
犬の病院代・治療費はどれくらいかかるのでしょうか?犬の医療費用は人間より高額になることもあり、日ごろからペット用貯金をしたり、ペット保険に加入して備えることが重要です。本記事では、犬のさまざまなケガや病気などの治療費について解説します。
- 犬の病院代は年間でいくらかかるの?
- 犬種によって医療費のかかり方は違う?
- 犬は年に何回くらい動物病院に行く?
- なぜ犬の治療費は高額になりやすい?
- 犬の治療費が高すぎて払えないときは?
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犬の月間・年間・生涯の病院代はいくらかかる?
犬を飼ううえで気になるのが、突然のケガや病気で「犬の病院代・治療費がどれくらいかかるのか?」ということです。この章では、月間・年間・生涯でかかる犬の医療費について、信頼性のある複数の調査データをもとにご紹介します。「実際にいくら用意しておけば安心か?」の目安にもなりますのでぜひ参考にしてください。
犬の平均的な月間治療費はいくら?
犬の月間治療費は平均すると8,279円かかるという、日本獣医師会のデータがあります。犬のサイズごとの平均月間治療費は、以下の表のとおりです。小型犬に比べると大型犬は使用する薬剤の量も多いため、治療費が高くなる傾向があります。
犬種サイズ | 犬の月間の治療費平均※1 |
超小型犬 | 7,435円 |
小型犬 | 8,217円 |
中型犬 | 8,183円 |
大型犬 | 9,281円 |
※1参照:公益社団法人日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)」
月に1万円近くの医療費が発生することもあり、通院や投薬が続くと家計への影響も大きくなります。
犬の年間治療費はどれくらいかかる?
上記のデータを、犬の年間治療費に換算すると以下のとおりです。
犬種サイズ | 犬の年間の治療費平均※1 |
超小型犬 | 89,220円 |
小型犬 | 98,604円 |
中型犬 | 98,196円 |
大型犬 | 111,372円 |
アニコム損保による別の調査結果では、犬の平均年間治療費は67,367円※2というデータもありました。また、年齢別の治療費中央値は次のように推移しており、高齢になるほど医療費が急激に増える傾向がみられます。
犬の年齢 | 犬の年間治療費の中央値※2 |
0歳 | 24,915円 |
7歳 | 49,188円 |
14歳 | 157,222円 |
特に犬が7歳を過ぎたあたりから「高額な治療費がかかる」リスクが高まるため、事前の備えが重要です。
※2参照:アニコムどうぶつ白書2023「犬と猫の寿命|2部 第3章 犬と猫の診療費と診療内容」
犬の生涯でかかる治療費はどれくらい?
犬の寿命を15歳と仮定して計算※2すると、犬の生涯医療費は「100万円」ほどかかると予想されます。
犬の生涯治療費平均※2 | 1,010,505円 |
もちろんこれはあくまで平均的な例であり、持病を抱える犬や病気になりやすい犬種の場合は、150万円~200万円以上になるケースも珍しくありません。「病気になったときに払えない…」とならないために、ペット保険への加入を検討したり、月々7,000~15,000円程度をペット医療費として貯蓄したりすると安心です。
※治療費はあくまで一例です。動物病院やペットの状態などによって異なるためご注意ください。
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犬の通院・入院・手術費用はいくらかかる?
動物病院でかかる犬の治療費は、「通院・入院・手術」の内容によって大きく異なります。ここでは、それぞれの平均費用や回数、金額の目安をご紹介します。「急な出費で困らないために、どのくらい備えておくべきか?」の判断材料にもなります。
犬の通院費用の目安はどれくらい?
病気やケガで動物病院に通院する場合、1回あたりの犬の通院費用は平均9,000〜11,000円程度が相場です。ペットメディカルサポート(PS保険)の調査※によると、通院費用は以下のようにまとめられます。
費用区分(平均) | 金額・回数の目安 |
1回あたりの通院費用 | 約9,000円 |
年間の通院費総額 | 約26,000円 |
年間の通院回数 | 約2.8回 |
つまり、年間では約43,000円以上の通院費がかかる計算になります。持病のある犬やシニア犬になると、さらに通院頻度や費用が増える傾向があります。
犬の入院費用や日数の目安はどれくらい?
犬が重い病気や手術後の経過観察で入院するケースでは、1日あたりの犬の入院費用は平均約18,000円とされています。ペットメディカルサポート(PS保険)※によると、犬の入院費用は以下のように報告されています。
費用区分(平均) | 金額・日数の目安 |
1日あたりの入院費用 | 約18,000円 |
年間の入院費総額 | 約72,000円 |
年間の入院日数 | 約3.9日 |
ほかの調査結果では、年間の平均入院費用は約90,000円~120,000円となるデータも。重症や慢性疾患、手術後の管理が必要な場合は、日数・金額ともに増えるリスクがあります。
犬の手術費用や回数の目安はどれくらい?
