犬や猫を多頭飼いをしている方のなかには、ペット保険に加入するべきか迷っている方もいるでしょう。
犬や猫は、多頭飼育しているとケガや病気のリスクが高いといわれています。そのため、もしものときのことを考えて、ペット保険への加入を検討する飼い主さまも少なくありません。
そこで今回は、多頭飼いの方におすすめのペット保険を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
- 多頭飼いにペット保険はいらない?
- 多頭割引があるペット保険と条件は?
- 多頭飼いの方がペット保険を選ぶポイント
- 【口コミ】多頭飼いは医療費がかかる?
【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。
犬猫の多頭飼いにペット保険は必要?
犬や猫を多頭飼いしている場合、1匹で飼育しているときよりもケガや病気のリスクが高くなります。
たとえば、じゃれ合いから、複数の犬や猫がケガをすることも珍しくありません。また、1匹でも寄生虫などの感染症にかかると、ほかのペットにも感染してしまい、飼育頭数分の医療費がかかることもあります。
ケガや病気の予防も大切ですが、多頭飼いの方は万が一のときに備えてペット保険への加入を検討してみてください。
ペット保険の多頭割引とは?
ペット保険によっては、多頭割引が適用される補償プランがあります。
多頭割引とは、2匹目以降のペットを1匹目と同じ保険に加入させることで、保険料の割引が適用されることです。
多頭割引は、基本的に犬や猫に適用されることが多いですが、犬猫と小動物の組み合わせで割引が適用される保険会社もあります。
保険会社によって、多頭割引の適用条件は異なります。そのため、多頭割引を利用したい飼い主さまは、お申し込み前に条件を確認しておくことが大切です。
全10社から多頭割引があるペット保険と適用条件をチェック!
ここからは、「ペット保険比較のピクシー」で取り扱っている全保険会社10社から、多頭割引があるペット保険をまとめました。
適用条件も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
保険会社・補償プラン名 |
適用条件・内容 |
アイペット損保 |
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アニコム損保 |
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日本ペット少短 |
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※本記事では、多頭割引の概要をご案内しています。
※詳細は、各保険会社のWEBサイトや重要事項説明書をご覧ください。
ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、安心して保険をお選びいただけます。
保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にされてください。
【3社比較】多頭飼いにおすすめ!多頭割引のあるペット保険
ここからは、多頭割引のあるペット保険3社の特徴やおすすめポイントを紹介します。
日本ペット少短「いぬとねこの保険ネクスト」
日本ペット少短の「いぬとねこの保険ネクスト」は、通院・入院・手術それぞれの年間限度額までであれば、1日あたりの支払限度額や回数制限はありません。
補償対象外となりやすい歯科治療※やパテラ(膝蓋骨脱臼)も補償されます。
犬も猫も、満10歳まで新規加入可能です。
「24時間ペット健康相談サービス」が無料で付帯していますので、多頭飼育ならではの心配事も相談できるでしょう。
※予防を目的とした費用や歯石取りは補償の対象外です。
関連記事:日本ペット少額短期保険「いぬとねこの保険」にデメリットはある?メリットやおすすめな方も調査!
※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のWebサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。
アイペット損保「うちの子」
アイペット損保の「うちの子」は、アイペット対応動物病院であれば、窓口精算が可能で、面倒な保険金請求の手続きが必要ありません。
また、待機期間がないので、補償開始後すぐに窓口精算が利用できます。
犬は12歳以降、猫は9歳以降の保険料が一律なのも、多頭飼育の飼い主さまにはうれしいポイントです。
新規加入は12歳11か月までで、高齢期のペットでもお申し込みできます。詳しい補償内容や保険料をチェックしてみましょう。
関連記事:アイペット損害保険株式会社の口コミ・評判は?特長やプラン、メリット・デメリットを紹介
※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のWebサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。
アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は、アニコム対応病院であれば窓口精算ができる点が大きなメリットです。
ペットごとに行う保険金請求の手間が省くことができます。
また、以下のような無料付帯サービスが充実しているのも特徴です。
- 腸内フローラ測定
- どうぶつホットライン(獣医師などへのLINE相談サービス)
- 迷子捜索サポート
原則として、条件追加や更新を断ることはないため、高齢のペットでも安心して加入を継続できるでしょう。
関連記事:アニコム損害保険株式会社の口コミとは?特長、補償プラン、メリット・デメリットも解説!
※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のWebサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。
【ファイナンシャルプランナー解説】ペット保険の保険料を安く抑える方法とは?
