猫の熱中症とは

猫も人と同様に熱中症になる場合があります。

猫の熱中症は、初期段階ではなかなかわかりづらいのですが、重度に進行してしまうとけいれんや意識低下がみられます。

発見が遅れると、命を落とす場合もあるので注意が必要な病気の1つです。

熱中症を予防するために、飼い主さまが気をつけるべきことは多々あります。猫の熱中症について症状や原因、対策のほか、応急処置の方法についても詳しく解説しますので、飼い主さまはぜひ参考にしてみてください。

 

【この記事でわかること】

  • 猫の熱中症による死亡率
  • 熱中症の初期~重度までの症状
  • 獣医師のアドバイス
  • 熱中症の応急処置や対処法
  • 日ごろの対策やおすすめひんやりグッズ

 

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目次

猫も熱中症になる?死亡率は何%?

猫の熱中症による死亡率

猫も熱中症になるため、暑い夏場は特に注意が必要です。

熱中症になった猫の死亡率は重症度によりさまざまですが、36~46%といわれており、非常に致死率が高い疾患です。

特に猫は口呼吸で体温を逃すのが苦手であり、水分摂取をあまり行わない子もいます。

こうした猫は熱中症になりやすい傾向にあるため、しっかりと生活環境を整える必要があるでしょう。

猫は熱中症になりにくい?人間との違いはある?

猫の熱中症は人間と異なり、症状がわかりづらい傾向があります。

この点から「猫はなりにくい」といわれることがありますが、生活環境があまりにも高温であったり、腎不全などの疾患を抱えていたりする場合には熱中症になることがあるため注意が必要です。

 

人間が熱中症になると、発汗があったり、筋肉がけいれんしたりとわかりやすい症状が出ます。

一方、猫は発汗がみられず、顔色の変化もわかりづらいことがほとんどです。

 

猫が口を開けて呼吸している場合や体を触ってみて熱っぽい場合には、熱中症の症状を疑いましょう。

猫が熱中症になる原因とは?

猫が熱中症になる原因としては、高温多湿な環境下で生活している場合が考えられます。

締め切った車や室内の急激な温度変化も、猫の熱中症のよくある原因の1つです。

飼い主さまは、しっかりと車内や室内の温度を管理する必要があります。

 

猫は暑さに何度まで耐えられるの?

猫は比較的暑さに強い動物です。猫の祖先は砂漠に住んでいたとされるため、ある程度までは高温状態に耐えられるとされています。

 

しかし、いくら暑さに強いといわれていても限度があるため要注意です。

外気温が30℃を超えたり、温度が急上昇したりするような夏場では熱中症の可能性が高まるため、しっかりと予防することが大切です。

 

エアコンを使って、猫が過ごしやすい室温・湿度に保ちましょう。

 

猫が熱中症になりやすい環境とは?

猫が熱中症になりやすい環境は、狭く高温状態になりやすい空間です。

たとえば以下のような環境が挙げられます。

  • 夏場の車内
  • キャリーケースの中
  • 押し入れの中
  • 物置の中

上記の環境では、空気が循環されづらく、高温状態になりやすいのです。

また、猫は狭い場所が好きなので、こういった空間で過ごす場面も多々あります。

愛猫には、熱中症を防ぐため、なるべく高温状態に陥ることの少ない空間で過ごしてもらう必要があるでしょう。

猫が熱中症になったサインは?初期症状と重症に分けて解説

猫が熱中症になった場合には、それぞれ特徴的なサインがみられます。

ただし、人間のように異常に発汗するといったような症状は見た目からではわからないため、常に注意深く観察する必要があります。

 

猫が熱中症になった際の症状は、以下のとおりです。

  • 初期症状:呼吸が早い、ぐったりしてよだれが垂れる
  • 中期症状:嘔吐・下痢
  • 重度:けいれん、意識不明

それぞれの症状について詳しく解説していきます。

 

