ポメラニアンにおすすめのペット保険

ポメラニアンのペット保険はどこがおすすめ?」
「ペット保険を選ぶ基準や気をつけることは?」
この記事を読んでいるあなたは、こんな悩みを抱えていませんか?

そこでこの記事では、以下のことを解説します。

・ポメラニアンの特徴
・ポメラニアンがなりやすい病気やケガ
・ポメラニアンにおすすめのペット保険3選

現在ポメラニアンと暮らしていたり、ポメラニアンを飼いたいと思っていたりする方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

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まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。

目次

ポメラニアンにペット保険は必要?

ポメラニアンにペット保険は必要?

ペット保険への加入は、義務ではありません。しかし、ペット保険に加入していれば「お金が無いから治療できない」という事態を防げます。いざという時、お金の心配をせずに愛犬にとって最適な治療を選択できるので安心です。

 

なかでも、ポメラニアンはかかりやすい病気やケガが分かっており、比較的寿命が長い犬種です。動物病院での治療が必要になる可能性が高いことからいっても、ペット保険への加入をおすすめします。

この記事の後半では「ポメラニアンにおすすめのペット保険3選」も詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

ポメラニアンってどんな犬?

ポメラニアンはどんな犬?

ポメラニアンに合ったペット保険を選ぶには、ポメラニアンの特徴やかかりやすい病気を知ることが重要です。

まずは、ポメラニアンとはどんな犬なのか見ていきましょう。

 

ポメラニアンの特徴・性格

ポメラニアンの性格を一言で表すと、「活発で利口」です。

 

好奇心が強く、遊ぶのが大好きです。小型犬といえども、毎日のお散歩は欠かせません。また、頭が良く、状況判断能力に優れているため、比較的しつけはしやすいとされています。

一方で、警戒心が強く、吠えやすい一面もあります。子犬のころから、正しくしつけることが大切です。

ポメラニアンの外見

顔の周りのライオンのような毛がトレードマーク
つぶらな瞳と小さな三角の耳、フワフワの毛が印象的

ポメラニアンの毛色

オレンジ・クリーム・ホワイト・パーティ・ブルー・ブラック・レッドなど10種類以上

ポメラニアンの体重

1.5~3kg程度

ポメラニアンの価格

20~50万円

ポメラニアンの平均寿命

12~16歳

ドイツでは、ポメラニアンが24歳まで生きたという記録もあります。

ポメラニアンの飼い方のポイントは?

ポメラニアンの飼い方のポイント

ポメラニアンと暮らすうえで特に注意したいのは、被毛のお手入れとケガの予防です。

 

フワフワの被毛をきれいに保つには、定期的なブラッシングが欠かせません。放っておくと皮膚トラブルの原因となるので、特に抜け毛が増える換毛期は毎日ブラッシングしましょう。

 

また、ポメラニアンは骨が細いのが特徴です。活発な性格のため運動が好きですが、骨折に注意してください。

ちなみに、食欲旺盛かつ被毛で体のラインがわかりにくいことから、太りやすい犬種ともいわれています。関節や骨に負担をかける肥満にも注意が必要です。

ポメラニアンの年間診療費と高額治療例

ポメラニアンの年間平均診療費は75,616円というデータがあります。犬全体の年間平均診療費が70,683円なので、高いと感じる方は少ないかもしれません。
参照:アニコム 家庭どうぶつ白書2020

しかし、病気によっては次のような事例もあります。

【膝蓋骨脱臼(パテラ)の高額治療費例】

犬種

ポメラニアン

年齢

2歳

診療内容

手術1回、入院6日

診療費合計

25万4千円

 

膝蓋骨脱臼(パテラ)になると手術や入院が必要なケースがあり、この事例のように治療費が高額になることもあるのです。ペット保険に入っていない場合は、こうした治療費は、全て飼い主さまの自己負担になります。

高額な治療費に不安があるときは、ペット保険で備えることもできます。ペット保険を選ぶ際は、まず保険料のお見積りをすると、ご自身の予算に合ったペット保険が探しやすいでしょう。

ポメラニアンのかかりやすい病気・ケガ

ポメラニアンがかかりやすい病気

上記でも紹介したとおり、ポメラニアンは骨折しやすい犬種です。また、以下の病気にかかりやすい傾向があります。

保険を選ぶ際に重要な発症リスクの高い病気について、簡単に見ていきましょう。

 

