ハリネズミの保険比較

ハリネズミは漢字で「針鼠」と書きますが、実はネズミの仲間ではありません。ハリネズミはモグラに近い動物で、野生下では昆虫を食べて生活しているのです。

英語では”hedgehog(ヘッジホッグ)”といわれ、ペットとして飼育されているヨツユビハリネズミは、別名「ピグミーヘッジホッグ」とも呼ばれます。

 

小動物(エキゾチックアニマル)の中でも人気のハリネズミですが、ペット保険に入れることをご存知でしょうか?今回はハリネズミの特徴や飼い方、おすすめの保険などについて解説します。

 

【ペット保険比較のピクシー】では犬と猫の人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。

目次

ハリネズミが入れるペット保険は3社

保険会社によって対象としている動物は異なり、ハリネズミが加入できる補償プランは下記の3つです。

  • アイペット損保「うちの子キュート」
  • アニコム損保「どうぶつ健保はっぴぃ」
  • SBIプリズム少短「プリズムペット」

これらの補償内容や保険料は、記事の後半で詳しく解説します。

ハリネズミの特徴!飼育が難しい理由は?

ハリネズミの特徴

SNSなどで人気を集めているハリネズミですが、実は警戒心が強く、人に慣れにくい動物です。

臆病な性格のため、飼い始めは噛まれたり、毛を逆立てられたりすることもあるでしょう。信頼関係を築くためには根気強さが必要です。

また、ハリネズミは夜行性であり、飼い主さまと生活リズムが合わないこともあるかもしれません。

 

ハリネズミと仲良くなるためには、ハリネズミの特徴について知っておく必要があります。以下ではハリネズミの飼い方や寿命、値段についてご紹介します。

 

ハリネズミの平均寿命

野生下の厳しい環境で暮らすハリネズミの場合、平均寿命は約2〜5歳といわれています。

ただし、ペットとして飼育されているハリネズミの場合、5年以上生きることも珍しくありません。最長寿命はなんと10年を超えるともいわれており、飼い方次第で長生きできる可能性があります。

 

ハリネズミの種類や値段

ハリネズミには16種もの種類があることが知られていますが、日本で飼育可能なのは「ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)」の1種類のみです。ヨツユビハリネズミは、名前のとおり指を4本しかもたず、ほかの種類と比べて小柄であるといった特徴をもちます。

 

ハリネズミにはたくさんのカラーバリエーションが存在し、針や皮膚、目の色などを組み合わせると、その組み合わせはなんと100種類以上も知られています。以下の表では、人気の色とそれぞれの値段をご紹介します。

カラー 値段
スタンダード
(ソルト&ペッパー)
5千〜2万5千円
シナモン 5千〜2万5千円
アプリコット 1万5千〜3万円
シニコット 1万5千〜3万円
アルビノ 1万5千〜3万円
パイド(ピント) 2万〜5万円以上

ハリネズミの飼い方とお金がかかるポイント

ハリネズミの飼い方

まだまだ情報の少ないハリネズミですが、どのようなところに注意して飼育すれば良いのでしょうか?以下ではハリネズミの飼育方法や、お金がかかるポイントについて解説します。

 

温度と湿度を徹底管理

ペットとして飼育されるヨツユビハリネズミは、もともとアフリカで生活している動物です。そのため冬の寒さに弱く、日本の冬には耐性がありません。

また、ハリネズミは暑さにも弱く、30℃以上の気温が続くと「夏眠」をとる習性をもちます。夏眠はハリネズミの体に大きな負担をかけるため、夏でも気温が上がりすぎないよう注意が必要です。

 

ハリネズミに最適な気温は24〜29℃、湿度は40%以下といわれています。ハリネズミと生活する場合、夏場や冬場は特に電気代がかかることを覚悟しなくてはなりません。

 

餌やおやつの与えすぎに注意

ペットとして飼育されるハリネズミは、野生下と比べて運動量が極端に少なくなります。餌やおやつをあげすぎないよう食事管理を徹底し、肥満には気をつけましょう。

 

