
ゴールデン・レトリーバーとは、イギリスを原産国とする大型犬。もともと水辺での狩猟で、撃ち落とされた鳥を回収(レトリーブ)する役割を担っていたという由来があり「レトリーバー」という名前がつきました。美しく輝く金色の被毛が特徴で、その優しく友好的な性格から世界中で非常に人気がある犬種です。
この記事では、そんなゴールデン・レトリーバーの性格や毛色や大きさなどの特徴、飼い主なら思わず共感してしまう“あるある”まで、魅力をたっぷりご紹介します。実際に一緒に暮らしている飼い主の声もあわせてご覧ください。
- ゴールデン・レトリーバーはどんな性格?
- ゴールデン・レトリーバーの大きさや体重は?
- ゴールデン・レトリーバーは飼うのにお金がかかる?
- 黒いゴールデン・レトリーバーもいるの?
- 思わず笑っちゃう“ゴールデンあるある”とは?
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ゴールデン・レトリーバーの性格は?

ゴールデン・レトリーバーの性格は、一般的に穏やかで社交的といわれます。性格は個体差もありますが、初めて犬を飼う方でも比較的安心して迎えられる犬種です。ゴールデン・レトリーバーの性格について、さらに詳しく見ていきましょう。
大型犬らしく友好的で優しい性格
ゴールデン・レトリーバーの性格は、大型犬らしい落ち着きと、非常に友好的で優しいところが特徴です。見知らぬ人やほかの犬、動物とも比較的すぐに打ち解ける社交性があり、子どもに対しても優しく接することができるため、小さなお子さんがいる家庭にも適しています。この温厚な性格は、介助犬やセラピー犬として活躍できる大きな理由の一つでもあります。吠えたり噛みついたりするリスクも比較的低い犬種です。
◆ゴールデン・レトリーバーが優しいのはなぜ?
ゴールデン・レトリーバーが優しいといわれるのは、もともと水猟犬として獲物を傷つけずに回収する「レトリーブ」の能力が重視されてきたためです。攻撃性が低く、穏やかな性質が育まれました。また、賢く従順で、人間の指示をよく理解し、人の役に立つことに喜びを感じるという特性も、その優しさに繋がっています。
人が大好きで甘えん坊な性格
ゴールデン・レトリーバーは非常に愛情深い性格で、常に人のそばにいたがる甘えん坊な一面も持ち合わせています。たくさんスキンシップをとることで、より深い絆を築くことができるでしょう。ゴールデン・レトリーバーは寂しがり屋な一面もあるため、長時間の留守番はストレスになる可能性があります。
賢くて学習能力が高い犬種
ゴールデン・レトリーバーは非常に賢い犬種で、学習能力が高いのが特徴です。盲導犬や警察犬としても活躍していることからもわかるように、人間の言葉をよく理解し、判断力や洞察力も高いといわれています。トレーニングやしつけを楽しみながら積極的に取り組み、指示に対して忠実に行動してくれます。
ゴールデン・レトリーバーのオスとメスの性格の違いは?
ゴールデン・レトリーバーの性格には個体差がありますが、オスとメスで一般的な傾向が見られます。ゴールデン・レトリーバーのオスは活発でやんちゃな性格の子が多く、遊び好きで、甘えん坊な一面が強く出る傾向があります。身体が大きい分、興奮した際のコントロールにはしっかりとしたトレーニングが必要となる場合があります。
ゴールデン・レトリーバーのメスはオスに比べて比較的穏やかでのんびりとした性格の子が多いといわれています。一人で落ち着いて過ごす時間も大切にする傾向があり、留守番もオスより得意な場合があります。ゴールデン・レトリーバーの飼育が初めての方には、メスの方が飼いやすいと感じるかもしれません。
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ゴールデン・レトリーバーの特徴は?基本情報を紹介!

