レタスは、私たち人間にとって非常になじみのある野菜です。
一方で、実は猫もレタスを食べられるということをご存知ですか?
「うちの子はレタスが好き」という飼い主さまの声もあるほどです。
この記事では、猫へのレタスの与え方や量、栄養素やほかの野菜についてもご紹介します。
- レタスが猫にとって安全な理由
- 猫にレタスを与えてはいけない場合もある?
- 猫にレタスを与えるメリットと注意点
- 猫はレタス以外の野菜も食べられる?
愛猫がレタスを欲しがった際には、ぜひ参考にしてみてください。
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猫はレタスを食べても大丈夫!
レタスは、猫が口にしても問題ありません。
好き嫌いは分かれますが、猫にとっては安全な食材といえます。
実際に、シャキシャキとした食感が好きで好んで食べるという飼い主さまの声もあるほどです。
猫がレタスを気にしている様子であれば、まずは一口与えて反応をうかがいましょう。
ここから、一般的なレタスのほかにサニーレタスやサンチュについても解説していきます。
猫はサニーレタスやサンチュも食べていい?
サニーレタスやサンチュは、用途がレタスと似ている野菜です。
構成される栄養素は微妙に変わりますが、どちらの野菜も猫が食べても大丈夫です。
栄養素以外の違いとしては、噛んだときの食感です。
通常のレタスは水分が多く、噛んだ時にみずみずしい食感が楽しめます。
対してサニーレタスやサンチュは柔らかい噛み応えですので、どちらを食べるかは猫の好みに任せましょう。
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猫へのレタスの与え方の注意点は?生でも大丈夫?
実際、猫にレタスを与える場合は与え方や猫の様子などいくつかの注意点があります。
安全な食材であっても、普段食べる機会の少ない食材を食べるときには注意深く見守りましょう。
調理法は?ドレッシングに注意
猫がレタスを食べる際、おすすめの調理法は生です。
レタスは、生のまま摂取するのが一番栄養素を効率よく吸収できます。
ただし、人間用のサラダには要注意です。
サラダからレタスを取る場合、以下のポイントはかならず確認しましょう。
・ドレッシングがかかっている
・玉ねぎやアボカドが入っている
ドレッシングは塩分・油分ともに過剰なうえ、ネギ類やアボカドなど猫にとって危険な食材が含まれている可能性があります。
また、同じくサラダ自体に危険な野菜が含まれているときも与えることができません。
アレルギーに注意
レタスは、比較的アレルギーを起こしにくい野菜です。
しかし、猫がレタスを食べてアレルギーを引き起こす可能性はゼロではありません。
そのため、はじめて与えるときにはごく少量から与えることがポイントです。
下痢や嘔吐、かゆみなど体調の変化が現れた場合はすぐに獣医師へ相談してください。
また、もともとほかのアレルギーがある猫はさらに注意しましょう。
直接的なアレルギー食材の摂取でなくとも、何かしらの成分に反応してアレルギー反応を誘発してしまうことも考えられます。
持病のある猫は注意
病気の中でも、腎臓に持病がある猫はレタスの摂取に注意が必要です。
レタスに含まれるミネラル成分は、腎臓病にとって悪影響である尿の結晶化につながる恐れがあります。
かならずしも影響が出るわけではありませんが、特に治療中や食事制限中には与えないようにしましょう。
また、判断が難しい場合には獣医師へ相談して指示を仰ぐことをおすすめします。
猫に最適なレタスの量は?
普段、キャットフードを食べている猫にとって、レタスは食事以外の嗜好品です。
猫がレタスを食べる場合には、飼い主さまの管理のもと過剰に与えすぎないことも大切です。
基本的には、バランスよく栄養が配合されているフードがメインです。
そのうえで、猫が好んでレタスを食べたがるようなら少量ずつあたえましょう。
目安としては、1日に200g前後であれば摂取しても問題ないとされています。
猫は好き嫌いがはっきりしていますので、好まないようであれば無理に与える必要はありません。
猫にも嬉しい!レタスに含まれるさまざまな栄養素
レタスには、様々な栄養素が含まれているため食べることで猫にも嬉しい効果が期待できます。
ここからは、レタスの栄養素や得られるメリットを解説していきます。
どんな栄養が含まれている?
