猫は飼い主とじゃれていると、急に後ろ足で連続キックすることがあります。この「猫キック」は「けりけり」とも呼ばれています。
この記事では、猫が飼い主をキックする理由や心理のほか、猫に蹴られて傷を負ったときに注意すべきことなども紹介します。
- なぜ猫は飼い主をキックするの?
- 猫が「けりけり」をするときはどんな気持ち?
- 猫キックをやめさせるにはどうしたらいいの?
- 猫の「けりぐるみ」はストレス発散にもおすすめ!
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「猫キック=けりけり」はどんな行動?
「猫キック=けりけり」とは、飼い主やおもちゃなどの対象を前足でおさえたり、甘噛みをしたりしながら、後ろ足で蹴りつけてくる行動のこと。
猫とじゃれて遊んでいると、自然と興奮してきて、キックを始めてしまうことがあるでしょう。特に遊ぶことに夢中になっていると、気持ちも高ぶってくるのです。
また、あまりにもしつこく飼い主が猫に構っていると、嫌がったり不機嫌になったりして、もう構わないでくれという意味で蹴ることもあります。さっきまで機嫌が良かったのに、急に気分が変わるようなこともあるのです。
我が家の猫は、おもちゃで遊んでいる最中に飼い主の腕を抑え込み、後ろ足でキックすることがあります。キックした後に部屋を走り回ることもあり、遊びによって興奮してきたときによくやる行動です。
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猫が噛みながらキックする心理!なぜけりけりするの?
猫がキックをする理由は、その場の状況や心理状態によって違います。ここでは、飼い主を噛みながら後ろ足で蹴ってくるのはなぜなのか、また猫キックをするときの心理などを4つご紹介します。
狩りの練習をしたい
猫はペットとして飼われていると、狩りをするようなことはあまりありませんが、それでも野生の本能は残っています。遊んでいるうちに狩りの本能が目覚めてしまい、飼い主の腕やおもちゃに爪を立てながら後ろ足でキックすることがあります。
猫キックの本来の役割は、狩りのときに獲物を弱らせることです。遊びながら猫キックをするときには、狩りの練習をしている可能性があります。
遊びたい、甘えたい
猫は飼い主と遊びたいときや甘えたいときに、猫キックをするケースも多くあります。猫がリラックスした状態でキックをしてくるときには、飼い主に構ってほしいという意思を伝えている可能性が高いでしょう。
ストレスが溜まっている
猫は、ストレスが溜まっているときにも猫キックをします。猫キックをすることで、体を動かしてストレス解消しようとしています。とくに室内飼いの若い猫に多くみられる行動です。
不機嫌、怒っている
猫が大きくしっぽを振りながらキックするときには、機嫌が悪い場合がほとんどです。飼い主がしつこく触ったり構ったりすると、「やめて」という意思表示のために猫キックすることがあります。
備考:猫がゴロゴロ言いながら噛む理由は?
猫はキックをせずに、ゴロゴロいいながら噛んでくることもあります。ゴロゴロいいながら噛む場合は、以下の3つの理由が考えられます。
- 甘えている
- 興奮している
- 嫌がっている
猫が甘噛みなら、甘えている、または興奮しています。ただし興奮しているときには、エスカレートすると本気噛みになるケースもあるので注意しましょう。
一方、嫌がっている猫は、ゴロゴロいいながら本気で噛むことがあります。しっぽを振ったり唸ったりする行動は、噛む前兆と考えておきましょう。
意外と痛い!猫キックの威力は?
猫キックはかわいい仕草に反して、とても威力が強いことをご存じでしょうか?
猫は助走なしで、約150cm上にジャンプ可能です。また、瞬間的に時速50kmで走れるともいわれており、人間よりも遥かに脚力が強いことがわかります。
猫は爪を自由に出し入れできるため、猫キックのときに爪を出されると、さらに大きなダメージがあると考えられます。
我が家の猫にも何度か猫キックをされたことがありますが、腕には猫の爪による傷跡が残り、思わず「痛い!」と叫んでしまうほど強い痛みでした。
飼い主への猫キックをやめさせるには?