犬の手術費用はケガや病気の内容、麻酔の有無、入院の有無などで大きく異なりますが、1回あたりの平均手術費用は約81,000円という調査結果があります。ペットメディカルサポート(PS保険)の統計データ※1をもとにした犬の手術費用の目安は以下のとおりです。
費用区分(平均) | 金額・回数の目安 |
1回あたりの手術費用 | 約65,000円 |
年間の手術費総額 | 約81,000円 |
年間の手術回数 | 約1.2回 |
実際には、椎間板ヘルニア・骨折・腫瘍摘出などの大きな手術では、20万円〜30万円以上かかることも珍しくありません。大型犬や緊急手術では、さらに高額になる傾向があります。
※参照:ペットメディカルサポート株式会社(PS保険)「犬・猫の通院・入院・手術費用は、いくらかかるのか?」
※治療費はあくまで一例です。動物病院やペットの状態などによって異なるためご注意ください。
【犬種・年齢別】動物病院の受診回数と年間治療費の違い

犬の治療費は、年齢を重ねるごとに増加しやすく、また犬種によっても差があります。ここでは、年齢別の通院回数や犬種ごとの治療費平均をデータとともに紹介します。
年齢別|犬の動物病院への受診回数とその傾向は?
犬は年間で動物病院を何回ほど受診するのでしょうか?以下の表は、犬の年齢ごとの年間平均受診回数を示したものです。
犬の年齢 |
年間の受診回数平均 |
0歳 |
5.65回 |
1~6歳 |
4.05回 |
7~9歳 |
4.46回 |
10~12歳 |
5.78回 |
13歳以上 |
6.65回 |
参照:一般社団法人ペットフード協会「令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査」
0歳の子犬の時期は、成犬に比べて動物病院を受診した回数が多いことがわかります。子犬の時期は成犬よりも体が丈夫ではないため、受診回数が多くなったと考えられます。
また、7歳以上のシニア犬から受診回数が増えていくのも特徴です。高齢になると体力が落ち、さまざまな病気になりやすくなるため、病院の受診が増える傾向にあります。
犬の生涯で治療費がかかるのは、子犬期と高齢期であるといえるでしょう。
犬種別|年間治療費の平均はいくら?
犬の治療費は年齢や体のサイズだけではなく、犬種によっても病院代・治療費の相場は異なります。自分の愛犬や、これから飼育予定の犬が、年間でどれくらいの費用がかかるか想定しておきましょう。以下に、犬種ごとの年間治療費をまとめたのでご覧ください。
犬のサイズだけではなく、犬種によって病院代・治療費の相場は異なります。自分の愛犬や、これから飼育予定の犬が、年間でどれくらいの費用がかかるか想定しておきましょう。
犬種 |
年間平均治療費 |
トイ・プードル |
64,060円 |
チワワ |
58,875円 |
ミニチュア・ダックスフンド |
55,059円 |
混血犬 |
59,284円 |
柴 |
63,406円 |
ポメラニアン |
75,616円 |
ヨークシャー・テリア |
75,597円 |
ミニチュア・シュナウザー |
80,651円 |
シー・ズー |
107,755円 |
フレンチ・ブルドッグ |
141,944円 |
パピヨン |
55,720円 |
マルチーズ |
89,971円 |
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク |
78,841円 |
ゴールデン・レトリーバー |
119,063円 |
ジャック・ラッセル・テリア |
62,337円 |
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル |
129,778円 |
ラブラドール・レトリーバー |
91,397円 |
パグ |
107,867円 |
参照:アニコムどうぶつ白書2020「第2部第2章 品種別の統計」
※治療費はあくまで一例です。動物病院やペットの状態などによって異なるためご注意ください。
フレンチ・ブルドッグやシー・ズー、パグなどの鼻が短い短頭種は、呼吸器系に異常が出ることが多く、治療費が比較的高めになります。
ゴールデン・レトリーバーやミニチュア・ダックスフンドなどたれ耳の犬種は、耳の通気性が悪く、定期的に耳掃除を行わないと外耳炎などの耳の病気になりやすいとされています。
