柴犬の寿命とかかりやすい病気

柴犬は、日本の気候や風土にピッタリな魅力あふれる犬種です。忠実で自立心が強く、家族と深い絆を築く姿に惹かれる人も多いですよね。そんな柴犬に「いつまでも元気でいてほしい!」と思うのは飼い主さま共通の願い。しかし、柴犬には特有の体質や、かかりやすい病気があることをご存知でしょうか。

 

少しでも長く健康に暮らしてもらうためには、柴犬の寿命や健康管理について知っておくことが大切です。この記事では、柴犬の平均寿命や長生きのコツ、気をつけたい病気とその予防法についてわかりやすく解説します。

【この記事でわかること】

  • 柴犬の特徴と平均寿命
  • かかりやすい病気の原因と症状
  • 病気を防ぐためのケア方法
  • 早期発見のポイントと受診の目安
  • ペット保険の必要性と選び方

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目次

柴犬の特徴と平均寿命

柴犬の特徴と平均寿命

柴犬は、日本を代表する犬種の一つで、忠誠心が強く、自立心のある性格が特徴です。日本の気候に適応した体質をもち、丈夫で健康的な犬種ですが、長く元気に過ごすためには適切なケアが欠かせません。

 

ここでは、柴犬の基本的な特徴や寿命、長生きの秘訣について詳しく解説します。

 

柴犬の特徴と脳機能

柴犬は日本原産の犬種で、古くから猟犬として活躍してきました。体高は約35〜41cm、体重は8〜12kgと小型から中型に分類され、筋肉質で引き締まった体型をしています。被毛は「ダブルコート」と呼ばれる二重構造で、春と秋の換毛期には大量の毛が抜けます。

 

性格は独立心が強く、家族に対して忠実ですが、警戒心も強いため初対面の人には慎重に接します。学習能力が高く状況判断に優れる一方、頑固な一面もあるため、しつけは根気よく行うことが大切です。

 

また、柴犬はオオカミにもっとも近いDNAをもつ犬種の一つとされており、その脳機能にも特有の傾向があると考えられています。たとえば、一般的な洋犬と比べて人への依存性が低く、独立心が強いため、自分の気に入らないことに対して強く抵抗する傾向があります。このような自我の強さが、ときに攻撃行動の発生しやすさにも影響していると考えられます。

 

柴犬の平均寿命と長生きの秘訣

柴犬の平均寿命は13〜16歳とされ、小型~中型犬の中では比較的長生きする犬種です。健康を維持するためには、食事・運動・日々のケアが重要になります。

 

栄養バランスの取れた食事を与え、適度な運動を習慣づけることで、肥満や関節のトラブルを防ぐことができます。また、定期的なブラッシングや歯磨きなどのケアを行い、病気の早期発見につなげることも大切です。

 

シニア期に入ると、関節疾患や内臓の病気が増えるため、定期的な健康診断を受け、体調の変化に注意しましょう。適切なケアをつづけることで、愛犬がより長く健やかに過ごすことができます。

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柴犬に多い病気一覧と原因・症状

柴犬に多い病気

柴犬は比較的健康的な犬種ですが、皮膚病や耳の病気、消化器系のトラブルなど、かかりやすい病気がいくつかあります。特に皮膚疾患は発症しやすく、アレルギーや細菌感染が原因となることが多いです。

 

病気の早期発見と適切なケアを行うことで、症状の悪化を防ぎ、愛犬の健康を守ることができます。ここでは、柴犬に多い病気の原因や症状、予防法について詳しく解説します。

 

皮膚の疾患

柴犬は皮膚がデリケートで、アレルギーや細菌感染による皮膚病を発症しやすい傾向があります。特に、かゆみや赤みがある、毛が抜けるなどの症状が見られる場合は注意が必要です。

 

皮膚疾患は遺伝的な要因に加え、環境や食事、ストレスなども関係しています。ここでは、柴犬に多い皮膚の病気について、原因や症状、治療法を詳しく解説します。

 

