
抜け毛や臭いが少なく、お手入れが比較的楽な犬種を知りたい方は多いのではないでしょうか?本記事では、サイズ別に「毛が抜けない犬種ランキング」をお届けします。
毛が抜けない&臭わない犬の特徴や、飼育する上でのメリット・注意点などを解説します。これから紹介するランキングを参考に、自身のライフスタイルに合った犬種を見つけてください。
- 毛が抜けない犬の特徴は?
- 抜け毛が少ない犬種は臭いも少ない?
- 一番お手入れが楽な犬種は?
- 抜け毛が少ない犬を飼うメリットは?
- 犬の抜け毛が急に増えたら要注意?
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毛が抜けない犬の5つの特徴│臭いも少ない?
ここでは、毛が抜けない犬種に共通する5つの特徴をご紹介します。とはいえ、実際に「毛が抜けない犬」というのは存在せず、あくまで“比較的毛が抜けにくい”、“抜け毛が少ない”という傾向であることはご留意ください。
シングルコートの被毛
犬の被毛は、皮膚を保護するオーバーコートのみで構成される「シングルコート」と、オーバーコートの下に保温性の高いアンダーコートを持つ「ダブルコート」に分けられます。
柴犬やゴールデン・レトリーバーなどダブルコートの犬種は、春と秋の換毛期にアンダーコートが大量に抜けます。一方、シングルコートの犬種は換毛期がなく、一本一本の毛が生え変わるサイクルが長いため、ダブルコートの犬種と比べて抜け毛が少ないのが特徴です。
ヘアレスの犬種
チャイニーズ・クレステッド・ドッグに代表される「ヘアレスドッグ」は、その名のとおり被毛がほとんど生えていないため、物理的に抜け毛の心配がありません。しかし、皮膚が直接外部に露出しているため、紫外線による日焼けや乾燥から皮膚を守るために、保湿などの特別なケアが不可欠です。
ちなみに、短毛の犬種については、かならずしも毛が抜けないわけではありません。たとえば、フレンチ・ブルドッグやパグは短毛犬種なのですが、ダブルコートであるため抜け毛は多い部類に入ります。
カーリーヘアの犬種も
トイ・プードルやビション・フリーゼのような、くるくるとカールした被毛を持つ犬種も抜け毛が少ないことで知られています。こうした犬種の多くはシングルコートで毛が抜けにくいうえに、抜けた毛がカールした被毛に絡みついて、床に落ちにくいという特性をもっています。
そのため、室内が毛だらけになることが少なく、掃除の手間が軽減されます。ただし、抜け毛が被毛に絡まったまま放置されると、毛玉の原因となるためお手入れが欠かせません。
皮脂や汗の分泌量が少ない
犬特有のにおいは、皮膚から分泌される皮脂が酸化したり、そこに細菌が繁殖したりすることで発生します。そのため、皮脂や汗の分泌が少ない犬種は、毛が抜けにくいだけでなく「体臭も弱い」という特徴があります。
代表的な犬種としては、トイ・プードル、マルチーズ、シー・ズーなどがあげられます。これらは毛が抜けにくいと同時に、臭いが少なく清潔感を保ちやすい犬種でもあります。
体のサイズによる影響
抜け毛の総量は、犬の体の大きさに比例する側面があります。同じシングルコートの犬種であっても、大型犬と小型犬とでは体表面積が異なるため、抜ける毛の絶対量は大型犬の方が多くなります。
一本一本の毛は抜けにくくても、体が大きい犬の場合は、ブラッシングやシャンプーで抜ける毛の量が多く感じられるかもしれません。
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【小型犬ランキング】抜け毛も臭いも少ない犬種は?
ここからは、毛が抜けにくい犬種をサイズ別のランキング形式で紹介します。まずは、集合住宅でも飼いやすいと人気の小型犬のなかから、抜け毛の少ない犬種TOP5をご紹介します。
【小型犬1位】トイ・プードル

トイ・プードルは代表的な毛が抜けない犬で、シングルコートのカーリーヘアが特徴。抜け毛や体臭が少ないことで知られていて、犬アレルギーのある家庭でも飼いやすい犬種です。さらに賢く学習能力が高いため、しつけやすく初心者にも人気があります。
【小型犬2位】マルチーズ

マルチーズは、毛が抜けない犬として古くから愛されてきた小型犬。シルクのように美しい白い被毛はシングルコートで、抜け毛や匂いが少ないのが魅力です。甘えん坊で人懐っこい性格から、室内犬としてとくに人気があります。
【小型犬3位】シー・ズー

