リラックスするメインクーン

「穏やかな巨人」とも呼ばれるメインクーンは、その大きな体と美しい長毛で多くの人々を魅了する猫種です。しかし、大型種であるがゆえに、特定の病気にかかりやすいという側面ももち合わせています。

この記事では、メインクーンがかかりやすい病気と治療費、最適なペット保険を選ぶためのポイントを詳しく解説します。

【記事のまとめ】

メインクーンは、肥大型心筋症や股関節形成不全、毛球症などの病気に注意が必要です。特に心疾患や関節疾患は長期的な治療や手術で高額な治療費がかかることがあります。メインクーンの病気のリスクを知り、治療費に備えるためにペット保険を検討してみましょう。

目次

メインクーンの特徴│大きさ・性格・飼い方

メインクーンは、その堂々とした体格と賢く穏やかな性格から、世界中で愛されている猫種です。メインクーンの歴史的背景から身体的な特徴、性格、飼育するうえでのポイントについて基本的な情報を紹介します。

 

メインクーンの歴史や背景

メインクーンはアメリカのメイン州が原産といわれていますが、正確な起源はわかっていません。アライグマに似たふさふさの尻尾をもつことから、「メイン州のアライグマ」を意味する「メインクーン」と名付けられたといわれています。

厳しい寒さの自然環境で生き抜いてきたため、頑丈な骨格と防水・防寒性に優れた豊かな被毛をもつようになりました。

 

メインクーンの大きさや被毛の特徴

メインクーン最大の特徴は、猫の中でも特に大きな体格です。「ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)」という愛称のとおり、成猫のオスは体重が6〜9kg、体長が1mを超えることも珍しくありません。

被毛はシルクのような手触りのシャギーコート(むく毛)で、密度が高く、特に首周りや尻尾の毛量が豊かでフサフサしています。

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メインクーンの性格と飼い方のポイント

メインクーンは、見た目のワイルドさとは対照的に、穏やかで賢い性格をしています。人懐っこく、飼い主とのコミュニケーションを楽しむことから、のようだと表現されることもあります。

飼育のポイントとしては、その大きな体を維持するための十分な運動スペースを確保することが挙げられます。豊かな長毛は毛玉になりやすいため、毛球症予防のためにも定期的なブラッシングが欠かせません。

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保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にしてください。

メインクーンのなりやすい病気│症状や原因、治療費の目安

メインクーンは比較的丈夫といわれることもありますが、体の大きさや遺伝的素因から、かかりやすい病気がいくつか存在します。メインクーンが注意したい病気の症状や原因、治療費の目安について解説します。

 

【遺伝的疾患】肥大型心筋症に注意が必要

肥大型心筋症は、心臓の筋肉が異常に厚くなることで心臓の機能が低下する、メインクーンに多くみられる遺伝性疾患です。

初期は無症状なことも多いですが、進行すると呼吸が速くなる、元気がなくなるといった症状があらわれます。完治は難しく、生涯にわたる投薬治療が必要となり、年間で10万〜30万円程度の治療費がかかる場合もあります。

 

【大型猫特有】股関節形成不全などの関節疾患

大きな体を支えるため、メインクーンは股関節や肘関節に負担がかかりやすく、股関節形成不全などの関節疾患を発症しやすい傾向にあります。

関節疾患の場合、下記のような症状がみられます。

  • 歩き方が不自然になる
  • ジャンプをためらう
  • 足を触られるのを嫌がる

治療法は内科的治療から外科手術までさまざまで、手術を行う場合は20万円以上の高額な費用が必要になることもあります。

 

【長毛種特有】毛球症のリスクと予防対策

メインクーンは長毛種であるため、グルーミングの際に飲み込んでしまう毛の量が多く、胃や腸の中で毛が絡まって塊になる「毛球症(もうきゅうしょう)」を引き起こしやすいです。

症状としては、食欲不振や嘔吐、便秘などが挙げられます。重症化すると外科手術が必要になるケースもあります。

予防策としては、毎日のこまめなブラッシングで抜け毛を取り除くことが効果的です。

抜け毛が多いメインクーンのブラッシング方法について▼
関連記事:メインクーンの抜け毛対策はどうしたらいい?ブラッシングと食事から考える

 

【そのほか】泌尿器系の病気も要注意

猫全般に多い膀胱炎や尿石症などの泌尿器系疾患も、メインクーンにおいて注意が必要です。頻繁にトイレに行く、排尿時に痛そうに鳴く、血尿が出るといった症状がみられたら、すぐに動物病院を受診する必要があります。

治療費は症状によりますが、手術が必要な場合は20万円以上かかることもあります。治療が遅れると腎臓に負担がかかることもあるため、早期発見・早期治療が重要です。

メインクーンの膀胱炎を予防するには?▼
関連記事:メインクーンは膀胱炎になりやすい|症状や原因・対処法を解説

 

※治療費はあくまで一例です。動物病院やペットの状態などによって異なるためご注意ください。

FP解説!メインクーンにはペット保険が必要?