◆アトピー性皮膚炎

柴犬はアトピー性皮膚炎を発症しやすい犬種です。この病気は、花粉やハウスダストなどのアレルゲンに対する過敏反応によって起こり、慢性的なかゆみや皮膚の赤みを引き起こします。特に顔・耳・脇・お腹・足先などに症状があらわれやすく、頻繁に体をかいたり舐めたりする様子が見られます。

 

原因としては、遺伝的要因や環境要因が関係しており、完全に治すことは難しいですが、症状をコントロールすることは可能です。治療には、抗アレルギー薬やステロイド、保湿剤を用いたスキンケアが効果的です。また、低アレルゲンの食事や室内環境の改善も重要になります。

 

◆膿皮症

膿皮症は、皮膚に細菌が感染して炎症を引き起こす病気で、柴犬に多く見られます。皮膚に赤みや発疹があらわれ、かゆみや脱毛、かさぶたを伴うことが特徴です。特に、脇やお腹、指の間などの蒸れやすい部分に発症しやすく、悪化すると皮膚が黒ずんでしまうこともあります。

 

主な原因は、皮膚のバリア機能の低下や免疫力の低下、アレルギー反応です。治療には抗生物質の投与や、薬用シャンプーによるスキンケアが有効です。再発を防ぐためには、こまめなブラッシングで皮膚を清潔に保ち、食事や生活環境を見直しましょう。

 

◆マラセチア皮膚炎

マラセチア皮膚炎は、皮膚に常在する「マラセチア菌」というカビ(真菌)が異常繁殖することで発症する皮膚病です。柴犬は皮脂の分泌が多いため、この病気になりやすい傾向があります。

 

主な症状は、皮膚のべたつきやフケ、強いかゆみ、独特の臭いなどです。特に耳の内側や脇、足の付け根、しっぽの付け根など、蒸れやすい部位に症状が出やすくなります。

 

治療には、抗真菌薬の内服や薬用シャンプーによるスキンケアが有効です。皮膚を清潔に保ち、脂質の多い食事を控えることで予防が可能です。日ごろのブラッシングや定期的なシャンプーで、愛犬の皮膚を健康に保ちましょう。

 

耳の疾患

柴犬は立ち耳の犬種ですが、外耳炎などの耳の病気になりやすい傾向があります。特に、アレルギーや細菌・真菌(カビ)、耳ダニの感染が原因となることが多く、放置すると慢性化しやすいため注意が必要です。

 

主な症状は、耳を頻繁にかく、頭を振る、耳が赤く腫れる、悪臭がするなどです。耳の中に汚れや炎症がある場合、耳の毛が湿っていたり、異常に抜け落ちたりすることもあります。進行すると痛みを伴い、さらに奥の中耳や内耳に炎症が広がることもあります。

 

治療には、抗生剤や抗真菌薬の点耳薬が使われ、定期的な耳掃除が有効です。耳の毛や内部を傷つけないよう、専用のクリーナーでやさしくケアしましょう。

 

目の疾患

柴犬は目のトラブルが起こりやすい犬種の一つです。特に、角膜や結膜の炎症、緑内障などの疾患が見られやすく、放置すると視力の低下や失明につながることもあります。

 

目の病気は、異物の混入やアレルギー、加齢による変化などが原因となることが多く、早期発見と適切な治療が大切です。ここでは、柴犬に多い目の疾患について、原因や症状、治療法を詳しく解説します。

 

◆角結膜炎

角結膜炎は、角膜(黒目の表面)と結膜(まぶたの内側)に炎症が起こる病気で、柴犬にもよく見られます。目が赤く充血し、涙が増えたり、目ヤニが多くなったりするのが主な症状です。重症化すると、痛みから目をしょぼしょぼさせたり、こすったりすることがあります。

 

原因としては、目にゴミや毛が入ることによる刺激、アレルギー、細菌やウイルス感染、シャンプーの成分が目に入ることなどが挙げられます。治療には、抗炎症剤や抗生物質の点眼薬が用いられます。

 

◆緑内障

緑内障は、人間だけでなく犬も発症する目の病気です。目の中の圧力(眼圧)が異常に上昇し、視神経がダメージを受けます。放置すると失明のリスクが高まるため、早期発見と治療が重要になります。