骨折

ポメラニアンは骨が細いため、軽い衝撃でも骨折する可能性があります。足を床につけない、足をかばうように歩く場合は、動物病院を受診してください。

治療には2週間から数カ月かかり、通院費も含めると30万円以上かかる場合もあります。

 

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼(パテラ)は、膝蓋骨(膝の皿)が外れる病気です。歩き方がおかしい、足が曲がって見えるといった場合は、膝蓋骨脱臼(パテラ)の疑いがあります。

軽度であれば内服薬や注射など数万円程度で済むケースも多いのですが、手術が必要な重度の場合は40万円以上かかることもあります。

 

脱毛症X(アロペシアX)

脱毛症Xとは、毛が抜ける病気です。痒みはなく、命にかかわることもありませんが、見た目が大きく変わります。

薬やサプリメントで治療しますが、抜けた毛が元通りになるまでには時間がかかります。再発のリスクもあるため、ある程度の治療費が必要になるでしょう。

 

気管虚脱

気管虚脱とは、気管がつぶれることで呼吸しにくくなる病気です。ゼーゼーと呼吸が苦しそうな症状がみられます。

軽度であれば数万円程度で済むケースがほとんどですが、手術が必要な重度の場合は40万円以上かかることもあります。

 

僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症とは、十分な血液を全身に送り出せなくなる病気です。老化と間違えてしまうような咳が出る、運動したがらないといった症状がみられます。

一般的な薬による治療は数千円で済みますが、生涯薬を飲ませ続ける必要があります。一方、手術の場合は高額な治療費が必要です。

 

水頭症

水頭症とは、脳脊髄液が脳を圧迫する病気です。性格の変化や視覚障害などの症状がみられます。
内科的治療であれば数千円で済むケースもありますが、手術の場合は高い技術と専門的な設備が必要なため、40万円程度かかることもあります。

 

流涙症

流涙症とは、涙が多く目からあふれている状態です。涙やけと呼ばれる、目の下から鼻にかけて赤茶色の筋がみられるようになります。
治療として点眼薬や鼻涙管洗浄などが行われ、手術の場合は数万円程度かかることもあります。

【年齢別】ポメラニアンが注意すべき健康トラブル

上記では、ポメラニアンがかかりやすい病気を解説しました。それをふまえて、この章では、ポメラニアンが注意すべき健康トラブルを“年齢別”に紹介します。

年齢 注意すべき健康トラブル
0歳~1歳未満 膝蓋骨脱臼(パテラ)、水頭症
1歳~4歳 脱毛症X
7歳以上 気管虚脱、僧帽弁閉鎖不全症

子犬(0歳〜1歳未満)のころは、どの犬種でも共通して風邪や感染症、異物誤飲に注意が必要です。

また、7歳ごろからはシニア犬となり、上記以外にもさまざまな病気の発症リスクが高まります。

何歳でペット保険に加入すればいいの?

ポメラニアンに限らず、子犬のときは病院へ行く回数が増えやすいでしょう。実際、1年間で病院に行った回数が1〜6歳では平均4.05回であるのに対し、1歳未満では平均5.65回というデータがあります。
参照:一般社団法人ペットフード協会「犬 飼育・給餌実態と支出」

 

また、ペット保険の新規加入には年齢制限(8〜12歳までが多い)がある保険がほとんどです。しかし、年をとるごとに、病院に行く回数も平均5.78回(10〜12歳)、平均6.65回(13歳以上)と増えていきます。

 

よって、保険を検討されている方は愛犬が高齢になる前、できれば子犬のうちに加入することをおすすめします。

◆ポメラニアンにぴったりな保険はこちら→

ポメラニアンのペット保険の選び方

ポメラニアンのペット保険の選び方

これまでを読んでペット保険への加入を決めた方は、早速どの保険に加入するかを選びましょう。

ポメラニアンに合ったペット保険を選ぶには、特に以下のポイント3つをチェックしてください。

  1. 通院・入院・手術が補償されるか
  2. 膝蓋骨脱臼(パテラ)が補償対象か
  3. 免責金額や待機期間はあるか

 

通院・入院・手術が補償されるか?