犬がかかりやすい病気やケガの高額治療費

ここからは、犬によくみられるケガや病気で、かつ治療費が高額になりやすいものを11個紹介します。治療費は病院によって異なるため、目安として参考にしてみてください。
病気・ケガ |
治療費例 |
誤飲 |
約1~13万円 |
骨折 |
約5~25万円 |
腎臓病(腎不全) |
約5~20万円 |
心臓病 |
約70~150万円 |
クッシング症候群 |
約4~60万円 |
椎間板ヘルニア |
約4~40万円 |
子宮蓄膿症 |
約5~30万円 |
歯周病 |
約3千~10万円 |
尿路結石症(尿石症) |
内科的治療:約2~3万円 外科的治療:約15~20万円 |
目の病気 |
内科的治療:約1~2万円 外科的治療:約10~15万円 |
耳の病気 |
内科的治療:約3千~1万円 外科的治療:約10~15万円 |
犬の誤飲の治療費用
誤飲とは、おもちゃや紐など、犬が食べてはいけないものを誤って食べてしまうことを指します。誤飲してすぐに治療する場合は、薬などを使用して吐き戻しの処置ができるため、手術は必要ありません。
しかし、誤飲してから時間が経過していると、開腹手術や内視鏡手術を受ける可能性があります。 治療費は手術なしの場合、約1万7千円。手術が必要なときは、約13万円かかります。
犬の骨折の治療費用
骨折は、まだ骨が脆い子犬期や骨が細い小型犬によくみられます。高い所から飛び降りたり、強い力で外部から衝撃を受けたりすると起こります。
手術を行わず、ギプスで固定する処置を受けた際には、約5万~6万円の医療費がかかります。骨にピンを入れたりボルトで固定したりする手術を受ける場合は、入院や検査費なども含めて約12万~25万円必要です。
関連記事:【愛犬の骨折】見分け方や治療費用は?
犬の腎臓病(腎不全)の治療費用
犬の腎臓病には、急性腎不全と慢性腎不全があります。 急性腎不全は、腎臓の機能が急激に低下してしまい、最悪の場合は死に至ることもある病気です。
慢性腎不全は数か月から数年にわたって症状が進行して、腎機能が回復しなくなってしまう病気です。 入院が必要な場合は、入院費用を含めて約20万円かかるケースもあります。
犬の心臓病の治療費用
犬がかかりやすい心臓病は、「僧帽弁閉鎖不全症」です。咳、元気消失、呼吸困難、などの症状がみられ、病気に気づかないでいると突然死してしまうという場合もあります。
投薬などの治療費は1か月で1万~2万円ほどになるでしょう。僧帽弁閉鎖不全症を手術する場合は、手術費用が約150万円かかることもあります。
関連記事:犬の心臓病の僧帽弁閉鎖不全症とは?
犬のクッシング症候群の治療費用
クッシング症候群とは、副腎から「コルチゾール」というホルモンが過剰に分泌されて健康を悪化させる病気です。多飲多尿や脱毛などの症状がみられ、疲れやすくなったり散歩に行きたがらなくなったりすることもあります。
投薬治療では1カ月で約4万円、手術をした場合は約15万~25万円の費用がかかるでしょう。
関連記事:犬のクッシング症候群とは?
犬の椎間板ヘルニアの治療費用
椎間板ヘルニアとは、骨髄に強い力が加わり、椎間板が変形し、脊髄を圧迫・傷害する病気です。過度な運動や強い衝撃を受けることで発症します。また、ダックスフンドやコーギーなど足の短い犬種は、椎間板ヘルニアになりやすいといわれています。
手術をせず、投薬など内科的治療を行う場合、治療費は約4万~5万円かかります。脱出した椎間板を取り除く手術を行う際には、約35万~40万円が必要です。
関連記事:【犬のヘルニア】手術費用は保険適用?
犬の子宮蓄膿症の治療費用
子宮蓄膿症は避妊手術をしていないメス犬によくみられる、子宮内に膿が溜まってしまう病気です。元気消失、食欲低下、嘔吐などの症状がみられるほか、陰部から膿や分泌物が出てくることもあります。
症状によって異なりますが、治療費用は5万〜30万円ほどかかるケースがあるようです。
関連記事:犬の子宮蓄膿症の手術費用は高額?
犬の歯周病の治療費用
歯周病は、3歳以上の犬の8割以上はかかっているといわれる病気です。歯垢に細菌が繁殖して引き起こされます。 歯周病が軽度の場合、歯石除去や抗生剤を処方され、医療費は、約3千~1万5千円です。
重度になると抜歯や根管治療など麻酔が必要となる治療も行うため、約5万~10万円と高額な医療費がかかります。
関連記事:【犬の歯周病】治療費用は保険適用?