 

初期症状として、目を細める、涙が増える、充血するなどの変化が見られます。進行すると、瞳孔が開きっぱなしになったり、目が大きく見えたりすることがあります。柴犬は遺伝的に緑内障を発症しやすい犬種のため、注意が必要です。

 

治療には、眼圧を下げる点眼薬や内服薬が用いられますが、進行が早い場合は外科手術が検討されます。日ごろから目の状態を観察し、異変があればすぐに動物病院を受診しましょう。

 

消化器系の疾患

柴犬は比較的丈夫な犬種ですが、消化器系のトラブルを起こすことがあります。特に、胃腸炎や肝臓の疾患は注意が必要で、嘔吐や下痢、食欲不振などの症状が見られることがあります。

 

消化器系の病気は、食事の内容やストレス、感染症などが原因となることが多く、早めの対応が大切です。ここでは、柴犬に多い消化器系の病気について、原因や症状、治療法を詳しく解説します。

 

◆胃腸炎

胃腸炎は、胃や腸に炎症が起こる病気です。主な症状は嘔吐や下痢、食欲不振で、ひどい場合は脱水症状を引き起こすこともあります。

 

胃腸炎の原因はさまざまで、以下のような要因が考えられます。

  • 食事の影響:食べ慣れないものや腐った食べ物を口にする
  • 感染症:ウイルスや細菌感染、寄生虫の影響
  • ストレス:環境の変化や精神的な負担

治療は、軽度の場合は絶食と水分補給で回復することが多いですが、重症化すると点滴や内服薬が必要になります。予防のためには、食事管理を徹底し、誤飲を防ぐことが大切です。異変を感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。

 

◆肝臓の疾患

肝臓は体内の解毒や代謝を担う重要な臓器ですが、病気の初期症状がわかりにくいといわれています。柴犬では、急性肝炎や慢性肝炎、肝臓腫瘍(肝細胞癌)などの疾患が見られることがあります。

 

肝臓の疾患は進行するまで気づきにくいことが多いため、以下のような症状に注意が必要です。

  • 食欲不振・体重減少・嘔吐
  • 元気がなくなる・多飲多尿
  • 病気が進行すると黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、腹水が見られることも

原因としては、感染症、中毒、遺伝的要因、加齢による機能低下などが挙げられます。治療には食事療法や薬物療法が用いられ、重症化すると手術が必要になることもあります。定期的な健康診断で早期発見を心がけましょう。

柴犬の病気を予防する方法

柴犬の病気の予防法

病気の予防は、愛犬が健康で長生きするために欠かせません。柴犬は皮膚や耳、消化器系のトラブルが多いため、日ごろのケアがとても重要になります。

 

こまめなスキンケアや耳掃除、バランスの取れた食事管理を行うことで、病気のリスクを減らすことができるほか、定期的な健康チェックを習慣にすることで、異常を早期に発見できるでしょう。

 

ここでは、柴犬の健康を守るためにできる具体的な予防法について詳しく解説します。

 

皮膚病を防ぐためのスキンケア

柴犬の皮膚を健康に保つためには、日ごろのスキンケアが欠かせません。特に、週1〜2回のブラッシングで抜け毛や汚れを取り除き、皮膚の通気性を良くすることが大切です。また、シャンプーは月1回程度を目安にし、低刺激のものを選ぶとよいでしょう。

 

食事も皮膚の健康に影響を与えるため、オメガ3脂肪酸を含む良質なフードを取り入れるのがおすすめです。適切なケアをつづけることで、皮膚病のリスクを減らし、健康な状態を維持できます。

 

耳の病気を防ぐための耳掃除の方法

柴犬の耳を清潔に保つことは、外耳炎などの病気を予防するうえで重要です。耳掃除は週に1回程度を目安に行い、専用のイヤークリーナーを使用しましょう。

 

掃除の際は、コットンやガーゼを使ってやさしく拭き取り、綿棒は耳の奥を傷つける可能性があるためおすすめしません。耳の臭いや赤み、かゆみがある場合は、早めに動物病院を受診することが大切です。

 

