大きな垂れ耳が特徴的なビーグルは、その陽気で友好的な性格から、世界でも人気のある犬種です。
丈夫な身体をもつものの、まったく病気にならないというわけではないため、気をつけたいケガや病気を把握しておきたい方も多いでしょう。
この記事では、ビーグルの性格や寿命、かかりやすい病気、おすすめのペット保険についてご紹介します。ビーグルの飼い主さまはもちろん、お迎え予定の方もぜひ参考にしてください。
- ビーグルの遺伝性疾患は?
- ビーグルは何歳まで生きられる?
- 何歳までにペット保険に入ればいい?
- 犬の治療費は高いって本当?
【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考になさってください。
ビーグルってどんな犬?特徴や性格は?
ビーグルは、明るく人懐っこい性格で、好奇心旺盛な犬種です。
長く垂れた大きな耳が特徴的で、「スヌーピー」のモデルになったことでも知られています。
かわいい見た目に反して、実は筋肉質でスタミナもあります。毎日の散歩が欠かせないでしょう。
狩猟犬として活躍していた時代には、優れた嗅覚やよく通る大きな声を生かし、群れで狩りを行っていました。
ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、安心して保険をお選びいただけます。
保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にされてください。
ビーグルの平均寿命は?長生きする犬種?
ビーグルの平均寿命は12〜15歳とされています。
体が丈夫で先天的な病気にかかりにくいといわれ、長生きする子も多いようです。
最も長生きしたビーグルはアメリカで暮らしていて、なんと28歳まで生きていました。
ギネス記録として最も長く生きた犬は、オーストラリアン・キャトル・ドッグという犬種で、29歳5か月という記録が残っています。
ビーグルは飼いやすい?肥満対策がポイント?
ビーグルは食欲旺盛で太りやすいため、日ごろから食事量や運動量に注意して肥満対策をするのがポイントです。
フードは体重や年齢に適した量を守り、おやつを欲しがる場合は、1日の摂取カロリーの10%以内になるように調整しましょう。
散歩はできれば1日1時間以上行い、定期的にドッグランなどで運動させるのもおすすめです。
ビーグルは、特有の独立心の高さから、育てにくいと感じる方もいるかもしれません。
しかし、子犬のころから信頼関係を築き、適切なしつけをすることで、理想的なパートナーになってくれるでしょう。
ビーグルがなりやすい病気やケガは?
ビーグルは、とくに以下のようなケガや病気に注意が必要です。
- 椎間板ヘルニア
- 外耳炎
- 皮膚病
- チェリーアイ
- ピルビン酸キナーゼ欠乏症
それぞれ症状や治療費などについて解説します。
椎間板ヘルニア
ビーグルに多いケガとしてまず挙げられるのが、椎間板ヘルニアです。
飛び出した椎間板が脊髄を圧迫することで、背中の痛みや麻痺、後ろ足のふらつきなどが生じる病気で、症状が進むと排泄困難などに陥ることもあります。
加齢が原因で発症することが多いものの、ビーグルやダックスフンドなどの犬種は、遺伝的に若齢で椎間板ヘルニアを起こす危険性が高いため注意しましょう。
症状の程度や治療内容によって異なりますが、手術費用は20万〜30万円程度かかることもあります。
外耳炎
垂れ耳のビーグルは、外耳炎にも気をつけましょう。
外耳炎は耳の入り口から鼓膜までの炎症を指し、とくにアトピー性皮膚炎や食物アレルギーのある犬に発症しやすい傾向があります。
予防のために、月に1回ほど耳掃除をしましょう。耳のチェックも兼ねて、動物病院で耳掃除をしてもらうのもおすすめです。
皮膚病
ビーグルは、マラセチア性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎などの皮膚病にも注意が必要です。
マラセチア皮膚炎とは、マラセチア菌の過剰増殖により炎症が起きる病気で、耳道に発症して外耳炎の原因になることも少なくありません。
皮膚病は治療が長期化しやすいため、皮膚に異常があれば早めに獣医師に相談しましょう。
チェリーアイ
ビーグルは、生まれつきチェリーアイになりやすい傾向があります。
チェリーアイは、目頭の第3眼瞼腺が飛び出て赤く腫れあがる病気で、生後数か月〜1歳の子犬に比較的多くみられます。
自然治癒することはなく、角膜炎や結膜炎などを併発するおそれもあるため、早期治療が大切です。
ピルビン酸キナーゼ欠乏症
ビーグルは、ピルビン酸キナーゼ欠乏症の発症が報告されています。
ピルビン酸キナーゼ欠乏症とは、ピルビン酸キナーゼと呼ばれる酵素の欠乏によって赤血球が壊れ、貧血を起こす遺伝性疾患です。
そのため、予防法や根治につながる治療法がなく、症状を緩和する対症療法が基本となります。
上記以外に、ビーグルは以下のような病気にもなりやすいといわれています。
- てんかん
- 緑内障
- 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
- 糖尿病
【年齢別】ビーグルが注意すべき健康トラブル
