ペット保険を選ぶボーダー・コリー

中型犬を家族に迎えてペット保険を探してはみたものの、どれがよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

元気に走り回っている様子から「中型犬にペット保険は必要なの?」と悩んでいる方もいるかもしれません。

 

この記事では、中型犬におすすめのペット保険をランキング形式でご紹介するとともに、選び方のポイントをファイナンシャルプランナーの視点でわかりやすく解説します。

【この記事でわかること】

  • 中型犬におすすめペット保険は?
  • 中型犬にペット保険は必要?
  • 【口コミ】ペット保険に入って後悔したことは?
  • フレンチ・ブルドッグや柴犬に多いケガや病気は?

【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考になさってください。

目次

中型犬におすすめペット保険ランキング!

寝転ぶビーグルと女性

さっそく、中型犬におすすめのペット保険をランキング形式でご紹介します。これから加入を検討されている飼い主さまは、ぜひ参考にしてみてください。

 

【1位】通院・入院・手術を補償するペット保険

中型犬は、通院・入院・手術を補償するフルカバー型のペット保険がおすすめです。

 

犬種にもよりますが、中型犬はアレルギー性皮膚炎や外耳炎にかかりやすいといわれています。これらは通院による治療が多く、再発しやすいことも特徴です。

中型犬には活発で好奇心旺盛な犬種も多いため、ケガや異物誤飲を引き起こしてしまう可能性もあります。状態によっては緊急手術を行い、高額な治療費がかかるかもしれません。

 

手術や入院のみを補償するペット保険もありますが、中型犬には、通院・入院・手術を補償するペット保険を検討してみましょう。

 

【2位】保険料がお手ごろなペット保険

獣医療の進歩や室内飼育の普及により、犬の平均寿命は年々延びており、15歳を超えて長生きする中型犬もみられるようになってきました。

一般的に、年齢が上がるとともにペット保険の保険料も上昇していくため、シニア期でも継続しやすい保険料がお手ごろなペット保険がおすすめです。

~ファイナンシャルプランナーのアドバイス~

保険料の負担が気になる方は、一定年齢から保険料が一律になるプランや、保険料の値上がりがゆるやかなプランも検討してみましょう。

 

【3位】歯科治療を補償するペット保険

歯周病は、犬種を問わず、よくみられる病気です。進行すると痛みだけでなく、ほかの臓器にも悪影響を及ぼす可能性があります。また、治療には全身麻酔を伴い、治療費は10万円以上かかる場合もあるため、歯科治療が補償対象のペット保険がおすすめです。

注意するポイントとして、ペット保管の中には、歯科治療を補償しないと定めているプランもあります。加入時にはかならず重要事項説明書を確認しましょう。

※治療費はあくまで一例です。動物病院やペットの状態などによって異なるためご注意ください。

※このランキングは「ペット保険比較のピクシー」が独自の調査をもとにまとめたものです。
※詳しい補償内容は、各保険会社のWebサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。

 

実は、入ってはいけないペット保険もあります。気になる方は関連記事を参考にしてみてください。

ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、安心して保険をお選びいただけます。
保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にしてください。

中型犬にペット保険が必要な理由

「中型犬は丈夫なのに、ペット保険は必要?」と思っている方もいるでしょう。

 

しかし、愛犬は健康で丈夫だと思っていても、予期せぬケガや病気はいつ発生するかわかりません。たとえば異物誤飲によって消化管閉塞を起こした場合、状態によっては開腹手術を行い、高額な治療費が発生するケースもあります。

ペット保険に加入していない場合、動物病院での治療費は全額自己負担となるため、経済的な面で不安がある方はペット保険の加入がおすすめです。

 

ペット保険に加入していれば、治療費の一部が補償されるため、経済的な負担を軽減し、最善の治療を受けさせられるでしょう。また、動物病院を受診するハードルが下がり、早期発見・早期治療につながることもあります。

中型犬のペット保険選び!後悔しないポイントをFPが解説!