シー・ズーは、抜け毛や臭いの少ない犬を探す方におすすめの小型犬。長毛ですがシングルコートのため抜け毛は少なく、室内でも清潔に飼いやすいのが特徴です。温厚でおとなしい性格のため、子どもや高齢者とも暮らしやすく、家庭犬として人気です。
【小型犬4位】ミニチュア・シュナウザー

ミニチュア・シュナウザーは、毛が抜けない犬として人気の小型犬。硬めのワイヤーヘアはシングルコートで、抜け毛や体臭が少ないのが特徴です。活発で遊び好きながらも無駄吠えが少なく、家庭犬としても室内飼いに向いています。
【小型犬5位】ヨークシャー・テリア

ヨークシャー・テリアの絹のような美しい被毛はシングルコート。長毛ですが、抜け毛や臭いが少ない犬として知られています。小さな体で勇敢な性格をもち、飼い主に忠実。室内で飼いやすいコンパクトな小型犬です。
※ランキングは「ペット保険比較のピクシー」が独自の調査をもとにまとめたものです。あくまで参考程度にご覧ください。
【中型犬ランキング】毛が抜けないお手入れが楽な犬種は?
中型犬は、活発さと飼いやすさを兼ね備えたバランスの良い犬種が多く、年々注目が高まっています。ここでは、中型犬のなかでも、抜け毛の少ない犬種TOP5を紹介します。
【中型犬1位】ミディアム・プードル

ミディアム・プードルは、トイ・プードル同様、シングルコートのカーリーヘアで抜け毛がほとんどなく、体臭も少ないのが魅力です。賢く学習能力が高いため、しつけがしやすく家庭犬として世界中で人気があります。お手入れ次第で快適に飼育できます。
【中型犬2位】ケリー・ブルー・テリア

ケリー・ブルー・テリアは、やわらかくシルキーな被毛をもつ珍しい中型犬。モコモコした見た目のわりに、抜け毛や臭いが少ないのが特徴です。活発でテリアらしい気質をもちながらも、家族に対しては愛情深くフレンドリー。トリミングは必要ですが、日常の抜け毛掃除の負担は軽めです。
【中型犬3位】ウィペット

ウィペットは短毛のシングルコートで、室内でも清潔に暮らせる毛が抜けない中型犬です。穏やかで無駄吠えが少なく、家庭犬として飼いやすい性格をもっています。見た目はスリムで優雅ですが、運動能力は高く、広い場所で走ることを好みます。
【中型犬4位】バセンジー

バセンジーは、短毛のシングルコートであり、抜け毛がほとんどないとされる中型犬。猫のように自分で毛づくろいをする習性があり、体臭も少なくきれい好きな犬種です。活発で好奇心旺盛ですが、独立心が強いため根気のあるしつけが必要です。
【中型犬5位】ジャーマン・ピンシャー

ジャーマン・ピンシャーは凛々しい見た目と引き締まった体型が特徴で、短毛のため抜け毛や体臭が少ない中型犬です。番犬としても優秀で頼りがいがある一方、エネルギッシュなので十分な運動が欠かせません。掃除の負担を減らしたい家庭におすすめです。
【大型犬ランキング】毛が抜けないおすすめ大型犬種は?
大型犬は体が大きく存在感がありますが、抜け毛や体臭が気になることもあります。そこで今回は、抜け毛が少ない大型犬種をランキング形式で紹介します。大型犬を飼いたいけれど、掃除やお手入れの負担は減らしたいという方におすすめです。
【大型犬1位】スタンダード・プードル

スタンダード・プードルは大型犬に分類されることもあり、シングルコートのカーリーヘアで抜け毛がほとんどありません。賢くしつけやすく、体臭も少なめで家庭犬として人気。トリミングは必要ですが掃除の負担は軽減できます。
【大型犬2位】アイリッシュ・ウォーター・スパニエル

アイリッシュ・ウォーター・スパニエルはカーリーヘアで抜け毛が少なく、体臭も控えめ。水猟犬として活躍していた活発な犬種ですが、家庭向きで穏やかな性格。定期的なトリミングは必要になるでしょう。
【大型犬3位】ジャイアント・シュナウザー

ジャイアント・シュナウザーはワイヤーコートで抜け毛が少なく、知能が高くしつけやすい大型犬です。運動量は多めですが、毛が抜けにくいため、掃除やお手入れの手間は少なめ。番犬としても頼りがいがあります。
【大型犬4位】エアデール・テリア

エアデール・テリアはワイヤーコートの大型犬で、抜け毛が少なめ。活発で遊び好きですが、家庭犬としても人気。定期的なブラッシングで毛玉を防ぎ、清潔感を保つことができます。体臭も比較的少なめです。
【大型犬5位】ブービエ・デ・フランダース

ブービエ・デ・フランダースは、硬く密な被毛で抜け毛が少ない大型犬です。穏やかで家庭向きの性格を持ち、体臭も少なめ。大きな体を健康に保つための運動やケアは必要ですが、毛が抜けにくいため掃除の手間は軽減できます。
【ミックス犬TOP5】抜け毛も臭いも少ないミックス犬種は?