ポメラニアンがかかりやすい病気には、膝蓋骨脱臼や脱毛症Xのように長期間の通院が必要なもの、僧帽弁閉鎖不全症や水頭症のように入院や手術が必要なものもあります。

入院や手術だけでなく、通院でも治療費が高くなる可能性を考えると、通院・入院・手術のすべてをカバーするプランがおすすめです。

ただし、補償が充実しているほど、保険料も高くなる傾向にあります。自身の経済状況と相談しながら選びましょう。

 

膝蓋骨脱臼(パテラ)が補償対象か?

ポメラニアンがかかりやすい病気の1つである膝蓋骨脱臼(パテラ)は、ペット保険で補償対象外にされやすい病気です。治療費を補償してもらうために保険に加入したのに、保険金が支払われなければ元も子もありません。

ちなみに、気管虚脱や歯周病を補償しないペット保険もあります。

高額な治療費が必要になった際に困らないよう、必ず加入前に保険会社のサイトや約款、重要事項説明書をチェックしてください。それでもよくわからない場合はそのままにせず、電話で問い合わせましょう。

 

免責金額や待機期間はあるか?

免責金額とは、治療費のうち契約者が負担しなければならない金額です。治療費が免責金額以下の場合は、保険金は支払われません。

そのため、免責金額が設定されているペット保険では、低額の治療費ばかりだと治療費の自己負担額が増えてしまいます。

また、待機期間とは、契約後に設定された補償がおりない期間のことです。病気の潜伏期間などを考慮して設定されます。一般的な待機期間は、以下のとおりです。

  • ケガ:0日~15日
  • 病気:15日~30日
  • ガン:30日~120日

待機期間中に発生した傷病においては、ペット保険に加入していても保険金は支払われないため注意しましょう。

ポメラニアンにおすすめのペット保険3選

保険料のお手ごろな順におすすめのペット保険を3つ紹介します。保険選びの参考にしてください。

 

PS保険

PS保険ロゴ

プラン名

50%補償プラン

補償割合

50%

補償範囲

フルカバー型

免責金額

なし

待機期間

なし

年間最大補償額

110万円

PS保険の50%補償プランにおける3つのポイントは、以下のとおりです。

  • 通院・入院・手術がすべて補償される
  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)が補償対象
  • 免責金額や待機期間がない

保険料の引き上げは、3歳ごとに1度。そのため、毎年値上がりすることがなく、長期間続けやすい保険といえます。膝蓋骨脱臼(パテラ)だけでなく、ペット保険で補償対象外になりやすい椎間板ヘルニアや歯科治療※も補償対象です。

 

ただし、通院・入院・手術の限度日数(回数)や支払限度額が決まっているため注意しましょう。

とはいえ、8歳11カ月までに加入すれば終身で継続できますし、無料で獣医師に電話相談できる付帯サービスもあります。

※予防を目的とした歯科治療は補償対象外です。
※今後の商品改定などにより、保険料や補償内容が変更となる場合もございます。
※詳しい補償内容は重要事項説明書をご覧ください。

関連記事:PS保険(ペットメディカルサポート株式会社)の口コミや特長、補償プランをまとめて紹介

 

 

楽天ペット保険「スーパーペット保険」

楽天ペット保険ロゴ

プラン名

通院つき50%プラン

補償割合

50%

補償範囲

フルカバー型

免責金額

なし

待機期間

ケガ:0日
病気:30日間

年間最大補償額

92.4万円

楽天ペット保険「スーパーペット保険」の通院つき50%プランにおける3つのポイントは、以下のとおりです。

  • 通院・入院・手術がすべて補償される
  • 膝蓋骨脱臼が(椎間板ヘルニアや歯周病も※)補償対象
  • 免責金額がない

楽天ペット保険は、楽天ポイントが貯まる&ポイントで保険料の支払い可能というメリットがあります。

 

ただし、年齢が上がるにつれて保険料も高くなる傾向にあるため、事前に確認してください。

とはいえ、10歳11カ月までに加入すれば終身で継続できますし、人や犬にケガをさせてしまうリスクに備えてペット賠償責任特約を付帯できます。

※予防を目的とした歯科治療は補償対象外です。
※今後の商品改定などにより、保険料や補償内容が変更となる場合もございます。

※詳しい補償内容は重要事項説明書をご覧ください。

関連記事:スーパーペット保険(楽天損害保険株式会社)の口コミや特長、補償プランをまとめて紹介

 