健康を維持するための食事管理

柴犬の健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。特に、皮膚や関節の健康をサポートするオメガ3脂肪酸(魚や亜麻仁油に含まれる)や、関節のケアに役立つグルコサミン・コンドロイチンを含むフードがおすすめです。

 

また、添加物の少ない高品質なドッグフードを選び、与えすぎによる肥満を防ぐことも重要です。水分をしっかり摂取させることで、腎臓や消化器の負担を減らし、より健康的な体を維持できます。

柴犬の病気の早期発見とペット保険の重要性

柴犬が健康で長生きするためには、病気の早期発見と適切な治療が欠かせません。体調の変化にいち早く気づくことで、重症化を防ぎ、愛犬の負担を軽減できます。

 

また、ケガや病気の治療には高額な費用がかかることがあるため、ペット保険の活用も検討すると安心です。ここでは、日ごろの健康チェックのポイントや、動物病院を受診すべきタイミング、ペット保険の重要性について解説します。

 

柴犬の病気を予防するためのチェックリスト

日ごろから愛犬の健康状態をチェックすることで、病気の早期発見につながります。以下のポイントを意識して観察しましょう。

チェック項目 確認ポイント
目の状態 充血、目ヤニ、白く濁っていないか
皮膚と被毛 脱毛、フケ、赤み、かゆみがないか
耳の状態 異臭や汚れ、頻繁にかく様子がないか
食欲と排泄 食欲不振、嘔吐、下痢、便の異常がないか
歩き方と動作 足を引きずる、ふらつくなどの異常がないか

また、年齢に応じた定期健康診断を受けることで、病気のリスクを減らすことができます。日々のチェックを習慣にし、愛犬の健康を守りましょう。

 

動物病院に行くべきタイミング

柴犬の健康を守るためには、異変を感じたら早めに動物病院を受診することが大切です。以下のような症状が見られた場合は、受診を検討しましょう。

  • 急な体調不良:嘔吐や下痢が続く、食欲がない、元気がない
  • 皮膚や耳の異常:強いかゆみ、脱毛、赤み、耳の悪臭や汚れ
  • 目のトラブル:目が赤い、涙が多い、白く濁っている
  • 呼吸の異常:咳が続く、呼吸が苦しそう、ゼーゼー音がする
  • 歩き方の変化:足を引きずる、ふらつく、散歩を嫌がる

これらの症状が続いたり悪化したりする場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。早期対応が愛犬の健康を守る鍵となります。

 

ペット保険の活用で治療費の負担を軽減

柴犬がケガや病気になった際、治療費が高額になることがあります。特に、手術や入院が必要な場合は数十万円かかることもあるため、ペット保険に加入しておくと安心です。

 

ペット保険には、通院・入院・手術をカバーするプランや、補償範囲が異なるものがあります。選ぶ際は、愛犬の年齢や健康状態に合ったプランを検討しましょう。

 

万が一の備えとして、ペット保険を活用することで、適切な治療を受けさせることができ、家計への負担も軽減できます。

まとめ│柴犬の健康を守るためにできること

柴犬は丈夫な犬種ですが、皮膚病や耳の病気、消化器系のトラブルなどにかかりやすいため、日ごろのケアが大切です。こまめなブラッシングや耳掃除、バランスの取れた食事管理を行うことで、病気の予防につながります。

 

また、健康チェックを習慣にし、少しの異変にも気づけるようにしておくことが重要です。早期発見・早期治療が、愛犬の負担を減らし、健康寿命を延ばすポイントになります。

 

さらに、万が一に備えてペット保険の活用を検討するのも安心です。日々のケアと適切な医療を組みあわせ、柴犬が元気に長生きできる環境を整えましょう。

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この記事の監修者 ペット保険比較のピクシー編集部
ペット保険の専門家であるメンバーがコラムを監修しています。少額短期保険募集人、損害保険募集人、ファイナンシャルプランナー、愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、ペット防災指導員などの数多くの資格を保有。犬や猫などの動物が大好きで、飼育歴は10年以上です。知識や経験を活かして、さまざまなお役立ち情報をお届けします。

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