チワワのペット保険

チワワの飼い主さまや、これからチワワを迎え入れる方、ペット保険を検討したことがありますか?

気にはなるけれど、そもそもペット保険に「どんなメリットがあるのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

万が一愛犬が病気になったときに、心強い味方になるのがペット保険です。この記事を参考に、今一度検討してみてください。

【この記事でわかることは?】

  • チワワの基本的なプロフィール!
  • チワワの平均寿命や体重
  • チワワの人気毛色の値段
  • チワワが”凶暴”といわれる理由
  • チワワの高額治療費と請求の多い疾患
  • チワワのペット保険TOP3!

【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。

目次

チワワにペット保険は必要?

チワワは、比較的長生きしやすい犬種です。そこで疑問なのが「チワワには本当にペット保険が必要なのか?」ということです。

実は、長生きだからこそペット保険が必要になるタイミングが多くなります。高齢になると、体調の変化が増え、通院などで動物病院に行く機会が増えるためです。

そんなとき、ペット保険に加入していれば補償が受けられるので、愛犬のために高額な検査や治療を選択することもできるでしょう。

記事の後半では、ペット保険の上手な選び方や、チワワにおすすめのペット保険についても触れていきますので、ぜひご覧ください。

ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、安心して保険をお選びいただけます。
保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にされてください。

チワワの特長や魅力とは?

チワワの特長や魅力

チワワは、日本で長い間人気を誇る犬種です。一般社団法人ジャパンケネルクラブの登録頭数は、毎年トイ・プードルに次いで2位につけています。

ここからは、基本的なチワワの特徴を項目ごとに解説します。

 

チワワの性格・平均寿命

世界中で人気のあるチワワの原点は、メキシコにあるといわれています。その後、アメリカで認知された際に「チワワ」という名前で登録されました。

そんなチワワの性格は、遊び好きで活発であり、甘えん坊な部分をもちあわせています。しかし、もともと警戒心が強いので、初対面では懐かないことも多いでしょう。

平均寿命は13.8歳で、中には20歳近くまで生きる個体もいます。

 

チワワの体型・体重

チワワは、世界で一番小さな体をもつ犬として知られています。個体によって大きさに差はありますが、体重は1.5㎏~3㎏程度が平均です。

体型は、しっかりとした胴部と細い脚に丸い頭部が特徴的です。「アップルヘッド」と呼ばれる丸い頭部は、ほかの犬よりも「水頭症」という病気になりやすいといわれるため、注意しなければなりません。

 

チワワの毛色の種類・値段

チワワにはさまざまな毛色の種類があり、人気度や希少性により値段が変わります。

チワワの人気の毛色5種を紹介します。

  • レッド(12~15万円)
  • クリーム(イエロー)(20万円前後)
  • ブラックタン(18~25万円)
  • ホワイト(20万円前後)
  • フォーン(15~18万円)

関連記事では、チワワの珍しい毛色(レアカラー)や模様についても、画像付きで詳しく解説しています。

関連記事:チワワの人気の毛色や模様の価格相場は?写真付きでご紹介

チワワは飼いやすい?飼い方のポイント

チワワは、一般家庭での飼いやすさに定評があります。手入れがしやすく、ほかの犬に比べて運動量も少ないため、ペット飼育の初心者でも飼いやすい犬種であるといえるでしょう。

しかし、実際に飼うときには、しつけや健康管理にも配慮する必要があります。以下に、チワワの飼い方のポイントをまとめました。

  • しつけのため、主従関係をきちんと教える
  • 犬や人に対する社会性を身につける
  • 寒さに弱いため、生活空間を適温に保つ

チワワが快適に暮らすために、こういったポイントを抑えて生活しましょう。

 

チワワが凶暴といわれるのはどうして?

