
犬は言葉を話せないため、強い不安や違和感を感じていても、自分から「つらい」と伝えることができません。この記事では、犬のストレス原因になる10個のことをわかりやすく解説するとともに、見逃しやすいストレスサインや、今日から実践できる具体的なストレス解消法まで詳しく紹介します。
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飼い主がやりがち!犬のストレスになる10の原因

犬のストレスの原因は、生活環境や飼い主との関わり方など、日常の中に数多く潜んでいます。ここでは、飼い主が気づかぬうちに与えてしまいがちな、犬のストレスにつながる10個の代表的な原因を具体的に解説します。
1.長時間のお留守番で孤独を感じさせている
犬は本来、群れで生活する動物であるため、長時間ひとりで過ごすことに強い孤独や不安、ストレスを感じやすいのです。特に飼い主との絆が深い犬ほど、分離不安におちいる傾向があります。
安心して休める環境を整える、出かける前後は過度に構いすぎないなど、犬が落ち着いて留守番できるよう工夫が必要です。もし8時間以上の留守番が常態化しているなら、生活スタイルそのものを見直す必要も出てきます。
2.運動や散歩の時間が足りていない
犬が運動不足になるとエネルギーを発散できず、ストレスの蓄積につながります。犬にとっての散歩は、単なる排泄の時間ではなく、運動欲求を満たし心身の健康を維持するための重要な活動です。
外のにおいを嗅いだり、ほかの犬や人と触れ合ったりすることは、犬にとって大切な社会的刺激です。散歩の時間が短い、毎日同じコースで刺激が足りないといった状況は、犬の満足度を下げ、問題行動や体調不良を引き起こす一因となり得ます。
3.過剰なスキンシップや声かけ
愛犬を可愛く思うあまり、四六時中撫でたり抱きしめたり、頻繁に声をかけたりする行為は、犬にとってストレスになる場合があります。犬にもひとりで静かに過ごしたい時間があり、過度な干渉はプライベートな時間を奪うことになります。
犬が自ら寄ってきたタイミングで優しく触れ合うなど、犬のペースを尊重したコミュニケーションを心がけることで、健全な信頼関係を築けます。
4.一貫性のないルールや厳しいしつけ
しつけにおいて、家族間でルールが統一されていなかったり、その日の気分で叱ったり褒めたりすると、犬は何をすれば良いのか混乱し、強いストレスや不安を感じます。
また、体罰や大声で威圧するような厳しいしつけは、犬を恐怖で支配するだけで、問題行動を悪化させる可能性があります。しつけは、一貫したルールのもと、できたことを褒めるポジティブな方法で行うのが基本です。
5.雷・花火・工事現場などの大きな音
犬は人間よりもはるかに優れた聴覚を持っているため、雷や花火、工事の騒音、掃除機の音といった大きな音に恐怖を感じやすい傾向があります。恐怖からパニックになり、震えが止まらなくなったり、隠れる場所を探し回ったりすることも少なくありません。
音がしている間は、飼い主がそばにいて優しく声をかけたり、カーテンを閉めて外からの刺激を遮断したりするなど、犬が少しでも安心できる環境を整える配慮が求められます。
6.引っ越しや模様替えによる急な環境変化
犬にとって、引っ越しや大幅な模様替え、ケージの場所の変更といった環境の変化も大きなストレスとなります。犬は縄張り意識が強く、慣れ親しんだ環境に安心感を覚える動物です。そのため、自分のにおいが消え、見慣れない物が増えることで不安を感じ、落ち着きがなくなったり、食欲が落ちたりすることがあります。
環境を変える際は少しずつ行い、以前から使っていたおもちゃや毛布などを新しい場所に置いてあげると、自分のにおいで安心しやすくなります。犬が新しい環境に順応するための時間を、十分に確保することが重要です。
7.新しいペット・赤ちゃんなど家族構成の変化
新しいペットや赤ちゃんが家族に加わると、家庭内の環境や注目度が大きく変わるため、先住犬はストレスを感じやすいでしょう。これまで自分だけに向けられていた飼い主の関心が分散されることへの嫉妬や、自分の縄張りに新参者が入ってきたことへの戸惑いが原因です。
特に、赤ちゃんが生まれると生活リズムが大きく変わり、犬の散歩や遊びの時間が減ってしまうことも少なくありません。新しい家族を迎える際は、先住犬を優先してケアする時間を意識的に作り、孤立させないように配慮してあげましょう。
8.家族間のケンカや不穏な家庭の空気
夫婦喧嘩や親子喧嘩などにより家庭内に漂う不穏な空気は、犬にとって強いストレス源となります。犬は飼い主の感情や家族の雰囲気を敏感に察知する能力に長けているためです。
飼い主の怒鳴り声や緊張した表情、悲しんでいる様子などを感じ取ると、犬自身も不安や恐怖を感じてしまいます。仲裁しようとして間に割って入ったり、逆に物陰に隠れてしまったりすることもあります。穏やかで安定した家庭環境であれば、犬も安心して過ごせるでしょう。