一般的に売られているハリネズミ用フードを使用する場合、一カ月あたりの餌代は1,000〜3,000円ほどです。

ただし、ハリネズミには美食家が多く、同じエサを長期間与えていると食べなくなってしまうことがあります。常に数種類のエサをストックしなければならなかったり、食べきれずに賞味期限が切れてしまったりなどで、思わぬ出費がかさむこともあるかもしれません。

 

定期的な健康診断が必要

ハリネズミに長生きしてもらうためには、定期的な健康診断が重要です。少なくとも年に1回程度は健康診断を受け、病気の早期発見に努めましょう。

健康診断の費用は検査内容や病院によって3,000〜15,000円と差がありますが、犬や猫と比べて安価に設定されていることが多いようです。ただし、検査のストレスが大きい場合は麻酔が必要になり、追加料金がかかる場合もあります。事前に動物病院に確認するようにしましょう。

ハリネズミがかかりやすいケガや病気は?

ハリネズミの病気やケガ

臆病でストレスに弱いハリネズミですが、どのようなケガや病気のリスクが高いのでしょうか?以下では、ハリネズミがかかりやすいケガや病気について解説します。

 

ダニ症などの皮膚疾患

ハリネズミは皮膚が弱く、皮膚病になりやすいことが知られています。中でもダニの寄生による皮膚炎が多く、ハリネズミの皮膚疾患の約4割を占めるというデータもあります。

ダニに感染すると、皮膚が赤くなりかさぶたができたり、毛や針が抜け落ちたりといった症状が出ます。ハリネズミはストレスに弱いため、かゆみによるストレスが原因で食欲が減ってしまい、衰弱してしまう場合も少なくありません。

ダニの駆除には時間がかかる場合が多く、複数回の通院で治療費用は1~2万円かかることもあるようです。

 

腫瘍

腫瘍性疾患は、高齢のハリネズミが発症しやすい病気の一つで、3歳以上で発症しやすくなります。症状は発生部位によってさまざまであり、皮膚の腫れやしこりのほか、元気や食欲の低下、体重減少といった症状があらわれる場合もあるでしょう。

 

ハリネズミの場合、腫瘍は悪性の割合が高いことが知られています。悪性腫瘍は放っておくと命にかかわるため、早期に治療を始める必要があります。手術により腫瘍を取り除く場合、治療費用は高額となることが多いでしょう。

 

歯周病

人間と同じように、ハリネズミも歯と歯の間に食べ物が詰まることで、歯周病になることがあります。特に高齢のハリネズミで起こりやすく、歯茎が腫れたり、歯が自然に抜け落ちたりします。また、口臭が気になることもあるでしょう。

治療には抗生物質の投与や、麻酔をかけて歯石除去の処置を行います。

 

ハリネズミは口が小さく、歯磨きをすることはあまり現実的ではありません。その代わりに、食用の昆虫やドライフードなど、固くて繊維が豊富に含まれているエサを与えることで歯石の蓄積を防ぐことができます。

 

子宮疾患

メスのハリネズミでは、子宮疾患にも注意が必要です。子宮内膜炎や子宮蓄膿症なども発生しますが、特に高齢のハリネズミでは、子宮の腫瘍が多く発生します。

尿に血が混ざっていたり、体重が減ってしまうことで気付く場合もありますが、無症状の場合も多いのが特徴です。定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見につながります。

治療には子宮を摘出する手術を行うことが多く、入院費も含めると治療費用は30万円以上かかるケースもあるようです。

 

ふらつき症候群

ふらつき症候群(別名:WHS, プルプル症候群)は、ハリネズミの原因不明の神経系疾患です。発症すると足にうまく力が入らず、名前のとおりふらつきや麻痺が起こります。

症状は後ろ足から発現することが多く、徐々に全身へ広がっていきます。最終的には食事がうまく取れなくなり、1〜2年ほどで亡くなってしまう恐ろしい病気です。

 

残念ながら治療法は確立されていません。ふらつき症候群と診断されたら、残りの期間を少しでも快適に過ごせるよう、生活環境を整えてあげましょう。

備考:ハリネズミからうつる病気はあるの?