「ペット保険の保険料をできる限り安く抑えたい!」という多頭飼育の飼い主さまには、手術や入院の補償に特化したペット保険がぴったりかもしれません。
通院・入院・手術を補償するフルカバー型の保険と比較すると、通院補償がない分、保険料が割安になります。
しかし、手術・入院それぞれの支払限度額は充実したプランが多く、万が一の手術や入院に手厚く備えられるでしょう。
以下の記事では、手術・入院のみのペット保険について詳しく解説しています。
多頭飼いに多頭割引は必須?メリットやデメリットはある?
ここでは、多頭割引が適用される保険と、多頭割引がない保険の特徴をそれぞれ紹介します。
多頭割引がある ペット保険の特徴 |
多頭割引がない ペット保険の特徴 |
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多頭割引があるペット保険のメリットは、付帯サービスが充実したプランや窓口精算が可能なプランが多くある点です。ただし、多頭割引があるプランは限られており、もともとの保険料も高い傾向にあります。
一方、多頭割引のないペット保険のほうが保険料は安い傾向があります。プランも多いので、ペットに合った保険を探せるかもしれません。
どのペット保険にするか迷ったら、以下の記事から、おすすめのペット保険を見てみましょう。
多頭飼いのペット保険を選ぶポイント5つ
ここでは、多頭飼いの飼い主さまがペット保険を選ぶ際のポイントを5つ紹介します。ペットに合った保険を探してみてください。
①保険料の安さは多頭割引のないペット保険までチェック!
犬や猫を多頭飼育している方にとって、ペットが多くなるほど保険料の支払いが負担になることは想像に難くありません。
つい多頭割引に目が行きがちですが、もともとの保険料の安さも比較の対象にしましょう。
ペット保険によっては、補償内容がペットに合うもので、多頭割引がなくても保険料を抑えられる可能性があります。
多頭割引の有無だけで判断せず、多頭割引が適用されないプランもチェックすることが大切です。
②歯周病やパテラなどのかかりやすい病気が補償されるか?
ペット保険を比較するときは、愛犬・愛猫がかかりやすい病気が補償されるか確認しておきましょう。
治療費が高額になりやすい歯周病や小型犬に多くみられるパテラ(膝蓋骨脱臼)は、補償対象外のペット保険もあります。かならず加入前にWEBサイトや重要事項説明書を確認してください。
せっかく保険に加入していても、補償対象外のケガや病気が多ければ、ペット保険に加入した意味がありません。ペットのかかりやすい病気が補償される保険を選びましょう。
③保険金請求手続きは窓口精算?後日精算?
ペット保険の保険金請求手続きは、窓口精算と後日精算の2種類です。
◆窓口精算とは?
窓口精算は、動物病院の窓口で、治療費から補償分が差し引かれた自己負担分のみを支払う方法です。
保険金請求する手間が省けるので、多頭飼育の飼い主さまにもおすすめですが、保険料は高い傾向にあります。
◆後日精算とは?
後日精算は、動物病院の窓口で治療費の全額を支払った後、保険会社に保険金を請求する方法です。
請求方法は郵送のほか、スマホアプリなどで行える場合もありますが、窓口精算と比較すると手間がかかってしまいます。
ただし、システム料が抑えられるため、保険料は安い傾向にあります。ペット保険の安さを重視している飼い主さまにおすすめです。
2つの支払い方法を比較して、自分に合った方法を選んでみてください。
④ペット賠償責任特約の重複に注意!
ペット保険を選ぶ際には、ペット賠償責任特約が重複していないか確認することも大切です。
ペット賠償責任特約とは、以下のようなトラブルが起こった際に補償される特約です。
- ペットが他人の持ち物を壊した
- 他人に噛みついてしまった
- ペット同士のケンカでケガをさせた
賠償責任特約は、飼い主さまが加入している火災保険や自動車保険に含まれていることもあります。
複数の保険で賠償責任特約が重複していた場合でも、損害賠償額以上の保険金が支払われることは、基本的にありません。
ペット保険を選ぶときには、加入中の保険の特約を確認してみましょう。
⑤新規加入できる年齢は制限あり!
ペット保険に新規加入できる年齢は、7歳~12歳くらいまでで保険会社によって異なります。
そのため、多頭飼いをしている方や、お迎えが決まったペットと一緒に保険を申し込もうと考えている方は、とくに注意が必要です。
ペットが高齢になるほど、新規加入できるペット保険は少なくなります。選択肢の幅を広げるためにも、ペットが若く健康なうちに保険への加入を検討しましょう。
高齢のペットでも加入できるペット保険は以下の記事でご紹介しています。
多頭飼いのペット保険Q&A
多頭飼いの飼い主さまが、ペット保険を検討するときによくある質問を2つ紹介します。
Q1.1匹目のペット保険で2匹目も補償される?
