犬は枝豆を食べられる?

「犬に枝豆をあげても良いの?」
「枝豆のさやまで食べたけど大丈夫かな?」
お酒のおつまみとして定番の枝豆。
愛犬が欲しそうに見てくると、ついあげたくなりますよね?

枝豆は、犬が食べても良い野菜ですが、与える際に気をつけるべきことがあります。

この記事では、犬に枝豆を与える適量や注意点について解説していますので、愛犬に枝豆を食べさせてみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

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目次

犬に枝豆をあげてもいい!

犬は枝豆を食べられる

基本的に、枝豆は犬に食べさせても大丈夫です。
枝豆は、犬にとって中毒を引き起こすような有害な物質は含まれていません。
枝豆は、タンパク質やビタミンC、βカロテンなど体に良い栄養素が含まれています。

ただし、栄養素が高い枝豆ですが、愛犬が欲しがるからといって与えすぎはよくありません

次に、犬に枝豆を与える際の適量について解説しますので、みていきましょう。

枝豆を犬に与えるときの適量

枝豆

枝豆は100gあたり135カロリーあり、比較的カロリーが高い野菜です。
与えすぎは、肥満の原因にもなるため注意しましょう。

1日に与える枝豆の適量は下記の内容です。

犬のサイズ 枝豆の適量
超小型犬(4kg未満) 4~9粒
小型犬(10kg未満) 14~23粒
中型犬(25kg未満) 23~40粒
大型犬(25kg以上) 50~60粒

参考:https://pshoken.co.jp/note_dog/dog_food/case023.html

上記の量は、おおよその目安です。

目安量を参考にし、あくまでもおやつとして愛犬に与えましょう。

枝豆をあげる際に注意が必要な犬

枝豆は、健康に役立つ栄養素が含まれていますが、下記の犬には注意が必要です。

  • 子犬やシニア犬
  • 持病がある犬
  • 大豆アレルギーのある犬

それぞれ、なぜ注意が必要なのか解説します。

また、枝豆を食べて体調不良を起こした場合は、動物病院で受診しましょう。

子犬やシニア犬

基本的には、子犬やシニア犬も枝豆を食べても問題はありません。
しかし、子犬やシニア犬は、消化機能の未熟さや衰えが原因で、下痢軟便を引き起こす可能性があります。
また、よく噛まずに飲み込んでしまうことがあるため、喉や食道に豆を詰まらせないように、注意が必要です。

 

持病のある犬

貧血・腎臓病・肝臓病の持病がある犬に与える際は、獣医師に相談しましょう。
枝豆には、鉄の吸収を阻害する成分が含まれており、貧血の薬の働きに影響がでることがあります。
また、枝豆には、タンパク質カリウムが含まれているため、腎臓などに負担をかけてしまう恐れがあるでしょう。

 

大豆アレルギーの犬

大豆アレルギーの犬には、与えないようにしましょう。
また、アレルギーがなくても、初めての食材を与えるときは、少しずつあげてください。
アレルギー症状は、皮膚のかゆみや発疹、嘔吐や下痢などの症状がでます。
アレルギー反応がみられたら、枝豆を与えるのをやめ、獣医師に相談しましょう。

犬に枝豆をあげるときの注意点!

ここでは、犬に枝豆をあげるときの下記の注意点を解説します。

  • 皮さやはNG
  • 生で与えない
  • 塩ゆでしない
  • 食べやすくカット

それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。

皮やさやはNG

枝豆の皮やさやは、茹でても固く、消化不良下痢を起こす可能性があります。
犬が、大量にさやを食べてしまった、少量だがぐったりしている、そんなときは動物病院に連れていき受診してください。
また、犬がゴミ箱などから、誤食しないように注意しましょう。

 

生で与えない

枝豆を犬に食べさせるときは、生で与えないようにしましょう。
生の枝豆には「トリプシンインヒビター」という成分が含まれており、下痢などの消化器症状を起こすことがあります。
「トリプシンインヒビター」は加熱すると失われる成分です。
犬に枝豆を食べさせるときは、加熱しましょう

 

塩ゆではしない

枝豆を茹でるときは、塩を加えて味付けしないようにしましょう。
塩ゆでは、犬にとって塩分過多になってしまいます。
また、犬が濃い味に慣れてしまうと、主食であるドッグフードを食べなくなることもあるため、注意しましょう。

 

食べやすくカット

枝豆をそのままの大きさで与えてしまうと、誤嚥や消化器官に詰まり、窒息してしまう恐れもあります。
犬に枝豆をあげたいときは、小さくカットしましょう。
フードプロセッサーを使用するのもおすすめです。

枝豆を使った加工品は与えてもいいの?

枝豆の加工品は犬に食べさせても良いのでしょうか?
ここでは、下記の3つの加工品について解説します。

  • 冷凍枝豆
  • 豆腐
  • 黒枝豆

それぞれの、加工品を犬に食べさせるときの注意点などもあわせて、みていきましょう。

冷凍枝豆

まずは、冷凍枝豆です。
冷凍枝豆を食べさせても大丈夫ですが、塩分に注意しましょう。
冷凍枝豆を犬に与えたいときは、水の中に1〜2時間ほど浸し、塩抜きしましょう。
ただし、枝豆の栄養素である葉酸やビタミンなどの水溶性成分は、流れてしまうデメリットがあります。

 

豆腐

次は豆腐です。
豆腐には「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」がありますが、両方とも犬に食べさせても大丈夫です。
豆腐をあげるときは、おやつ程度にしましょう。
与えても良い量は、ドッグフードをベースに1日の必要カロリー量の1割程度が目安です。