チワワは、吠え癖や噛み癖の影響で凶暴だと誤解されることがあります。知らない人や犬に吠えたり噛んだりするのは、警戒心が強いチワワの性格ゆえです。

吠え癖や噛み癖のないチワワを育てるには、子犬のころからのしつけに加え、飼い主さまとの信頼関係や主従関係をきちんと構築しましょう。

関連記事:チワワの特徴や性格、飼い方について

チワワの年間医療費と高額治療費例

飼育費用の中で、予測しにくいのが病院の診療費です。アニコム損保のデータではチワワの年間平均診療費は58,875円、犬全体が70,683円ですので、チワワは比較的少ない傾向にあります。

請求内容としては消化器疾患が一番多く、循環器疾患はほかの犬種の約2倍です。

診療費は、病気や症状によっては高額になることもあります。

例として、au損保「治療事例」から、チワワが特発性てんかんと診断された際の高額治療費例をご覧ください。

 

◆特発性てんかんの高額治療費例

診療項目 金額
入院・手術
(3泊4日)
97,500円
通院
(10日)
80,000円
合計 177,500円

※上記治療費は一例です。実際の治療費・治療内容は症状、動物病院ごとに異なります。

動物病院の診療費はすべて自己負担ですので、費用の一部をカバーできるペット保険への加入を検討しておくと安心です。

◆チワワに人気のペット保険はこちらからチェック!

チワワのかかりやすい病気・ケガ

飼いやすく人気なチワワは、どんな病気にかかりやすいのでしょうか?症状や治療費用などについて知っておきましょう。

 

水頭症

水頭症は、脳内に脳脊髄液がたまることで体に異常が出る病気です。

先天性と後天性のどちらでも発症する可能性がありますが、チワワは頭の形状により脳脊髄液がたまりやすく、大半が先天性といわれています。

症状としては、斜視や痙攣(けいれん)に加え、ずっと寝ていたり、ふらついたりといった行動異常もみられます。

◆水頭症の治療費例

治療内容 治療費例
検査 3万~5万円程度
手術 20万~30万円程度
薬代 3千~5千円程度/月

 

僧帽弁閉鎖不全症

心臓病である弁膜症の「僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)」は、名前のとおり、心臓の僧帽弁が正常に機能しなくなる病気です。

初期症状ははっきりみられないことが多く、進行すると苦しそうな咳や呼吸がみられます。

完治は難しいのですが、早期発見で進行を遅らせることができる可能性があるため、定期的な健康診断は欠かさないようにしましょう。

◆僧帽弁閉鎖不全症の治療費例

治療内容 治療費例
検査 5万~7万円程度
手術 150万~200万円程度
薬代 3千~8千円程度/回

 

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼(パテラ)は、膝のお皿がずれ、外れてしまうことで発症します。スキップをする、足を引きずるなどの症状がみられ、痛みに耐えられず鳴いてしまうこともあるでしょう。

膝蓋骨脱臼(パテラ)の手術を行う場合、術式や症状によりますが、20万以上かかる場合もあります。

また、落下や転倒などで発症することも少なくありません。フローリングなどの床材には、カーペットや滑り止めマットを敷いてチワワが滑らないよう対策しましょう。

◆膝蓋骨脱臼(パテラ)の治療費例

治療内容 治療費例
手術 15万~40万円程度
保存療法 3千~4万程度/回

 

骨折

骨折は、骨の細いチワワにとって身近な病気です。身体を触ると痛がる、高い所から落ちてしまったなど気になることがあれば、一度病院で診察を受けましょう。

◆骨折の治療費例

治療内容 治療費例
手術 10万~50万円程度
ギプス 1万~6万円程度

 

気管虚脱

気管虚脱は、気管の部分が圧迫されたりつぶれたりすることで、呼吸がしにくくなる病気です。原因ははっきりとしていませんが、先天的な構造異常や肥満などで起こるといわれ、激しい咳や呼吸異常などが症状としてあらわれます。

◆気管虚脱の治療費例

治療内容 治療費例
検査 8千~1万円程度
手術 40万~70万円程度
薬代 6千~8千円程度

 

てんかん

てんかんは、遺伝やストレスなどが原因といわれる脳の病気で、発作やけいれんを起こします。そのほかに、口をパクパクする、大量のよだれが止まらないなどの異常がみられたらてんかんを疑いましょう。

◆てんかんの治療費例

治療内容 治療費例
血液検査 5千~1万円程度
精密検査 2万~10万円程度
薬代 6千~1万円程度

 

チェリーアイ

チェリーアイは、犬の目元にある瞬膜腺が飛び出してしまう病気です。症状は、瞬膜腺の腫れやドライアイ、目ヤニなどです。犬が目をかいて傷がつくことで、角膜炎や結膜炎を発症してしまうケースもみられます。