ゴールデン・レトリーバーは、前述したようにその美しい被毛と均整の取れた体つきが特徴的な大型犬です。ここでは、ゴールデン・レトリーバーの特徴に関する基本的な情報をくわしく解説します。
ゴールデン・レトリーバーの大きさや平均体重は?
ゴールデン・レトリーバーの成犬の平均体高は以下のとおりです。
- オスの平均体高:約56~61cm
- メスの平均体高:約51~56cm
ゴールデン・レトリーバーの平均体重については個体差がありますが、以下を参考にしてください。
- オスの平均体重:約29~34kg
- メスの平均体重:約24~29kg
ゴールデン・レトリーバーの平均寿命は?
ゴールデン・レトリーバーの平均寿命は、一般的に10歳から12歳程度といわれています。ただし、これはあくまで平均であり、個体差や飼育環境によって変動します。
ゴールデン・レトリーバーの子犬の平均価格/値段は?
ゴールデン・レトリーバーの子犬の一般的な平均価格は、およそ20万円から60万円程度といわれています。ただし、血統、毛色、性別、購入先(ペットショップかブリーダーか)などによって異なります。
実際にあるブリーダーサイトを参考にすると、ゴールデン・レトリーバーの平均価格は約20万円~33万円程度であることがわかります。また、イギリス系といわれるクリームの毛色を持つゴールデン・レトリーバーは、日本では流通量が少ないため60万以上と価格が高くなる傾向もありました。
ゴールデン・レトリーバーの外見的な特徴は?
ゴールデン・レトリーバーの外見的な特徴は、その名のとおり光り輝くような金色の被毛です。ゆるやかなウェーブがかかった長毛で、触り心地は柔らかく弾力性があります。また、垂れた大きな耳と優しいアーモンド型の瞳も特徴的で、その表情からは温厚な性格が伺えます。
ゴールデン・レトリーバーの体つきは筋肉質でがっしりとしており、バランスの取れたシルエットをしています。尾は飾り毛があり、水平に上げている様子はまさにゴールデン・レトリーバーらしい姿です。かつて水猟犬として活躍していたため、顎と首が発達しています。
ゴールデン・レトリーバーの毛色の種類や被毛の特徴!
ゴールデン・レトリーバーの魅力の一つである美しい被毛。ここでは毛色の種類や被毛の特徴について詳しくみていきます。
ゴールデン・レトリーバーの毛色は2種類!性格の違いは?
ゴールデン・レトリーバーの毛色は、大きく分けて「ゴールド」と「クリーム」の2種類があります。これらの毛色は、ゴールデン・レトリーバーの系統である「アメリカンタイプ」と「イングリッシュタイプ」に関連しています。
タイプ | 主な毛色 | 特徴 |
---|---|---|
アメリカンタイプ | 濃いゴールド、茶褐色系 | 活発で運動量が多め |
イングリッシュタイプ | 薄いゴールド、クリーム系 | 落ち着きがあり穏やかな性格とされる |
ゴールデン・レトリーバーの毛色には個体差がありますが、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)では、胸に少し白い毛があっても問題ありません。なお、毛色によって性格が決まる科学的な根拠はありませんが、イングリッシュタイプのほうがやや落ち着いた印象を持たれることもあります。
◆ゴールデン・レトリーバーには黒や茶色の珍しい色もある?
純血のゴールデン・レトリーバーには、公式な毛色として「黒色」は認められていません。もし黒っぽいゴールデン・レトリーバーを見かけた場合、それはフラットコーテッド・レトリーバーという別の犬種である可能性が高いでしょう。フラットコーテッド・レトリーバーはゴールデン・レトリーバーに似た外見で、毛色はブラックやレバー(茶色)が一般的です。
また、明確な「茶色」や「チョコレート色」のゴールデン・レトリーバーもスタンダード外とされており、ラブラドール・レトリーバーのチョコレート色か、ミックス犬の可能性が考えられます。
ゴールデン・レトリーバーの被毛の特徴は?
