トイ・プードルにおすすめのペット保険と口コミ！選び方やなりやすい病気も解説

トイ・プードルにペット保険はおすすめ？

トイ・プードルは、小型犬の中でも特に平均寿命が長く、長生きしやすい犬種です。

そのため、高齢期に発生しやすい病気に悩まされることも多く、将来的に医療費がかさんでしまうこともあるでしょう。

 

ペット保険に加入しておけば、経済的な負担を軽減することができ、もしものときに備えることができて安心です。

 

この記事では、トイ・プードルにペット保険が必要な理由について解説し、後半では、ペット保険選びのコツやおすすめのペット保険3選をご紹介します。

トイ・プードルってどんな犬？

かわいらしい見た目や飼いやすい性格から、トイ・プードルは人気を集めており、一般社団法人ジャパンケネルクラブ（JKC）の登録頭数は、毎年不動の1位を誇っています。

性格は、フレンドリーで好奇心旺盛。また賢い子が多いため、しつけがしやすく、初心者でも飼いやすいといえるでしょう。

 

◆トイ・プードルの特徴

トイ・プードルの外見	カールした被毛、筋肉質なバランスのよい体型、垂れ耳、目はアーモンド型、瞳は暗い色
トイ・プードルの毛色	単色（ブラウン、ブラック、ホワイト、グレー、フォーン）
トイ・プードルの体重	3kg前後
トイ・プードルの価格	20～30万前後
トイ・プードルの原産国	フランス
トイ・プードルの平均寿命	15.3歳

カールした被毛は、換毛期がないのが特徴です。抜け毛の処理が必要ないのも、人気の理由の一つかもしれません。

 

トイ・プードルの性格は？

フレンドリーで人なつっこく、社交的な性格をしています。また好奇心旺盛で、遊ぶのが大好きなのも特徴です。

 

基本的には賢いトイ・プードルですが、ときには活発すぎて、やんちゃに感じられることもあるでしょう。特にオスのトイ・プードルは、メスよりもやんちゃな傾向があり、しつけに困ることがあるかもしれません。

また賢いがゆえに、ずる賢い、性格が悪いと思われてしまうこともあるようです。

 

トイ・プードルの平均寿命は何年？

トイ・プードルの平均寿命は15.3歳であり、犬全体の平均寿命である14.2歳よりも長いのが特徴です。

長寿の多い小型犬の中でも特に長く、20歳近くまで長生きする子も珍しくありません。

参照：アニコム損保「家庭どうぶつ白書2023」

トイ・プードルの飼い方のポイントは？

換毛期がなく、毛が抜けにくいトイ・プードルにとって、被毛のお手入れは必須です。

被毛がもつれたり、毛玉ができてしまったりすると、皮膚トラブルのもととなります。こまめなブラッシングを心がけましょう。

 

さらに、トイ・プードルの被毛は、ほかの犬種よりも成長が早いという特徴をもちます。伸びた被毛は定期的にカットする必要があり、月に1回ほどはトリミングが必要でしょう。

 

トイ・プードルに散歩は必要？

体が小さなトイ・プードルですが、散歩は欠かせません。毎日30分程度は散歩に連れて行くようにしましょう。

 

トイ・プードルは、とても活発で運動や遊びが大好きです。運動能力も高いため、ドッグスポーツであるアジリティへの挑戦もおすすめです。

 

雨で散歩に行けない日も、おもちゃ遊びなどで運動不足やストレスを解消してあげましょう。

なお、トイ・プードルは関節のトラブルを抱えやすいため、床材は滑りにくいものを選んでおくと安心です。

 

トイ・プードルのしつけは難しい？

トイ・プードルは賢いため、しつけがしやすい犬種といえます。

しかし、かわいさのあまり甘やかしてしまうと、噛み癖などがついてしまうことがあるようです。

 

お迎え後、新しい環境になれてきたら、少しずつしつけを始めていきましょう。

関連記事：トイプードルの特徴や性格、飼い方について

トイ・プードルの年間医療費と高額治療費例

アニコム損保「家庭どうぶつ白書2020」によると、トイ・プードルの年間平均診療費は64,060円であり、犬全体の平均70,683円よりは低めです。

 

また疾患ごとの請求割合では、消化器疾患が最も多くなっています。ただし、トイ・プードルは関節のトラブルも起こりやすく、外科手術を行うと高額な治療費用がかかることがあるため、注意が必要です。

 

