「ペット保険に加入するためなら、ちょっとくらい嘘をついてもバレないのでは?」
「もし告知義務違反をしてしまったらどうなるの?」
ペット保険への加入を検討されている飼い主さまは、このような疑問を抱えていませんか?
そこでこの記事では、以下のことについて解説します。
- 告知の嘘がバレた人・バレなかった人はいる?
- 嘘の告知はどんなタイミングでバレるのか
- 契約解除や、詐欺に問われた例もある?
- ペット保険の告知はどこまで必要?
- 告知義務と一緒に知りたいペット保険の基礎知識
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まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。
ペット保険で嘘の告知をしてもバレない?
人間と同じように、ペット保険に加入する前には審査があります。
審査のときに求められる告知で嘘をつくと、ほぼバレると考えておきましょう。
この章では、ネット上やSNSで調査した、告知の嘘がバレた人・バレなかった人の声を紹介します。
【調査】告知の嘘がバレた人
SNSやネット上では、ペット保険の告知で意図的に噓をついたという投稿はみられせんでした。
ただ、ある方の体験談では、告知漏れにより「告知義務違反で契約解除する」という重要書類が保険会社から送られてきたそうです。ペットが数年前にかかった尿路疾患で経過観察になっていたことを告知しなかったケースでした。
この方の場合は、ペット保険加入後の保険金請求の際に、保険会社の調査があり過去の病歴が発覚したそうです。
【調査】告知の嘘がバレなかった人
SNSやネット上の声を調査したところ、ペット保険の告知で噓がバレなかった人の投稿はありませんでした。ペットを飼っている多くの飼い主さまが、「保険の告知に虚偽があるとトラブルに発展する」ことをご存じのようです。
その一方で、ちょっとした体調不良により、何回か動物病院を受診しただけでもペット保険の審査に落ちた、という体験談は多くみられました。
なぜペット保険の告知義務違反はバレるのか
ペット自らが話せるわけではないため、「ウソの告知をしてもバレないのではないか」と考えがちですが、どうして告知義務違反はバレるのでしょうか。
その理由は、プロの調査員が徹底的に調査を行うからです。
必要であれば、直接獣医師へのヒアリングを行って告知内容に虚偽がないかチェックされます。
その際、獣医師が嘘をつくメリットはないので、告知義務違反はバレると思っておきましょう。
ペット保険で持病・既往歴・通院歴はいつバレる?
ペット保険で嘘の告知がバレるタイミングは主に、「契約を申し込むとき」と「保険金を請求するとき」です。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
契約を申し込むとき
ペット保険に申し込むと、加入できるかどうかの審査が行われます。
審査では、告知内容に矛盾がないか、プロによって徹底的に調べられます。
不審な点があれば、告知された動物病院に事実を確認する場合もあるので、契約を申し込んだタイミングで嘘がバレるのです。
仮に、かかりつけの動物病院を告知しなければ嘘はバレないかもしれませんが、1度も動物病院を受診していないのは不自然です。
逆に怪しまれて、結局ペット保険に加入できないという結果になるかもしれません。
保険金を請求するとき
万が一、嘘の告知でペット保険に加入できたとしても、保険金を請求するときに必ずバレると言って良いでしょう。
なぜなら、保険金を請求するときには診療明細書(領収書)の提出が必須だからです。
診療明細書は動物病院で準備してもらう必要があり、不審な点があれば動物病院に直接確認されます。
その際に獣医師は、飼い主さまの嘘に合わせることはなく事実のみを保険会社に伝えるので、嘘がバレるのです。
ペット保険で告知義務違反をすると何が起きる?
