犬を飼ったらできなくなる5つのこと

「犬と暮らしたいなぁ」
冬休みの間に犬を我が家にお迎えして、仕事が休みの間に犬のしつけをして…
と考える人も多いのではないでしょうか。

はたして、そんな計画通りにいくのでしょうか?
犬を飼うということは、子どもが1人増えることと大して変わらないぐらいの時間とお金がかかります。
生きている命はやっぱりいらない、ではすまされません。

今回は、犬を飼うとできなくなる5つの項目をご紹介したいと思います。

【この記事でわかること】

  • 犬のいる生活は何が大変なの?
  • 犬を飼って後悔するのはどんなとき?
  • 犬を飼ってはいけない人、飼うのに向いている人

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目次

犬を飼うとできなくなる5つのこと

できなくなること①【旅行に行く】

旅行に行けなくなる

旅行好きという人も多いのではないでしょうか。

犬を飼うと、気軽に旅行に行けなくなります。
今は、ペット可の宿は増えつつありますがまだまだ限られています。
週末や連休の時に温泉にふらっと行こう、ということができなくなります。

飛行機に乗るにも愛犬連れでは、手間も時間もかかりますし、夏の時期によっては飛行機に乗れないこともあります。
犬連れで旅行というのは、色々準備が必要ですので、すぐに旅行に行きたいときに行けなくなります。

飼い主の実体験①

愛犬だけ家に残しての旅行はできなくなりました。我が家では外で排せつをする習慣があるので、長時間留守番させると、排せつを我慢させてしまうことになるからです。

飼い主の実体験②

旅行に行くときは、絶対に犬も一緒に泊まれるホテルにします。犬と一緒に旅行に行くと楽しいけど、行動範囲も狭まるし、犬優先の旅程になります。

 

できなくなること②【遅くまで飲み会をする】

お酒が大好きで、週末は飲みに行くという人もいますよね。

犬を飼っていると、お散歩や犬のごはんのことを考えて夜遅くまでの外出ができなくなります。
家でひたすら帰りを待っている子のことを考えると気ままに楽しめなくなるのです。

結果として、好きだったお酒もそんなに飲まなくなることから健康的になるかもしれません。

飼い主の実体験

愛犬は私が仕事をしている間、1匹で留守番をしています。寂しい思いをさせていると考えると、仕事が終わったらすぐに自宅に帰るようにしています。

 

できなくなること③【朝に二度寝をする】

朝の二度寝ができなくなる

朝の二度寝ほど気持ち良いものは、この世に存在しないのではないかと思ってます…笑

平日は、仕事の前に朝のお散歩に行きますよね。
毎日それを習慣化して行うことで、犬は休日であっても朝のお散歩に行けると思います。

飼い主の都合を理解することはできないので、気持ち良い休日の朝の二度寝も、犬がいるとできなくなります。

飼い主の実体験①

休日の朝は寝てたくても、犬が起こしにきます…笑。犬には平日とか休日とか関係ないから仕方ないかと思ってます。

飼い主の実体験②

毎日ほぼ決まった時間に、散歩やご飯などのお世話をします。我が家では外で排せつをするので、朝寝坊するとおしっこを失敗してしまうことがあるので気をつけています。

 

できなくなること④【趣味に全力を注ぐ】

土日には、趣味に時間をかけたい、趣味にお金をかけたいという人も多いと思います。

 

しかし、犬を飼うということは、フード代だけでなく動物病院のワクチン代や、その他犬用品でもお金がかかります。

もし、病気やケガをしてしまったら動物病院に通院が必要になります。
楽しかったはずの趣味に時間を費やしたりすることも、だんだんとできなくなるのです。

飼い主の実体験

毎日、散歩や遊びなどの愛犬のお世話に追われています。また、犬の飼育にはお金がかかるので、自由に使えるお金が減り、昔ほどは趣味に熱中しなくなりました。

 

できなくなること⑤【自由に時間を使う】

自由な時間がなくなる

犬を飼うということは、命を預かるということです。

犬の一生は、すべて飼い主によって左右されます。

犬には教えなくてはいけないことが沢山あります。
トイレのしつけからお散歩中に引っ張り続けてはいけない、他の犬や人との接し方、お留守番中の愛犬の過ごし方、あげるときりがありません。

仕事から帰宅して、愛犬に癒されようと思うと部屋が散らかされまくっていることもあります。
しかし、それを見て叱ってはいけません。
「それだけ寂しい想いをさせてしまったのだ」と思ってください。

 

犬を飼うということは、想像以上に時間もお金もかかります。
自由な時間がほとんどなくなるといっても過言ではありません。

飼い主の実体験①

休日には愛犬を楽しませたくて、ドッグランなどにお出かけすることも多くあります。毎日、愛犬のために多くの時間を使っています。

飼い主の実体験②

自分のことより常に犬を優先します。犬が暇そうだったり寂しそうだったりしたら、自分がやりたいことは一旦置いて構ってあげます。

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犬を飼うのは大変!犬のいる生活はどんな感じ?