メインクーンとの暮らしを考えるうえで、ペット保険への加入は重要な選択肢の一つです。ファイナンシャルプランナーの視点から、メインクーンにペット保険が必要といわれる理由について解説します。

 

大型猫種ならではの病気リスクと高額になりがちな治療費

メインクーンは、肥大型心筋症や股関節形成不全といった、治療が長期化しやすい病気のリスクを抱えています。これらの病気は定期的な通院や生涯にわたる投薬、場合によっては外科手術が必要となり、治療費の総額が高額になる可能性があります。

ペット保険に加入することで自己負担額を抑えられ、経済的な理由で治療をあきらめる事態を避けられることもあるでしょう。

 

病気になる前の「0歳」での加入が最もおすすめな理由

ペット保険は、原則として健康な状態でなければ加入できません。そのため、病気を発症する前の0歳のうちに加入することが最もおすすめです。

病気になると、加入が難しくなったり、特定の病気は補償対象外となる条件が付いたりすることがあります。また、子猫の時期は保険料が比較的安く設定されており、プランの選択肢が豊富な点はメリットといえます

 

メインクーンに限らず、猫種ごとの健康リスクや保険の必要性について知りたい方は、「猫種別ペット保険ガイド」をぜひ参考にしてください。

メインクーンがペット保険に入るメリット・デメリット

ペット保険への加入を検討する際には、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが大切です。

メリットとしては、高額な治療費への備えができる点が大きく、愛猫の体調に異変を感じた際に、治療費を気にせず速やかに動物病院へ連れて行く決断がしやすくなります。

一方、デメリットは、健康でペット保険を使わなかった場合でも、支払った保険料は掛け捨てになる点です。毎月の保険料という固定費が発生することも考慮する必要があります。

メインクーンのペット保険を選ぶ5つのポイント

メインクーンのペット保険選び

メインクーンの最適なペット保険をみつけるために確認すべき5つのポイントを解説します。

 

ポイント1:心疾患や関節疾患が補償対象か

メインクーンがかかりやすい肥大型心筋症や股関節形成不全が、補償の対象となっているかをかならず確認しましょう。

保険会社によっては、特定の遺伝性疾患を補償対象外としている場合があります。加入を検討している保険の約款や重要事項説明書を事前にしっかりと読み込み、万が一の際に備えられるかを見極めることが重要です。

 

ポイント2:通院・入院・手術が補償されるか

ペット保険のプランは、入院・手術のみを補償するシンプルなものや、通院・入院・手術を幅広くカバーするフルカバータイプがあります。

メインクーンは慢性疾患による長期的な通院が必要になる可能性もあるため、迷った場合は通院・入院・手術が補償されるプランのほうが安心感が高いといえます。

 

ポイント3:高額治療に備えられるか

外科手術など、一度に高い費用がかかる治療に備えるためには、年間の補償限度額や1回あたりの手術の補償限度額が十分かを確認することが大切です。

起こりうるリスクを想定し、必要な補償額が設定されているかを確認しましょう。

 

ポイント4:シニア期も継続できる保険料か

猫も7歳、8歳、9歳と年齢を重ねるにつれて病気のリスクが高まり、ペット保険の保険料も上昇します。加入時に将来の保険料がどの程度まで上がるのかを確認し、生涯にわたって払いつづけられるかをシミュレーションしておくことが重要です。

終身での継続が可能か、病気になったときに続けられるのかどうかもあわせてチェックしておきましょう。

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関連記事:シニアにおすすめのペット保険TOP3!高齢でも入れるプランは?【FP監修】

 

ポイント5:どのような請求方法が使えるか

保険金の請求方法には、主に2つのタイプがあります。

一つは、提携している動物病院の窓口で保険証を提示すれば、自己負担分のみの支払いで済む「窓口精算」です。窓口精算は一時的な金銭負担が軽くなるため、利便性が高いといえます。

もう一つは、一旦治療費の全額を立て替え、後日保険会社に請求する「後日精算」です。郵送による手続きだけではなく、スマホアプリやWebページでの手続きに対応している保険会社もあります。

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メインクーンの保険選びで失敗しないための注意点

メインクーンのペット保険を選ぶ際には、保険料以外に目を向けることも後悔しないための鍵になります。そこで、契約前に確認しておきたい注意点を3つ紹介します。

 

