
フェレットは、小さな体と愛らしい表情から人気を集めています。一人暮らしやマンションでも飼いやすいペットとしても注目されている小動物です。
この記事では、フェレットの基本的な飼い方やおすすめの種類、値段など、初めて飼う方が知っておきたいポイントや注意点をわかりやすく解説します。
- フェレットは一人暮らしでも飼いやすい?
- フェレットのおすすめランキングを公開!
- フェレットの臭い対策法!
- フェレットはなつくの?
実際にフェレットと暮らしていた飼い主さまの口コミ・エピソードや、愛玩動物飼養管理士のアドバイスもあわせてご紹介しますので、最後までご覧ください。
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フェレットとは?好奇心旺盛で人懐っこい小動物!

フェレットは、「ヨーロッパケナガイタチ」が家畜化されたイタチ科の小動物で、古くから人間と共に暮らしてきました。
非常に人懐っこく、飼い主と遊んだりスキンシップをとったりすることを好むため、コミュニケーションを大切にしたい人に適したペットともいえます。
そんなフェレットの特徴や値段は、以下のとおりです。
フェレットの外見 | 細長い体、短い足、愛嬌のある顔立ち、ふさふさのしっぽ |
フェレットの毛色 | セーブル、アルビノ、バタースコッチ、シルバーミット、シナモン など |
フェレットの性格 | 好奇心旺盛・人懐っこい・賢い |
フェレットの体重 | 0.6~2kg程度 |
フェレットの体長 | 30~50cm程度 |
フェレットの値段・価格 | 5万~15万円程度 |
フェレットの平均寿命 | 約6~10歳 |
フェレットのふさふさしたしっぽは、感情を表現する役割も果たしています。
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フェレットが一人暮らしでもペットとして飼いやすい理由
フェレットが、一人暮らしやマンションでもペットとして飼いやすい理由は3つあります。
- 犬や猫のように大きく鳴くことがほとんどない
- 賢いため、しつけが比較的容易である
- 1日の大半を寝て過ごすので留守番が得意
フェレットは体も小さく鳴き声も小さいため、ペット可の賃貸物件であれば、ワンルームや1Kでも飼うことができます。
睡眠時間が長いことから、飼い主が日中留守にしがちでも安心して飼育できる点も挙げられます。
フェレットの値段と飼いやすさおすすめランキング!

