補償割合とは、動物病院の治療費のなかで保険によって補償される金額を示した割合です。
補償割合が高いほど、飼い主さまの自己負担が少なくなります。
ペット保険のなかには、数は少ないですが補償割合100%プランのある保険会社が存在します。
今回は、補償割合100%プランがある保険会社を3社紹介します。
- 補償割合100%プラン・各社内容の違い
- 全額補償されるわけではない?
- おすすめの補償割合は?
- 自分に合ったペット保険の見つけ方
それぞれの保険のメリット・デメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。
犬猫の保険で100%補償プランがあるのはここ!
100%補償プランがあるペット保険は以下のとおりです。
ここからはそれぞれのペット保険の特徴とメリット・デメリットを解説します。
PS保険の100%補償プラン
PS保険には、補償割合が50%・70%・100%と3種類のプランがあります。
補償対象外になりやすいパテラや椎間板ヘルニア、歯科治療なども補償されるため、幅広い疾患に備えられます。
PS保険は、保険の利用回数の多さで保険料が上がることはありません。
そのため、保険料の値上がりを気にして病院に行くことを躊躇する必要はないでしょう。
通院・入院・手術・車椅子補償すべて合わせて、年間最大110万円までの手厚い補償を受けられるペット保険です。
◆PS保険のメリット・デメリット
PS保険のメリット・デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
- 保険料がお手ごろ
- 病気やケガを理由に更新拒否されない
- 待機期間&免責金額なし
【デメリット】
- 窓口精算ができない
- 利用制限が細かい
PS保険の保険料は3歳ごとに1度値上がります。
値上がりがゆるやかなので、ペットの老後にしっかり備えたいという方におすすめです。
ただしPS保険の100%補償プランは、通院・手術・入院などの診療区分ごとに1日あたりの限度額や日数/回数の制限が設定されているため、注意が必要です。
関連記事:PS保険はなぜ人気?口コミ調査でメリット・デメリットを徹底解析!
SBIプリズム少短の「プリズムペット 犬猫プラン」
SBIプリズム少短の「プリズムペット 犬猫プラン」は、補償割合が100%です。1日ごとに補償限度額が設定されており、補償内容がわかりやすいのが特徴です。
プランは、補償が充実しているプレミアム・バランスがよいバリュー・お手ごろな保険料のライトと3つの種類にわかれており、それぞれ1回の補償限度額が異なります。
保険の加入条件は、0~満8歳未満の犬と猫です。新規加入した後は終身で継続できるので、ペットの老後にも備えられる保険です。
◆SBIプリズム少短のメリット・デメリット
SBIプリズム少短のメリット・デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
- 獣医師相談サービスを24時間365日利用可能
- 休日診療&時間外診療も補償対象
- 免責期間がない
【デメリット】
- 窓口精算ができない
- 歯科治療やパテラ、股関節形成不全は補償対象外
補償内容がわかりやすく、特約が充実しているペット保険を探している方におすすめの保険です。
SBIプリズム少短は診療区分ごとに1日の限度額が決まっており、100%補償されないときもあるので注意しましょう。
チューリッヒ少短の「犬のがん保険」
チューリッヒ少短の「犬のがん保険」は、犬のがん・良性腫瘍・骨折・脱臼のみを100%補償するペット保険です。
脱臼補償ありプランと、脱臼補償なしプランの2つから選択できます。
補償対象の疾患であれば、入院・手術・通院すべての診察区分で補償が受けられ、1回あたりの補償限度額もありません。
利用回数も制限がないため、高額な医療費がかかる疾患に備えられます。
新規加入は、生後60日から満11歳未満の犬のみが対象です。
◆チューリッヒ少短のメリット・デメリット
チューリッヒ少短のメリット・デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
- 治療費用保険金は年間100万円
- 回数制限&1日あたりの限度額なし
- 入院・手術・通院をフルカバー
【デメリット】
- 自己負担(免責金額)3万円あり
- 高齢になると保険料が高額になる
がんや骨折など、高額な医療費が必要な疾患だけカバーしたい方におすすめのペット保険です。
ただし、免責金額が3万円に設定されているため、治療費が3万円以下の場合は自己負担となるため注意が必要です。
ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、安心して保険をお選びいただけます。
保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にされてください。
ペット保険の100%補償プランはこんな方におすすめ!