嘘の告知はほぼ100%バレることから、告知義務違反はデメリットしかありません。
ここでは、ペット保険で嘘の告知がバレたときにどのようなペナルティがあるのか見ていきましょう。
契約が解除や取り消しになる
告知義務に違反しているのですから当然ですが、契約が強制的に解除される可能性があります。
解除されれば、それまでに支払っていた保険料は返還されないことがほとんどです。
契約が解除されるうえに、コツコツ支払っていた保険料も無駄になってしまいます。
保険金が受け取れなくなる
嘘の告知がバレると、請求した保険金が受け取れないケースもあります。
高額な治療費に備えて利用するペット保険なのにもかかわらず、保険金が支払われないのであれば嘘をついてでも加入する意味がありません。
たとえ契約が解除されなかったとしても保険金は支払われないので、治療費は全額飼い主さまの負担となります。
保険金の返納を求められる
すでに保険金を受け取った後に告知義務違反が発覚した場合は、支払われた保険金の返還を求められることがあります。
本来であれば支払われるはずがなかった保険金なので返還するのは当然ですが、返還する金額が高額なほど飼い主さまの負担が大きくなってしまうでしょう。
保険金詐欺になる可能性もある
うっかりミスではなく、故意に告知義務違反をしたと判断されると、詐欺として訴えられる可能性もあります。
実際に、獣医師と飼い主が共謀して保険金を不正請求した詐欺事件が過去にありました。
この事件では獣医師にすすめられて不正請求をしたのですが、飼い主さまが告知義務に関する正しい知識を持っていれば防げた事件かもしれません。
そのほか、ペット保険で起こりやすいトラブルについては以下の記事でも紹介しています。
関連記事:ペット保険でよくあるトラブルと対処法|トラブルを防ぐポイントも解説
ペット保険の告知とは?告知義務はなぜあるの?
ペット保険の告知とは、ペットの基本情報や健康状態を保険会社に報告することです。保険会社はペット保険の加入条件を満たしているか、飼い主さまからの告知をもとに審査します。
また、告知は飼い主さまが納める保険料で運営されている、ペット保険のシステムを維持するために必要です。もし告知義務がなければ、保険料は同じなのに健康なペットと高齢や持病があるペットで保険金の支払いに差が出て、不公平になってしまいます。
公平性を保つために、正確な告知が求められるのです。
ペット保険の告知の調査内容は?何をチェックされる?
契約を申し込んだときは、告知をもとにペット保険の「加入条件」を満たしているかどうかチェックされます。既往歴や持病があるなどの告知内容によっては、加入できない場合もあるでしょう。
とはいえ、持病以外を補償する条件付きで加入できることもあるので、あきらめずに保険会社に相談してみてください。
また、告知事項や加入できるかどうかの基準は、保険会社によって異なります。
よく確認したうえで、偽りなく告知しましょう。
申告すべきペット保険の告知事項
ペット保険の一般的な告知事項は、次のとおりです。
- ペットの種類や生年月日などの基本情報
- 持病、治療中の病気
- 既往歴、通院歴
- ワクチン接種の有無
- かかりつけの動物病院の情報
- ほかのペット保険への加入状況
過去何か月以内の動物病院の受診歴を告知するかなど、細かい告知事項はペット保険ごとに異なります。心配な方は、加入条件が厳しくないペット保険を探すと良いでしょう。
加入を検討している保険会社の詳しい告知事項を知りたい場合は、保険契約申込書や告知書などで確認してください。
ペットに既往歴があったり、治療中の病気があったりするケースについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
ペット保険で告知義務違反をしないためのポイント
うっかり告知義務違反をしてしまうことを防ぐには、自分の記憶に頼るのではなく、事実を正確に伝えることが必須です。
とくに、次の3つのポイントを徹底してください。
- 診療明細書や薬関連の書類をすべて保管
- 正式な診断名や内容など不安な点は獣医師に確認
- 健康な若いときにペット保険に加入する
加入が難しいとされる高齢または持病のあるペットでも、条件付きで加入できる場合があります。告知義務違反に注意して、ペットが加入できる保険会社がないか調べてみましょう。
【FP監修】ペット保険の告知に関するQ&A!
この章では、ペット保険の告知義務に関するよくある質問について回答します。
うっかりミスでペット保険に加入できないという事態を避けるためにも、参考にしてみてください。
ペット保険の告知はどこまで必要?