【初期症状】呼吸が早い、ぐったりしてよだれが垂れる

猫の熱中症の初期症状としては、以下のような症状がみられます。

  • 呼吸が早い(パンティング)
  • ぐったりしている
  • よだれが垂れている
  • 食欲不振

上記のような症状がある場合には、熱中症の初期段階の可能性があります。

特に猫が口を開けて「はぁはぁ」「ハッハッ」と苦しそうに呼吸している場合には注意が必要です。

早い段階で気付けることが大切であるため、夏場は常に愛猫の様子をチェックするように心がけましょう。

 

【中期症状】嘔吐・下痢

猫の熱中症の中期症状では、嘔吐と下痢などの消化器症状がみられる場合があります。

ほかにも、熱中症の中期症状として挙げられるのは以下の症状です。

  • 嘔吐と下痢
  • 高体温
  • 震え
  • ふらつき
  • 意識の低下

これらの症状がみられた際には、すぐに動物病院に連れて行かないと命を落とす可能性もあります。

かならず応急処置をしながら動物病院を受診しましょう。

 

【重度】けいれん、意識不明

猫の熱中症が重度まで進行すると、けいれんや意識障害が症状としてあらわれます。

中期症状までは、意識はあり呼びかけに反応していた場合でも、進行し重度になると呼びかけにも反応しなくなるのです。

重度まで熱中症が進行してしまうと生存率は著しく低下します。

また、もし助かったとしても、腎不全などの併発疾患を発症する確率も非常に高くなります。

 

重度の熱中症は後遺症が残る可能性も

重度の熱中症では、猫に後遺症が残る可能性もあるため注意が必要です。

おもな後遺症としては、以下のとおりです。

  • 腎不全
  • 脳障害
  • 心臓病

熱中症になると、全身が高体温によりショック症状に陥ることがあります。

ダメージを受けた臓器は熱中症から回復しても、後遺症の影響を受けるかもしれません

熱中症は恐ろしいリスクをもつ疾患ということを理解し、日ごろから熱中症予防に努めましょう。

【獣医師のアドバイス】猫が熱中症かどうかの見分け方

猫が熱中症かどうかを見分けるのは非常に困難です。

人間のように、発汗したり顔色が悪くなったりといった症状がみられないことが一因として挙げられるでしょう。

気付いた時には、重度の症状を発症しており、命を落とすことも多々あります。

 

飼い主さまは、猫が過ごす生活環境の温度や湿度管理を徹底することが重要です。

また、押し入れなどの狭い空間が大好きな子も多いのですが、熱中症予防のためにも猫が入らないように工夫する必要があります。

猫の熱中症の治し方は?応急処置や対処法を紹介!

猫が熱中症になった場合の対処方法や応急処置は以下のとおりです。

  • 水を飲ませる
  • 首や脇の下を冷やす
  • 扇風機やサーキュレーターで風を送る
  • ぬれたタオルや保冷剤で体を冷やす

熱中症になった際に、猫の熱を下げる方法や応急処置を知っておくことで、万が一の事態でも適切な対処を行え、熱中症の進行を防止できます。

知っておくべきポイントも多々あるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

【応急処置法①】水を飲ませる

猫が熱中症になった際には、高確率で脱水状態に陥っています。

そのため、水が飲めそうな状態であるならば、積極的に水を飲ませてあげましょう。

水を飲ませることで水分補給を行い、脱水状態から脱却できます。

しかし、水を飲み込むことすらできない重症状態の場合には、誤嚥するリスクがあるため注意が必要です。

 

以下の記事では、脱水症状について詳しく解説しています。

関連記事:猫が脱水症状になるとどうなる?水を飲まないときの対処法も紹介!

