疾患 全身性の疾患
0歳 18.1% 13.4% 0.3% 7.8%
3歳 16.8% 11.8% 12.2% 11.9%
6歳 13.8% 8.6% 48.3% 25.9%

※参照元:アニコム損保 家庭どうぶつ白書2022 「疾患(大分類単位)別請求割合」

フェレットのペット保険を比較するポイント

ペット保険比較のポイント

ここでは、フェレットのペット保険を選ぶときのポイント4点について解説します。

 

加入できる年齢と申込方法

フェレットが加入できるペット保険では、それぞれ新規加入の上限年齢が定められています。保険会社によって1歳11カ月まで〜満5歳未満までと、加入できる年齢条件はさまざまです。

また、加入するときのお申込み方法も保険会社ごとに異なり、WEB、郵送、代理店経由の3つの方法があります。

保険会社・補償プラン名 加入上限年齢 申込方法

アイペット損保
「うちの子キュート」

1歳11カ月まで(対象ペットの引渡しの時まで)

ペットショップ等の代理店でのお申込み

アニコム損保
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

3歳11カ月まで

WEBまたは郵送

アニコム損保
「どうぶつ健保はっぴぃ」

1歳11カ月まで(お迎えになる日まで)

代理店であるペットショップ等でのお申込み

SBIプリズム少短
「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」

満5歳未満

WEBまたは郵送

 

保険金の精算方法をチェック

保険金の請求方法には、「窓口精算」と「後日精算」の2つがあります。

アイペット損保やアニコム損保では、それぞれ窓口精算に対応している動物病院であれば、窓口で保険金の精算が完了するため、とても便利です。また、窓口精算に対応していない場合には、一旦窓口で全額支払い、後日所定の方法で請求手続きをすることになります。

動物病院を受診する際には、フェレットの診察が可能か、加入予定のペット保険が窓口精算に対応しているかという点を事前に確認しておくことが大切です。

保険会社・補償プラン名 請求方法
アイペット損保
「うちの子キュート」
窓口精算
直接請求(書類送付)
アニコム損保
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
「どうぶつ健保はっぴぃ」
窓口精算
LINE
書類送付
SBIプリズム少短
「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」
インターネットから保険金請求(Web保険金請求)
書類送付

 

口コミや資料請求をして比較

ペット保険を検討する際には、資料請求や見積もりをして比較したり、実際に加入している人の口コミを聞いたりしてみましょう。具体的な補償内容など、どれにすればいいのか迷ってしまうときには、ペット保険の口コミサイトなどを利用するのも良いかもしれません。

 

◆【ペット保険比較のピクシー】の口コミ記事

※犬または猫を飼っている飼い主さまの口コミです。

フェレットが入れるペット保険3社を比較!

フェレットの保険3社を比較!

この章では、フェレットが入れるペット保険の補償内容について詳しく解説していきます。

 

アイペット「うちの子キュート」

アイペット損保の「うちの子キュート」は、エキゾチックアニマルに特化したペット保険です。

補償割合は70・50・30%から選ぶことができ、通院・入院・手術の充実した補償内容が特徴です。なかでも70%プランは、年間補償限度額が最大122.4万円と充実しています。

 

保険料は、加齢とともに毎年上昇しますので、継続前に送付される「継続契約についてのご案内」で確認してください。なお、新たにお迎えしたペットがアイペット損保のペット保険に加入すると「多頭割引」が適用され、保険料が2~3%割引となりますので覚えておきましょう。

 

また、全国5,500か所以上のアイペット対応動物病院で窓口精算が可能なため、当日の治療費用の支払いが抑えられるというメリットがあります。窓口精算は、ペットの保険証もしくはマイページを提示するだけという便利さが魅力です。

WEB申込みはできず、代理店の店頭でのお申込みとなりますが、審査にかかる時間や待機期間がなく、ペットが引き渡された時点から補償が開始されます。

アイペット_フェレットの補償プラン表

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しくは、「うちの子キュート」HP重要事項説明書をご確認ください。

 