犬の尿路結石症(尿石症)の治療費用
泌尿器系の病気で一番注意したいのは、尿路結石症(尿石症)です。尿路結石症は、ミネラル成分が結晶化し、腎臓や尿道などで結石となり、さまざまな症状を引き起こす病気です。
尿路結石症は、投薬など内科的治療を行う際には、約2万~3万円かかります。一方、外科的手術が必要な場合は、約15万~20万円かかるとされています。
関連記事:犬の膀胱結石の手術費用はペット保険で補償される?
犬の目の病気の治療費用
犬によくみられる目の病気は、角膜炎、角結膜炎、網膜剥離などです。シニア犬になると白内障や緑内障などの病気になる可能性が高く、手術が必要になるケースもあります。
点眼薬などで炎症をおさえる治療を行うときは、約1万~2万円が必要です。レーザー治療など手術が必要な場合、手術前の事前検査や入院費なども合わせて、約10万~15万円かかります。
関連記事:犬の緑内障を放置していると失明する?突然発症した場合の治療法は?
犬の耳の病気の治療費用
耳の病気のなかでは、外耳炎や中耳炎になる犬が多いとされています。外耳炎は、耳の中で細菌や真菌が繁殖することが原因となる病気です。中耳炎は、外耳炎が進行して鼓膜の奥の「中耳」まで細菌感染が広がった状態を指します。
内科的治療を行う場合、約3千~1万円必要です。耳の中に腫瘍ができているときは、手術が必要になり、約10万~15万円の医療費がかかります。
関連記事:犬の外耳炎の治療費はペット保険の補償対象?
※治療費はあくまで一例です。動物病院やペットの状態などによって異なるためご注意ください。
犬の病院代・治療費はなぜ高額?払えないときはどうなるの?

犬の治療費は高額になりがちで、「こんなに高いと思わなかった!」「高すぎて払えない!」という声もみかけます。また、動物病院ごとに料金体系も異なるため、同じ治療内容でも費用に差が出ることがあります。その理由を詳しく解説します。
犬の治療費が高くなる理由とは?
犬の治療費は、人間のように公的な健康保険がないため、高額になります。人間の場合は公的医療保険を使用して3割負担で治療を受けられますが、ペット保険に加入していない場合、犬の治療費は飼い主さまが全額自己負担で支払う必要があります。
また、犬の治療費には、価格の決まりがないのも高額になる原因です。人間の場合と違って、動物病院はそれぞれ治療費が異なります。
なぜ動物病院によって受診費用や治療費に差があるの?
動物病院の診療費・治療費は、独占禁止法の対象となっています。動物病院が独自に金額を設定できるため、病院によって費用が異なるのです。動物病院にある設備や医療器具、獣医師・スタッフの人数、サービスなどかかるコストによって診療費が決められています。
高額な最新設備を用いた治療では、最新設備の使用費用が加算される可能性があります。もちろん、設備が充実していてスタッフが多い動物病院はもれなく診療費が高いとは断言できません。しかし、個人が経営しているような小さな動物病院と比べると、診療費が高くなる傾向はあるでしょう。
犬の治療費が高額で払えない場合はどうなる?
犬の治療後が高すぎて払えないとわかると、病院からの催促の連絡がきます。未払いの医療費に関する内容証明郵便が送付されたり、電話やメールなどで連絡がきたりする場合がほとんどです。
病院からの連絡で支払いができれば問題ありません。しかし、支払いができないときは、裁判所で話し合いをする民事調停が行われます。民事調停でも解決しないときは、民事訴訟を起こし、最終的には預金や給与が差し押さえられる強制執行が行われる可能性もあります。
犬の治療費が払えないときの対処法と事前の備え

犬の治療費が高額すぎて払えないとき、焦らず対処することが大切です。今すぐお金を用意する方法や、将来に備えてできる対策を具体的に紹介します。
犬の高額治療費を今すぐ用意する5つの方法は?