下記のPS保険のデータのように、通院や入院、手術を含めて、30万円近い費用がかかったケースもあります。

◆10歳のトイ・プードルが膝蓋骨脱臼になり外科治療を行った事例

治療内容	治療費
通院費（7日）	85,000円
入院費（4日）	75,000円
手術費（1回）	135,000円
合計	295,000円

ペットには、人間のような公的な医療保険がないため、飼い主さまがペットの治療費を全額自己負担しなければなりません。

動物病院にかかる費用の一部が補償されるペット保険への加入を検討してみましょう。

◆トイ・プードルに人気のペット保険をチェック！

トイ・プードルのなりやすい病気・ケガ

トイ・プードルは、どのようなケガや病気になりやすいのでしょうか？この章では、トイ・プードルが注意すべきケガや病気をご紹介します。

 

骨折

トイ・プードルは、骨折が非常に多い犬種として知られています。

活発な性格のトイ・プードルは、段差がある場所から飛び降りたり、飼い主の抱っこから飛び降りたりしてしまうことがあり、その衝撃で骨が折れてしまうのです。

また、トイ・プードルは肘から手首までが細長く、衝撃に弱い構造となっています。そのため、前肢の骨折が多いのが特徴です。

 

骨折の治療には外科手術が必要な場合が多く、30万円程度かかる場合もあります。

 

 

パテラ（膝蓋骨脱臼）

膝蓋骨（しつがいこつ）とは、膝のお皿にあたる骨を指し、これが脱臼する病気が「パテラ（膝蓋骨脱臼）」です。

 

トイ・プードルは、遺伝的にパテラを発症しやすく、重度の場合は歩行に支障が出たり、足が曲がってしまったりします。

完治には外科手術が必要で、治療費用は15万～40万円ほどと高額です。

 

トイ・プードルは関節の病気が起こりやすい犬種で、大腿骨頭壊死症（レッグペルテス病）の好発犬種でもあります。

 

外耳炎

外耳炎とは、鼓膜の外側の耳道に炎症が起こる病気のことです。細菌や真菌の異常増殖やアトピー性皮膚炎など、さまざまな原因が複合的に作用して発症します。

 

トイ・プードルの場合、垂れ耳で耳の中に湿気がこもりやすいのに加え、耳の中にも毛が生えやすい体質であるため、耳の中で雑菌が繁殖しやすく、外耳炎になりやすいと考えられています。

 

外耳炎の治療費は、一回の通院あたり3千円ほどですが、何度も通院が必要になるケースも多く、トータルでは1万～2万円ほどになることも多いでしょう。

 

涙やけ

被毛が伸びやすいトイ・プードルは、顔の毛が目を刺激し、涙の量が増える「流涙症（りゅうるいしょう）」になりやすい犬種です。

特に、涙によって目頭の毛が変色した状態を「涙やけ」と呼び、皮膚炎の原因となることもあります。

流涙症や涙やけで治療を行う場合、通院が複数回にわたり、1万～3万円ほどの治療費がかかることもあるでしょう。

 

白内障

白内障も、トイ・プードルがかかりやすい病気です。

またトイ・プードルは、先天的に進行性網膜萎縮症（しんこうせいもうまくいしゅくしょう）を発症しやすい犬種です。進行性網膜萎縮症は、徐々に目が見えなくなる遺伝病であり、進行すると二次的に白内障を発症することもあります。

白内障の手術費用は、30万円以上かかることも少なくありません。

 

歯周病

歯周病は高齢の犬で一般的にみられる病気で、長生きであるトイ・プードルは、歯周病を発症しやすいといえます。

歯周病の治療には、麻酔下での歯科処置が必要です。平均的な治療費用は6万～8万円ほどですが、重度の歯周病では、10万円以上の治療費用がかかることも珍しくありません。

 

気管虚脱

気管虚脱（きかんきょだつ）とは、気管の軟骨が潰れてしまうことで、気道が狭くなる病気を指します。トイ・プードルを含む、小型犬で多くみられる病気です。

多くは通院治療が行われ、1回あたり5千円〜1万5千円ほどの治療費がかかります。また外科手術が行われた場合、40万～70万円もの費用がかかることもあるでしょう。

【年齢別】トイ・プードルが注意すべき健康トラブル

好奇心旺盛なトイ・プードルは、若齢期には特に異物誤飲に注意が必要です。若齢期は免疫機能も弱いため、風邪など感染症のリスクが高いといえます。

 