9.暑さや寒さによる快適でない室温
犬は暑さや寒さといった温度変化の影響を受けやすく、不適切な室温は身体的なストレスに直結します。全身が毛で覆われているため、人間のように汗をかいて体温調節をすることが苦手なのです。特に夏場の留守番中は、熱中症のリスクが高まり、命に関わる危険もあります。
冬場も、寒すぎると体調を崩す原因になります。犬が過ごす部屋の温度を、一般的に20〜25℃程度の快適な範囲に保つことが健康管理の基本です。
10.滑りやすく足腰に負担のかかる床材
日本の住宅で多いフローリングの床は滑りやすく、歩くだけで足腰に負担がかかり身体的なストレスとなります。常に足を踏ん張っていないと滑ってしまうため、知らず知らずのうちに関節や筋肉にダメージが蓄積し、椎間板ヘルニアや関節炎などの原因となることもあります。
滑り止めのマットやカーペットを敷く、爪や足裏の毛をこまめにカットする、などの対策が有効です。
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愛犬のストレスサイン段階別チェックリスト
犬がストレスを感じると、行動や体調にさまざまな変化があらわれます。初期のストレスサインは「カーミングシグナル」とも呼ばれ、自分や相手を落ち着かせようとする行動です。ここでは、ストレスの段階別に具体的なサインを解説します。
初期サイン│あくび・体を掻く・鼻を舐める
犬がストレスを感じ始めた時に見せる初期サインは、「カーミングシグナル」と呼ばれ、自分自身や相手を落ち着かせるための行動です。眠くないのにあくびを繰り返す、特に痒いわけでもないのに体を頻繁に掻く、自分の鼻や口周りをペロペロと舐めるといった行動が代表的です。
ほかにも、地面のにおいを嗅ぎ始めたり、体をブルブルと振ったりする仕草も、緊張や不安を和らげようとしているサインと考えられます。これらのサインが状況にそぐわないタイミングで頻繁にみられる場合は、何らかのストレスを感じている可能性があります。
中期サイン│唸る・無駄吠え・噛みつきが増える
初期サインが見過ごされ、ストレスがさらに蓄積すると行動はより深刻化します。飼い主に対して唸る、些細な物音に過剰に反応して吠え続ける(無駄吠え)、家具や物を破壊する、自分の手足をしつこく舐め続けるといった問題行動が目立つようになります。
これらは、初期サインで伝わらなかった不快感や不安を、より強い形で表現している状態です。特に、甘噛みではなく本気で噛み付いてくる場合は、犬が精神的にかなり追い詰められている証拠であり、早急な対処が求められます。この段階では、飼い主との信頼関係が悪化している可能性も考えられます。
危険サイン│下痢・嘔吐・食欲不振など体調不良
ストレスが限界に達すると、行動だけでなく身体的な症状としてあらわれるようになります。下痢や軟便、嘔吐、食欲不振、元気消失といった体調不良は、非常に危険なサインです。ストレスによって免疫力が低下し、さまざまな病気を引き起こしやすくなっている状態と考えられます。
また、円形脱毛症のように、体の一部だけ毛が抜けてしまうこともあります。なお、身体的な不調がみられる場合は、ストレスだけでなく病気が隠れている可能性もあるため、自己判断せずに速やかに動物病院を受診してください。
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犬のストレスを放置すると…?病気や問題行動のリスク

犬のストレスを軽視し、サインを見逃したまま放置してしまうと、心身に深刻な影響を及ぼす可能性があります。慢性的なストレスは免疫力の低下を招き、皮膚病や胃腸炎、膀胱炎といったさまざまな病気を引き起こす原因となります。
また、精神的な問題として、分離不安症や常同障害(同じ行動を意味なく繰り返す)などを発症することもあります。行動面では、無駄吠えや噛みつき、破壊行動などの問題行動がさらにエスカレートし、飼い主との関係悪化や近隣トラブルに発展するケースも少なくありません。
こんな場合は要注意|動物病院を受診すべきタイミング
愛犬に明らかな身体症状が出ている場合は、ストレスではなく病気が原因の可能性があるため、早期に動物病院を受診する必要があります。
特に、嘔吐や下痢を何度も繰り返す、ぐったりして動かないなどは、消化器疾患や内臓疾患、感染症などの可能性も考えられる危険なサインです。下記のような症状があらわれたら、「ストレスだからそのうち治るだろう」と判断せずに獣医師に相談しましょう。
【動物病院を受診すべき症状の例】
- 食欲がまったくない状態が続く
- 何度も嘔吐や下痢をする
- 呼吸が荒い・苦しそう
- ぐったりして動かない
- 体を触られるのを極端に嫌がる
- 何度もトイレに行くのに尿が出ない
今日から実践!愛犬のストレス解消法5選
愛犬のストレスを軽減するためには、原因を取り除くと同時に、溜まったストレスを発散させてあげることが大切です。ここでは、飼い主が今日からすぐに取り組める、効果的なストレス解消法を5つ紹介します。