 

【応急処置法②】冷やす場所は首や脇の下

熱中症で上がった体温を、保冷剤などを使って下げる必要があります。

冷やす場所は、首や脇の下など体表に大きな血管がある部位を重点的に冷やしましょう。

大きな血管を冷やすことで、高い冷却効率が得られます。

ただし、保冷剤を使用して冷やすだけでは不十分であるため、ほかの応急処置の方法と組み合わせて行うようにしてください。

 

【応急処置法③】扇風機やサーキュレーターで風を送る

扇風機やサーキュレーターで風を送ることで、体温を下げる効果が期待できます。

熱中症になった猫の周りの空気を循環させ、体温を下げていくのです。

ぬれタオルなどを併用して体表を濡らすことで、気化熱(液体が気体になるときに体表の熱を吸収する)を発生させ、さらに効率的な冷却効果を得られます。

 

【応急処置法④】ぬれタオルや保冷剤で体を冷やす

ぬれタオルや保冷剤で体を冷やすようにしましょう。ぬれタオルで体表を濡らし、扇風機やサーキュレーターで風通しを良くすると、より効果的です。

保冷剤で冷やす場所は脇の下、首元などを重点的に冷やすのがおすすめです。

ただし、氷水をかけるなど急激に冷やすことは控えてください。抹消の血管が収縮して熱を逃しづらくなります。

基本はぬれタオルと保冷剤、扇風機、うちわなどを併用し、体を冷やしつつ病院へ向かうようにしましょう。

猫の熱中症の治療方法

猫の熱中症の治療方法は、以下の通りです。

  • 体を冷やす
  • 静脈点滴
  • 酸素吸入
  • ステロイド注射

基本は体を冷やすことが大切になります。

血管を確保できるならば、静脈点滴を行うのも有効な手段です。

場合によっては、体の炎症を鎮めるためのステロイド注射や、呼吸をサポートするための酸素吸入などの処置を行う必要があるでしょう。

猫の熱中症の治療費用

猫の熱中症の治療費用は、重症度によりさまざまです。

  • 静脈点滴:4,000円
  • ステロイド注射:1,500円
  • 緊急処置代:6,250円

ほかにも、血液検査や超音波検査など検査費用がかかる場合があります。

また、熱中症は緊急性がある疾患であるため、通常の処置代よりも費用が高額になることが少なくありません。

あくまで治療費は目安ですが、通院による受診と比較しても、高額な治療費を請求される場合が多いでしょう。

 

高額な治療費に不安があるときは、ペット保険で備えることもできます。

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猫の熱中症対策・予防のポイント

猫の熱中症を予防するためには、以下の5つの対策を行いましょう。

  • 飲み物や食べ物
  • 部屋の温度・湿度を調節
  • 空気を循環させる
  • いつでも涼しい場所を作る
  • ブラッシング

それぞれ順に詳しく解説していきます。

 

対策①飲み物や食べ物の摂取方法を工夫

飲み物や食べ物から水分を摂取させる方法は熱中症対策として効果的です。

夏場の暑い時期には、定期的に水分摂取をさせることを心がけてください。

 

当社が行った「夏場の水分補給」についてのアンケート調査では、1日3回以上水を取り替えている人が多くみられました。

 

猫の場合には、新鮮な水しか飲まない子もいるので、定期的に水を取り替える必要があるでしょう。

また、ウェットフードなど水分が多く含まれている食べ物を与えるなども有効な手段なので、ぜひ検討してみてください。

 

◆【注意】猫が水を飲まない…ちゅーるは熱中症対策になる?

チュールは水分含有量が高いため、わずかですが水分補給に役立つ可能性は否定できません。

しかし、効果は微力である場合がほとんどであったり、肥満や食いつきの悪さを引き起こす原因となったりする場合があります。

なるべく、水やフードで水分補給をさせるようにしてください。

 

対策②部屋の温度・湿度を調節

部屋の温度や湿度の管理は、熱中症予防に非常に重要です。

特に夏場は、エアコンや扇風機を積極的に使用して、部屋の温度・湿度を調節しましょう。

部屋の温度は26~28℃に設定して、愛猫が体調を崩さない程度に、部屋の温度を過ごしやすい状態に保ちましょう。

あまりに温度を低く設定すると、下痢のような体調不良につながるため要注意です。

 

◆夏の間、エアコンはつけっぱなしにするべき?