犬の治療費が払えない場合は、病院から催促の連絡が来る前にお金を工面する必要があります。ここでは、貯金がないときに治療費を工面する方法を5つ紹介します。
◆分割払い
動物病院での分割払いは、基本的にできませんが、緊急のときは一度受付に確認しましょう。正直に事情を話し、頭金としてまとまった金額を払っておくと、残りを分割払いにしてくれる病院もあります。
◆ペットローン
ペットローンとは、ペットの購入費や治療費に使用できるローンです。ペットローンは、ほかのローンに比べて金利が安く設定されていますが、審査が厳しくなっています。
◆カードローン
カードローンとは、クレジットカード会社が提携している個人向けのローンです。銀行カードローンと消費者金融カードローンがあり、銀行カードローンの方が金利は低く設定されています。消費者金融カードローンは、すぐにお金が借りられるというメリットがあり、お金が急ぎで必要な場合は便利です。
◆フリーローン
フリーローンとは、銀行が提供する使用用途に決まりがないローンです。カードローンは利用限度額まで何度も借りられますが、フリーローンは、一度きりしか借りることができません。金利は、カードローンよりも低めに設定されています。
◆家族・友人に借りる
動物病院で分割払いができない場合、家族や友人に借りるという方法があります。お金を借りる際には、親しい間柄でも借用書の作成をおすすめします。毎月の返済回数や完済の目途など話し合って決めることが大切です。
犬の高額治療費に事前に備えておくには?
犬の治療費は、想定していたよりも高額になることがあります。また、急な体調不良や事故などで手術が必要な場合、高額な治療費が用意できなくなると、愛犬の命にも関わります。そうならないために、事前に以下のような準備をしておくと安心でしょう。
- ペット保険へ加入しておく
- ペットのために貯蓄をする
- 近くの動物病院の診療費を調べる
- ペットの健康管理に気をつける
ペット保険に加入すると、通院・入院・手術などの治療費の一部を、保険会社が負担します。自己負担額が減るため、犬の治療費の心配をせずに最適な治療方法を選べる点は、ペット保険のメリットといえるでしょう。
ペット保険はいつ加入すべき?
ペット保険には、いくつかの加入条件があります。ペット保険への加入は、犬が健康であることが第一条件になるため、一度病気にかかると、ペット保険に加入しにくくなります。加入できた場合でも、保険加入時に告知制度があり、既に発生しているケガや病気に関しては、補償対象になりません。
また、高齢になると、年齢制限によって加入できるペット保険が限られてきます。十分な備えをするためには健康な若齢期のうちに、ペット保険への加入を検討することをおすすめします。
ペットの健康を守るために日ごろ気をつけるべきことは?

愛犬が健やかに長生きするには、飼い主さまの日々の心がけが重要です。病院通いの必要がないほど、健康を保つことができれば、医療費の支出もおさえられます。
ここでは、愛犬の健康を守るために飼い主さまができることを5つ紹介します。
環境を整える
愛犬が日々過ごしている環境を、なるべく清潔に整えましょう。トイレやケージなど愛犬が過ごす場所をはじめ、部屋全体の掃除をこまめに行います。環境を整えると、精神的にも肉体的にも、健康を維持しやすくなります。
適度な運動をさせる
犬は、毎日適度な運動が必要です。小型犬でも、散歩に行かないと運動不足になる可能性があるため、できるだけ毎日散歩に行きましょう。散歩だけでなく、ドッグランで自由に遊ばせると、愛犬の運動・ストレス解消に効果的です。
栄養バランスに注意
愛犬に毎日与える食事は、栄養バランスに注意して用意しましょう。犬は年齢や性別、運動量などの違いによって、摂取したい栄養素が変わります。そのため、愛犬に合わせたフードやおやつを用意することが大切です。
定期的な健康診断
定期的な健康診断は、愛犬の健康を保つために必要なことです。日常生活では何も問題がないようにみえても、健康診断を受けて、病気やケガが見つかる可能性もあります。健康診断では、隠れた病気やケガを見つけられるため、早期治療ができるというメリットもあります。
ワクチンや予防接種
犬の病気のなかには、ワクチンで予防できるものがあります。ワクチンで予防できる病気は、治療費が高額になる病気もあるため、ワクチンを接種して未然に防ぐことが大切です。ワクチンは、摂取を推奨されている子犬の時期から継続して行いましょう。
まとめ│犬の高額な治療費に備えておくことが大切!
この記事では、犬の病院代が平均いくらなのか、年間でかかる通院・入院・手術の費用、かかりやすい病気とその治療費などについて詳しく解説しました。以下にポイントをまとめます。
- 犬の年間治療費の平均は約7万円
- 子犬期・シニア期は通院回数が増える傾向
- 治療費が100万円を超えるケースもある
- 動物病院によって費用には大きな差がある
万が一の病気やケガでも、しっかりと犬を治療をしてもらうためには、ペット保険への加入を検討しておくと安心です。
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イヌ
ネコ
- 血統種
- ミックス
-
- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
- 5歳
- 6歳
- 7歳
- 8歳
- 9歳
- 10歳
- 11歳
- 12歳
- 13歳
- 14歳
- 15歳
- 16歳
-
- トイ・プードル
- 秋田
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上