近年人気が高まっているミックス犬の中では、とくに片親がトイ・プードルの場合、その抜けにくい毛質を受け継ぐ可能性が高まります。ただし個体差が大きく、両親の特徴をかならずしも受け継ぐとは限らないことには留意が必要です。
【ミックス犬1位】マルプー(マルチーズ×トイ・プードル)
両親ともに抜け毛が少なく、マルプーはその性質を受け継ぐ可能性が高いミックス犬です。体臭も少なく室内飼いに向いており、穏やかで人懐っこい性格のため、初心者でも飼いやすい犬種です。
【ミックス犬2位】チワプー(チワワ×トイ・プードル)
チワプーは小型で抜け毛が少なく、トイ・プードル由来のカーリーヘアを受け継ぐことがあります。小さく活発ですが飼いやすく、体臭も控えめ。室内飼いに最適で、掃除やお手入れの負担が少ないのが魅力です。
【ミックス犬3位】キャバプー(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル×トイ・プードル)
キャバプーはトイ・プードルの抜けにくい毛質を継承する可能性があり、掃除が比較的かんたんです。穏やかで甘えん坊な性格をもち、家庭犬として人気。個体差はありますが、抜け毛が少ない点でおすすめです。
【ミックス犬4位】シュナプー(ミニチュア・シュナウザー×トイ・プードル)
シュナプーは両親ともに抜け毛が少なめで、トリミングやブラッシングで清潔を保ちやすいミックス犬です。知能が高くしつけやすいため、家庭犬として安心して迎えられます。
【ミックス犬5位】コッカプー(アメリカン・コッカー・スパニエル×トイ・プードル)
コッカプーは活発で遊び好きですが、トイ・プードル由来の毛質で抜け毛が少なめ。体臭も控えめで、室内飼いに適した犬種です。両親の特徴を引き継ぐ個体が多く、家庭での飼育負担を軽減できます。
※ランキングは「ペット保険比較のピクシー」が独自の調査をもとにまとめたものです。あくまで参考程度にご覧ください。
【おまけ】抜け毛が多い犬種ランキング
「抜け毛が多い犬種」を知っておくと、掃除やお手入れの負担を避けたい方に役立ちます。とくに「ダブルコート」や「長毛」の犬種は換毛期に大量の毛が抜けます。ここでは代表的な犬種をランキング形式で紹介します。
【抜け毛が多い犬種TOP5】
- 柴犬
- ゴールデン・レトリーバー
- ラブラドール・レトリーバー
- 秋田犬
- シベリアン・ハスキー
これらの犬種はダブルコートで毛量が多く、換毛期には掃除やブラッシングが必須です。抜け毛の少ない犬を探している場合は、事前に被毛の特徴を確認しておくと安心です。
関連記事:柴犬の換毛期は抜け毛が大変?時期・期間・室内飼いの注意点は?
毛が抜けにくい犬と暮らす4つのメリット
毛が抜けにくい犬と暮らすと、掃除や手入れの負担が減り、室内を清潔に保ちやすくなります。ここでは毛が抜けにくい犬と暮らすことのメリットを、4つのポイントに分けて詳しく解説していきます。
①部屋のお掃除が楽になる
抜け毛が少ない犬と暮らす最大のメリットは、日々の掃除が格段に楽になる点です。多くの毛が抜ける犬種では対策が必要になりますが、抜け毛が少ない犬種であれば、掃除の頻度を減らすことができるのです。
掃除機や粘着クリーナーを使う手間が省けるだけでなく、ロボット掃除機が毛で詰まる心配なども軽減されます。掃除にかかる時間と労力を、犬とのコミュニケーションや遊びの時間に充てられるようになるでしょう。
②犬アレルギーの症状が出にくい
毛が抜けにくい犬は、犬アレルギーのおもな原因となる「アレルゲン」が室内へ飛散する機会が少ないため、アレルギー症状を持つ人でも比較的反応が出にくいといわれています。そのため、「ハイポアレルジェニックドッグ」とも呼ばれます。
ただし、これはアレルギー反応が全く出ないことを保証するものではありません。アレルゲン自体が犬に存在しないわけではないため、犬に直接触れたり、舐められたりすることで症状が出る可能性はあります。犬アレルギーを持つ人が犬を飼う場合は、事前にアレルギー検査を受けるなど慎重な検討が求められます。
③洋服や家具に付着する毛が少ない
犬と生活していると洋服やソファベッドなどに付着する抜け毛は悩みの種。衣類用の掃除機や粘着クリーナーでのこまめなお手入れが欠かせません。
抜け毛の少ない犬種であれば、衣類に毛が付着しにくいため、服装を気にすることなく犬と触れ合えます。またソファやカーペット、車のシートなどが毛だらけになることも少ないため、インテリアの選択肢が広がり、来客時にも過度に気を使う必要がなくなるでしょう。
④犬特有の臭いが少なく快適
前述のとおり、毛が抜けない犬種の多くは、皮脂の分泌が少ないシングルコートの被毛を持つため、犬特有の体臭も少ない傾向にあります。
もちろん、食事内容や健康状態、お手入れの頻度によって個体差はありますが、犬種としての基本的な性質として臭いが少ないのは大きな利点です。臭いに敏感な人や、来客が多い家庭にとっても、安心して犬との生活を楽しむことができるでしょう。
毛が抜けない犬を飼う前に知っておきたい注意点