ペット保険の100%補償プランは、以下のような方におすすめです。
- 手厚い補償を受けたい
- 自己負担をできるだけ減らしたい
- ペットが高齢になり病気の心配が増えてきた
100%補償プランは、50%や70%補償プランと比べて保険料が高額です。
そのため、保険料が高くてもいいから手厚い補償を受けたい、という方におすすめです。
また、ペットがちょっとしたケガや病気になったときに、治療費を気にせずに病院へ連れて行きたいと考えている方にも適したプランでしょう。
※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳しい補償内容は重要事項説明書をご覧ください。
ペット保険の100%補償プランのメリット・デメリット
ここでは、ペット保険の100%補償プランのメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
100%補償プランのメリット | 100%補償プランのデメリット |
①医療費の自己負担額を抑えられる! ②高額な最新治療も選びやすくなる! |
①保険料が高くなる ②全額補償されるわけではない |
メリット①医療費の自己負担額を抑えられる!
100%補償プランは、70%や50%補償プランよりも、自己負担を抑えて治療を受けられるのがメリットです。
ペットのケガや病気は、ある日突然発症する可能性があります。
自己負担の少ないプランに加入しておくと、高額医療になったときに突発的な高額出費を防ぐことができます。
メリット②高額な最新治療も選びやすくなる!
ペットの病気やケガの状態によっては、手術や投薬だけでなく、高額な費用がかかる最新治療が必要になる可能性があります。
100%補償プランであれば、飼い主さまの経済的な負担を軽減できるので、犬や猫の治療の際に高額な最新治療も選択しやすくなります。
ペットに充分な治療をしてあげたい、と考えている方にはおすすめのプランです。
デメリット①保険料が高くなる
100%補償プランは、70%や50%補償プランと比較して保険料が高額に設定されています。
そのため、月々に払う保険料が高くなることが、100%補償プランのデメリットです。
月々の保険料の負担を抑えたいと考えている方には、不向きなプランといえるでしょう。
デメリット②全額補償されるわけではない
100%補償プランでも、補償内容によっては、治療費全額を補償されないケースもあります。
保険会社によっては、治療費の一部を飼い主さまが負担する免責金額があったり、1日あたりの支払限度額が設定されていたりします。
支払限度額は、治療区分によって決まっていることもあるので、保険加入の前に確認しておきましょう。
ペット保険の注意点はほかにもあります。詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ペット保険の補償割合とは?
ここで、ペット保険の補償割合について改めて解説します。
補償割合とは動物病院でかかった治療費のうち、免責金額などを差し引いた費用に対して、保険で何割補償されるかを示す割合です。
補償割合は保険会社によって異なります。
ペット保険の主流は50%または70%補償です。まれに90%や100%補償のプランもありますが、高い補償割合のプランは少ない傾向にあります。
自分に合ったペット保険のプランや補償割合の選び方
自分に合ったペット保険を選ぶ際には、以下の内容を確認しておきましょう。
- 補償内容
- 補償割合
- 補償限度額
- 月々の保険料
補償内容では、手術・入院・通院すべて補償されるか、補償対象外となる病気はあるかなどを確認しておくことをおすすめします。
補償内容と補償割合を決めると、ある程度保険会社を絞れます。
ペット保険の補償割合に迷ったときには、同じ保険会社の補償割合が異なるプランの保険料の差額を比較してみましょう。
保険料の差額に納得して手厚い補償が受けたい方は、補償割合の高いプランが適しています。
まとめ│まずは補償内容と補償割合を確認しよう!
今回は100%補償プランのある保険会社の特徴とメリット・デメリットを紹介しました。
- 100%補償プランがある保険会社は3社
- 100%補償プランは自己負担額をおさえられる
- ほかのプランと比較すると保険料が高め
- 補償内容によって100%補償を受けられない場合あり
100%補償プランのある保険会社には、それぞれメリット・デメリットがあります。メリットとデメリットを比較して、自分に合ったペット保険を探してみてください。
また、ペット保険の選び方について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。
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- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
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