 

SBIいきいき少短のペット保険

SBIいきいき少短ロゴ

プラン名

プラン50 スタンダード

補償割合

50%

補償範囲

フルカバー型

免責金額

なし

待機期間

ケガ:0日
病気:1ヶ月間(翌月1日)

年間最大補償額

50万円

SBIいきいき少額短期保険のプラン50スタンダードにおける3つのポイントは、以下のとおりです。

  • 通院・入院・手術がすべて補償される
  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)は補償対象外
  • 免責金額がない 

SBIいきいき少額短期保険は、獣医師の90%に良い保険と評価されています(2021年9月ベッツアイ調べ(ズピア社))。

 

ただし、膝蓋骨脱臼(パテラ)や椎間板ヘルニア、歯科治療は補償対象外なので注意してください。

とはいえ、11歳11か月まで新規加入できるため、シニアペットの飼い主さまにはおすすめです。

※今後の商品改定などにより、保険料や補償内容が変更となる場合もございます。
※詳しい補償内容は「ご契約に際しての大切な事柄をご覧ください。

関連記事:【SBIいきいき少額短期保険株式会社】ペット保険の口コミ、特長、補償プラン、メリット・デメリットを紹介!

ペット保険加入前にチェックすべきことは?

ペット保険加入前にチェックすべきこと

いよいよ加入するペット保険を決めたら、事前にチェックしてほしいポイントが3つあります。それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

年齢制限

基本、ペット保険には新規で加入できる年齢に制限があります。なぜなら、高齢になるほど病気にかかりやすくなるからです。

また、下限も「生後30日〜」「生後2か月〜」とペット保険によってさまざまです。愛犬の年齢でも加入できるのか、確認してください。

ちなみに、8歳から加入できるアニコム損保の「どうぶつ健保しにあ」は、年齢制限がありません。高齢犬の飼い主さまは、こちらも検討してみてください。  

 

終身継続の可否

解約しない限り、ペット保険は1年ごとに自動更新(継続)されるものが多くあります。

しかし、慢性腎臓病や糖尿病などの慢性疾患を患った場合は、保険会社によって契約が更新されないケースもあります。 また、保険に加入していても補償限度額を使いきった時点で、契約が終了するものもあるため注意してください。

別の保険に乗り換える場合は、待機期間を考慮して、できるだけ補償がおりない無保険期間を作らないようにしましょう。  

 

割引制度

ペット保険によっては、さまざまな割引制度が用意されています。

割引制度

内容

ネット/Web申込み割引

飼い主さま自身でネットから契約すると、保険料が割引かれる制度。初年度のみの場合が多い。

多頭割引

2頭目からの保険料が割り引かれる制度。同じプランへの加入やほかの割引との併用不可などいくつか制限がある。

マイクロチップ割引

マイクロチップを装着していると割引になる制度。

無事故割引

前年に保険金を受け取っていない場合、継続すると翌年の保険料が割引かれる制度。

まとめ│ポメラニアンに合ったペット保険を選ぼう!

ポメラニアンにおすすめのペット保険は、以下の3つでした。

・PS保険
・楽天ペット保険「スーパーペット保険」
・SBIいきいき少短のペット保険

ただし、保険料が安いからといって、上記の保険が飼い主さまや愛犬に最適な保険とは限りません。このほかにも、サービスや強みが異なるペット保険がたくさんあります。

 

この記事で紹介したポイントとともに、それぞれの加入条件や補償割合、付帯サービスなども含めてご自身で判断してください。

 

【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

木内比奈子
この記事の監修者 木内 比奈子
ファイナンシャルプランナー。少額短期保険募集人、損害保険募集人。大学卒業後、保険代理店勤務を経て、ペット保険の重要さを感じ資格を取得。北海道犬と14年間、ヨークシャー・テリアと5年間暮らした経験を活かして、おもにペットやペット保険に関する記事を執筆、監修。ペットとの楽しい暮らしをサポートするため、正しく役に立つ情報を発信していきます。

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