基本的には飼い主さまが外出中でも、家の中に猫がいる場合は、エアコンをつけっぱなしにするのがおすすめです。

日中、気温とともに室温が上がってしまうと、熱中症を引き起こす原因になる可能性があります。

また、急激に温度が変化すると、猫の体調にとっても悪影響を及ぼすでしょう。

基本的にエアコンはつけっぱなしにして、温度管理を徹底するようにしてください。

 

◆猫の熱中症はクーラーが必要?エアコンなしでも対策できる?

猫の熱中症対策には、クーラーが必要になることがほとんどでしょう。

扇風機などを使用すると、コンセントが抜かれたり、倒してしまったりするリスクがあり、確実な冷却効果が得られない場合があるためです。

クーラーを使用する場合には、設定温度を26~28℃に設定して、猫に直接冷たい風が当たらないように風向きは上向きにしてください。

 

対策③空気を循環させる

空気を循環させて、空気がこもり高温多湿状態になることを避けてください。

扇風機やサーキュレーターを併用して、猫が過ごす場所にエアコンの空気を送り込むのがおすすめです。

 

ただし、扇風機やサーキュレーターを用いる場合には、猫にいたずらされないようにコンセントを守ったり、近づかないようにバリケードを設けたりと対策する必要があるでしょう。

 

対策④いつでも涼しい場所を作る

熱中症を防ぐためには、猫がよく過ごすお気に入りの場所をいつでも涼しく保てるよう、環境を整える必要があります。

また、万が一エアコンが故障したり、停電になって扇風機が使えなくなったりすることを想定して、冷却機器がなくても猫が涼しく過ごせる環境を作っておきましょう。

 

対策⑤ブラッシングをする

被毛のアンダーコートを取り除き通気性をよくすることで、体温の上昇を防げます。

飼い主さまは、定期的にブラッシングを行い、通気性が良い状態を作り上げることが大切です。

日々のブラッシングは、愛猫とのコミュニケーションとしての役割や皮膚疾患の早期発見にもつながります。

飼い主さまは、ブラッシングを普段から意識的に行うようにしてください。

【獣医師のアドバイス】夏を乗り切るためのコツ

暑い夏を健康的に乗り越えるために最も大切なのが、室内の温度管理です。

エアコンの設定温度は、26~28℃程度に保ち、熱中症予防に努めましょう。

また、急激な温度の変化は体調を崩す原因になるため、なるべくエアコンはつけっぱなしのほうが望ましいのです。

食事に関しても夏バテ気味になることが多いため、注意が必要です。

いつもの食事をふやかしたり、水分摂取できるようなウェットフードに変更したりして、常に十分な栄養を摂取できる環境を作りましょう。

猫の熱中症対策グッズおすすめ3点を紹介!

猫の熱中症対策におすすめなグッズを3点紹介します。

それぞれ、おすすめできる猫の特徴や環境などがあるので、愛猫にあったグッズを見つけてみてください。

 

ひんやり大理石のペット用ボード

エアコンや扇風機など冷たい風が苦手な猫でも、お気に入りの場所で快適に過ごせるアイテムです。

停電時など万が一のトラブルが起きても、熱中症の対策に有効です。

参照:ペット ひんやり 大理石マット 40×40cm

 

夏でも食べやすいふわふわ鰹節

夏場になると食欲が落ちる猫におすすめの鰹節です。

普段の食事に加えるだけで、ミネラルの摂取と食欲増進効果が期待できます。

参照:ペッツルート (Petz Route) 無添加 まぐろけずり ふわふわ花

 

ラタン編みで程よい風通しのペットハウス

狭い所が好きな猫におすすめです。

安心できる空間を作りながらも通気性が確保されているため、高温多湿状態になりづらい構造になっています。

参照:ペットベッド ラタン 編み ペットハウス

熱中症になりやすい猫種と特徴5つ

熱中症になりやすい猫種は主に以下の5つが考えられます。

  • 短頭種
  • 長毛種
  • 被毛が黒い猫
  • 子猫、老猫
  • 肥満や持病のある猫

それぞれについて詳しく解説します。

 

①短頭種

    

