
ペット保険には、大きく分けて「少額短期保険」と「損害保険」の2種類があります。名前は聞いたことがあっても、その違いや選び方がわからないという方も多いかもしれません。
本記事では、ペット保険会社一覧とともに、少額短期保険と損害保険の違いや特徴などを解説するので参考にしてください。
- ペット保険を扱う少額短期保険会社は何社?
- 損害保険会社のペット保険のメリットは?
- 少額短期保険と損害保険は事業規模が違う?
- ペット保険選びで注意すべきなのは?
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まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考になさってください。
【一覧表まとめ】ペット保険会社は何社?
現在ペット保険を扱う会社は全部であり、そのうち少額短期保険が10社、損害保険が8社です。新規受付停止中の保険会社は、既存契約者向けのサービスは継続している場合がありますが、新たに加入することはできません。
少額短期保険を扱うペット保険会社一覧
少額短期保険とは、事業の規模が比較的小さく、受け取れる保険金が少額な保険を扱う保険会社です。
以下は、ペット保険を扱う少額短期保険業者のリストです。
【ペット保険会社10社(少額短期保険業者)】
- 株式会社FPC
- SBIペット少額短期保険株式会社
- SBIプリズム少額短期保険株式会社
- ペットメディカルサポート株式会社
- 日本ペット少額短期保険株式会社
- リトルファミリー少額短期保険株式会社
- つばき少額短期保険株式会社
- ペッツファースト&グレイス少額短期保険株式会社
- イーペット少額短期保険株式会社 (新規受付停止中)
- チューリッヒ少額短期保険株式会社 (新規受付停止中)
損害保険を扱うペット保険会社一覧
損害保険とは、資本金が10億以上と、事業規模が大きい保険会社です。損害保険会社は以下のとおりです。
【ペット保険会社8社(損害保険会社)】
- あいおいニッセイ同和損保
- au損害保険株式会社
- アニコム損害保険株式会社
- アイペット損害保険株式会社
- エイチ・エス損害保険株式会社
- ペット&ファミリー損害保険株式会社
- 楽天損害保険株式会社
- アクサ損害保険株式会社(新規受付停止中)
補足:共済のペット保険とは
共済は営利目的のペット保険会社ではなく、一般社団法人などの非営利組織が運営する制度です。通常のペット保険と同様に病気やケガの補償を受けられますが、加入には組合員になる必要がある場合があります。
非営利のためコスト面でのメリットがありますが、加入条件や手続き方法が保険会社のプランとは異なる場合があるので、事前に確認しておくことが重要です。
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ペット保険知識│少額短期保険と損害保険を徹底解説!

少額短期保険と損害保険は、どちらもペットの治療費をサポートする保険です。まずは、それぞれの基本的な仕組みと特徴を知ることから始めましょう。
【少額短期保険】特徴や仕組みとは?
「少額短期保険」とは、簡単にまとめると保険金額が少額で、契約が短期の保険商品を指します。2006年4月の改正保険業法で誕生し、「ミニ保険」とも呼ばれます。財務局による登録制です。
補償金額の上限は1契約者あたり通算1,000万円までと決まっており、年間補償額もそれを超えることはありません。
会社の規模が小さいため、万が一の破綻時には補償が打ち切られるリスクはあります。ただし、安定した運営のために営業保証金を法務局に供託することが義務化されています。万一の破綻時は、この供託金が資金として使われます。
【損害保険】特徴や仕組みとは?
「損害保険」とは、簡単にまとめると、事故や病気などによる損害を補償する商品を取り扱う保険のことを指します。ペット保険もこの損害保険分野に含まれます。
損害保険会社は、少額短期保険と比べて事業規模が大きく、長期的に安定した運営基盤があります。最低資本金は10億円で、金融庁による免許制となっています。万が一の破綻時には「損害保険契約者保護機構」による補償継続の仕組みがあり、契約者の保護体制が整っているといえるでしょう。
少額短期保険と損害保険の違いを比較表でチェック!
この章では、少額短期保険と損害保険をわかりやすく項目別に比較できる表にまとめました。
項目 | 少額短期保険(少短) | 損害保険(損保) |
参入方式 | 登録制(財務局) | 免許制(金融庁) |
最低資本金 | 1,000万円 | 10億円 |
事業規模の制限 | 年間収受保険料50億円以下 | 制限なし |
扱える保険の特性 | 少額・短期・掛け捨てが基本 | 制限なし |
契約者保護制度 | 供託金制度あり (破綻時は供託金から補償) |
契約者保護機構あり (破綻時の補償制度) |
保険期間の上限 | 損害保険分野は最長2年 ペット保険は1年が一般的 |
制限なし ペット保険は1年が一般的 |
保険金額の上限 | 損害保険は最高1,000万円 | 制限なし |
資産運用の制限 | 預貯金・国債・地方債等 | 原則自由 |
少額短期保険と損害保険の違いを比較すると、扱える保険金額の上限などが大きく異なります。しかし、ペット保険を選ぶうえで、これらが直接的に保険料や補償内容に影響するわけではありません。
たとえば、「少額短期保険だから保険料が安い」、「損害保険だから補償内容が手厚い」などの傾向はみられません。ペット保険選びで考慮すべき点としては、契約者保護や事業規模の大きさなどが挙げられるでしょう。
大切なのは、契約者保護の有無や事業規模などの信頼性を踏まえ、ペットや飼い主の状況に合った商品を選ぶことです。加入前には保険会社の経営状況や補償制度についても確認しましょう。
ペット保険の選び方│注意すべきポイント3点!

自分のペットに合うかを見極めるためには、単に保険料の安さだけで選ぶのは危険です。ここでは、「失敗しないペット保険選びのポイント」3点を具体的に解説します。
保険料と補償内容のバランスをみること
ペット保険を選ぶ際は、保険料の安さだけに注目するのではなく、補償内容とのバランスを確認しましょう。高額治療に対応できる補償があるか、通院・入院・手術など必要な項目が含まれているかをチェックすることが重要です。また、免責金額や自己負担割合も確認し、月々の保険料と年間の補償額が適切かを比較することが失敗しないポイントです。
ペット保険や保険会社の口コミも確認!
ペット保険の契約前には、実際に加入した人の「口コミ」を確認するのも有効です。保険金の支払いスピードや対応の丁寧さ、請求のしやすさなど、公式情報だけではわからない実態を知ることができます。SNSや比較サイトでの体験談を参考にしながら、信頼できる保険会社かどうかを判断しましょう。
入ってはいけないペット保険も要チェック
一部には、条件が不明瞭でトラブルになりやすい“入ってはいけないペット保険”も存在します。加入前には、保険会社の公式Webサイトや、約款・重要事項説明書などをかならず確認し、契約後に「想定していた補償が受けられない」という事態を避けることが大切です。
関連記事:入ってはいけないペット保険【ワースト5】発表!入るべき保険も解説!
まとめ│ペット保険についてよく知り納得のいく商品を選ぼう!
ペット保険選びにおいて、少額短期保険と損害保険の違いも大事ですが、最も重要なのは、保険料や補償内容のバランス、信頼できる保険会社かどうかです。加入後のトラブルがないように、申し込みの前にしっかりと約款や口コミを確認し、納得のいくペット保険を選びましょう。
【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

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- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上