ペット保険で歯科治療は補償対象?

犬や猫は歯周病になりやすく、成犬・成猫の多くが発症するといわれることをご存じでしょうか?

ペットの歯周病は、動物病院で全身麻酔を伴う処置が必要になるため、治療費用が高額になることも珍しくありません。

治療費用に不安がある方や十分な治療を受けさせたい方は、ペット保険への加入を検討してみましょう。

 

この記事では、歯科治療が補償対象になるおすすめのペット保険3社をご紹介します。また、ペット保険の選び方や、犬や猫の歯周病の症状・治療費用についても解説します。

歯科治療が補償されるペット保険が気になっている飼い主さまは参考にしてみてください。

【この記事でわかること】

  • ペット保険で歯石除去・歯石取りは補償対象?
  • 歯科治療を補償するペット保険の選び方は?
  • どのペット保険が歯科治療を補償するかわかる!
  • 歯周病の治療費用は本当に高額?
  • 【体験談】愛犬・愛猫が歯周病になりました

【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。

目次

【歯科治療が補償対象】のペット保険おすすめ3選!

歯科治療が補償対象になるおすすめのペット保険は次のとおりです。

上記の3社では、一般的なペット保険で補償対象外になることが多い「椎間板ヘルニア」や「膝蓋骨脱臼(パテラ)」も補償されるため安心です。

では順番に、各社のおすすめポイントやメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

 

PS保険

PS保険ロゴ

PS保険は、保険料と補償内容のバランスの良さが魅力的なペット保険です。24時間いつでも無料※1で獣医師に相談できる付帯サービスが利用できるため、気軽に専門家のアドバイスを受けたい飼い主さまにもおすすめです。

 

【PS保険のメリット】

  • 保険料の値上がりは3歳ごと
  • 年間の補償限度額は110万円
  • ケガも病気も待機期間なし※2

補償割合は50%、70%、100%から選べ、どのプランも年間補償限度額が110万円と充実していることが特徴です。

 

【PS保険のデメリット】

  • 後日精算のみ
  • 日額や回数の上限がある

PS保険では窓口精算が利用できず、すべて後日精算となります。支払いの日額や保険使用回数の上限があるものの、保険の利用回数によって更新拒否されることはなく、終身継続が可能です。

※1 通話料はお客さまのご負担になります。
※2 待機期間がないペット保険も、お申し込み後すぐに補償開始となるわけではありません。補償開始日までに審査や受付処理があり、この期間に生じたケガや病気は補償対象外です。

関連記事:PS保険はなぜ人気?口コミ調査でメリット・デメリットを徹底解析!

 

ペット&ファミリー損保

ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」

ペット&ファミリー損保の「げんきナンバーわんスリム」は、補償範囲が幅広いフルカバー型のペット保険です。補償割合は50%と70%の2つから選べます。また、年間の保険利用回数などを気にせず利用できるという特徴があります。

 

【ペット&ファミリー損保のメリット】

  • リーズナブルな保険料
  • 回数無制限・1日の上限金額なし
  • 10歳以上は保険料が一律

お手ごろな保険料でペットが高齢になっても続けやすく、夜間や休日の診療費用も補償してもらえるのがうれしいポイントです。

 

【ペット&ファミリー損保のデメリット】

  • 免責金額がある
  • 8歳以上は新規加入できない

免責金額とは、自己負担しなければならない金額のことです。

「げんきナンバーわんスリム」には3,000円の免責金額が設定されていますので、治療費用が3,000円以上の場合から保険金請求ができます。

新規加入は7歳11か月までです。検討している方は年齢上限に注意しましょう。

※保険金のお支払いは年間最大補償額の範囲内となります。

関連記事:ペット&ファミリー損害保険株式会社の口コミや特長、補償プランをまとめて紹介

 

アイペット損保

アイペット損保_うちの子

ペット保険で歯科治療が補償対象かは保険会社ごとに差がある

ペット保険

歯科治療が補償対象になるかどうかは、ペット保険会社によって異なります。

歯科治療が補償対象になるペット保険では、一般的な病気やケガの補償に加えて、犬や猫がかかりやすい歯周病に対する処置や治療も補償されることが特徴です。

ただし、ケガや事故によって歯科治療が必要になるケースでは、歯科治療が補償対象外のペット保険であっても補償されるケースもあります。

補償対象の範囲については保険会社によって異なるため、加入前に調べておきましょう。

ペット保険で”歯科治療”が補償対象なのは?全社まるっと比較!