ペット保険選びを解説するFP

中型犬のペット保険を選ぶ際には、保険料だけで判断するのではなく、総合的に検討することが重要です。ファイナンシャルプランナーの視点から、後悔しないためのポイントをいくつか解説します。

 

病気になる前にペット保険を調べる

ペット保険を申し込む際には、健康状態の告知が義務付けられており、ペットの治療中の病気や過去にかかったケガ・病気などを保険会社に伝えなければいけません。

そして、告知内容によっては加入ができなかったり、持病などが補償対象外になる条件付きの加入になったりする可能性もあります。

 

そのため、ペット保険は、子犬を迎え入れたときや、健康なうちから検討することが大切です。ペット保険選びを後悔しないために、早いうちからペット保険を比較して、愛犬にあった最適なプランをみつけましょう。

 

補償対象外の病気や費用を調べる

中型犬は、犬種によってかかりやすい病気やケガが異なります。そのため、犬種にあったペット保険に加入することが大切です。

ペット保険で補償対象外になりやすい下記の病気が補償対象かどうかもチェックしておくと良いでしょう。

  • 歯科治療
  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)
  • 椎間板ヘルニア
  • 股関節形成不全

 

保険金の請求方法を調べる

ペット保険選びを後悔しないためには、保険金の請求方法も事前に確認しておきましょう。

中型犬がかかりやすい皮膚炎や外耳炎によって何度も通院した場合、保険金の請求しやすさも大きなポイントになります。

保険金の請求方法には主に以下の2種類があります。

  • 窓口精算
  • 後日精算(書類・スマホアプリなど)

保険金の請求手続きを簡単にしたい方は、窓口精算に対応しているペット保険スマホアプリで手続きできるペット保険がおすすめです。

 

関連記事では、窓口精算ができるペット保険について詳しく解説しています。

【Q&A】中型犬のペット保険に関するよくある質問

眠る柴犬

中型犬のペット保険に関するよくある質問について、Q&A形式で回答します。保険選びに迷っている方や基本的なポイントを確認したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

どの犬種が中型犬に区分されるの?

実は、中型犬の明確な定義はなく、成犬体重が10~20キロ程度の犬を指すことが多いようです。

一般的には、下記のような犬種が中型犬に含まれます。

  • フレンチ・ブルドッグ
  • 柴犬
  • コーギー
  • ビーグル
  • ボーダー・コリー
  • アメリカン・コッカー・スパニエル

中型犬だと思っていても、保険会社によって小型犬や大型犬に区分されることがあるため、加入時にWebサイトや重要事項説明書を確認しましょう。

 

中型犬は何歳までにペット保険に加入するべき?

多くのペット保険では、プランによって、おおよそ7~12歳までと新規加入できる年齢に上限が設けられています。ペット保険の加入を考えている方は、遅くとも5歳ごろまでには検討を開始すると良いでしょう。

中型犬は活発な性格の子も多いため、ケガや病気に備えてお迎え時の加入もおすすめです。

 

中型犬のペット保険の保険料を安くするには?

中型犬のペット保険の保険料を安くするには、補償割合を抑えたプランや、入院・手術に補償を絞ったプランがおすすめです。

保険会社によっては、保険料の払い込み方法を月払から年払にすると、月払よりも1か月分程度お得になる場合や、割引制度を設けている場合もあります。

中型犬の飼い主さまにペット保険の口コミを調査!

中型犬の飼い主さまから、ペット保険の口コミや体験談を集めました。ペット保険に加入してよかったこと、後悔したことなど、参考にしてみてください。

 

ペット保険に入ってよかったことは?

どんなに飼い主達が気を付けていても病気や事故はいつどこで起こるか分からないので、ペット保険に入っておいてよかったと思う。(ウェルシュコーギーペンブローク・6歳の飼い主さま)
 
愛犬が腰を痛がり動けなくなった時に病院に行き、レントゲン検査やエコー検査をし注射や飲み薬を出してもらい医療費が高額になりました。通院の回数も10回近くだったので、ペット保険に入っていてよかったと強く実感しました。(フレンチブルドッグ・5歳の飼い主さま)

 

ペット保険に加入して後悔したことは?

今のところは十分ですが、今後加齢とともに大きな病気にかかった場合に、補償内容が少し不安かなと思います。(フレンチブルドッグ・5歳の飼い主さま)
 
保険料は年々高くなるし決して安くはない保険料だが、気軽に病院に行きやすい点はありがたい。(ウェルシュコーギーペンブローク・6歳の飼い主さま)

※口コミはご利用当時の内容に基づくもので、個人の主観的な感想です。
※口コミは回答内容に反しない範囲で、誤字・脱字・表現などを整えて掲載しております。

人気の中型犬がかかりやすい病気やケガは?