ペットを含めた動物と人間の間でうつる感染症を「人獣共通感染症」といいます。人獣共通感染症は、ペットが無症状でも人間に感染すると重症化するケースが少なくありません。

ハリネズミの場合、わたしたち人間の間ではなじみのある「水虫菌」が、ハリネズミの針の根本で確認されています。人間にうつると手足や顔に丸く赤みが出たり、頭にフケや脱毛がみられたりします。症状があらわれたら、ハリネズミ、飼い主さまともに速やかに病院を受診し、治療を受けてください。

日ごろからハリネズミに触った後は手洗いを行い、飼育環境は清潔にするよう心がけましょう。

ハリネズミの治療費用はいくら?高額になる場合も

ハリネズミの病気についてご紹介しましたが、実際の治療費用はどれくらいでしょうか?思わぬケガにより手術を受けた場合や、病気による通院が長引いた場合、治療費用は高額となる場合があります。

以下の表にて、ハリネズミの治療費用の一部をご紹介します。

診察・治療内容 治療費例
診察料 500~1,500円
尿検査 800円
爪切り 500円
便・尿検査 700~1,000円
レントゲン 6,000円
入院 3,000円(1日)
腫瘍手術 5万円以上
子宮摘出手術 10万円以上

 

ハリネズミの年間診療費用の平均と中央値

以下の表では、疾患ごとの年間診療費用の平均値と中央値をご紹介します。身体の小さいハリネズミですが、治療を行っている病院が少なく、治療費用は高額となる傾向にあります。

特に高齢になるほど病気のリスクが高まり、治療費用もかさんでいくでしょう。

疾患 中央値 平均値
呼吸器疾患 8,532円 18,246円
皮膚疾患 7,780円 10,966円
全身性の疾患 5,911円 11,756円
全請求 10,374円 19,346円

※請求割合の高い3疾患と全請求のみ
参照:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」エキゾチックアニマルの疾患統計

 

ハリネズミのペット保険で請求が多い病気

実際にどのような病気により保険金請求がされているのでしょうか?以下の表で、疾患ごとの保険金請求割合をご紹介します。この表によると、皮膚疾患での請求額が最も多く、次に全身性の疾患、消化器疾患が多いことがわかります。

疾患 請求割合
皮膚疾患 18.4%
全身性の疾患 9.7%
消化器疾患 5.9%
呼吸器疾患 4.6%

参照:アニコム損保 「家庭どうぶつ白書2022」疾患(大分類単位)別の統計

ハリネズミはペット保険に入るべき?おすすめポイントを紹介!

ペット保険のすすめ

「ハリネズミは保険に入るべき?」と迷っている方もいることでしょう。ここでは、ハリネズミのペット保険加入をおすすめするポイントを4点に分けて解説します。

 

ペット保険加入者は年々増加

近年ペット保険の認知率が高まるにつれ、ペット保険を検討する人も増えつづけています。犬のペット保険加入率は年々増加し、現在では50%を超えるともいわれています。

小動物でもペット保険加入率は増加しており、ハリネズミの保険加入数は、1年でなんと5倍以上に増加したというデータもあります。

 

ハリネズミも長生きすれば、犬と同じくらい生きる個体も多くいます。病気にも弱いため、ハリネズミのペット保険は必須ともいえるでしょう。

 

診療費用の負担を軽減

人間とは異なり、ペットの診療費用は全額自己負担です。ペット保険に入っていない場合、高額な治療費用を支払えず、治療を断念せざるをえないこともあるかもしれません。また、より良い治療を受けさせたくても、諦めなければならないこともあるでしょう。

 

ペット保険に入っていれば、治療費用の一部が保険会社から補償されます。余裕が出る分、本来であれば手の届かない高額な治療や、高度な最新治療を受けさせてあげられるかもしれません。

