
愛猫が物を落として壊したり、大切な家具で爪とぎをしたりと、イタズラに頭を悩ませていませんか。
なぜ叱ってもやめないのか、その理由がわからず困惑することもあるかもしれません。
この記事では、猫のイタズラの原因、住環境の工夫や適切な遊び・しつけ方法について紹介します。愛猫の安全を守りつつ被害を最小限に抑えるために適切な対策や防止法、そして効果的なしつけを知っていきましょう。
猫のイタズラは、単なる問題行動ではなく、狩猟本能や遊びたい欲求、運動不足、ストレスなどが原因で起こります。急にイタズラが増えた場合は、体調不良や不安のサインの可能性もあるため注意が必要です。猫の気持ちや原因を理解し、安全な環境づくりや適切なしつけで対策することが大切です。
猫のイタズラがひどいときの5つの理由

猫がひどいイタズラをするのは、飼い主を困らせようとしているわけではありません。
なぜイタズラをするのか、その理由を知らずにただ叱るだけでは、猫との信頼関係を損なう可能性もあります。
猫の気持ちを理解し、適切に対応していきましょう。
遊びや狩りの本能を満たしたい
猫のイタズラの多くは、根底にある狩猟本能が理由です。
動くものを追いかけ、捕まえ、時には獲物に見立てて転がしたり隠したりする行動は、猫にとって重要な欲求を満たす遊びの一環です。
とくに室内飼いの猫は、狩りの機会が限られているため、手近にあるものを獲物代わりにして本能を発散させようとします。
この本能的な行動が、人間にとってはイタズラに見えてしまうのです。
飼い主の気を引いてかまってほしい
猫は、飼い主の気を引くためにわざとイタズラをすることがあります。
過去に物を落としたときや何かを噛んだときに、飼い主が大きな声を出したり、慌てて駆け寄ってきたりした経験を学習しているのが理由です。
「イタズラをすれば、かまってくれる」と覚えてしまうと、退屈なときや寂しいときに飼い主の注意を引く手段として、同じ行動を繰り返すようになります。
運動不足や退屈によるストレス
室内での生活は安全ですが、刺激が少なく運動不足になりがちです。
有り余ったエネルギーを発散できなかったり、毎日同じ環境で退屈を感じたりすると、猫はストレスをため込んでしまいます。
そのストレスが、部屋中を走り回る、物を破壊するなどの問題行動としてあらわれるのが理由です。
イタズラは、猫が心身のバランスを取ろうとしているサインのひとつといえます。
縄張りを主張するためのマーキング行動
爪とぎやスプレー(おしっこをかける行動)は、猫が自分の縄張りを主張するためのマーキング行動です。
爪とぎには、爪の古い層を剥がす目的のほかに、肉球にある臭腺のにおいをつける意味合いがあります。
家具や壁など、目立つ場所で爪とぎをするのは、自分の存在をアピールするのが理由です。
同居猫がいる場合や、窓の外にほかの猫が見える環境では、より強く縄張りを主張しようとすることがあります。
体調不良や不安を伝えようとしているサイン
いつもと違うイタズラをしたり、急に問題行動が増えたりした場合は、体調不良や何らかの不安を抱えているサインかもしれません。
たとえば、トイレ以外の場所で粗相をするのは、膀胱炎などの泌尿器系の病気が理由の可能性があります。
また、引っ越しや家族構成の変化といった環境の変化によるストレスが、破壊行動や過剰な毛づくろいにつながることもあります。
行動の変化に気づいたら、病気の可能性も視野に入れましょう。
ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、安心して保険をお選びいただけます。
保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にしてください。
【行動別】猫のイタズラに隠された気持ちを解説
猫がイタズラをするのにはさまざまな理由があることがわかりました。
ここでは、飼い主が遭遇しがちな具体的なイタズラ行動を取り上げ、その行動の裏にある猫の気持ちや、なぜそのような行動をとるのかという理由をさらに詳しく解説します。
テーブルの上の物をわざと落とす
猫がテーブルの上にあるコップや小物を手でちょいちょいと触り、わざと落とす行動には複数の理由が考えられます。
一つは、落ちるものの動きや音を楽しむ「遊び」の感覚です。