犬を飼うと大変なこと

犬を飼育していると大変なことは、以下のとおりです。

【犬を飼うと大変なこと】

  • ごはん
  • 掃除
  • しつけ
  • 散歩
  • お手入れ
  • 健康管理

犬を飼育するときには、命に責任を持つことが大切です。そのため、ご飯や散歩などのお世話は毎日かかさずしなければなりません。

 

犬を初めて飼育する場合は、しつけに苦労する方が多いでしょう。健康管理やお手入れなども慣れるまでは時間がかかります。大変なことが多いですが、お世話をしているときに愛犬が嬉しそうな表情をしていると、飼い主自身も幸せを感じるでしょう。

 

犬を飼うと大変な理由ランキング

次に犬を飼うと大変な理由を、ランキング形式で紹介します。

『ペット保険比較のピクシー』が独自に調査したアンケート結果では、「 ペットを飼うデメリットは何?」という質問に、以下のような回答が集まりました。

犬を飼うと大変な理由ランキング(全193票)

家を留守にしづらくなる

43票

お世話に手間や時間がかかる

39票

亡くしたときにペットロスになる

38票

飼育費用がかかる

30票

医療費が高い

30票

抜け毛などで部屋が汚れる

8票

鳴き声や吠え声が気になる

3票

においが気になる

1票

その他

1票

一番のデメリットは、「家を留守にしづらい」という結果になりました。毎日お世話が必要なので、犬だけで1日以上留守番させることは不可能です。そのため、長時間留守にするときには、ペットホテルやペットシッターを利用するなどの準備が必要になります。

 

また、2位は「お世話に手間と時間がかかる」でした。犬を飼育する前に、お世話のための時間を確保できるか考えることが大切です。

 

【調査概要】
調査対象:Webアンケート調査Freeasyモニター
調査方法:インターネットによるアンケート回答
調査対象:事前調査で犬を飼っていると回答した方
有効回答数:193
集計期間:2023年8月29日

犬を飼うと後悔する?飼う自信がない人は要チェック!

犬を飼うと後悔する可能性

ここでは犬を飼うと後悔する可能性のあるポイントを紹介します。

ポイントは以下のとおりです。

犬を飼って後悔する可能性があるポイント

  • 思ったよりも無駄吠えが大きかった
  • 毎日散歩に行くのが疲れた
  • 電気代が上がってしまった
  • ペット可物件にしか住めなくなった
  • 家族が犬アレルギーだった
  • 犬が慢性疾患になってしまった

犬を飼育していると、想定していたよりも大変だったということもあるでしょう。とくに初めて飼育するのが大型犬の場合、無駄吠えの大きさや必要な運動量の多さで飼育したことを後悔することもあります。

 

また、病気や電気代で、思ったよりもお金がかかり後悔するケースも多くあります。犬の飼育を検討する際には、飼育したことを後悔しないようにリサーチしておくことが重要です。

 

犬を飼う自信がない人のためのチェックリスト

ここでは、犬を飼う自信がないという方のためのチェックリストを紹介します。

犬を飼う自信がない人のためのチェックリスト!

  • 犬のしつけをしっかりできるか?
  • 毎日犬を散歩に連れて行けるか?
  • 経済的にゆとりがあるか?
  • ペット不可物件に引っ越す予定がないか?
  • 自分や家族が犬アレルギーではないか?
  • 犬が病気や高齢になっても世話できるか?

上記で紹介した項目すべてがクリアにならなければ、犬の飼育は難しいと考えてよいでしょう。

 

犬を飼育するには、犬の命に責任を持たなければなりません。そのため、お世話をするための時間と費用の確保は、不可欠です。

 

犬と長い間暮らしていると、介護が必要になるケースもあります。愛犬に介護が必要になったときも、最後まで責任を持って面倒をみる覚悟があるかどうか、考えてみてください。

犬を飼うんじゃなかった?飼って後悔した犬種は?