フェレットは、種類によって性格や体格、値段が異なります。ここでは、フェレットの種類ごとの特徴を紹介しながら、飼いやすいおすすめの種類をランキング形式で紹介します。
【1位】マーシャルフェレット
【2位】パスバレーフェレット
【3位】マウンテンビューフェレット
【4位】ルビーフェレット
【5位】ファーファーム(アンゴラフェレット)
【6位】ニュージーランドフェレット
※ランキングは「ペット保険比較のピクシー」が独自の調査をもとにまとめたものです。あくまで参考程度にご覧ください。
【1位】マーシャルフェレット│おっとりした性格が魅力
マーシャルフェレットは、アメリカのマーシャル社で繁殖されている人気のフェレットです。
おっとりとしていて穏やかな性格の個体が多く、噛み癖が少ない傾向にあるため、一人暮らしの方や初心者でも飼育しやすいといわれています。
ファームで臭腺除去手術と避妊・去勢手術が済んでいることも特徴です。
飼いやすさ | ★★★★★ |
ファーム | アメリカ |
値段 | 約4~6万円 |
毛色 | セーブル、アルビノ、バタースコッチ など |
体格 | やや小さめ、細身 |
性格 | おっとり、穏やか |
【2位】パスバレーフェレット│カラーバリエーションが豊富
パスバレーフェレットは、アメリカのパスバレー社で繁殖されている種類で、日本でも多く流通しています。
カラーバリエーションが非常に豊富で、好みの毛色の子を見つけやすいのが魅力です。
丈夫で長生きしやすいといわれてるため、長く一緒にいたいと考えている人にもおすすめです。
飼いやすさ | ★★★★☆ |
ファーム | アメリカ |
値段 | 約3~7万円 |
毛色 | セーブル、シナモン、シルバーミット、アルビノ など |
体格 | しっかりめ、丸顔 |
性格 | 人懐っこい、遊び好き |
【3位】マウンテンビューフェレット│がっちりした体格
マウンテンビューフェレットは、小柄ですが筋肉質でがっちりした体格が特徴です。
性格は比較的おとなしく、のんびりしている個体が多いといわれています。
マーシャルフェレットやパスバレーフェレットと比べると、流通量が少ないため、ペットショップで見かける機会は限られるかもしれません。
飼いやすさ | ★★★★☆ |
ファーム | アメリカ |
値段 | 約4~13万円 |
毛色 | セーブル、アルビノ、バタースコッチ など |
体格 | 骨太でしっかりめ、細身 |
性格 | のんびり、おとなしい |
【4位】ルビーフェレット│日本ではなかなか見かけない?
ルビーフェレットは、日本ではほとんど流通していない、見かける機会は非常に少ない種類です。
しっかりとした体格で、大きめの耳が特徴です。
比較的おとなしいといわれていますが、個体差が大きく、噛み癖が強い子ややんちゃな子もいます。
飼いやすさ | ★★★☆☆ |
ファーム | アメリカ |
値段 | 約6~9万円 |
毛色 | セーブル、シャム、シルバーミット など |
体格 | しっかりめ、耳が大きい |
性格 | 個体差が大きい |
【5位】ファーファーム(アンゴラフェレット)│ふわふわもふもふの大型タイプ
ファーファーム(アンゴラフェレット)は、中国のファームで繁殖されている大型のフェレットです。珍しいため、フェレットオーナーの憧れといわれることもあるようです。
最大の特徴であるふわふわで長い被毛は、日々のブラッシングが欠かせません。気性の荒いところもありますが、希少なフェレットを飼いたい方にはおすすめの種類です。
飼いやすさ | ★★☆☆☆ |
ファーム | 中国 |
値段 | 約5~25万円 |
毛色 | セーブル、シルバー、アルビノ など |
体格 | 大型、丸顔 |
性格 | やや気性が荒い |
【6位】ニュージーランドフェレット│パンダのような目元がキュート
ニュージーランドフェレットは、日本に輸入されることはほとんどないため、「幻のフェレット」と呼ばれることもあります。
パンダのように目の周りが黒い特徴的な模様をもつ個体が多く、その愛らしい見た目も魅力です。
活発で好奇心旺盛な性格ですが、噛み癖が強く気性が荒い個体もいることから、初心者には飼いづらい種類といえます。
飼いやすさ | ★☆☆☆☆ |
ファーム | ニュージーランド |
値段 | – |
毛色 | パンダ模様(白と黒) など |
体格 | 大型 |
性格 | 気が強い、噛み癖がある |
飼いやすいペットを探している方は、関連記事もご覧ください。
フェレットに必須な6つのアイテム