 

年齢とともにケガや病気のリスクは上昇

身体が小さく、ストレスに弱いハリネズミには、年齢を問わずケガや病気のリスクがつきものです。特に高齢のハリネズミでは、そのリスクはさらに高まります。

高齢時に発症しやすい腫瘍性疾患は、手術が必要になる場合が多く、通院も長引くケースが多いでしょう。その分治療費用も高額となる傾向にあります。

 

ハリネズミが高齢になってからペット保険に加入しようとしても、年齢や持病などの問題で加入できないケースが少なくありません。0歳時や、お迎えと同時にペット保険に加入することをおすすめします。

 

相談サービスや特約、割引が用意されていることも

ペット保険に加入するメリットは、治療費用の補償だけではありません。保険会社によっては、無料付帯サービスや特約、割引などが用意されていることがあります。

以下の表にて、補償プランごとに内容をご紹介します。

 

◆アイペット損保「うちの子キュート」

割引
・多頭割引(犬や猫との組合せも可能)
・保険料の年払いにより約3%割引

◆アニコム損保「どうぶつ健保はっぴぃ」

特約
・ペット賠償責任特約(月払:140円/年払:1,500円)
割増引
・健康割増引制度(保険の利用状況により保険料が増減)
・保険料の年払いにより約1カ月分割引
付帯サービス
・「腸内フローラ」測定が毎年無料
・迷子捜索サポート(3日間の捜索料金・出張料無料)
・無料健康相談サービス「どうぶつホットライン」

◆SBIプリズム少短「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」

割引
・保険料の年払いにより約1カ月分割引

 

ハリネズミのペット保険の選び方

ハリネズミの保険を検討する際、どのようなことに注目すれば良いのでしょうか?ここでは、ペット保険の選び方を3点解説します。

 

通院補償を重視!

病気になりやすいハリネズミは、通院・入院・手術のすべてに備える必要があります。しかし、日々のちょっとした不安を解消するためにも、通院補償を手厚くしたいと考える方も多いのではないでしょうか。

ハリネズミは、特に皮膚疾患にかかりやすい動物です。再発を繰り返して通院が長引き、治療費用がかさむこともあるかもしれません。

通院補償を重視する場合でも、高額になりやすい手術費用もカバーしてくれたほうが安心です。加入前には手術の補償も確認しておくと良いでしょう。

 

精算方法を確認しておこう

保険会社によって、保険金の精算方法も異なります。保険会社によっては、対応病院にて窓口精算が可能です。窓口精算を利用すれば、すでに保険金がひかれた治療費用を動物病院の窓口で支払うため、受診当日の負担は軽減するでしょう。

窓口精算ができない場合、窓口で治療費用の全額を支払い、後日精算にて保険金を請求することになります。

 

ペット保険への加入を考える場合、事前に近所の動物病院がハリネズミの診察を行っているかだけでなく、保険金の精算方法も確認しておくことが重要です。

保険会社・補償プラン名 請求方法
アイペット
「うちの子キュート」
窓口精算
直接請求(書類送付)
アニコム
「どうぶつ健保はっぴぃ」
窓口精算
LINE
書類送付
SBIプリズム
「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」
インターネットから保険金請求(Web保険金請求)
書類送付

 

資料請求や口コミをチェック

保険を選ぶ際は、実際に資料請求してみることもおすすめです。複数の保険会社の補償内容を比較し、自分のペットに合った保険を考えてみましょう。

ペット保険比較サイトで口コミをチェックして、実際にその保険に加入している人の意見を参考にすることもおすすめです。保険金請求時の対応など、実際に体験した人の口コミを見ることでしか得られない情報もあります。

 

◆【ペット保険比較のピクシー】の口コミ記事

※犬または猫を飼っている飼い主さまの口コミです。

ハリネズミのペット保険3社の補償内容を解説!