中型犬は、犬種によってかかりやすい病気やケガが異なります。人気の中型犬の、気をつけたい病気や平均寿命を紹介します。

 

フレンチ・ブルドッグ

フレンチ・ブルドッグのかかりやすい病気や平均寿命は下記のとおりです。

平均寿命 10~12歳
かかりやすい病気 短頭種気道症候群、アレルギー性皮膚炎、チェリーアイなど

フレンチブルドッグは短頭種であるため、短頭種気道症候群により、いびきや呼吸困難、熱中症になりやすい傾向があります。

 

柴犬

柴犬のかかりやすい病気や平均寿命は下記のとおりです。

平均寿命 12~15歳
かかりやすい病気 食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、膝蓋骨脱臼(パテラ)、認知症など

柴犬は食物アレルギーやアトピー性皮膚炎を発症しやすく、皮膚のかゆみや赤み、脱毛などの症状がみられます。シニア期には認知症のリスクが高まります。

 

ボーダー・コリー

ボーダー・コリーのかかりやすい病気や平均寿命は下記のとおりです。

平均寿命 10~17歳
かかりやすい病気 股関節形成不全、前十字靭帯断裂、コリー眼異常など

ボーダーコリーは運動能力に優れた中型犬ですが、その特性ゆえに股関節形成不全などの関節疾患が比較的多くみられます。遺伝性のコリー眼異常(CEA)は発症すると、視力低下などの症状がみられます。

 

コーギー

コーギーのかかりやすい病気や平均寿命は下記のとおりです。

平均寿命 12~15歳
かかりやすい病気 椎間板ヘルニア、アレルギー性皮膚炎、変性性脊髄症など

コーギーは、短い足と長い胴体が特徴的な中型犬で、その愛らしい容姿とフレンドリーな性格で人気を集めています。しかし、その独特の体型から椎間板ヘルニアにかかりやすく、発症すると痛みや麻痺などを引き起こします。

 

アメリカン・コッカー・スパニエル

アメリカン・コッカー・スパニエルのかかりやすい病気や平均寿命は下記のとおりです。

平均寿命 12~15歳
かかりやすい病気 外耳炎、膝蓋骨脱臼(パテラ)、白内障など

アメリカンコッカースパニエルは、優雅な被毛と陽気な性格が魅力の中型犬です。長く垂れ下がった耳は通気性が悪いため、外耳炎を発症しやすい傾向にあります。定期的な耳のケアを行い、清潔に保ちましょう。

 

ビーグル

ビーグルのかかりやすい病気や平均寿命は下記のとおりです。

平均寿命 12~15歳
かかりやすい病気 椎間板ヘルニア、外耳炎、ピルビン酸キナーゼ欠乏症など

ビーグルは、活発で好奇心旺盛な中型犬で、嗅覚の鋭さと人懐っこい性格が特徴です。椎間板ヘルニアになりやすいため、食事管理や運動で肥満を防止し、適正体重を維持することが大切です。

【年齢別】中型犬が注意すべき健康トラブル

この章では、中型犬の子犬期、成犬期、高齢期それぞれで気をつけたい健康トラブルを解説します。

 

子犬期(0歳~1歳半ごろ)

中型犬の子犬期は、免疫力がまだ完全に発達していないため、風邪や感染症に注意が必要です。

好奇心旺盛で何でも口にしてしまう傾向があるため、異物誤飲のリスクも高まります。おもちゃや小物、食べ残しは放置せず、片づけることが大切です。

活発に動き回るので、骨折などのケガをしないよう、子犬の行動を注意深く見守りましょう。

 

成犬期(1歳半~6歳ごろ)

中型犬の成犬期は、運動量が増えるため、骨折や靭帯損傷などのリスクが高まります。

外耳炎やアレルギー性皮膚炎などの皮膚疾患にも注意が必要です。発疹や脱毛などをみかけたら獣医師に相談しましょう。

 

高齢期(7歳ごろ~)

中型犬が高齢期に入ると、癌(がん)や糖尿病、認知症など、さまざまな病気に注意が必要です。

定期的な健康診断に加え、日々のちょっとした体調や行動の変化にも気付けるよう、こまめに愛犬の様子を観察することが大切です。

まとめ│中型犬のペット保険を検討してみよう!

抱きしめられたコーギー

中型犬は、年齢や犬種によって、かかりやすい病気やケガはさまざまです。また、いくら予防を心がけていても、病気の発症を完全にコントロールすることは難しいものです。

 

高額な治療費に備えることはもちろんのこと、安心して最善の治療を受けさせるためにも、ペット保険の加入を検討してみてください。

【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

木内比奈子
この記事の監修者 木内 比奈子
ファイナンシャルプランナー。少額短期保険募集人、損害保険募集人。大学卒業後、保険代理店勤務を経て、ペット保険の重要さを感じ資格を取得。北海道犬と14年間、ヨークシャー・テリアと5年間暮らした経験を活かして、おもにペットやペット保険に関する記事を執筆、監修。ペットとの楽しい暮らしをサポートするため、正しく役に立つ情報を発信していきます。

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