1日あたり・1回あたりの支払限度額を要チェック

年間の補償限度額が十分にみえても、「通院1日あたり〇〇万円まで」「手術1回あたり〇〇万円まで」といった支払限度額が設定されている場合があります。この支払限度額が十分でない場合、治療費が高額になった際に、自己負担額が想定より大きくなる可能性があります。

気になる方は、年間の補償限度額内なら1回の支払限度額がない回数無制限プランを検討するのも良いでしょう。

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保険の利用状況によって契約更新できないことも

多くのペット保険は1年ごとの自動更新です。ただし、保険会社によっては、保険金の請求状況などによって、翌年の契約更新ができないケースが存在します。

安心して加入しつづけるために、契約前に、更新時の条件についても確認しておきましょう。

 

補償対象外の費用もある点を理解しておく

ペット保険は、動物病院で発生するすべての費用を補償するものではありません。ワクチン接種やフィラリア予防などの予防医療、健康診断、去勢・避妊手術、加入前から患っているケガや病気などは、一般的に補償対象外となります。

また、サプリメントや一部の療法食なども対象外とされることが多いため、補償される費用、補償されない費用を理解しておくことが大切です。

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【猫の飼い主の口コミ】ペット保険はいらない?

ペット保険の必要性については、飼い主さまの間でも意見がわかれます。

実際にペット保険に加入していた飼い主さまからは、「動物病院に行くことが多く、保険があって良かった」「いつ何があるかわからないため、加入していることによる安心感は大きい」といった声が聞かれました。

気になる声としては「去勢・避妊手術が保険の適用外なのはデメリットだと思う」「年齢が上がるにつれて保険料が高くなる」などがあります。

愛猫がケガや病気になったときのためにどう備えておくか、飼い主さまの経済状況なども踏まえ、ペット保険の加入を検討しましょう。

メインクーンに関するよくある質問5点!

ここでは、メインクーンの特性やペット保険に関して、飼い主さまからよく寄せられる質問をまとめました。

 

Q.

メインクーンはどこまで大きくなるの?

A.

成猫のオスで体重6〜9kg、メスで4〜6kg程度が一般的です。体長は尻尾を含めると1mを超える個体も珍しくありません。
ほかの猫種と比べて成長がゆっくりで、完全に大きくなるまでには3〜5年ほどかかります。

Q.

体が大きいメインクーンは保険料が高くなる?

A.

多くのペット保険では、猫種や体の大きさによって保険料は変わりません。年齢によって保険料が変わります。
ただし、犬の場合は犬種や体重で保険料が変わることが一般的です。

Q.

メインクーンは寿命が短いって本当?

A.

メインクーンの寿命は短いとはいえません。
メインクーンの平均寿命は12〜15歳程度で、ほかの猫種と比較して大きな差はないといえます。

Q.

持病のあるメインクーンはペット保険に入れない?

A.

持病があると、新規での加入は難しくなるか、条件付きでの加入となるのが一般的です。
※詳細は、各保険会社の重要事項説明書等を確認してください。

Q.

肥大型心筋症はペット保険で補償される?

A.

多くのペット保険で肥大型心筋症は補償対象となりますが、注意が必要です。
保険加入前にすでに診断されている場合や、加入後の待機期間中に発症した場合は補償されません。
※詳細は、各保険会社の重要事項説明書等を確認してください。

まとめ│メインクーンのペット保険を検討しよう!

メインクーンは、その大きな体と遺伝的素因から、肥大型心筋症や関節疾患といった病気にかかりやすい傾向があります。

ペット保険を選ぶ際は、メインクーン特有の疾患が補償対象か、通院・入院・手術を補償しているか、そしてシニア期まで無理なく継続できる保険料かなどを総合的に比較検討することが大切です。

【ペット保険比較のピクシー】では、30種類以上の症状・疾患の原因や治療費を網羅した「猫の病気・症状事典|原因・治療費・余命など」や、ペット保険の選び方・補償内容を解説した「ペット保険完全ガイド」も公開しています。愛猫の「もしも」への備えや健康管理などにぜひお役立てください。

木内 比奈子
この記事の監修者 木内 比奈子

ファイナンシャルプランナー

少額短期保険募集人、損害保険募集人。大学卒業後、保険代理店勤務を経て、ペット保険の重要さを感じ資格を取得。北海道犬と14年間、ヨークシャー・テリアと5年間暮らした経験を活かして、おもにペットやペット保険に関する記事を執筆、監修。ペットとの楽しい暮らしをサポートするため、正しく役に立つ情報を発信していきます。

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