レタスには、以下のような栄養素が含まれています。
◆カリウム
体内の余計な塩分を排出し、むくみ改善の効果が期待できます。また、血圧の上昇も防ぎます。
◆カルシウム
骨の生成のほか、血液の凝固や筋肉の収縮にも役立ちます。また、神経系では神経伝達にも一役かっています。
◆葉酸
ビタミンの一種で、血液の生成を助けています。貧血の改善や、細胞を再生させる効果があります。
◆ビタミンC
メラニンやコラーゲン生成の美容的な効果をはじめ、抗酸化作用により免疫力の向上も促します。
レタスを食べることで、これらの成分を摂取することができます。
しかし、猫と人間では得られる効果は完全に一緒ではありません。
あくまでも猫に合った食べ方で、適度な量を心がけましょう。
レタスを食べるメリット
レタスは、野菜の中でも飛びぬけて水分量が多いというのが特徴です。
そのため、水分補給としてレタスを活用することができます。
特に、猫は尿石予防のために普段から水分を摂ることが大切です。
気づかないうちに水分補給を怠る猫は多いため、様子をみて上手に活用しましょう。
また、カロリーも低いためダイエット中のおやつにしても安心です。
レタスは猫草の代わりにもなる?
猫草は、猫の口寂しさや消化を補助するためのイネ科の植物です。
レタスに関しても、味よりも食感を好んで食べている傾向があるため猫草と用途は似ているといえます。
レタスをあげはじめると、猫によってはもっと食べたいとわがままをいうこともあるでしょう。
そんなときには、猫草とレタスをうまく使い分けてどちらの摂取も過剰にならないように工夫するようにしてください。
猫はキャベツも食べられる?食べていい野菜と食べてはいけない野菜
レタスのほかにも、猫が食べられる野菜はいくつかあります。
ただし、野菜によっては猫にとって害になる成分を含んでいるものもあります。
猫に野菜を与える場合には、食べていい野菜と食べてはいけない野菜を区別できるようにしておきましょう。
猫が食べてもいい野菜
猫が食べてもいい野菜は、意外にもたくさんあります。猫に与える際の調理法も記載していますので、参考にしてみてください。
・きゃべつ(生)
・大根(生)
・きゅうり(生)
・小松菜(生)
・さつまいも(加熱)
・ブロッコリー(加熱)
・とうもろこし(加熱)
・なす(加熱)
以上のように成分的には問題のない野菜でも、猫の体調に何かしらの変化が起きることはあります。
新しい野菜を取り入れる際には、その都度正しい与え方をおさらいすることをおすすめします。
野菜以外に、猫が食べられる果物などもあります。気になる方は以下の記事もご覧ください。
猫が食べてはいけない野菜
以下の野菜は、場合によっては命にかかわる猫が食べてはいけない食材です。
与えることはもちろん、調理中やストックの管理にも注意しましょう。
・玉ねぎ
・にら
・にんにく
・長ねぎ
・アボカド
・ゆり根
いずれの野菜も、調理済みのものや食材の成分が染み出したスープなども与えることはできません。
また、市販品にはみえないところに有害な食材が含まれている可能性がありますので要注意です。
まとめ│与え方に注意すれば、レタスは猫に与えても大丈夫!
栄養豊富な野菜であるレタスは、猫でも安全に食べられることがわかりました。
今回の記事では、猫とレタスについて以下のことを解説しました。
・猫はレタスを食べても大丈夫?
・レタスの最適な量や栄養素について
・猫が食べてもOKな野菜とNGな野菜
猫が野菜を食べる際には、普段の食事習慣を崩さないことが重要です。
愛猫の好みや総合的な栄養バランスを考えて、新たな食材を楽しみましょう。
また、猫にとっては食べると危険な食材もあるため注意してください。
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