◆チェリーアイの治療費例

治療内容 治療費例
検査 1千~1万円程度
手術 5万~10万円程度
薬代 3千~5千円程度/回

 

チワワの年齢別に注意すべき病気

チワワのケガ・病気

病気を早期発見するためには、発症の可能性がある病気を知ることが大切です。年齢によりかかりやすい病気がありますので、ご紹介します。

まず若年期は、免疫力が低く、風邪やケンネルコフといった細菌やウイルス性の病気に注意が必要です。続いて成犬期では、アレルギーや低血糖などの飼育に慣れてきたころに起こりがちな病気に気を付けましょう。

最後に高齢期では、体の機能が落ちてくるため僧帽弁閉鎖不全症などにかかりやすくなります。定期的な健康診断を欠かさず行い、愛犬の体調の変化を見逃さないようにしましょう。

ペット保険に加入すべきタイミングは?

ペット保険に加入する際には、タイミングもよく考えましょう。一番おすすめな時期は、0歳のうちか迎え入れたタイミングです。

「病気になってからや、高齢になってからでも遅くはないのでは?」と思う方も多いでしょう。

一般的なペット保険には、新規加入の年齢制限があり、一定の年齢を超えると申し込みすらできません。

さらに、病歴に関する告知もあるため、特定の疾患や持病があると加入しづらくなります。そのため、チワワのように先天性の疾患を発症する確率が高い犬種は、早めのペット保険加入を検討することが推奨されるのです。

チワワのペット保険の選び方

チワワのペット保険の選び方

愛犬にあったペット保険を選ぶには、どんな条件で決めれば良いのでしょうか?

ポイントごとに解説していきます。

 

通院・入院・手術が補償されるプランか?

ペット保険には、おもに通院・入院・手術の3つの補償があります。

フルカバー型、手術・入院特化型などさまざまなプランがありますが、チワワにおすすめのプランは3つともバランスよく補償される「フルカバー型」のペット保険です。

チワワがかかりやすいといわれる僧帽弁閉鎖不全には長期の通院、膝蓋骨脱臼(パテラ)や骨折には入院や手術が必要になることがあります。フルカバー型に加入することで、万が一のケガや病気に備えられるでしょう。

 

膝蓋骨脱臼(パテラ)が補償対象か?

ペット保険には、補償対象外となる病気があります。補償対象外の病気に関する治療は保険金が支払われませんので、注意が必要です。

特に、チワワがかかりやすく治療費が高額になりやすい膝蓋骨脱臼(パテラ)について、補償対象であるかを事前に確認しましょう。

同時に、チワワがかかりやすいてんかんやチェリーアイもチェックしておくと安心です。

 

終身継続が可能かどうか?

ペット保険の契約期間は基本的に1年間です。ペット保険によっては、慢性疾患などの理由で更新できないケースがあります。チワワのように長生きな犬種は、終身継続できるペット保険を選ぶと良いでしょう。

そのほかにも更新に関してわからないことがあれば、加入前にペット保険の重要事項説明書や問い合わせ窓口で確認し、解決しておくと安心です。

 

チワワのペット保険と補償限度額を一覧表で比較!

こちらでは、ペット保険比較のピクシーで扱う各種保険の補償限度額について表で比較していただけます。チワワにおすすめな「補償割合70% 通院・入院・手術を補償するフルカバー型」に絞りご紹介します。

ペット保険の補償プラン 年間最大補償額
SBIいきいき少短のペット保険「プラン70 スタンダード」 70万円
ペットメディカルサポート「PS保険 70%補償プラン」 110万円
アイペット損保「うちの子(70%プラン)」 122.4万円
FPC「ペットほけんフィット70%補償プラン」 100万円
アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ70%プラン」 84万円
日本ペット少短「いぬとねこの保険 ネクスト70%プラン」 70万円
楽天ペット保険「スーパーペット保険 通院つき70%プラン」 115.5万円
エイチ・エス損保のペット保険「70%補償(免責金額なし)」 70万円

※今後の商品改定等により、補償内容が変更となる場合もございます。

チワワにおすすめのペット保険

前述の表でご紹介したペット保険の中から、チワワに特におすすめなペット保険を詳しく解説していきます。

 