毛が抜けづらい犬は、掃除の手間が省けるなどのメリットが多い一方で、飼育する上での注意点も存在します。犬を迎える前に、これらの注意点をしっかりと理解しておくことが大切です。
定期的なトリミングが必要な犬種も
プードルやシー・ズー、マルチーズといった抜け毛の少ない犬種の多くは、人間の髪の毛のように被毛が伸び続けるという特徴を持っています。そのため、定期的にトリミングサロンなどでカットをしないと、毛が伸びすぎてしまい、さまざまな問題を引き起こします。
たとえば、目の周りの毛が伸びて視界を妨げたり、眼球を傷つけたりすることがあります。また、足裏の毛が伸びると肉球が隠れてしまい、フローリングなどで滑ってケガをする原因にもなりかねません。
トリミングは1〜2か月に1回程度の頻度で必要となり、その都度費用が発生します。犬を飼う上でのランニングコストとして、トリミング代をあらかじめ計算に入れておく必要があります。
毛玉を防ぐためにブラッシングは必要
毛が抜けないということは、自然に毛が抜け落ちにくいということです。とくにプードルのようなカーリーヘアや、シー・ズーのような長い毛を持つ犬種は、日々のブラッシングを怠ると毛が絡まりやすく、かんたんに毛玉ができてしまいます。
毛玉を放置すると、皮膚が引っ張られて犬が痛みを感じるだけでなく、毛玉の下で皮膚が蒸れてしまい、皮膚炎などのトラブルを引き起こす原因となります。一度できてしまった頑固な毛玉は、ブラッシングで解くのが難しく、バリカンで刈り取らなければならないこともあります。
愛犬の健康と快適な生活を守るため、抜け毛が少ない犬種であっても、毎日のブラッシングは欠かせないお手入れです。
犬アレルギーでも安心?抜け毛の少ない犬と快適に暮らす方法
抜け毛の少ない犬は、犬アレルギーを持つ人にとって希望の光となることがあります。しかし、「抜け毛が少ない=アレルギーが出ない」と安易に考えるのは危険です。ここでは、アレルギーの原因から具体的な対策、そして犬を迎える前の準備について解説します。
犬アレルギーは抜け毛だけが原因じゃない?
犬アレルギーの症状を引き起こす主な原因物質(アレルゲン)は、犬の毛そのものではなく、フケ、唾液、皮脂、尿などに含まれるタンパク質です。これらのアレルゲンが、抜けた毛に付着して空気中に舞い上がり、それを吸い込むことでアレルギー反応が起こります。
抜け毛が少ない犬種は、アレルゲンの運び手となる毛の飛散が少ないため、症状が出にくい傾向にあります。しかし、アレルゲン自体が犬の体に存在しないわけではないため、犬を撫でたり、舐められたりすることでも症状が誘発される可能性があります。
アレルギー対策を考える上では、抜け毛だけでなく、アレルゲンの発生源を理解しておくことが重要です。
アレルギー症状を和らげる具体的な対策とは?
アレルギー症状を軽減するためには、生活空間からアレルゲンをできるだけ除去することが基本です。こまめな掃除機がけはもちろん、アレルゲンが溜まりやすいカーペットや布製のソファの使用を避けたり、頻繁に洗濯したりする工夫が有効です。
高性能なフィルターを備えた空気清浄機を常に稼働させることも、空気中に浮遊するアレルゲンを減らすのに役立ちます。また、犬自身を清潔に保つことも大切で、定期的なシャンプーでフケや余分な皮脂を洗い流します。
犬と触れ合った後はかならず手を洗う、寝室には犬を入れないようにするなど、アレルゲンとの接触機会を減らす生活習慣を徹底することも、症状の緩和につながります。
家族に迎える前にアレルギーのチェックは必要?
犬を家族に迎えてから重いアレルギー症状が発覚し、一緒に暮らすことが困難になるという事態は避けなければなりません。そのため、事前にアレルギーの有無や程度を確認しておくことは極めて重要です。
まずは、皮膚科やアレルギー科でアレルギー検査を受け、自分が犬アレルゲンに対して抗体を持っているかを調べます。ただし、短時間の接触では症状が出なくても、一緒に暮らし始めてから発症するケースもあるため、総合的に判断する必要があります。
抜け毛が少ない犬種なのに…毛が多く抜ける原因とは?