◆アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は、一生涯継続が可能で、便利な付帯サービスがそろっていることが特徴です。補償内容は通院・入院・手術をフルカバーしているため、万が一のときにも安心です。

保険料は加齢とともに毎年上昇しますが、保険の利用回数が少ない場合は「健康割増引制度※1」により保険料が割引されます。

 

また、フェレットの診察が可能な全国2,500か所以上※2のアニコム対応病院では窓口精算ができ、当日の治療費用の支払いが少額で済むこともあるでしょう。窓口精算に対応していない動物病院であっても、通院、入院費用はLINEで保険金請求ができるため利便性が高いといえます。

 

無料付帯サービスとして、ペットのうんちを送るだけで腸内年齢を測定できる「腸内フローラ測定」をはじめ、獣医師・ドッグトレーナーなどによるしつけ・健康相談サービス「どうぶつホットライン」がありますので活用してみてください。3日間の捜索料金と出張料までが無料の迷子捜索サービスも用意されていますので心にとめておきましょう。

ただし、保険期間が始まってからの30日間は待機期間となりますので、この期間中に発症した病気については保険金が支払われません。

アニコム_フェレットの補償プラン表

※1 保険の利用回数が多い場合は保険料が割増となります。割増となるご契約は、継続契約の約3.5%(2020年度実績)です。
※2 アニコム対応病院Webサイトより当社調べ(2023年6月時点)
※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しくは、「どうぶつ健保ふぁみりぃ」HP重要事項説明書をご確認ください。

 

アニコム損保「どうぶつ健保はっぴぃ」

アニコム損保の「どうぶつ健保はっぴぃ」は、フェレットをお迎えする日までに加入できるペット保険で、加入上限年齢は1歳11カ月までです。先にご紹介した「どうぶつ健保ふぁみりぃ」との違いは、加入するタイミングが異なる点で、加入したあとはどちらも一生涯にわたる継続や窓口精算が可能です。

入院・通院・手術を補償し、補償限度額についても同様となりますので、「どうぶつ健保ふぁみりぃ」で紹介した表をご覧ください。

 

なお、WEB申込みは不可となっており、ペットショップなどの代理店経由での申込みが必要です。

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しくは、「どうぶつ健保はっぴぃ」パンフレット重要事項説明書をご確認ください。

 

SBIプリズム少短「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」

SBIプリズム少短の「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」も入院・通院・手術にかかる費用が補償されますが、補償割合が100%のため、診療費用のいくらまで補償されるのかがわかりやすい保険です。満5歳未満までのフェレットが加入できるので、ペット保険の必要性を感じてからでもお申込みができます。

なお、保険料は、契約時の保険料がそのまま継続されるため、年齢が上がっても保険料は一定のままです。

 

窓口精算には対応していませんが、保険金請求を24時間365日、スマートフォンやパソコンで行うことができます。チャット形式で必要事項を入力し、必要書類は画像で送るだけで済むため、そこまで面倒に感じないでしょう。

 

また、免責期間がないことも大きな特徴のひとつで、保険開始日からすぐに補償がスタートします。ただし、がんに関しては保険開始日から45日間の待機期間が設定されていますので注意してください。

SBI_フェレットの補償プラン表

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しくは、SBIプリズム少短HP重要事項説明書をご確認ください。

ペット保険3社の月額・年間保険料は?

フェレットが加入できるペット保険3社の保険料を、月払いと年払いそれぞれで比較します。

一般的に、年払いのほうがトータルの保険料が数%〜一カ月分程度お得なため、ペット保険加入の際には年払いも検討してみると良いかもしれません。

保険会社・補償プラン名

補償割合 月払 年払
アイペット損保
「うちの子キュート」
70% 2,600円 30,330円
50% 2,170円 25,300円
30% 1,690円 19,740円
アニコム損保
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
「どうぶつ健保はっぴぃ」
70% 3,360円 36,690円
50% 2,500円 27,310円

SBIプリズム少短
「プリズムペットうさぎ等小動物プラン」

100%
(プレミアム)
3,460円 38,060円
100%
(バリュー)
2,890円 31,830円

※アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」「どうぶつ健保はっぴぃ」は、ペット賠償責任特約(月払:140円、年払:1,500円)を付帯できます。
※継続時の契約内容や保険料については、各保険会社のWebサイトや重要事項説明書をご確認ください。

フェレットのペット保険Q&A

フェレットのペット保険に関する、以下の3点の疑問に回答していきます。

  • 何を補償してもらえるの?
  • 一生涯補償してもらえるの?
  • 4歳、5歳のフェレットもペット保険に入れる?