病気にかかりにくいといわれるビーグルですが、年齢ごとに気をつけるべき健康トラブルがあります。
たとえば若齢期のビーグルは、免疫力が弱く、風邪や下痢などが起こりやすい時期です。
まだ骨も成長しきっておらず、少しの衝撃で骨折しかねないため注意しましょう。加えて、好奇心旺盛であることから誤飲にも注意が必要です。
成犬期以降は、外耳炎や皮膚炎、椎間板ヘルニアなどのリスクが高まります。
食欲が旺盛なビーグルは肥満体になりやすいため、常に食事や運動による体重管理も徹底しておきましょう。
ビーグルの治療費はいくら?高額事例を紹介
体が丈夫なビーグルも、治療が長引いたり、手術が必要になったりすれば、治療費が高額になることはもちろんあります。
実際に、椎間板ヘルニアの手術にかかった治療費の例を紹介します。
◆犬が椎間板ヘルニアと診断され、手術を行ったケース
治療内容 | 治療費 |
入院・手術(7泊8日) | 225,000円 |
通院(5日) | 27,800円 |
治療費計 | 252,800円 |
※上記治療費は一例です。実際の治療費・治療内容は症状、動物病院ごとに異なります。
参照:au損保「犬の治療事例」
ペット保険に加入していなければ、犬の治療費は全額飼い主さまの自己負担です。
「ペットの治療費を払えない」と慌てないためにも、ペット保険の加入を検討してみましょう。
ビーグルのペット保険は何歳までに加入するべき?
ペット保険会社によって異なるものの、新規加入は6歳〜12歳までに設定されていることがほとんどです。
シニアから入れるペット保険もあるものの、健康状態によって加入を断られる場合があることから、遅くても6歳ごろまでには決めておくと良いでしょう。
子犬はとくに、免疫力が低いため病気の心配が尽きません。
もしものときの経済的負担を抑えるためにも、0歳もしくはお迎えのタイミングでの保険加入を検討するのがおすすめです。
ビーグルのペット保険の選び方
保険会社によって補償内容は異なるため、ペット保険を選ぶときは各社の内容をしっかりと比較・検討しましょう。
ここでは、ビーグルのペット保険を選ぶ際のポイントについてご紹介します。
通院・入院・手術が補償されるか?
まずは、補償範囲について確認しておきましょう。
ビーグルがかかりやすい外耳炎や皮膚トラブルは再発しやすく、長期の通院が必要になることもあります。
また、シニア期には糖尿病やクッシング症候群など、一生涯治療が必要な病気のリスクも高まります。
手術や入院のみに特化したペット保険もありますが、ビーグルには通院・入院・手術を補償する「フルカバー型のペット保険」がおすすめです。
保険金の請求方法は簡単か?
簡単に保険金が請求できるかどうかも確認しておきましょう。
動物病院で治療を何度も行い保険金を請求する回数が多くなった場合、利用しやすさも大事なポイントになります。
保険金の請求方法は、以下の2種類があります。
- 窓口精算
- 後日精算(書類・スマホアプリなど)
できるだけ請求にかかる手間を減らしたい方は、窓口精算に対応しているペット保険やスマホアプリで保険金請求できるペット保険がおすすめです。
シニアになっても続けやすい保険?
ビーグルは長生きする子も多いため、10歳以降の保険料も確認しておきましょう。
保険料は、一般的に年齢とともに上昇する傾向にあります。なかにはシニア期の保険料が一律な保険もあるため、将来を含めて無理のない保険料のプランを選ぶのがおすすめです。
また、終身で継続可能とうたっていても、健康状態によっては更新時に継続不可となるペット保険もあります。加入前に更新時の条件も確認しておきましょう。
補足・ペット保険の保険料はどうやって決めている?
ペット保険の保険料は保険会社によって基準が異なるものの、犬種や年齢、体重などによって区分が決められています。
ビーグルは、保険会社によって「小型犬」「中型犬」の分類が異なることもあるため、加入前には愛犬の保険料についてよく確認するようにしましょう。
まとめ│ビーグルを迎えたらペット保険を比較してみよう!
この記事では、ビーグルの特徴やかかりやすい病気やケガ、ペット保険の選び方のポイントについて解説しました。
最後にもう一度、ビーグルにおすすめのペット保険についてまとめます。
【ビーグルにおすすめのペット保険】
- 通院・入院・手術が補償されるプラン
- 保険金の請求方法が簡単
- シニアになっても続けやすい
ビーグルは比較的病気になりにくいといわれるものの、椎間板ヘルニアや外耳炎などかかりやすい病気やケガもあります。
治療費は高額になることもあるため、こうしたリスクに備えてペット保険の加入を検討してみましょう。
【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。
- イヌ
- ネコ
- 血統種
- ミックス
-
- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
- 5歳
- 6歳
- 7歳
- 8歳
- 9歳
- 10歳
- 11歳
- 12歳
- 13歳
- 14歳
- 15歳
- 16歳
-
- トイ・プードル
- 秋田
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上