1.散歩ルートを変えて刺激を与える
毎日同じコースを同じ時間に散歩していると、犬もマンネリを感じてしまいます。たまにはいつもと違う道を選んだり、少し足を延ばして大きな公園に行ったりするだけで、犬は新しいにおいや景色、音に触れることができ、脳に良い刺激を受けます。
これにより、退屈によるストレスが軽減され、満足度も高まります。全ての散歩でルートを変える必要はありませんが、週に数回でも変化を取り入れることで、犬の日常はより豊かなものになります。
2.一人で安心できる休憩スペースを作る
犬にも、誰にも邪魔されずに安心して休める自分だけの場所が必要です。クレートやハウス、お気に入りのベッドなどを、リビングの隅など静かで落ち着ける場所に設置してあげましょう。
そこは犬にとっての安全地帯であり、飼い主であっても犬がそこにいる時は無理に構わない、というルールを家族で共有することが重要です。特に、来客時や騒がしい環境が苦手な犬にとって、いつでも逃げ込めるプライベートスペースがあることは、大きな安心感につながり、ストレスの軽減に役立ちます。
3.遊びを通じた適切なコミュニケーション
飼い主との遊びは、犬にとって最高のストレス解消法の一つです。ボール投げや引っ張りっこなど、愛犬が好きな遊びを一緒に楽しむことで、運動不足の解消になるだけでなく、飼い主との絆を深めることができます。
また、「持ってきて」や「ちょうだい」といった指示を取り入れながら遊ぶと、楽しみながらしつけのトレーニングにもなり、犬の満足感をさらに高めることが可能です。
4.噛んで発散できるおもちゃを活用
犬には、ものを噛みたいという本能的な欲求があります。この欲求が満たされないと、ストレスから家具などを破壊する問題行動につながることがあります。
そこで役立つのが、犬が安全に噛めるおもちゃです。コングのように中にフードを詰められる知育トイは、犬が夢中になって遊びながらストレスを発散できる優れたアイテムです。
おもちゃを与える際は、犬が誤飲しない安全なサイズと素材のものを選び、破損したらすぐに交換するようにしてください。
5.飼い主が落ち着いて接する
犬は飼い主の感情を鏡のように映し出す存在です。飼い主がイライラしていたり、不安を感じていたりすると、その気持ちは犬にも伝わり、犬のストレスの原因となります。
愛犬のストレスを軽減したいと考えるなら、まずは飼い主自身がリラックスし、穏やかな気持ちで接することが何よりも大切です。犬が問題行動を起こした時も、感情的に叱るのではなく、冷静に一貫した態度で対応する必要があります。
犬のストレスに関するよくある質問
ここでは、犬のストレスに関する質問に回答します。愛犬との暮らしの中で生じるさまざまな疑問を解消し、より良い関係を築くための参考にしてください。
Q1.留守番中の犬のストレスを和らげる工夫は?
まずは、留守番前に長時間遊んで疲れさせ、犬が安心して休める環境を整えることが基本です。さらに、夢中になれるおもちゃや知育トイを用意し、退屈させない工夫も効果的です。
また、飼い主のにおいがついたタオルを置いてあげると安心感を与えられます。出かける際に「行ってきます」と大げさに声をかけず、さりげなく家を出ることで、犬の不安を過剰に煽らないようにしましょう。
Q2.犬はストレスが原因で病気になる?
犬のストレスは、心身の健康に直接影響を及ぼすため、早期のケアが重要です。慢性的なストレスは免疫力を低下させ、皮膚炎や胃腸障害、膀胱炎などさまざまな病気を引き起こす可能性があります。
また、自分の体を過剰に舐め続けることで皮膚を傷つけたり、食欲不振や下痢、嘔吐といった消化器系の症状が出たりすることも少なくありません。
Q3.多頭飼いのストレスで注意すべきことは?
それぞれの犬が一人で落ち着ける、プライベートな空間をかならず確保することが重要です。食事や寝床は別々にし、おもちゃの取り合いなどが起きないよう注意深く観察する必要があります。
また、飼い主は全ての犬に平等に愛情を注ぎ、先住犬を優先するなど、犬同士の関係性にも配慮することが大切です。新しく犬を迎える際は、焦らずゆっくりと対面させましょう。
まとめ│犬のストレスサインに早く気づくことが最大の予防策
犬は日々の生活の中でさまざまな要因からストレスを感じています。その原因は、留守番などの環境要因から、飼い主とのコミュニケーション不足や不適切な接し方まで多岐にわたります。
ストレスが蓄積すると、問題行動や体調不良につながるため、あくびや体を掻くといった初期のストレスサインを見逃さないことが重要です。
散歩の工夫や安心できる場所の提供、遊びを通じたコミュニケーションなどでストレスを発散させ、飼い主が穏やかに接することで、愛犬の心身の健康を守ることにつながります。
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