補償内容や加入のタイミングなどは、特に飼い主さまから寄せられることが多いご質問です。

 

Q. 何を補償してもらえるの?

A. ペット保険では、ケガや病気の診療費の一部または全部を補償します。

今回ご紹介したペット保険はすべて、通院から入院・手術まで幅広く補償し、補償される割合は飼い主さまが設定された内容によって異なります。

ただし、治療にかかった費用がすべて補償されるわけではありません。補償対象外となるケガや病気・費用は保険会社によって異なるため、各社の重要事項説明書などをかならず確認してください。

 

◆補償対象外の費用例

ペット保険の補償対象外となる診療費には、次のようなものがあります。

  • 避妊・去勢手術
  • 健康診断
  • 爪切り、耳掃除
  • ワクチン接種費用
  • ワクチンにより防げた病気
  • 休日・時間外診療費

病気を予防するための避妊・去勢手術や健康診断、予防接種などは補償対象外です。また、爪切りや耳掃除などの日常的なケアや、ワクチンまたは予防薬によって防げる病気の場合には補償対象になりません。予防薬で防げる病気には、フェレットに多いフィラリア症が含まれます。

なお、SBIプリズム少短では休日や時間外の診療費も補償対象になるため、診療時間内の受診が難しい飼い主さまは検討してみると良いかもしれません。

 

Q. 一生涯補償してもらえるの?

A. 今回ご紹介した以下の3社とも、ペット保険に加入した後は一生涯継続が可能です。

  • アイペット損保
  • アニコム損保
  • SBIプリズム少短

継続した場合、アイペット損保とアニコム損保は保険料が年齢により毎年上昇し、SBIプリズム少短は加入時の保険料のまま一律となります。

 

Q. 4歳、5歳のフェレットもペット保険に入れる?

A. 4〜5歳のフェレットでも、加入できるペット保険はあります。

アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は満4歳(3歳11カ月)まで、SBIプリズム少短の「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」は満5歳未満(4歳11カ月まで)であれば新規加入が可能です。

ただし、ペット保険は健康体での加入が原則となります。過去の病歴や持病などの告知内容によっては審査に通過できない場合があるため、フェレットをお迎えするタイミングや健康な若いうちの加入がおすすめです。

おすすめのフェレット4種類の性格、値段まで解説!

おすすめのフェレット

この章では、おすすめのフェレット4種類の性格や体型などの特徴について解説します。

 

マーシャルフェレット

マーシャルフェレットは、日本に初めて輸入された歴史ある種類で、国内では最も飼育数の多いフェレットです。

体重は1〜2kgほどで、個体によって小柄な子から大柄な子までさまざまです。また、カラーバリエーションも豊富で、セーブル、シャム、シルバーミットなど10種類の毛色があります。おとなしい性格で噛み癖が少ないためといわれており、初心者の方にもおすすめです。

値段 4~6万円
ファーム
アメリカ(ニューヨーク)
体型
小柄~大柄までさまざま

 

マウンテンビューフェレット

マウンテンビューフェレットは、比較的飼いやすい種類のため人気があります。

毛色はマーシャルフェレットと似ていますが、マウンテンビューフェレットのほうが丸顔で体格がしっかりしていることが特徴です。性格はおとなしい子が多いのですが、なかにはやんちゃな子もいるため、しつけが必要な場合もあります。

値段 4~13万円
ファーム
アメリカ(ニューヨーク)
体型
しっかりした体格

 