ハリネズミのペット保険比較

ハリネズミが加入できるペット保険は3社あります。ここでは、これら保険会社の補償内容について解説します。

 

アイペット損保「うちの子キュート」

アイペット損保「うちの子キュート」では、ハリネズミを含む幅広い種類の小動物を取り扱っています。

アイペット損保では、アイペット対応動物病院にて窓口精算が可能なので、動物病院窓口での当日の支払金額が抑えられます。また、ペットが引き渡された時点で補償が開始されるため、万が一保険期間が始まってすぐに体調を崩してしまっても安心です。

 

補償プランは70%・ 50%・ 30%から選ぶことができ、ハリネズミの場合、保険料は一生涯上がりません。70%プランは、年間補償限度額が最大122.4万円と大変充実しています。

 

ただし、保険に加入するためにはペットショップなど代理店からの手続きが必要です。WEBではお申込みできず、お迎えと同時に加入する必要があるので注意しましょう。

アイペット_ハリネズミの補償プラン表

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しくは、「うちの子キュート」HP重要事項説明書をご確認ください。

 

アニコム損保「どうぶつ健保はっぴぃ」

アニコム損保「どうぶつ健保はっぴぃ」では、ハリネズミのほかにうさぎやフェレットといった小動物が対象です。

 

アニコム損保の特徴は、無料付帯サービスが充実しているところです。ペットの腸内フローラを毎年無料で調べることができ、ペットの健康管理をサポートしてくれます。また、迷子捜索サポートでは、3日間の捜索料金と出張料が無料となります。万が一ペットが逃げてしまった場合に、手助けとなるかもしれません。

さらには「どうぶつホットライン」にて、獣医師などの専門家たちに無料で相談することができます。お迎え後の不安を専門家に相談できるのは、心強く感じられるでしょう。

 

アニコム損保でも、「どうぶつ健保」対応病院にて窓口精算が可能です。保険プランは70%と50%から選ぶことができ、ハリネズミの場合、保険料は年齢にかかわらず一律です。

加入には、アイペット損保と同様に、代理店での手続きが必要となります。

アニコム_ハリネズミの補償プラン表

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しくは、「どうぶつ健保はっぴぃ」パンフレット重要事項説明書をご確認ください。

 

SBIプリズム少短「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」

SBIプリズム少短「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」でも、多くの小動物が加入できます。

 

SBIプリズム少短では、補償限度額内であれば治療費用を100%補償してくれるというのが大きな特徴です。また保険料も年齢にかかわらず一律でわかりやすく、安心感を感じられるのではないでしょうか。

ハリネズミの場合、満4歳未満であればいつでも加入することができます。すでにお迎えが済んでいる場合でも加入できるのはうれしいですね。プレミアムプランであれば、通院・入院費用の補償限度日数が30日までと、多めに設定されているのも特徴的です。

 

アイペット損保やアニコム損保とは異なり、精算方法は後日精算のみです。一時的に治療費用を全額負担しなければならない点に注意しましょう。

SBIプリズム_ハリネズミの補償プラン表

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しくは、「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」HP重要事項説明書をご確認ください。

補償プランごとに月払い・年払い保険料を比較!

補償内容も大切ですが、保険料も重要な検討項目です。次に、ハリネズミが加入可能な保険会社3社の保険料を比較してみましょう。

 

以下の表のように、補償プランによって保険料が大きく異なることがわかります。よく見ると、どの補償プランでも、月払いよりも年払いのほうが年間の保険料が安くなっていますね。長く保険に入るのであれば、年払いを検討してもいいかもしれません。

保険会社・補償プラン名

補償割合 月払 年払
アイペット損保
「うちの子キュート」
70% 2,870円 33,400円
50% 2,080円 24,210円
30% 1,800円 20,940円
アニコム損保
「どうぶつ健保はっぴぃ」
70% 3,040円 33,180円
50% 2,170円 23,700円