ゴールデン・レトリーバーの被毛は、水をよく弾く「ダブルコート」構造になっています。オーバーコート(上毛)はしっかりとした硬めの毛で外部の刺激から皮膚を守り、アンダーコート(下毛)は柔らかく密集しており体温を保持する役割を果たします。このダブルコートのため、ゴールデン・レトリーバーは寒さに強い反面、抜け毛が多い犬種です。
◆ゴールデン・レトリーバーにはサマーカットが必要?
実は、ゴールデン・レトリーバーにはサマーカットはあまりおすすめではありません。ゴールデン・レトリーバーの被毛は体温調節の役割も担っているため、全身を短く刈り込むようなサマーカットは、かえって断熱や紫外線からの保護などの被毛本来の機能を損なう可能性があるのです。衛生上必要な足裏やお尻周りなどの部分的なカットは問題ありませんが、基本的にはブラッシングで被毛を適切に管理することが重要です。
ゴールデン・レトリーバーの飼い方のポイントは?

ゴールデン・レトリーバーを健康で幸せに育てるためには、いくつかの飼育のポイントがあります。愛情深い彼らとの快適な共同生活のために、以下の点に気をつけましょう。
散歩時間をしっかり確保しよう!
ゴールデン・レトリーバーは非常に活動的で、多くの運動量を必要とする犬種です。そのため、毎日の散歩は欠かせません。1日2回、それぞれ30分から60分程度を目安に、しっかりと時間を確保してあげましょう。
散歩は単なる排泄のためだけでなく、体力維持、ストレス解消、社会化のためにも重要です。ドッグランで自由に走り回らせたり、おもちゃ遊びを取り入れたりするのも喜びます。運動不足は問題行動につながる可能性があるため注意してください。
抜け毛対策のブラッシングは必須
ゴールデン・レトリーバーは抜け毛が非常に多い犬種です。特に換毛期には驚くほどの毛が抜けることがあります。抜け毛を放置すると、毛玉ができやすくなるだけでなく、皮膚の通気性が悪くなり皮膚病の原因となることもあります。そのため、毎日の丁寧なブラッシングが必須です。ブラッシングはスキンシップの時間にもなり、皮膚の健康状態をチェックする機会にもなるので大切にしましょう。
太りやすいため体重管理に注意
ゴールデン・レトリーバーは太りやすい傾向がある大型犬です。食欲旺盛な性格に加え、運動不足や過剰なおやつなどが重なると、すぐに肥満になってしまうこともあります。肥満は、股関節形成不全や関節炎、心臓病、糖尿病といった深刻な病気のリスクを高めるため、日ごろから適切な体重管理が欠かせません。
成犬の標準体重(オス:約29~34kg/メス:約25~29kg)を参考にしつつ、定期的な体重測定とボディコンディションスコア(BCS)のチェックを習慣にしましょう。また、食事の量やおやつの管理に気をつけ、毎日の散歩や運動をしっかり行うことが、健康な体型を維持するカギです。
飼い方で気をつけていることは?:とにかくよく食べるので、早食い防止ボウルも使ってます。大型犬だから関節への負担も気になるので、運動の質や床の滑り防止マットなどにも気を配っています。(神奈川県・40代男性)
ゴールデン・レトリーバーの飼育費用は?年間/月間の維持費は?
ゴールデン・レトリーバーの飼育には、初期費用と毎月・毎年の維持費がかかります。まずは子犬の購入費や、ケージ・リード・食器などお迎え準備にかかる費用。そして子犬が成長してからも、以下のような支出が継続的に発生します。
- 食費(大型犬なので量が多い)
- 医療費(ワクチン、健康診断、治療、予防薬など)
- トリミング・グルーミング代
- 消耗品費(おやつ、おもちゃ、トイレ用品など)
- しつけやトレーニングの費用
- ペット保険料
特に大型犬のゴールデン・レトリーバーは、食費や医療費が高くなりやすい点に注意が必要です。これらを含めると、年間で数十万円、月々1〜3万円前後の出費を見込む必要があります。飼育費用は体質や生活スタイルによって変動するため、経済的な余裕を持っておくことが大切です。
ゴールデン・レトリーバーあるある|飼い主なら共感する特徴は?