パスバレーフェレット

パスバレーフェレットは、マーシャルフェレットに次いで国内の流通量が多いフェレットです。

マーシャルフェレットよりも顔が丸く体格がしっかりしているという特徴があります。性格は好奇心いっぱいでやんちゃな子が多く、遊ぶのが大好きです。ただし、噛み癖のある子が多い傾向がありしっかりとしたしつけが必要なため、飼育経験者の方におすすめな種類だといわれています。

値段 5~7万円
ファーム
アメリカ(ペンシルバニア)
体型
しっかりした体格

 

アンゴラフェレット(ファーファーム)

アンゴラフェレットは、中国原産のフェレットで、毛足が長めの愛らしい見た目が人気です。日本国内で出会える機会は少なく、フェレットオーナーが憧れる種類のひとつといわれています。毛足の長さによって値段に大きなバラつきがあることが特徴です。

体重は1〜2kgほどですが、毛足が長いため体格が大きく見えます。気が強めでやんちゃな子が多くやや手がかかる傾向があるため、飼育経験者の方におすすめです。

値段 6~18万円
ファーム 中国(上海)
体型
毛足が長いため大きく見える

フェレットの飼い方のポイント

飼育環境の整備や誤飲防止、しつけなど、フェレットを飼育するうえで大切なポイントについて解説します。

 

温度や湿度は一定に

フェレットを飼育するうえで、温度や湿度の管理は重要です。快適に過ごせる温度は15〜25℃、湿度は40〜65%といわれています。特に暑さに弱いため、エアコンを適切に使用して温度と湿度の管理をしてあげましょう。

 

臭い対策をしよう

フェレットは独特な臭いの強さが特徴です。臭い対策として、ケージやトイレの掃除をこまめに行いましょう。特に排泄物の臭いが気になることが多いため、排泄後にはなるべく早く掃除してあげると臭い対策に効果的です。

 

誤飲に注意!

フェレットが誤飲してしまうと危険なものには、次のようなものがあります。

フェレットに危険な物
毛玉
トイレの砂
ゴム製品(イヤホンカバー、耳栓等)
プラスチック製品
スポンジ
発泡スチロール
タオル類
靴、サンダルなど

フェレットは好奇心が強くなんでもおもちゃにしてしまうため、お部屋で遊ばせる際には危険なものはしっかり収納し、目を離さないようにしましょう。

 

噛み癖はしつけを

フェレットの歯は生後3〜4カ月ごろに永久歯に生え変わるため、この時期は歯がむずがゆく、噛むことでストレスを発散しています。しかし、人を噛むことはいけないことだとしっかり教えていくことも大切なため、適切なタイミングでしつけをしていきましょう。

 

ワクチン接種で病気予防

フェレットが発症すると死にいたる可能性が高い病気に、「ジステンパー」があります。ジステンパーを予防するためには、生後半年ごろまでに2〜3回、それ以降は1年に1回のワクチン接種が重要です。なお、ワクチン接種は保険適用にならないため注意してください。

まとめ│フェレットにもペット保険は必要

フェレットのペット保険は必要!

フェレットのペット保険について、重要なポイントをまとめます。

  • 通院・入院・手術を幅広く補償するプランがそろう
  • どのプランも一生涯継続可能
  • アニコム損保とSBIプリズム少短はWEB申込が可能
  • お迎えのタイミングや健康なうちの加入がベスト
  • 予防目的の検査・手術などは補償対象外

フェレットのペット保険のしくみを理解して、早めの加入を検討してみてください。

ペット保険で万が一のときに備え、フェレットとの暮らしを楽しみましょう。

※ペット保険比較のピクシーでは、フェレットのペット保険はお取り扱いしておりません。詳細は各保険会社Webサイトでご確認ください。

 

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松村恵里
この記事の執筆者 松村 恵里
獣医師・Webライター・ファイナンシャルプランナー。麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、NOSAI北海道で7年間勤務。在学中は介在動物学研究室にてアニマルセラピーを専門に研究。犬、猫、ハムスター、馬の飼育管理経験あり。現在は家族と猫2匹とで暮らしている。獣医師や多様なペット飼育の経験から、ペットに関する情報をわかりやすく発信します。

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