 

黒枝豆

黒枝豆は、京都府や兵庫県の丹波地域産で多くとれる、大豆の品種です。
黒枝豆は、食べても大丈夫ですが、大粒のものがあるため喉に詰まらせないように注意しましょう。
また、1粒のカロリーが普通の枝豆よりも高いため、与えすぎないようにしてください。

枝豆の栄養素と食べるメリット

枝豆の栄養素

「犬に枝豆を食べさせるメリットが知りたい」そんな方もいますよね?
ここでは、枝豆に含まれる体に良い下記の栄養素について解説します。

  • タンパク質
  • ビタミンC
  • ビタミンK
  • βカロテン
  • カリウム
  • 鉄分

それでは、みていきましょう。

タンパク質

健康な犬にとって、タンパク質が1番多く摂取すべき栄養素です。
タンパク質は、骨や筋肉、皮膚を作る働きがあります。
枝豆のタンパク質量は、100gあたり12gと高い含有量です。
タンパク質は、犬にとってエネルギーの素となる栄養素といえるでしょう。

 

ビタミンC

枝豆には、大豆の約9倍のビタミンCが含まれています。
ビタミンCは、病気の予防や老化防止作用がある栄養素です。
犬は体内でビタミンCを合成できるといわれていますが、健康な犬でも5歳をすぎると、合成能力が低下します。枝豆などから、ビタミンCを補給することもおすすめです。

 

ビタミンK

ビタミンKは、丈夫な骨を形成する作用や、血液を止める凝固作用があります。
犬は、腸内細菌でビタミンKを合成できますが、1日の必要量を満たすことはできません。
食欲がなくドッグフードを食べない場合は、枝豆を与えビタミンKを補うのも良いでしょう。

 

βカロテン

枝豆には、βカロテンも多く含まれています。
βカロテンは、抗酸化作用があり免疫細胞の働きも活発にする栄養素です。
生活習慣病の効果もあるため、がん予防に期待できます。
また、βカロテンは、犬の体内でビタミンAに変換されるため、皮膚や被毛の健康維持にも役立つでしょう。

 

カリウム

カリウムは、体内の水分バランスを整えたり、浸透圧を調整したりします。
体内にある余分な塩分を、尿と一緒に体外に排出できる栄養素です。
ただし、シニア犬や腎臓機能が不安な犬は、腎臓に負担がかかり余分なカリウムを上手に排出できなくなってしまうことがありますので、注意しましょう。

 

鉄分

鉄分は、赤血球に含まれるヘモグロビンの成分です。
鉄分は、貧血予防や体内に取り込んだ酸素を、全体に届ける役割があります。
鉄分をこまめにとることで、効果が期待できるでしょう。

枝豆には、体に良い栄養素が含まれていることが分かったところで、次に枝豆を美味しく食べてもらう方法を解説します。

枝豆をおいしく食べてもらう方法

枝豆を犬に与えるなら、愛犬に美味しく食べてもらいたいですよね?
ここでは下記の枝豆の調理方法を紹介します。

  • 電子レンジや蒸し器
  • すりつぶして調理

それでは、みていきましょう。

電子レンジや蒸し器

枝豆を調理するときは、世電子レンジや蒸し器がおすすめです。
枝豆は、水に溶けやすいビタミンやミネラルが多く含まれており、茹でると栄養が流れてしまいます。
また、電子レンジや蒸し器は、茹でるよりも甘くなりやすいのでおすすめです。

 

すりつぶして調理

犬に枝豆を与えるときは、枝豆をすりつぶしてアレンジ調理するのもおすすめです。
例えば、枝豆、サツマイモ、片栗粉を使った「おもち」や、枝豆の「ポタージュ」など、さまざまなレシピがあります。
また、すりつぶすことで、丸呑みを防ぐこともできるでしょう。

そのほか犬が食べても良い野菜は?

犬が食べて良い野菜

枝豆以外にも、犬が食べられる野菜はたくさんあります。
ここでは、犬に与えても良い野菜を紹介します。

ただし、どの野菜もおやつやトッピング程度にし、消化器官に詰まらせないように小さくカットしてから与えましょう。

犬が食べても良い野菜
とうもろこし
きゅうり
にんじん
じゃがいも
大根
さつまいも
かぶ
かぼちゃ
  • とうもろこし:加熱調理して与え、芯は食べさせないようにしましょう。
  • きゅうり:皮ごと食べさせても大丈夫ですが、消化にあまりよくありません。気になる方は、取り除きましょう。
  • にんじん:加熱して与えてください。
  • じゃがいも:芽は与えないようにしましょう。
  • 大根:95%水分でできています。葉も与えても大丈夫です。
  • さつまいも:加熱してから与えましょう。
  • かぶ:甲状腺に負担がかかる成分が含まれています。甲状腺に問題がある犬は控えてください。
  • かぼちゃ:加熱して与えましょう。

まとめ

この記事では犬が枝豆を食べて良いかどうかについて解説しました。
改めてポイントをまとめておきましょう。

  • 犬に枝豆を与えても大丈夫。
  • 与えるときの適量は、おやつやトッピング程度。
  • 子犬やシニア犬、持病がある犬は注意が必要。
  • 皮やさやはNG、生で与えないこと。
  • 枝豆には体に良い栄養素がたくさん含まれている。

枝豆を犬に与えるときは、注意点に気をつけて与えてください。

 

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