嘔吐や下痢などの比較的軽度ですでに完治しているケガや病気の場合、保険会社ごとの「過去○○以内に予防目的以外で動物病院を受診した」に当てはまるかどうかで告知が必要かどうかを判断してください。
一方、「治療はしていないが経過観察中の病気」や「ガンや糖尿病など重度の病気」の場合は、どのような状況でも告知しなければなりません。
噓だけでなく伝え忘れやごまかすのもダメ?
告知しなければならない情報を黙っていることは、告知義務違反になります。
保険の加入審査に落とされる可能性があるからといって、あいまいな表現でごまかすのもやめましょう。
また、うっかり伝え忘れただけでも、告知義務違反になる場合があります。
ペットのためにも、飼い主さまのうっかりミスは十分に注意してください。
診断されず疑惑があるだけの場合も告知が必要?
獣医師からの診断名が確定していなくても、診察の時点で症状がなくても、疾患や傷病の疑いがある時点で告知する必要があります。
たとえば膝蓋骨脱臼は、疑惑があるけれども経過観察となることが多いので注意が必要です。
獣医師から言われたことは、包み隠さず伝えるようにすると良いでしょう。
診察を受けたことを忘れていたらどうなるの?
故意ではなく、診察を受けたことを忘れていたときの対応は、保険会社によって異なります。
たとえば次のようなケースだと、告知義務違反にならない場合もあります。
- 告知しなかった病気が重大なものではない
- 治療期間が短い
- 獣医師から適切な説明がなかった
とはいえ、故意だと見なされれば告知義務違反になるので注意してください。
告知をした後に訂正をすることはできる?
必要な告知を忘れていたときは、あとから内容を訂正したり追加したりできる場合もあります。
ただし保険会社の判断次第なので、告知もれに気づいたらなるべく早く相談するようにしてください。
保険会社が告知の訂正を承認し問題なければ、これまでどおり契約が継続できるでしょう。
ペット保険の基礎知識│加入前に知っておこう!
この章では、ペット保険の告知義務とあわせて、保険の加入前に知っておきたいペット保険の基礎知識について説明します。
加入前に発症したケガや病気は補償対象外
ペット保険は原則として、保険加入後に発症したケガや病気を補償するものです。
そのため、加入後に保険金を支払う可能性が高い「過去にかかったことのあるケガや病気」や「すでに発症して加入前から治療中のケガ病気」は補償対象外となります。
ちなみに、保険会社ごとに決められた特定の重篤な病気にかかっている場合は、保険に加入できないケースもあるので事前に確認しましょう。
ペット保険によって待機期間が異なるため注意
保険に加入した後でも、補償が開始される日までの待機期間中に発症したケガや病気は補償対象外となります。
待機期間の有無や長さは保険会社によって異なるので、加入前に補償開始日を調べておくと安心です。
また、ペットに症状があるのに待機期間が終わるのを待ってから動物病院を受診しても、補償対象外になることがあります。
すぐに病院に連れて行かないことによってペットの健康状態が悪化してしまう可能性もあるので、保険金のために受診を先延ばしにすることはおすすめできません。
関連記事:ペット保険【待機期間なし】は3社!すぐ使えて補償開始が早いのは?【FP監修】
まとめ│ペット保険の告知は事実を正確に!
この記事では、ペット保険の告知義務について解説しました。
最後にもう1度、この記事のポイントをまとめておきます。
- 嘘の告知はほぼ確実にバレる
- 告知義務違反をするとペナルティがある
- 告知は保険システムの維持と加入者の公平性を保つために必要
ペット保険の加入審査で落とされたくない、現在治療している病気も補償してほしいといった理由から嘘の告知をしても何も良いことはありません。
事実を正確に告知しましょう。
ペット保険の選び方について悩んでいる方や、選ぶのときの注意点をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、どうぞご覧ください。
また保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にされてください。
- イヌ
- ネコ
- 血統種
- ミックス
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- 0歳
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