フェレットのお迎えを決めたら、必要な飼育アイテムをしっかり準備しておくことが大切です。ここでは、フェレットに必須な6つのアイテムをわかりやすく紹介します。
エサ・フード
フェレットは肉食動物なので、消化時間が短い高タンパク・高脂肪のフードが必要です。
フェレットは消化が早く、食べてから数時間で排泄されてしまいます。フードはいつでも食べられるように、常に容器に十分な量を入れておきましょう。
フェレットは肉食動物のため、植物性の食べ物をうまく消化できません。特に、チョコレートやネギ類、ぶどう、アボカド、キシリトールなどは中毒や重い健康被害を引き起こす可能性がありますので注意しましょう。キャットフードの中には代用できるものもありますが、ドッグフードは与えてはいけません。
ケージ
フェレットが1日の大半を過ごすケージは、十分な広さと高さがあるものを選びましょう。ハンモックやトイレ、エサ入れ、給水器を置いても狭くならないサイズが理想的です。
フェレットは体が細長く、ケージの隙間から脱走することがあるため、網目の幅が狭いケージがおすすめです。
ハンモック
フェレットは狭くて暗い場所を好み、ハンモックで眠るのが大好きです。ケージの中にはかならずハンモックを吊るして、安心して休める場所を用意してあげましょう。
布製で潜り込める袋状のタイプや、通気性のよいメッシュ素材など、さまざまな種類があります。季節に合わせて素材を変えるのもおすすめです。
トイレ
フェレットのトイレは、体よりも一回り大きなサイズを選ぶと良いでしょう。トイレ砂は、フェレットが口にしても安全な紙や木、おからでできた製品がおすすめです。
猫用の固まるタイプの砂は、誤って食べてしまうと体内で固まり、腸閉塞などを起こす危険があるため使用しないでください。
フェレットは隅で排泄する習性があるため、ケージの角にトイレを設置すると比較的早く覚えてくれます。
おもちゃ
遊び好きなフェレットにとって、おもちゃはストレス解消や運動不足の解消に欠かせないアイテムです。
ボールや布製のおもちゃ、カシャカシャと音が鳴るもの、トンネルなど、さまざまなタイプがありますので、好みにあわせて用意しましょう。
ゴムやスポンジ製など、噛みちぎって誤飲してしまう可能性のある素材のものは避け、丈夫な素材のおもちゃを選ぶことが大切です。
お手入れ用品
フェレットの健康を維持するためには、定期的なお手入れが必要です。
以下のお手入れ用品は、最低限そろえておきましょう。
- 爪切り用のハサミ
- 歯磨きグッズ
- ブラシ
- シャンプー
- イヤークリーナー
お手入れをすることで、体の異常に早く気付くきっかけにもなります。
フェレットの飼い方のポイント

フェレットと長く暮らすには、安全な環境を整えてあげることがカギです。一人暮らしでも実践しやすいフェレットの飼い方のポイントを具体的に紹介します。
室温と湿度を一定に
フェレットが快適に過ごせる室温は15〜25℃、湿度は40〜60%が目安とされています。
フェレットは汗腺がほとんどなく体温調節が苦手なため、夏場はエアコン、冬場はペット用のヒーターや毛布を使用して、常に快適な環境を維持する工夫が必要です。
高温多湿な環境は熱中症のリスクを高めるため、特に注意しましょう。
臭い対策が大切
フェレットが臭いと感じる場合、主に体臭や排泄物が原因です。
トイレをこまめに掃除すること、ケージやハンモックを清潔に保つことが基本です。定期的なシャンプーや耳掃除も臭い対策になります。
フェレットはシャンプーしても良いですが、頻度には注意が必要です。洗いすぎると、逆に皮脂の分泌が過剰になって体臭が強くなることがあります。月に1回程度を目安とし、かならずフェレット専用のシャンプーを使用しましょう。
遊びやスキンシップは毎日
フェレットは非常に遊び好きで、飼い主とのコミュニケーションを大切にする動物です。1日1回はケージから出し、室内で自由に遊ばせる時間を設けましょう。
おもちゃを使ったり、トンネルをくぐらせたりと、フェレットの好奇心を刺激する遊びを取り入れると喜んでくれます。
うちの子は遊ぶのが大好きで、テンションが上がったときは、フェレットジャンプを見せてくれました。(神奈川県・40代男性)
部屋を整頓して誤食予防
フェレットは好奇心が強く、目についたものを何でも口に入れてしまう習性があります。
特に、ゴム製品やスポンジ、小さなプラスチック片などは誤食しやすいので注意が必要です。
床の上のものを片付けたり、ケーブル類にカバーをしたりしてからフェレットを放すようにしてください。
噛み癖はしつけで改善
フェレットの噛み癖は、根気よくしつけることで改善できることもあります。
噛まれた場合は、「ダメ」など短い言葉で叱り、遊びを中断してケージに戻すといった対応を繰り返しましょう。
叩いたりすることはせず、噛むと楽しい時間が終わってしまうと学習させることが重要です。
定期的な爪切り、耳掃除
フェレットの健康維持のためには、定期的な体のケアが欠かせません。
爪切りは、2週間に1回程度、先端の尖った部分だけをカットします。
耳は汚れがたまりやすく、耳ダニの温床になることもあるため、週に1回はチェックし、汚れていればイヤークリーナーでやさしく拭き取りましょう。
フェレットの飼育に必要な費用は?