ペット保険で歯科治療が補償されるのかどうかは、保険会社のホームページを見たり、資料請求をしたりして確認する必要があります。

そこで、「ペット保険比較のピクシー」で取り扱っているすべてのペット保険において、”歯科治療”が補償対象なのかを一覧にまとめました。参考にしてみてください。

ペット保険会社/補償プラン 歯科治療 年間最大補償額
ペットメディカルサポート「PS保険 70%補償プラン」 110万円
ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム プラン70」 70万円
アイペット損保「うちの子(70%プラン) 122.4万円
FPC「フリーペットほけん70%補償プラン」 85万円
楽天ペット保険「スーパーペット保険 通院つき70%プラン」 115.5万円
アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ70%プラン」 84万円
イーペット少短「e-ペット70」 60万円
エイチ・エス損保のペット保険「70%補償(免責金額なし)」 70万円
日本ペット少短「いぬとねこの保険 ネクスト70%プラン」 70万円
SBIいきいき少短のペット保険「プラン70 スタンダード」 × 70万円
チューリッヒ少短「犬のがん保険 脱臼ありプラン」 × 100万円

ペット保険に歯科治療の補償が欠かせない理由とは?

歯科治療の補償は必要?

犬や猫は歯周病になりやすいため、日ごろから予防を心がけることが大切です。

人間と違って虫歯になることはありませんが、歯垢や歯石の付着によって歯肉炎などの歯周病になってしまったり、口臭が悪化したりといった影響がみられます。

また、ペット保険会社の保険金請求のデータからも歯科治療の請求割合が多いことがわかっており、一般的に歯石除去や抜歯などの歯科治療は治療費用が高額になりやすいことが特徴です。そのため、歯科治療が補償対象になるペット保険に加入して備えておくと安心でしょう。

ペット保険で歯科治療が補償対象・対象外のものはどれ?

保険会社によっては、歯周病や歯肉炎などの治療は補償対象になります。

一方で、歯周病の予防や美容の目的でおこなう歯石除去などの処置は傷病の治療には該当しないため、これらは補償対象外となるのが一般的です。

また、乳歯遺残(にゅうしいざん)不正咬合(ふせいこうごう)も補償対象にはならないため注意しましょう。

歯科治療の取り扱いについては保険会社によって異なるため、加入する前に重要事項説明書を確認したり、問い合わせを活用したりして疑問を解決しておくのがおすすめです。

 

歯石除去・歯石取りはペット保険の補償対象?

同じ処置内容であっても、目的によってペット保険の補償対象かどうかが異なることがあります。

たとえば、歯周病や歯肉炎などの治療目的でおこなわれる歯石除去(歯石取り)はペット保険で補償されますが、歯周病の予防や美容を目的とする場合には補償対象外となるためご注意ください。

 

治療中の歯周病はペット保険で補償対象?

補償内容に歯科治療が含まれていても、ペット保険の補償開始前から治療している歯周病に対する治療は補償対象外となります。治療中であってもペット保険に加入することはできますが、治療中の病気は補償されないなどの条件付きの加入となるのが一般的です。

歯科治療を補償するペット保険の選び方は?

ここでは、歯科治療が補償されるペット保険の選び方について解説していきます。

 

通院・入院・手術が補償されるプランか?

歯科治療が補償されるペット保険を選ぶ際には、通院・入院・手術が補償される「フルカバー型」のプランがおすすめです。

歯科治療は全身麻酔を伴うことが多いため、治療費用が高額になりやすい特徴があります。また、抜歯をおこなう場合は状況に応じて術後の入院や通院が必要になるケースもあるため、フルカバー型のペット保険を選ぶと安心でしょう。

 

更新時に制限や条件が加わらないか?