飼い主への猫キックをやめさせる具体的な方法は、以下の3つです。
- おもちゃで遊んで運動させる
- ストレスを与えない
- 構いすぎない
それでもやめさせられない場合は、最終手段として猫の顔に息を吹きかけます。息を吹きかけられると驚くので、それで蹴るのを止めるかもしれません。
おもちゃで遊んで運動させる
猫は運動不足でエネルギーが有り余っているときに、猫キックをすることがあります。そのため、おもちゃなどで一緒に遊び、運動不足を解消することが大切です。1日に何度か遊ぶ時間を作ると、運動不足が解消され、猫キックの頻度を減らせるでしょう。
ストレスを与えない
ストレスで猫キックをしている場合は、猫にストレスを与えない環境を整える必要があります。猫は狭いケージなどの場所に長時間入れられると、ストレスを感じる可能性があります。そのため、長時間ケージに閉じ込めず、猫が自由に体を動かせる環境を作ってあげることがポイントです。
我が家では猫にストレスを与えないように、愛猫がいる部屋には高さのある家具を用意して運動できるようにしています。また、猫のお気に入りのおもちゃを使って、1日数回遊ぶ時間を作っています。
構いすぎない
猫の気分は変わりやすく、飼い主が構っている最中でも「1人になりたい」と感じることがあります。猫が離れたいと感じたときにしつこく構いすぎると、猫キックされる可能性が高くなります。猫が離れたいという態度をみせたら、しつこく触らないように注意しましょう。
猫キック対策に最適なおもちゃ「けりぐるみ」
「けりぐるみ」とは、猫がつかみやすい大きさのぬいぐるみで、猫キックをして遊ぶおもちゃです。猫キックは本能的な行動なため、完全にやめさせることは難しいでしょう。けりぐるみは、飼い主自身や家具を猫キックから守るのに役立ちます。
猫のけりぐるみの選び方
けりぐるみは猫の体格に合ったものを選びましょう。猫は年齢や種類によって体格の大きさが異なります。そのため、猫がつかみやすい形状かどうかの確認が大切です。
また、けりぐるみは蹴るだけでなく、噛んで遊ぶ猫もいます。破れやすい材質でないか、取れやすそうな部品が付いていないか、なども確認してから購入しましょう。
猫におすすめのけりぐるみ3選!
◆Petio おどる電動けりぐるみ
刺激に反応して踊り出すけりぐるみです。3パターンの動きがあり、猫が飽きることなく遊べます。
◆Petio 仔猫用けりぐるみ 子ワニ
子猫が遊びやすいサイズのけりぐるみです。細長い形状で、体格が小さい猫でも抱えやすい大きさです。
◆Petio らくらくデンタルトイ けりぐるみ
メッシュ素材のけりぐるみです。噛むと歯の汚れがメッシュに絡まり、デンタルケアができます。
猫に後ろ足で蹴られたらケガや傷に注意!
猫と遊んでいると、手や腕に小さな傷がつくことは多いでしょう。しかし、その傷から病気を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
猫に蹴られたら注意すべき病気
猫に蹴られた傷から、バルトネラという細菌に感染し、猫ひっかき病を発症する可能性があります。人間が猫ひっかき病を発症すると、発熱、リンパ節の腫れ、けいれんなどの神経症状を引き起こす可能性があります。
傷口はすぐに水で洗って消毒
猫に付けられた傷からの感染症を防ぐためには、傷口をすぐに水で洗い流し、消毒することが重要です。水で洗い流すときには、必ず石鹸を使用してよく洗いましょう。処置が終わったあとに、傷口が腫れたり痛みが強くなったりした場合は、病院で診察してもらうことを推奨します。
猫の後ろ足はしっかり爪切り
猫キックによる傷を防ぐには、後ろ足の爪をしっかり切っておくことが効果的です。猫の爪切りは、3週間~1か月に1回を目安に行いましょう。子猫の場合は、爪の伸びる速度が速いため、1~2週間に1回は爪切りすることをおすすめします。
まとめ│猫キックは狩りの本能や遊びたい欲求のあらわれかも?
猫のキックは本能によるものであり、多くはじゃれているときに行ないます。
防衛本能や狩りの練習として行いますが、飼い主がケガをするなど危険なこともあります。猫キックを止めさせることは可能ですので、万が一危険を感じるようなことがあれば、上記のような方法で猫の暴れるのを抑えるようにしたほうが良いかもしれませんね。
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