また、成長期を含む全年齢で、骨折に注意しましょう。歯周病は高齢期に多い病気ですが、成長期で発症する場合もあるため、油断は禁物です。

 

高齢期のトイ・プードルでは、糖尿病などの慢性疾患や、癌（がん）などの腫瘍性疾患のリスクが高まります。

 

トイ・プードルの毛が抜ける病気は何歳からかかりやすい？

毛周期停止（アロぺシアX）は、かゆみもないのに毛が抜けてしまう、原因不明の皮膚病です。ポメラニアンで有名な病気ですが、実はトイ・プードルでも発症することがあります。

若齢期で発症しやすく、特に1〜4歳での発症が多いのが特徴です。

トイ・プードルは何歳でペット保険に加入すればいい？

活発で好奇心旺盛なトイ・プードルは、異物誤飲や、高所からの落下などによるケガのリスクが高い犬種といえます。

これらの事故は、特に若齢期に多いことから、0歳からペット保険への加入を検討することがおすすめです。

 

多くのペット保険では新規加入の際に、7〜12歳程度までの年齢制限を設けています。

シニアでも加入できるペット保険をお探しの方は、以下の記事を参考にしてみてください。

トイ・プードルのペット保険の選び方

数多あるペット保険の中で、一体、どのような保険に加入すればよいのでしょうか？

この章では、トイ・プードルのペット保険を選ぶコツをご紹介します。

 

通院・入院・手術が補償されるか？

トイ・プードルのペット保険は、通院・入院・手術が補償される「フルカバー型」のペット保険がおすすめです。

 

トイ・プードルがなりやすい外耳炎や気管虚脱は、再発しやすく、何度も通院が必要になることもあります。また骨折や異物誤飲をしてしまった場合、入院や手術が必要になることもあるためです。

 

フルカバー型のペット保険に加入し、日ごろの通院だけではなく、万が一の入院や手術にも備えましょう。

 

パテラや椎間板ヘルニア、歯周病は補償対象？

ペット保険を選ぶ際は、トイ・プードルが発症しやすい膝蓋骨脱臼（パテラ）や歯周病（歯科治療）が補償対象になっているか、加入前に確認することが重要です。

ほかにも、治療費が高額になりやすい椎間板ヘルニアや大腿骨頭壊死症などが補償対象かどうかも確認しておくと良いでしょう。

 

保険金の請求方法は窓口精算？後日精算？

通院が多い場合、そのつど保険金請求が必要となるため、精算方法も事前に確認しておきましょう。

 

保険金の精算方法は、動物病院の窓口で治療費を全額支払った後、保険会社に保険金を請求する「後日精算」が主流です。

しかし一部のペット保険では、動物病院での会計時に保険金が差し引かれ、請求手続きが不要な「窓口精算」が利用できます。

 

後日精算型のペット保険のほうが保険料は安い傾向にあります。

ただし、利便性を重要視する飼い主さまは、窓口精算型のペット保険を検討してみましょう。

トイ・プードルのペット保険を一覧表で比較！

この章では、トイ・プードルにおすすめのペット保険をご紹介します。

ペット保険会社／補償プラン	年間最大補償額
ペットメディカルサポート「PS保険 70％補償プラン」	110万円
アイペット損保「うちの子（70%プラン）」	122.4万円
SBIいきいき少短のペット保険「プラン70 スタンダード」	70万円
楽天ペット保険「スーパーペット保険 通院つき70%プラン」	115.5万円
FPC「ペットほけんフィット70％補償プラン」	100万円
日本ペット少短「いぬとねこの保険 ネクスト70％プラン」	70万円
アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ 70％プラン」	84万円
エイチ・エス損保のペット保険「70%補償（免責金額なし）」	70万円
チューリッヒ少短「犬のがん保険 脱臼ありプラン」	100万円

※今後の商品改定等により、補償内容が変更となる可能性があります。

 

以下の記事では、犬のペット保険10社を徹底比較しています。どのペット保険にするか悩んだら、参考にしてみてください。

トイ・プードルにおすすめのペット保険3選

この章では、ご紹介したペット保険選びのコツをもとに、トイ・プードルにおすすめのペット保険3選をご紹介します。

 

PS保険

PS保険は、インターネット販売に特化したペット保険であり、お手ごろな保険料を実現しています。加齢に伴う保険料の引き上げもゆるやかで、保険の利用回数が多くても、保険料の引き上げはありません。