SBIいきいき少短のペット保険

SBIいきいき少短ロゴ

プラン名 プラン70 スタンダード
補償割合 70%
補償範囲 フルカバー型
免責金額 なし
待機期間 ケガ:0日/病気:1か月間(翌月1日)
年間最大補償額 70万円

SBIいきいき少短のペット保険の特徴は、年間の補償限度額までなら、1日あたりの支払上限額や回数の制限がないことです。

そのため、治療費用を気にせず、適切な治療を選択できるというメリットがあります。免責金額がないため、少額の治療費用を請求できることもポイントです。

関連記事:【SBIいきいき少額短期保険株式会社】ペット保険の口コミ、特長、補償プラン、メリット・デメリットを紹介!

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のWebサイトや重要事項説明書などをご確認ください。

 

PS保険

PS保険ロゴ

プラン名 70%補償プラン
補償割合 70%
補償範囲 フルカバー型
免責金額 なし
待機期間 なし
年間最大補償額 110万円

PS保険のの特徴は、保険料の引き上げがゆるやかで、補償範囲が広いことです。

免責金額もなく、通院・入院・手術費用の補償が受けられるため、少額の治療費用でも補償され、安心できます。

また、PS保険のメリットとして、待機期間がないため、補償開始日からしっかり補償を受けられることが挙げられます。

関連記事:PS保険(ペットメディカルサポート株式会社)の口コミや特長、補償プランをまとめて紹介

※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は、各保険会社のWebサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。

ペット保険選びの疑問3点!

ペット保険選びの疑問

ペット保険の加入に際して、保険料や補償内容についての疑問はありませんか?この章では、よくある3つの疑問について回答します。

 

Q1. 毎月の負担が心配…保険料が定額のプランはある?

A. ペット保険の保険料は、一般的に毎年更新されるごとに上がるため、保険料の支払いが経済的な負担になることも少なくありません。

そこでチェックしたいのが、一定の年齢以降、保険料が定額になる保険です。ペット保険比較のピクシーで取り扱っているフルカバー型の保険から紹介します。

 

◆アイペット損保「うちの子」

アイペット損保「うちの子」の保険料は、犬は12歳以降、猫は9歳以降定額になります。補償内容や口コミについては、以下の記事をご覧ください。

関連記事:アイペット損害保険株式会社の口コミ・評判は?特長やプラン、メリット・デメリットを紹介

 

ペット保険は、備えとして継続することに意味があるため、シニア期も無理なく続けていけるプランを検討しましょう。

 

Q2. ペット保険の加入時には審査があるって本当?

A. ペット保険の加入は、原則、健康体であることが条件です。

そのため、申し込み時には審査が行われ、犬種、年齢、病歴などの基本的な項目を申告しなければなりません。

申告内容によっては、一部の病気を補償の対象外とする条件付きでの加入になったり、加入を見送られたりする場合もあります。

 

Q3. ペット保険では補償されない医療費もある?

A. ペット保険では、動物病院にかかる診療費用が補償されますが、すべての治療費用が対象ではありません。

補償対象外となるのは、健康診断やワクチン、不妊・出産の費用などです。ケガ・病気以外の診療費用は、基本的に補償されないことを覚えておきましょう。

さらに、病気についても、保険会社が指定する疾患や持病に関しては補償されません。

加入後の保険会社とのトラブルを防ぐために、補償対象外の項目はしっかり調べておきましょう。

まとめ│チワワのペット保険はフルカバー型がおすすめ

ここまで、チワワの特徴やペット保険について、いろいろな視点から解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

この記事では以下についてご紹介しました。

  • チワワの性格や飼い方のポイント
  • チワワのかかりやすい病気と治療費
  • チワワにぴったりなペット保険と選び方のポイント

ペット保険は、早めに加入しておくことで最大限に役立てることができます。迷っている方は、ぜひこの記事を参考に愛犬にあったペット保険を探してみてください。

 

【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

 

株式会社FPC:PX-KY240924-040(25.04)、アイペット損害保険株式会社:募2410-230(26.09)

獣医師平松先生
この記事の監修者 平松 育子
獣医師・ペットライター。山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月、有限会社ふくふく動物病院・取締役、院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かしペットに関する情報をお届けします。

この情報をシェアする

【ペット保険比較】10秒でカンタン比較