ゴールデン・レトリーバーと暮らしていると、「あ〜、これあるある!」と思わずうなずいてしまうような仕草や行動にたくさん出会います。ここでは、ゴールデン・レトリーバーならではの性格や行動の特徴を、飼い主が共感しやすい「あるある」としてご紹介します。
【ゴールデン・レトリーバーあるある】
- 常に人のあとについてくる
- 水を見るとテンション爆上がり
- 食べ物の気配を察知する力がすごい
- 抜け毛の量がすごくて家が毛だらけ
- おもちゃをくわえて見せびらかしてくる
- 笑ってるような表情がかわいすぎる
- 自分を子犬だと思ってるみたい
- 嬉しいときのしっぽの勢いが強すぎる
こうした「あるある」をみると、ゴールデン・レトリーバーの愛情深く遊び好きな性格や、甘えん坊で食いしん坊なところがよく伝わってきますね。
以下に実際の飼い主の声もご紹介します。
よく大きな体でこっそりソファに乗ろうとして「バレてないつもり」の顔をしてます。静か〜にしてるときほど何かやらかしてて笑えます。(栃木県・30代女性)
お風呂掃除中に「水だ!」と思ったのか、いきなり浴槽に飛び込んできたときは声出して笑いました。水遊び大好きすぎて、水たまりでも全力でダイブします。(北海道・50代女性)
おまけ:ゴールデン・レトリーバーに似てる犬とは?

ゴールデン・レトリーバーに似ている犬種は複数存在し、特にレトリーバー種には共通点の多い犬が多くいます。
見た目だけでなく、性格や性質、使役犬としての能力も似ているため、「どっちがどっち?」と迷われることも少なくありません。ここでは、ゴールデン・レトリーバーに似ている代表的な犬種をご紹介します。
犬種名 | 見た目・毛色の特徴 | 性格・特徴 |
---|---|---|
ラブラドール・レトリーバー | 短毛で毛色はイエロー・ブラック・チョコレート | 賢くフレンドリー、使役犬に向く |
フラットコーテッド・レトリーバー | ゴールデンより細身、毛色はブラックやレバー | 活発で明るい性格 |
ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバー | 小柄で狐のような見た目、オレンジ〜赤茶色が多い | 運動能力が高くフレンドリー |
チェサピーク・ベイ・レトリーバー | 頑丈な体つきでややカールした濃い茶色の毛 | 落ち着いて忠実、防水性に優れる |
これらの犬種は、ゴールデン・レトリーバーと似た見た目や性格を持ちながらも、それぞれに異なる個性があります。「ゴールデンに似た犬が気になる」「違いを知ってみたい」という方は、ぜひ特徴を比較してみてください。
まとめ│ゴールデン・レトリーバーは賢くて甘えん坊な性格!
この記事では、ゴールデン・レトリーバーの性格や大きさ、毛色の特徴、そして飼い主が共感する“あるある”についてご紹介しました。ゴールデン・レトリーバーは賢くて友好的な性格と美しい毛並みで、多くの犬好きに愛される大型犬です。ゴールデン・レトリーバーとの暮らしは、愛情深く、活動的な彼らとの豊かな時間をもたらしてくれるでしょう。
【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考になさってください。

イヌ
ネコ
- 血統種
- ミックス
-
- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
- 5歳
- 6歳
- 7歳
- 8歳
- 9歳
- 10歳
- 11歳
- 12歳
- 13歳
- 14歳
- 15歳
- 16歳
-
- トイ・プードル
- 秋田
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上