基本的にペット保険の契約は自動更新のため、更新時に保険の利用状況によって「制限や条件が加わらないか」という点も確認したいポイントのひとつです。

保険会社が指定する慢性疾患などにかかってしまうと、契約の更新そのものができなかったり、特定の部位や病気を補償対象外とする条件付きでの更新となったりする場合があります。

今回ご紹介しているおすすめのペット保険3社については、契約更新時に条件を付け加えることはないためご安心ください。

関連記事:どのペット保険なら終身継続できる?継続拒否されると更新できないの?

 

高齢時の保険料は無理なく払えるか?

一般的に、ペット保険の保険料は年齢とともに上昇していきます。そのため、ペットが高齢になっても払い続けられるかどうかを確認しておきましょう。

一定の年齢になると保険料が一律になるプランもあるため、検討してみると良いかもしれません。

ペット保険への加入を検討しつつ、ペットが若いうちから健康管理をしっかりして備えておくことが大切です。

歯科治療以外にペット保険比較のポイントはある?FPが回答!

ペット保険を比較する際には、歯科治療以外にも「補償対象外になりやすい病気が補償されるか」も確認しておくのがポイントです。ペットがかかりやすく、治療費が高額になりやすい「パテラ(膝蓋骨脱臼)」や「椎間板ヘルニア」などは、補償対象外となっているペット保険もあるため注意しましょう。

また、窓口精算や獣医師相談サービスといった付帯サービスやオプションについても比較しておくのがおすすめです。

 

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歯科治療を補償するペット保険にデメリットはある?

歯科治療に限らず、補償範囲が広く付帯サービスが充実しているペット保険は、保険料が高くなる傾向があります。一般的にペットの歯科治療の費用は高額になりやすく、一度にまとまった治療費用が必要になるケースも多いため、補償内容と保険料を見比べて検討してみてください。

日ごろから歯みがきなどのオーラルケアを心がけつつ、ペットの将来を考えて必要な補償がそろったペット保険を選ぶことが大切です。

犬と猫の歯周病とは?怖い病気なの?

デンタルケア中の犬

(トイプードル・cocoちゃん・1歳)

犬や猫の歯周病は、蓄積した歯垢のなかで細菌が繁殖して歯肉に炎症を起こしたり、歯周組織を壊してしまうおそれがある怖い病気です。

歯周病が進行すると歯肉炎や歯周炎だけでなく、

  • 歯槽膿漏(しそうのうろう)
  • 歯根膿瘍(しこんのうよう)
  • 根尖膿瘍(こんせんのうよう)

といった深部にある歯周組織にまで影響を及ぼすことがあるため、日ごろから丁寧なオーラルケアを心がけましょう。

ペットの歯周病の治療費用が気になる飼い主さまは、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:【犬の歯周病】治療費用は保険適用?抜歯や手術の費用はいくら?

関連記事:猫の歯周病の治療費用が高額なわけは?抜歯はいくらかかるの?

犬と猫の歯周病の症状は?重度の場合は命にかかわることも

犬や猫の歯周病でみられることが多い症状は次のとおりです。

  • 口臭やよだれの増加
  • 歯肉の腫れ・炎症・出血など
  • 歯肉がすり減り歯茎が下がる
  • 歯が抜ける・ぐらつく
  • 食欲の低下

歯周病が進行してしまうと、顔(目の下や頬など)の皮膚が腫れて膿が出てきたり、最悪の場合には全身を流れる血液中に細菌が入り込んだりして敗血症を引き起こし、命の危険をともなうケースもあります。

 

【口コミ・体験談】うちの子はこんな症状が出ました

ペットの歯周病体験談①

~ご飯が食べられなくなった~4歳になるうちの猫が、ある日から口をクチャクチャさせる仕草を頻繁にしており、ご飯を食べる量も半分以下になりました。心配だったのですぐに病院に連れて行ったところ、中程度の歯周病があるとの診断でした。治療後は、ご飯もしっかり食べてくれましたので安心!診察費は1万円くらいでした。

ペットの歯周病体験談②

~口臭が気になった~うちの猫は、はみがきガムをよく食べさせていましたが、3歳頃から口臭が気になり、歯石を取ってもらいました。今は歯磨きジェルで歯周病対策を心掛けています。

犬と猫の歯科治療は高額?治療法と費用目安を紹介!