SBIプリズム少短
「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」

100%
(プレミアム)
3,460円 38,060円
100%
(バリュー)
2,890円 31,830円

※アニコム損保「どうぶつ健保はっぴぃ」は、ペット賠償責任特約(月払:140円、年払:1,500円)を付帯できます。
※継続時の契約内容や保険料については、各保険会社Webサイトや重要事項説明書をご確認ください。

ペット保険加入時の注意点

一言でペット保険と言っても、加入時の条件や申込方法は保険会社によって異なります。ここでは、ペット保険加入時の注意点を2点解説します。

 

加入できる年齢や申込方法が限られる

ハリネズミの場合、お迎え後に加入可能なのは、SBIプリズム少短のみです。アイペット損保やアニコム損保への加入を考えている場合、お迎え時にペットショップ等で加入する必要があるので、注意しましょう。

 

またSBIプリズム少短でも、新規加入は満4歳未満までしか受け付けていません。高齢になり、ケガや病気を患ってからでは加入できない場合もあります。保険加入を考える場合は、若くて健康なうちに検討するのがおすすめです。

保険会社・補償プラン名 加入上限年齢 申込方法
アイペット損保
「うちの子キュート」
1歳11カ月まで(対象ペットの引渡しの時まで)
ペットショップ等の代理店でのお申込み
アニコム損保
「どうぶつ健保はっぴぃ」
1歳11カ月まで(お迎えになる日まで) 代理店であるペットショップ等でのお申込み
SBIプリズム少短
「プリズムペット うさぎ等小動物プラン」

満5歳未満

WEBまたは郵送

 

補償対象外の費用がある

ペット保険には、下記のように補償の対象外となる治療費用が存在します。

  • 免責期間中のケガや病気
  • 避妊・去勢手術
  • 健康診断
  • ワクチン接種費用
  • ワクチンにより防げた病気
  • ノミやダニの予防費用

このように、病気の予防や健康診断などにかかる費用は補償されないため注意しましょう。

夜間診療費などの時間外診療費も、保険会社によっては補償対象外となる場合があります。SBIプリズム少短では補償対象なので、平日や日中の受診が難しい場合、加入を検討してもいいかもしれません。

またお申込みから補償開始日までの間や、ペット保険加入前に発生したケガや病気も補償対象外ですので注意しましょう。

まとめ│ハリネズミもペット保険に加入しよう

ハリネズミもペット保険加入を

最後に、この記事のポイントを以下にまとめます。

  • ハリネズミはストレスに弱く、傷病のリスクが高い
  • 適切な健康管理により、長生きも可能
  • ハリネズミの保険には加入条件がある
  • 自分のペットに合った保険選びが大切

寿命が短く、飼育が難しいハリネズミですが、適切な飼育環境を整え、しっかりと健康管理を行うことで長生きさせることも可能です。病気の早期発見のためにも、定期的な健康診断は欠かせません。

 

ケガや病気の多いハリネズミに健康で過ごしてもらうためにも、ペット保険に加入して備えておくことをおすすめします。

※ペット保険比較のピクシーでは、ハリネズミのペット保険はお取り扱いしておりません。詳細は各保険会社Webサイトでご確認ください。

 

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増山綾乃
この記事の執筆者 増山 綾乃
獣医師・Webライター。2018年に北海道大学獣医学部を卒業後、複数の病院にて小動物臨床医として勤務。現在、獣医学についてさらに勉強するために、北米の大学にて勤務する傍ら、Webライターとして獣医療に関する情報を配信する活動を行っている。獣医療やペット保険に関する情報を、みなさまにわかりやすくお伝えできるように心がけます。
木内比奈子
この記事の監修者 木内 比奈子
ファイナンシャルプランナー。少額短期保険募集人、損害保険募集人。大学卒業後、保険代理店勤務を経て、ペット保険の重要さを感じ資格を取得。北海道犬と14年間、ヨークシャー・テリアと5年間暮らした経験を活かして、おもにペットやペット保険に関する記事を執筆、監修。ペットとの楽しい暮らしをサポートするため、正しく役に立つ情報を発信していきます。

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