また、「これを落とせば飼い主が注目してくれる」と学習し、気を引くために行っている場合もあります。
猫にとって、飼い主の反応は大きな刺激であり、退屈しのぎの手段になっているのです。
壁や家具で爪とぎをする
壁や家具での爪とぎは、猫にとって自然な本能行動です。
なぜなら、爪をとぐことで古い爪を剥がして鋭く保つだけでなく、肉球の臭腺から出る自分のにおいをつけて縄張りを主張するマーキングの意味があるからです。
飼い主にとっては困った行動ですが、猫にとっては心身の健康を保つために欠かせない習性です。
やめさせるのではなく、適切な場所へ誘導することが重要になります。
電気コードやケーブルを噛む
電気コードやケーブルを噛む行動は、とくに子猫によくみられます。
これは、歯が生え変わる時期の歯のむずがゆさを解消しようとしている場合や、単に好奇心から噛み心地を確かめている場合が考えられます。
成猫の場合は、退屈しのぎやストレスが原因であることも少なくありません。
感電の危険がある非常に危ない行動のため、早急な対策が必要です。
ゴミ箱をあさる
猫がゴミ箱をあさる主な理由は、好奇心と狩猟本能によるものです。
とくに食べ物の残り香がするティッシュやビニール袋は、猫の興味を強く引きます。
カシャカシャという音や、中から何かを見つけ出す行為が、狩りの疑似体験となり、猫にとって楽しい遊びになります。
誤飲の危険もあるため、猫がゴミ箱にアクセスできないように工夫することが大切です。
猫のイタズラを防ぐための環境づくりのポイント!
猫の気持ちを理解したうえで、次は物理的にイタズラができない環境を整えることが重要です。
叱ってやめさせるのではなく、猫が安全に、そして飼い主も快適に暮らせる住まいづくりのための具体的な対策と防止のポイントを紹介します。
猫に入ってほしくない場所への侵入防止策
キッチンや浴室など、猫に入ってほしくない場所には、物理的な侵入防止策を講じることが最も効果的です。
たとえば、キッチンにはペットゲートを設置したり、使わないときはかならずドアを閉めたりする習慣をつけましょう。
猫はわずかな隙間からでも侵入できるため、対策は徹底することが大切です。
これにより、誤食や火傷といった事故の防止にもつながります。
大切な物を守るための収納アイデア
猫の手が届く場所に壊れやすい物や大切な物を置かないことが基本です。
落下させてしまうような小物は、蓋付きの容器や引き出しの中にしまいましょう。
猫は器用に扉を開けることがあるため、開けられないようにチャイルドロックなどを活用するのも有効な手段です。
見せる収納よりも、隠す収納を意識することで、猫と物の両方を保護できます。
爪とぎの正しい選び方と設置場所
猫が好む爪とぎを用意し、適切な場所に置くことが、壁や家具での爪とぎを防ぐ鍵となります。
爪とぎには、段ボール製、麻縄製、木製などさまざまな種類があるため、愛猫の好みに合わせて選びましょう。
設置場所は、猫がよく爪とぎをしてしまう場所の近くや、寝起きに伸びをする場所の近くが効果的です。
複数の場所に設置すると、さらに成功率が高まります。
感電や誤飲を防ぐための危険物対策
電気コードやケーブルは、猫の興味を引きやすい危険物です。
コードカバーで覆ったり、家具の裏に隠したりして、猫が直接触れられないように対策しましょう。
また、観葉植物の中には猫にとって有毒なものも多いため、室内に置く際は種類をよく確認することが重要です。
人間の食べ物も猫には害となるものが多いため、キッチンや食卓の上に出しっぱなしにしない習慣をつけ、誤飲の防止に努めましょう。猫が食べたら危険な食べ物については関連記事で詳しく紹介しています。
遊びでストレスと退屈を解消
猫の有り余るエネルギーや狩猟本能を満たすためには、飼い主が積極的に遊び相手になることが不可欠です。
猫じゃらしなどのおもちゃを使って、毎日最低でも15分程度は集中して遊ぶ時間を設けましょう。
これにより、運動不足や退屈によるストレスが軽減され、イタズラ行動の減少につながります。
キャットタワーを設置して、上下運動ができる環境を整えることも効果的です。
子猫のイタズラはいつまで続く?成長段階別の特徴と接し方

環境整備と遊びで対策をしても、とくに子猫のイタズラに悩まされる飼い主は多いかもしれません。
ここでは、子猫のイタズラがいつごろまで続くのか、その見通しと成長に合わせた接し方について解説します。