(ラブラドールレトリバー・さつきちゃん・5歳

犬や猫の歯科治療にかかる費用は、歯周病の程度によってさまざまです。

たとえば、投薬のみの場合にはおよそ1~2万円、歯石除去をおこなう場合にはおよそ2~4万円、抜歯や外科手術をおこなう場合には10万円以上の費用がかかることもあります。

歯科治療では一度に高額な治療費用を負担しなければならないケースも多いため、歯科治療を補償してもらえるペット保険に加入しておくと安心でしょう。

【獣医師アドバイス】ペットの歯周病は治療が大変ですか?

我が家の愛猫は、6歳のときに歯周病が原因で全抜歯の手術をしました。術後は一時的に食欲が低下したものの、現在は手術前と変わらずドライフードをもりもり食べています。

抜歯をともなう歯科治療では治療費用が高額になるだけでなく、ペットへの負担も大きいため細やかなケアが大切です。愛犬や愛猫に歯周病の症状がある場合には、早めに動物病院を受診してください。

 

【口コミ・体験談】うちの子も歯周病になりました

ヒマラヤン・リリスちゃん・生後2ヶ月)

ペットの歯周病体験談③

~口に白いできものが~愛犬が8歳のころ、口に白く腫れたものを見つけ慌てて病院へ。歯肉炎からのもので、抗生剤を飲ませましたが変わりないため、念の為とることになりました。その時全身麻酔を使うので、歯石も取ってもらいました。
ペット保険は、歯肉炎系は適用外でしたので、新たに見直すきっかけになりました。

ペットの歯周病体験談④

~治療費用が高額になった~愛犬には、毎晩の歯磨きと、歯磨きガムも与えていたのですが、いつからか歯磨きの時、前歯を磨こうとすると嫌がるようになりました。歯のぐらつきに気づき、動物病院を受診したところ、歯周病と診断されました。
術前検査が25,000円、手術に190,000円かかり、一部抜歯と、歯と歯茎の中を綺麗に洗浄してもらいました。今後も全身麻酔での治療を予定しています。定期的な歯石除去、毎日の歯磨きをして愛犬愛猫の健康を守ってあげてほしいです。

※調査機関:株式会社クラウドワークス/調査方法:インターネットによるアンケート調査
※エピソードは飼い主さまの感想や主観に基づくものです。回答内容に反しない範囲で、誤字・脱字・表現などを整えて掲載しております。

犬と猫の歯周病は予防できる?対策法とは?

(キャバリア・こまちちゃん・4歳)

ペットの歯周病を予防するには、日ごろから歯みがきなどのオーラルケアをおこなうことが大切です。いきなりオーラルケアを始めようとするとペットは嫌がりますので、少しずつ慣らしていくようにしましょう。

毎日歯みがきをするのが理想ですが、難しい場合には2~3日おきにおこなってください。また、おいしい味がついているペット用のデンタルペーストやデンタルケアグッズを活用するのもおすすめです。

まとめ│歯科治療を補償するペット保険を検討しよう

歯磨きを頑張る猫

(マンチカン・チビちゃん・7歳)

今回ご紹介した、歯科治療が補償対象になるおすすめのペット保険は以下の3社です。

ペットの歯科治療の費用は高額になりやすいため、日ごろから丁寧なオーラルケアを心がけながら、ペット保険にも加入して備えておくと安心でしょう。

選び方の解説を参考にしながら、ぜひ愛犬や愛猫に合ったペット保険を探してみてください。

※記事と写真に関連性はありません。一部の写真は株式会社クラウドワークスのインターネットによるアンケート調査に応募いただいたものです。

 

ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございます。
また保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にされてください。

松村恵里
この記事の執筆者 松村 恵里
獣医師・Webライター・ファイナンシャルプランナー。麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、NOSAI北海道で7年間勤務。在学中は介在動物学研究室にてアニマルセラピーを専門に研究。犬、猫、ハムスター、馬の飼育管理経験あり。現在は家族と猫2匹とで暮らしている。獣医師や多様なペット飼育の経験から、ペットに関する情報をわかりやすく発信します。

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