低コストである反面、年間補償限度額は最大110万円と充実しており、通院・入院・手術をすべてカバーするバランスのよさが特徴です。待機期間がないため、保険期間の初日から補償が受けられるのもうれしいポイントです。

関連記事：PS保険はなぜ人気？口コミ調査でメリット・デメリットを徹底解析！

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のWebサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。

 

アイペット損保「うちの子」

アイペット損保「うちの子」は、アイペット対応動物病院で窓口精算が利用可能なフルカバー型のペット保険です。通院回数が多くても、保険金請求の手間がかからない点が魅力的です。

シニア期のペットにやさしいのも大きな特徴で、新規加入は12歳11か月まで受け付けています。保険の利用回数による継続時の条件追加がなく、犬は12歳から保険料が定額となります。

関連記事：アイペット損害保険株式会社の口コミ・評判は？特長やプラン、メリット・デメリットを紹介

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のWebサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。

 

FPC「ペットほけんフィット」

FPC「ペットほけんフィット」は、年間最大補償額100万円以内であれば、1日あたりの支払限度額と回数の制限がないため、何度でも保険を利用できます。

窓口精算は利用できませんが、スマホアプリから簡単に保険金請求ができるため、手続きによるストレスは最小限でしょう。

関連記事：FPCのペット保険の口コミは？メリット・デメリット、おすすめしたい方を解説！

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のWebサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。

【ペット保険口コミ】トイ・プードルの飼い主さまの評判！

この章では、ペット保険の口コミをご紹介し、トイ・プードルの飼い主さまの生の声をお届けします。ペット保険を選ぶ際に参考にしてみてください。

 

【口コミ】ペット保険に加入した理由は？

 

【口コミ】ペット保険に加入していて良かったと思うことは？

 

【口コミ】ペット保険の気になるところはある？

※調査機関：株式会社クラウドワークス／調査方法：インターネットによるアンケート調査
※口コミは飼い主さまの感想や主観に基づくものであり、ペット保険の補償内容を保証するものではありません。
※回答内容に反しない範囲で、誤字・脱字・表現などを整えて掲載しております。
※保険商品の内容に関しては、各保険会社の重要事項説明書等でご確認ください。

【Q&A】ペット保険選びの疑問3点！

ペット保険選びは、複雑で疑問が絶えないものです。そこでこの章では、よくある疑問3点について回答していきます。

 

Q．ペット保険の加入時には審査があるって本当？

A．ペット保険へ加入する際は、原則、健康体であることが条件です。

そのため、加入時には健康状態や既往歴を告知し、審査を受けなければいけません。告知内容によっては、加入を見送られたり、条件付きの加入になったりすることもあります。

 

また多くのペット保険には年齢制限が設けられていますので、健康な若いうちから加入を検討しましょう。

 

Q．ペット保険で先天性疾患は補償される？

A．先天性疾患の補償については、保険会社によって判断が異なります。

補償対象外になるペット保険もある一方、加入後に発症した先天性疾患については補償対象になるペット保険もあります。

 

トイ・プードルは、膝関節などに先天的な異常をもっていることもあります。加入後に後悔しないためにも、不明な点は保険会社に問い合わせておきましょう。

関連記事：ペット保険は治療中の病気があっても入れる？先天性疾患は補償対象？

 

Q．ペット保険では補償されない医療費もある？

A．ペット保険は、ケガや病気に対する治療費を補償するためのものです。

そのため、健康診断やワクチン接種、不妊手術などにかかる費用は、基本的に補償されないことを覚えておきましょう。

 

補償対象外になる疾患や費用は、保険会社によって異なります。トラブル防止のためにも、補償対象外の項目をしっかりと理解しておくことが重要です。

関連記事：ペット保険で補償対象外になるのは？ワクチンや療法食、サプリメントは適用外？

まとめ│トイ・プードルに合ったペット保険を選ぼう！

ここまでの内容をもとに、トイ・プードルのペット保険について、重要なポイントをまとめてみましょう。

ペット保険を選ぶ際は、トイ・プードルの特徴を理解し、最適な補償プランを選ぶことが大切です。もしものときに困らないためにも、ペット保険の加入は早めに検討しましょう。

ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、どうぞご覧ください。
また保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にされてください。

 

株式会社FPC：PX-KY240924-032(25.04)、アイペット損害保険株式会社：募2410-230(26.09)