子猫のイタズラがピークになる時期
子猫のイタズラは、好奇心とエネルギーが最も旺盛になる生後3か月から1歳未満の時期にピークを迎えることが一般的です。
この時期の子猫は、見るものすべてがおもちゃに見え、体の使い方もまだ未熟なため、思いがけない行動で飼い主を驚かせます。
とくに乳歯から永久歯に生え変わる生後3か月から6か月ごろは、歯のむずがゆさから何でも噛んでしまう行動が目立ちます。
成長とともに落ち着くので焦らないことが大切
多くの猫は、1歳を過ぎて成猫になると、体力や好奇心のバランスが取れてきて、子猫のころのような破壊的なイタズラは自然と落ち着く傾向にあります。
もちろん個体差はありますが、永遠に続くわけではないと知っておくだけでも、飼い主の心の負担は軽くなります。
子猫の時期は、危険なことから守る環境づくりを徹底し、焦らずに見守る姿勢が大切です。
逆効果?猫のイタズラに対するNGなしつけ方
愛猫の成長を見守るうえで、イタズラに対してつい感情的に叱ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、間違ったしつけや叱り方は、問題を悪化させ、猫との信頼関係を損なう原因になります。
猫が反省しないどころか、飼い主を怖がるようになるNGな対応を理解しておきましょう。
大声で叱ったり叩いたりするのは絶対にNG
猫がイタズラをしたときに、大声で怒鳴ったり、体罰を与えたりする叱り方は絶対にやめましょう。
猫はなぜ叱られているのかを理解できず、「飼い主は自分に危害を加える怖い存在だ」と認識してしまいます。
その結果、飼い主を避けるようになったり、恐怖心からさらに問題行動が悪化したりする可能性があります。
信頼関係を壊すだけの行為であり、しつけとしての効果はありません。
時間が経ってから叱っても猫には伝わらない
猫は、行動とその結果をすぐに関連付けて学習します。
そのため、イタズラの現場を発見してから時間が経ってから叱るという叱り方は、まったく意味がありません。
猫にとっては、なぜ叱られているのか理解できず、ただ理不尽に怒られていると感じるだけです。
場合によっては、叱られているときの行動を悪いことだと勘違いする可能性もあります。
叱るときは現行犯、それができない場合は無視するのが基本です。
一貫性のない態度は猫を混乱させるだけ
同じイタズラに対して、あるときは叱り、あるときは見過ごすといった一貫性のない叱り方は、猫を混乱させる原因になります。
たとえば、テーブルに乗ったときに、飼い主の気分次第で反応が変わると、猫は何が良くて何が悪いのかを学習できません。
「ダメなことはいつでもダメ」という態度を一貫して示すことで、猫はルールを理解しやすくなります。
猫のイタズラ防止に役立つおすすめグッズ!
正しいしつけ方を理解したうえで、便利なグッズを活用すれば、より効果的にイタズラを防止できます。
ここでは、猫の安全を守り、飼い主のストレスを軽減するために役立つ、手軽に導入できるおすすめのイタズラ防止グッズをいくつか紹介します。
イタズラ防止スプレー
イタズラ防止スプレーは、猫が嫌う柑橘系や苦味成分の香りがする液体です。
猫に噛まれたくない家具やコード、入ってほしくない場所などに吹きかけて使います。
猫がその場所を「嫌なニオイがする場所」と学習し、近寄らなくなる効果が期待できます。
ただし、猫によっては効果に個体差があるため、まずは目立たない場所で試してみるとよいでしょう。

爪とぎ防止シート
爪とぎ防止シートは、壁や家具の柱など、猫が爪とぎをしてしまう場所に貼る透明な保護シートです。
表面がツルツルしているため、猫が爪を立てにくくなり、その場所での爪とぎを諦めさせる効果があります。
インテリアの見た目を損なわずに、大切な家具を傷から守ることができる便利なアイテムです。

蓋付きゴミ箱
ゴミ箱あさりを防ぐには、猫が簡単に開けられない蓋付きのゴミ箱に買い替えるのが最も確実な対策です。
ペダル式やセンサー式など、猫には開けにくい構造のものを選びましょう。
とくに、食べ物の匂いが漏れにくい密閉性の高いタイプがおすすめです。
誤飲事故の防止に直結するため、非常に効果的な対策といえます。

猫のイタズラに関するよくある質問

ここでは、猫のイタズラに関して飼い主から寄せられることの多い質問に、Q&A形式で回答します。
Q.