ここでは、飼って後悔する場合もある犬種を5種類紹介します。飼って後悔するかもしれない犬種には、しつけがしにくい、病気が多いなどの共通点があります。

 

飼育経験が豊富な中級者以上なら問題ありませんが、犬を飼うのが初めての方はよく検討する必要があるでしょう。

 

シベリアン・ハスキー

シベリアンハスキー

シベリアン・ハスキーは、大型犬で力が強く、多くの運動量が必要です。毎日の散歩は、1回1時間以上行くことが望ましいとされています。

 

大型犬のなかでは暑さにとても弱く、夏場には飼い主さまが寒いと感じるほどの室温に保つ必要があります。

 

ジャック・ラッセル・テリア

ジャックラッセルテリア

ジャック・ラッセル・テリアは小型犬に分類されますが、運動量がとても多い犬種です。1日に1時間以上の散歩が必要で、運動不足になるとストレスが溜まりやすいとされています。

 

散歩だけでなく、ボールやフリスビーでの遊びが必要で、ストレス発散のために多くの時間を確保しなければなりません。

 

フレンチ・ブルドッグ

フレンチブルドッグ

フレンチ・ブルドッグは、マズルが短い短頭種と呼ばれる犬種です。短頭種は生まれつき呼吸器の疾患を持っていることがあり、病気にかかりやすいといえます。

 

呼吸器疾患のほかにも、白内障やヘルニアにもなる可能性が高く、医療費が高額になる犬種です。

 

ボーダー・コリー

ボーダーコリー

ボーダー・コリーは、牧羊犬として活躍していた歴史がある犬種です。運動量が多く、毎日の散歩とフリスビーなどでも遊びが必要です。

 

とても賢い犬種だからこそしつけも難しく、信頼関係を築くことに失敗すると飼い主さまでも制御できなくなるでしょう。問題行動が増える前に、しっかりとしつけする必要があります。

 

柴犬

柴犬

柴犬は、野生の本能が強い中型犬です。飼い主には忠実ですが、やや頑固な一面があり、しつけに苦労する可能性があります。

 

また、柴犬には換毛期があり、抜け毛がとても多いのが特徴です。換毛期には、シャンプーやブラッシングなどの被毛ケアに多くの時間がかかるでしょう。

犬を飼ってはいけない人の特徴5選!

犬を飼ってはいけない人には、以下のような共通点があります。

  • 忙しく自由な時間がない
  • アレルギーがある
  • 忍耐力がない
  • 金銭的な余裕がない
  • 自分の健康面や体力に自信がない

犬の寿命は10~15年とされており、少なくとも10年以上は、飼い主さまが責任を持ってお世話をする必要があります。10年後に金銭的な余裕や健康面に自信がない方は、犬の飼育が難しいといえるでしょう。

犬を飼うのに向いているのはこんな人!

では、犬を飼うのに向いている人はどのような特徴があるのでしょうか。犬の飼育に向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 金銭的に余裕がある
  • 外に出ることが苦ではない
  • 感情的にならない
  • 犬のために時間を作れる
  • 面倒見がよい

犬を飼育していると、家具を噛んだり無駄吠えがあったりと、飼い主がイライラしてしまう行動をすることがあります。そのときに感情的になって怒鳴ったり、叩いたりしないような人が、犬の飼育に向いているでしょう。

犬を飼うならタイミングはいつがいい?

犬を飼うタイミング

犬を飼うタイミングとしておすすめなのは、長期休暇の前です。

 

犬をお迎えしたばかりのころは、排せつを失敗したり体調を崩したりする可能性が高いため、できる限り飼い主が見守ることができるタイミングでお迎えした方がよいでしょう。たとえば、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの長期休暇や連休の前がおすすめです。

 

また、子どもがいる家庭の場合、子どもが小さすぎると犬のお世話まで手が回らないため、子どもが3~4歳を過ぎたタイミングを推奨します。

まとめ│犬を飼うなら自分よりも犬を優先することが大切!

今回は犬を飼育するとできなくなることや、犬を飼うと大変なことについて紹介しました。

  • 犬はひとりで留守番できないので旅行が難しい
  • 犬種によっては飼育しにくい場合がある
  • 金銭的余裕や体力がない人は飼ってはいけない

犬の飼育は、病気や電気代など思ったよりお金がかかる可能性があります。また、自分だけの自由な時間がなくなり、旅行や趣味を我慢しなければならないこともあります。

 

犬を飼育する前に、犬を飼育するとどのようなデメリットがあるかを考えてから、お迎えを検討することが大切です。

 

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木内比奈子
この記事の監修者 木内 比奈子
ファイナンシャルプランナー。少額短期保険募集人、損害保険募集人。大学卒業後、保険代理店勤務を経て、ペット保険の重要さを感じ資格を取得。北海道犬と14年間、ヨークシャー・テリアと5年間暮らした経験を活かして、おもにペットやペット保険に関する記事を執筆、監修。ペットとの楽しい暮らしをサポートするため、正しく役に立つ情報を発信していきます。

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