A.ペット保険で補償されるのは、ペット保険に加入したペットのみです。
1匹のみが加入しているペット保険を、複数のペットに使い回しすることはできません。
Q2.避妊・去勢手術は補償される?補償対象外の医療費は?
A.ペットの避妊・去勢手術は、原則として、ペット保険では補償対象外です。
ただし、病気の治療の一環であれば補償対象とする保険会社もあります。
また、加入前や待機期間中に発症した病気や予防のための治療、ワクチンで予防できる病気等についても補償されません。
保険会社によって補償対象外になる医療費は異なりますので、加入前に重要事項説明書を確認しておきましょう。
【口コミ】ペットの医療費はいくら?多頭飼いさんの体験談
(左:はづきちゃん・スコティッシュフォールド・9歳、右:みずきちゃん・シャルトリュー・9歳)
ペット保険に未加入の場合、ペットの治療費は全額自己負担ですが、どのくらいになるのでしょうか。
アニコム損保「家庭どうぶつ白書2023」によると、年間の平均治療費は犬の場合、67,367円、猫の場合は31,138円です。
多頭飼いの飼い主さまから集めた医療費についての口コミも見てみましょう。
~ケンカで流血した~犬3匹、猫2匹と生活していますが、頭数分のペット保険料や医療費はかかります。元気な子たちですが、動物病院へ行く機会がかぶることも。
多頭飼育ならではのトラブルも過去にありました。新入りの子が先住犬のご飯の邪魔をしてしまい、噛みついて流血してしまったことがあります。幸い大事には至りませんでしたが、家族全員ひやひやしました。(埼玉県・20代女性・犬3匹、猫2匹の飼い主さま)
~遊んでいてケガをした~うちには猫8匹(メインクーン、マンチカン)、犬2匹(ボーダー・コリー、チワワ)がいます。動物病院へ行くのは定期検診やワクチン接種くらいです。
ただ以前、じゃれ合ってている時にチワワがケガをしてしまいました。コリーは手加減したつもりがチワワには強かったようで、頭にたんこぶのようなものができてしまいました。レントゲンを撮り、一泊の入院をして痛み止めも処方してもらいました。骨や脳に異常はありませんでしたが、治療費は結構かかりました。(千葉県・30代男性・犬2匹、猫8匹の飼い主さま)
※口コミは飼い主さまの感想や主観に基づくものです。回答内容に反しない範囲で、誤字・脱字・表現などを整えて掲載しております。
犬猫の多頭飼いは大変?飼い方のポイントは?
この章では、犬や猫を多頭飼いするときのポイントを紹介します。
多頭飼いに向かない犬もいる?
犬は、野生では群れで暮らしていた動物です。そのため、多頭飼いに向かない犬はあまりいないといえるでしょう。
しかし、犬同士にも人間と同じように相性が良い・悪いがあります。相性が悪い犬同士だと、多頭飼育が難しいケースもあるため注意が必要です。
また、犬の多頭飼育には、飼育費用が増えることを覚悟しておきましょう。
一般的に、犬は猫よりも医療費がかかります。もちろん定期的なフードや消耗品などの購入は欠かせません。
多頭飼育を始める前に、十分なお金を捻出できるかシミュレーションすることが大切です。
猫の多頭飼いはトイレ選びが大切?
猫を多頭飼育するときには、トイレの数や位置にも配慮が必要です。
猫は、普段は気ままに見えますが、とても繊細な動物です。トイレが汚かったり、排泄中にほかの猫に邪魔をされたりすると排泄ができなくなり、泌尿器系の病気を発症してしまうことがあります。
猫の病気を防ぐためにも、トイレは「猫の頭数+1」用意することが理想とされています。常にきれいな状態のトイレを確保でき、猫がお気に入りのトイレを選びやすくなるのがメリットです。
トイレの置き場所は、静かで人目のつきにくい場所にすると、猫が落ち着いて排泄しやすくなります。
まとめ│多頭飼いでもペット保険の加入を検討しよう!
今回は、多頭飼いにはペット保険が必要かどうか、ペット保険を選ぶポイントについても解説しました。
最後に、多頭割引があるペット保険会社をおさらいしてみましょう。
多頭飼育の場合、ペットが同時に治療が必要になり、治療費が高額になる可能性もあります。いざというときのためにペット保険への加入を検討してみてください。
以下の記事では、獣医師のインタビューをもとにした、ペット保険のおすすめランキングをご紹介しています。ペット保険に関する悩みにも獣医師目線で回答していますので、参考にしてください。
ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、どうぞご覧ください。
また保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にされてください。
アイペット損害保険株式会社:募2407-105(26.05)
- イヌ
- ネコ
- 血統種
- ミックス
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- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
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- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
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- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上