「ペット保険の免責金額とは?」
「ペット保険に加入したいけど、専門用語が多すぎてよくわからない…」
こんな困りごとをもつ飼い主さまのために、ペット保険において重要な「免責」について解説します。
- ペット保険の免責ってどんなもの?
- ペット保険の免責期間はなぜあるのか
- ペット保険で補償対象外になる免責事由例
- 免責金額なしのペット保険はどこ?
- 免責金額ありのペット保険にはメリットがある?
記事の後半では、免責金額があるプランとないプランをそれぞれ一覧でご紹介します。
ペット保険を選ぶ判断基準のひとつとして「免責」にも注目してみましょう。
【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。
ペット保険の免責とは?
免責とは、文字どおり「責任を免れること」という意味です。
つまりペット保険で「免責」と記載がある事項については、保険会社が責任を負わない(保険金を支払わない)ことを示しています。
また、ペット保険には
- 免責金額
- 免責期間
- 免責事由
が設定されていることもあります。
それぞれ意味が異なりますので、この記事でわかりやすく解説していきます。
ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、安心して保険をお選びいただけます。
保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にされてください。
ペット保険の免責金額とは?悪いもの?
免責金額とは、保険金を請求するときに、契約者が自己負担しなければならない一定の金額を指します。
免責金額はプランによって異なり、設定された金額を超えない限り、保険金請求はできません。免責金額は、3,000円ほどの場合もあれば、数万円設定されている場合もあります。
ペット保険における免責金額は、かならずしも悪いものではありません。
免責金額を設定することにより少額の保険金請求が減るため、運営コストの削減につながり、 保険料を安くできるという大きなメリットがあります。
【例あり】簡単!免責金額の計算方法
ここからは、例をもとに免責金額の計算方法を解説します。細かい計算方法を覚える必要はありませんが、考え方を理解しておきましょう。
補償割合70%のペット保険に加入していて、診療費が1万円の場合はどうなるのかご確認ください。
免責金額 | 3,000円の場合 | 4,000円の場合 | 10,000円の場合 |
補償対象金額 | 7,000円 | 6,000円 | 0円 |
保険金額 | 4,900円 | 4,200円 | 0円 |
自己負担額 | 5,100円 | 5,800円 | 10,000円 |
※算出方法は各社で異なります。あくまでも参考例としてご覧ください。
以下にそれぞれのパターンを解説します。
◆免責金額が3,000円の場合
免責金額が3,000円の場合は、診療費が3,001円以上から保険金請求ができます。
まず、診療費から免責金額を引いて、補償対象の金額を出します。
(診療費) 10,000円-(免責金額) 3,000円=(補償対象の金額) 7,000円
次に、補償対象の金額に補償割合をかけると、受け取ることができる保険金が算出できます。
(補償対象の金額) 7,000円×(補償割合) 0.7=(受取保険金) 4,900円
診療費1万円のうち、受け取ることができる保険金は4,900円、自己負担額は5,100円です。
◆免責金額が4,000円の場合
免責金額が4,000円の場合は、診療費が4,001円以上から保険金請求ができます。
上記と同様の条件で計算してみましょう。
(診療費) 10,000円-(免責金額) 4,000円=(補償対象の金額) 6,000円
(補償対象の金額) 6,000円×(補償割合) 0.7=(受取保険金) 4,200円
診療費1万円のうち、受け取ることができる保険金は4,200円、自己負担額は5,800円です。
◆免責金額が10,000円の場合
免責金額が10,000円の場合は、診療費が10,001円以上から保険金請求ができます。
したがって、診療費が1万円ちょうどの場合には免責金額を超えていないため、保険金請求を行うことができません。
ペット保険の免責期間とは?
ペット保険の免責期間(待機期間)とは、保険開始日から保険を利用できない一定期間のことです。
免責期間は保険会社によって異なり、ない場合もあれば、120日と長めに設定されている場合もあります。
ペット保険の保険料は、ペットが健康であることを前提に設定されています。免責期間は、病気の潜伏期間を考慮し、ひいては加入者の公平性を守るための大切な期間です。
もちろん、免責期間中に発症したケガや病気については、補償開始日以降も補償を受けられません。
免責期間がないペット保険もありますので、以下の記事を参考にしてみてください。
ペット保険の免責事由とは?
ペット保険の免責事由(免責事項)とは、補償対象外となる特定の病気や条件のことです。
一般的な免責事由について、以下の表にまとめました。
保険会社によって免責事由は異なるため、加入前にかならず確認しておきましょう。
ペット保険のおもな免責事由 |
|
注意したいのは、継続・更新時にも免責事由を追加する保険会社があるという点です。
慢性疾患などの理由で、特定の疾病や部位が補償対象外になる「特定部位不担保・特定疾病不担保特約」が付くことがあります。継続前に届く書類で判明するため、継続を悩んでしまう飼い主さまもいるようです。
更新時の条件変更がなく終身継続できるペット保険もあります。気になる方は以下の記事で見てみましょう。
免責金額によるメリット・デメリット!おすすめな方は?