猫のイタズラにイライラしてしまったときは?
A.
一度猫から離れて深呼吸し、冷静になる時間を作りましょう。
イタズラの原因は猫の本能や欲求であり、悪気はないことを思い出してください。
環境整備や遊びで対策できているかを見直し、一人で抱え込まずに家族や獣医師に相談するのも一つの方法です。
Q.
猫が夜中にイタズラして眠れないときは?
A.
夜中のイタズラは、有り余ったエネルギーが原因の場合が多いです。
就寝前に猫じゃらしなどで集中的に遊び、疲れさせてあげましょう。
Q.
猫がテーブルの上の物をわざと落とすのはなぜ?
A.
物が落ちる様子や音を楽しむ遊びの一環であることや、「落とせば飼い主がかまってくれる」と学習しているのが理由です。
なぜなら、過去の経験から飼い主の気を引く最も効果的な方法だと猫が覚えた可能性があるからです。
対策としては、テーブルの上に物を置かない、落としても反応しない(無視する)ことが有効です。
Q.
猫に「ダメ」と教える効果的なしつけ方は?
A.
猫に「ダメ」と教えるには、現行犯の瞬間に、低く短い声で「ダメ」「コラ」などと一貫した言葉で伝えるのが効果的です。
大きな声で叱るのではなく、いつもと違う怖いトーンの声を使うのがポイントです。
この叱り方で猫は「この行動をすると嫌なことが起きる」と学習します。
Q.
留守番中の猫のイタズラ対策は?
A.
留守番中のイタズラ対策は、猫が安全に過ごせる環境を整えることが基本です。
誤飲の危険があるものはすべて片付け、入ってほしくない場所には行けないようにします。
退屈しないよう、一人で遊べるおもちゃを用意するのも良いでしょう。
長時間の留守の場合は、安全性や性格などを考慮してケージの活用も一つの選択肢です。
まとめ│猫のイタズラの理由はさまざま
猫のイタズラには、狩猟本能や飼い主への要求、ストレスなど、さまざまな理由が隠されています。
その行動を問題と捉えるだけでなく、愛猫からのサインとして理解し、原因に応じた環境改善やコミュニケーションを図ることが解決への近道です。
叱るのではなく、危険を遠ざけ、欲求を満たしてあげることで、猫も飼い主も快適に暮らせるようになります。
【ペット保険比較のピクシー】では、30種類以上の症状・疾患の原因や治療費を網羅した「猫の病気・症状事典|原因・治療費・余命など」や、ペット保険の選び方・補償内容を解説した「ペット保険完全ガイド」も公開しています。愛猫の「もしも」への備えや健康管理などにぜひお役立てください。
損害保険募集人
少額短期保険募集人
ファイナンシャルプランナー
ペット保険の専門家であるメンバーがコラムを監修しています。金融に関する資格はもちろん、愛玩動物飼養管理士、ペット防災指導員などのペットに関する資格も保有。犬や猫などの動物が大好きで、飼育歴が10年以上のメンバーもいます。大切なペットとの毎日が安心できるものになるよう、資格やこれまでの経験に加え、丁寧な調査や取材を重ねながら正しい情報を発信していきます。
【ペット保険比較】10秒でカンタン比較
あなたの家族はどちら?
イヌ
ネコ
種類は?
年齢は?
- 血統種
- ミックス
-
- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
- 5歳
- 6歳
- 7歳
- 8歳
- 9歳
- 10歳
- 11歳
- 12歳
- 13歳
- 14歳
- 15歳
- 16歳
-
- トイ・プードル
- 秋田犬
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴犬(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上
- スコティッシュフォールド
- マンチカン
- アメリカン・ショートヘア
- ノルウェージャン・フォレスト・キャット
- ラグドール
- ブリティッシュ・ショートヘア
- ミヌエット
- サイベリアン
- ベンガル
- ラガマフィン