短頭種の猫は鼻が短く口の面積が狭いため、呼吸から熱を逃すのが苦手です。

短頭種の猫としては、以下のような猫種が考えられます。

  • ペルシャ
  • ヒマラヤン
  • エキゾチックショートヘア

上記のような猫種は熱中症になりやすい傾向にあるため注意が必要です。

 

②長毛種

「ラグドール」や「ノルウェージャン」などの長毛種の猫は、長い毛により体温を逃しづらいため注意が必要です。

定期的にブラッシングやトリミングを行い通気性を良くしておかないと、熱中症になってしまう場合があります。

 

③被毛が黒い猫

黒色は太陽の光を吸収しやすいため、被毛の色が黒い猫の場合、熱中症に注意する必要があります。

黒猫を飼っている場合には、室内の温度管理を徹底して行い熱中症を予防しましょう。

 

④子猫・老猫

子猫や老猫では、体温調節機能が正常に働いていない場合が考えられます。

特に子猫の場合は、運動量が多いので、暑い室内で激しい運動を続けているとすぐに熱中症になってしまうのです。

子猫、老猫を飼っている方は、成猫よりも熱中症になりやすい旨を理解しておきましょう。

 

⑤肥満や持病のある猫

体脂肪が多い肥満の猫は、熱を放出できず体温が上がってしまいます。

腎臓病などの持病がある猫に関しても、脱水状態の影響を受けやすいため、熱中症にならないよう注意が必要です。

「猫/猫の熱中症週間予報」って聞いたことある?保険会社の取り組みを紹介

アニコム損保では、「犬/猫の熱中症週間予報」として、全国10都市の1週間の熱中症リスクを、

  • やや注意
  • 注意
  • 警戒
  • 厳重警戒

の4段階で予報しています。

 

犬や猫の熱中症へのなりやすさは人間とは異なるため、どれくらい気をつけたらいいのかわかりづらいものです。

こうした犬や猫専用の熱中症週間予報をうまく活用することにより、愛犬、愛猫が熱中症にならないように対策を立てられるでしょう。

SNSでも発信しているので、登録して定期的にチェックしておくのがおすすめです。

補足・熱中症は夏だけじゃない!リスクが高まるタイミング

熱中症は夏に起こると思われがちですが、夏以外の季節でも気をつけなればならない病気です。

 

人間でも冬場になるとストーブやエアコンにより空気が乾燥したり、飲水量が減ったりすることで熱中症になることがあります。

猫においても冬場の寒い季節は、飲水量が低下することが知られていますので、夏場だけでなく一年中にわたってしっかりと飲水させることを心がけてください。

まとめ│猫の熱中症は日ごろからの対策が大切!

本記事では、猫の熱中症に対して症状や原因、治療方法について詳しく解説してきました。

  • 高温状態で長期間過ごすと熱中症リスクが高まる
  • 症状は呼吸が早い状態からけいれんや意識障害までさまざま
  • 対処法としては、水分摂取を促し体を冷やすことが重要
  • 予防として部屋の温度・湿度管理を徹底しておくことが大切

猫の熱中症は重度の場合、死んでしまうこともある恐ろしい状態です。

応急処置法はかならず理解しておき、普段の生活でも熱中症予防を行うようにしましょう。

適切に対策を行うことができれば、防げる病気です。

飼い主さまは、愛猫が健康的な生活を送れるようにしっかりとサポートしてあげましょう。

 

※動物病院は自由診療のため、医療費が高額になる可能性があります。
ペット保険に加入していなければ、全額を自己負担で支払わなければなりません。
万が一の備えとしてペット保険に加入しておくと安心です。
また保険選びで迷われている方は、ペット保険の保険料や条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

獣医師入江悠先生
この記事の執筆者 入江 悠
宮崎大学農学部獣医学科では循環器内科を専攻。卒業後は、関西の動物病院に勤務する。 獣医師として、飼い主さんの悩みに寄り添うため、ペットに関するさまざまな情報を発信している。好きな犬種は柴犬。保有資格:獣医師国家資格

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