フェレットとの暮らしを始める前に、どれくらいの費用がかかるのかを把握しておくことは大切です。フェレットにかかる初期費用と月々の飼育費の目安について、具体的な内訳とともに解説します。
フェレットのお迎えにかかる費用は?
フェレットをお迎えする際の初期費用は、生体価格と飼育用品代を合わせて、おおよそ6万~20万円程度が目安です。
フェレットの生体価格は、種類やペットショップによって異なり、4万~15万円ほどです。
加えて、ケージやフード、給水ボトル、ハンモックなどの飼育用品一式をそろえるのに、2万~5万円程度かかります。
フェレットを飼うのに毎月かかる費用は?
フェレットを飼育するために毎月かかる費用は、5,000~10,000円程度が一般的です。
■毎月の飼育費用
フード・おやつ | 2,000〜5,000円 |
トイレ用品 | 1,000〜2,000円 |
雑費(おもちゃなど) | 0〜5,000円 |
これに加えて、光熱費、ワクチン・健康診断の費用などがかかります。さらに、ケガや病気に備えてペット保険への加入や貯蓄をしておくと安心です。
フェレットがかかりやすい病気
フェレットは比較的丈夫な動物ですが、以下のような病気にかかりやすいといわれています。
- 副腎腫瘍
- リンパ腫
- インスリノーマ
- フィラリア症
- インフルエンザ
- 耳ダニ
日ごろからフェレットの様子をよく観察し、食欲不振や元気の消失、脱毛などの異変に気付いたら、早めに動物病院を受診することが大切です。
フェレットの飼い方に関するQ&A

フェレットを初めて飼う際には、さまざまな疑問や不安が浮かぶものです。ここでは、フェレットの性格や行動、飼い方にまつわるよくある質問をまとめました。
Q.
フェレットはなついてくれる?
A.
フェレットは、個体差はあるものの、愛情を注げば飼い主になついてくれることもあります。
なつくと、名前を呼ぶと駆け寄ってきたり、後をついて歩いたり、膝の上で眠ったりと、さまざまな愛情表現をしてくれます。
Q.
フェレットがむかつく理由は?
A.
フェレットが「むかつく」と感じるのは、フェレットの習性によるものが多いでしょう。
お迎えしたばかりで特性を理解できていない場合、フェレットが夜中に動き回ったり、甘噛みやいたずらをされたりして、一時的にムカついてしまうこともあるのかもしれません。
Q.
フェレットを飼ったら後悔する?
A.
フェレットを飼って後悔する理由の一つとして、見た目のかわいさだけで迎えてしまったことが挙げられます。
フェレットの特有の臭い、夜行性であることなど、デメリットといわれる部分もよく調べて飼うことが大切です。
Q.
フェレットは多頭飼いできる?
A.
フェレットは社会性のある動物なので、相性が合えば多頭飼いが可能です。
新しいフェレットを迎える際は、2匹のケージを分け、お互いの匂いに慣れさせてから少しずつ対面させるなど、慎重に進める必要があります。
まとめ│フェレットとの暮らしを楽しもう!
フェレットは、愛嬌のある表情と好奇心旺盛な性格で、犬や猫にはない魅力をもつ小動物です。
お世話のポイントを理解しておけば、一人暮らしやマンションでも飼うことができます。フェレットとの暮らしを楽しみましょう。
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また保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

イヌ
ネコ
- 血統種
- ミックス
-
- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
- 5歳
- 6歳
- 7歳
- 8歳
- 9歳
- 10歳
- 11歳
- 12歳
- 13歳
- 14歳
- 15歳
- 16歳
-
- トイ・プードル
- 秋田
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上