本来は抜け毛が少ないとされる犬種でも、後天的な要因によって一時的に脱毛が増えることもあります。皮膚のトラブルからホルモンバランスの乱れ、ストレスまでさまざまです。ここでは、その原因になりえる皮膚トラブルやホルモンバランスの乱れなどについて解説します。
皮膚トラブルが抜け毛を増やすケース
犬の抜け毛が多すぎる場合、アトピーやアレルギー性皮膚炎、ノミ・ダニといった外部寄生虫、細菌や真菌による感染症などの原因も考えられます。
これらの皮膚トラブルは強いかゆみを伴うことが多く、犬が患部を頻繁に掻いたり、舐めたり、噛んだりすることで毛が物理的に抜けてしまいます。特定の部位だけが脱毛している、皮膚に赤みや湿疹、フケがみられるといった症状があれば、自己判断せず速やかに動物病院を受診しましょう。
ホルモンバランスの乱れによる脱毛の可能性
犬の抜け毛のなかでも、体の左右対称に毛が薄くなっていくような症状がみられる場合、ホルモンバランスの乱れが原因である可能性があります。
代表的な病気として、甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)などが挙げられます。これらの内分泌系の疾患は、被毛の成長サイクルに影響を与え、毛が抜けやすくなったり、新しい毛が生えにくくなったりします。
これらの病気は、脱毛以外にも、元気消失、体重増加、皮膚の黒ずみといったほかの症状をともなうことも多いのが特徴です。
ストレスや生活環境が影響している場合も
犬は環境の変化に敏感な動物であり、ストレスが原因で抜け毛が増えることがあります。
引っ越し、家族構成の変化、長時間の留守番、騒音といった環境要因や、運動不足、コミュニケーション不足などがストレスの原因となりえます。
ストレスを感じた犬は、自分の手足などを執拗に舐め続ける「舐性皮膚炎(しせいひふえん)」を起こし、その部分の毛が抜けてしまうこともあります。
また、栄養バランスの悪い食事も、健康な被毛の維持を妨げ、毛艶の悪化や抜け毛を招きます。病気などの原因が考えられない場合は、犬のストレスや食事の栄養バランスについても見直してみましょう。
抜け毛がひどいときは動物病院を受診
前述のとおり、本来抜け毛が少ないはずの犬種で、明らかに脱毛量が増えたり、地肌が見えるほど毛が薄くなったりした場合は、何らかの健康上の問題が隠れているサインかもしれません。
とくに、脱毛と同時にかゆみ、フケ、皮膚の赤み、元気や食欲の低下など、ほかの異常がみられる場合は注意が必要です。換毛期がない犬種の抜け毛の増加は、生理的な現象とは考えにくく、皮膚病や内分泌疾患、アレルギーなど、さまざまな原因が考えられます。
気になる症状がある場合は、自己判断で様子をみるのではなく、できるだけ早く動物病院を受診し、獣医師による正確な診断と治療を受けるようにしてください。
関連記事:犬の抜け毛の原因と対処法、受診すべき症状と治療費は?
まとめ│毛が抜けない犬はお手入れ楽で快適!
毛が抜けない犬種は、日々の掃除が楽になり、アレルギー症状が出にくいなど、飼い主にとって多くのメリットがあります。
ただし、抜け毛が少ないからといって、お手入れが全く不要になるわけではありません。多くの犬種で定期的なトリミングや、毛玉を防ぐための日々のブラッシングが不可欠です。
犬種ごとの特性を正しく理解し、適切なケアを行うことで、犬との快適で豊かな生活を送ることができるでしょう。
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- 秋田
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
 - 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上
 
 
		
	