免責金額の有無によるペット保険のメリットとデメリットを解説します。それぞれどのような飼い主さまにおすすめなのかについてもご紹介しますので、チェックしてみてください。
免責金額ありのペット保険のメリット・デメリット
免責金額が設定されているペット保険のメリットは「保険料の安さ」です。
同じ補償内容の異なるプランと比較すると支払う保険料が少なく済むため、長く続けやすいでしょう。もちろん免責金額を超える診療費は補償してもらえるため、診療費が高額になっても安心できます。
デメリットとしては、免責金額なしのプランと比較して保険金を受け取れる機会が少ない可能性があることです。免責金額に満たない少額の診療費では保険金請求ができないため、その場合には診療費はすべて自己負担となります。
◆免責金額ありのペット保険がおすすめな方は?
免責金額ありのペット保険がおすすめなのは、次のような飼い主さまです。
- 保険料の安さを最優先にする方
- 少額の通院費用は自己負担でまかなえる方
免責金額があることで保険料を安く抑えられるため、ペット保険の継続コストを重視したい飼い主さまにはピッタリでしょう。
免責金額なしのペット保険のメリット・デメリット
免責金額が設定されていないペット保険のメリットは、少額の診療費でも保険金請求ができるため、「気軽に動物病院を受診」できることです。
ただし、同じ補償内容の免責金額があるペット保険と比較すると、保険料が高い傾向がある点がデメリットといえます。
◆免責金額なしのペット保険がおすすめな方は?
免責金額なしのペット保険がおすすめなのは、次のような飼い主さまです。
- 気軽にペット保険を使いたい方
- 定期的な通院にも備えたい方
少額の診療費でもペット保険を活用したいと考える飼い主さまは、免責金額のないプランを検討してみましょう。
ペット保険の免責金額"あり"はどのプラン?
ペット保険比較のピクシーで取り扱う通院・入院・手術を補償するフルカバー型のプランから、免責金額があるペット保険を一覧でご紹介します。プランごとの免責金額や年間最大補償額も比較してみましょう。
保険会社・補償プラン名 | 免責金額 | 補償割合 | 年間最大補償額 |
5,000円/日 | 50% | 50万円 | |
7,000円/日 | 70% | 70万円 | |
10,000円/回 | 70% | 70万円 | |
30,000円/1支払事由 | 100% | 100万円 |
※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳細は、保険会社のWebサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。
ペット保険の免責金額”なし”はこのプラン!
続けて、免責金額の設定がないペット保険を一覧でご紹介します。フルカバー型で免責金額なしのプランをまとめました。
保険会社・補償プラン名 | 年間最大補償額 |
122.4万円 | |
84万円 | |
70万円 | |
70万円 | |
70万円 | |
100万円 | |
110万円 | |
115.5万円 |
※本記事では、保険商品の概要をご案内しています。
※詳細は、保険会社のWebサイトやパンフレット、重要事項説明書などをご確認ください。
各ペット保険を詳しく知りたい方は、以下より人気ペット保険おすすめランキングもご覧ください。
【口コミ】ペット保険選びに免責金額は重要?
ペット保険を選ぶ際に、免責金額の有無を判断基準のひとつとして選んだ飼い主さまの口コミをご紹介します。
免責金額なしのペット保険を選んだ理由は?
~免責金額と待機期間がない保険を選んだ~私が保険を選ぶうえで重要に思っていたのは「免責金額の有無」でした。莫大な治療費がかかる時にお金のことが心配で治療に踏み切れなかったり、そもそも病院を避けてしまう事になるかもしれないと考えていたからです。「待機期間」についても同様に、補償が開始する前に病院に通うことを躊躇わずに済んだのでとても良い点です。(加入中のペット保険:ペットメディカルサポート「PS保険・50%補償プラン」/猫・6歳の飼い主さま)
※調査機関:株式会社クラウドワークス/調査方法:インターネットによるアンケート調査
※口コミはご利用当時の内容に基づくもので、個人の主観的な感想です。
※口コミは回答内容に反しない範囲で、誤字・脱字・表現などを整えて掲載しております。
※保険商品の内容に関しては、各保険会社の重要事項説明書等でご確認ください。
まとめ│ペット保険の免責に注意!
今回は、ペット保険において重要な「免責」について解説しました。難しそうに感じる専門用語も、一度理解してしまえばペット保険の内容をより理解しやすくなるでしょう。
特に、免責金額の有無はそれぞれメリットやデメリットがあるため、飼い主さまが重視したいポイントをもとに検討してみるのがおすすめです。
ぜひペットや飼い主さまのライフスタイルに合ったペット保険を探してみてください。
ペット保険選びで迷っている方や、選び方がわからないという方は、以下の記事も参考になるかもしれません。
【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。
株式会社FPC:PX-KY240924-050(25.04)、アイペット損害保険株式会社:募2407-121(26.06)
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- 8歳
- 9歳
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- トイ・プードル
- 秋田
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上