蝶のような大きな耳と優雅な見た目の「パピヨン」。
パピヨン特有の病気は少ないといわれるものの、なりやすい病気やケガがあります。
そのため、ペット保険の加入を検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、パピヨンの特徴や気を付けたいケガや病気について解説します。
おすすめのペット保険も紹介しますので、パピヨンと暮らしている飼い主さまはぜひ参考にしてください。
- パピヨンはどんな病気になりやすい?
- パピヨンは長生き?ギネス記録を調査!
- パピヨンにペット保険はおすすめなの?
- パテラの治療で30万円近くかかった事例を紹介!
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まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考になさってください。
パピヨンってどんな犬?性格や寿命は?
パピヨンはかわいらしい外見にもかかわらず、好奇心旺盛で活発な性格の子が多く、運動も得意な犬種です。
物覚えが早く甘えん坊で、人の指示をしっかりと理解できるため、ドッグスポーツにも向いているといえるでしょう。
飾り毛に覆われた立ち耳が特徴的ですが、「ファレーヌ」と呼ばれる垂れ耳のパピヨンもいます。
パピヨンの平均寿命は?長生きする?
パピヨンの寿命は13歳~15歳とされており、小型犬の平均寿命と大きくは変わりません。
しかし、20歳近く長生きする子もみられ、ギネスには最高齢23歳という記録が残っています。
パピヨンの飼い方のポイントはしつけ?
パピヨンはフレンドリーで賢いため、しつけがしやすく、初心者でも飼いやすいといえます。
一方で、悪いことも覚えやすく問題行動につながることもあるため、子犬の時期からしつけをスタートすることがポイントです。
また、警戒心が強いことから、焦らず信頼関係を築いていくことも大切です。しつけやトレーニングは楽しいと思ってもらえるよう、愛情をもって接しましょう。
問題行動の原因は、運動不足によるストレスということもあります。散歩は1回15~30分、毎日2回程度を目安に行うと良いでしょう。
パピヨンの飼育費用は毎月いくら?
パピヨンの飼育に毎月かかる大まかな費用は、以下のとおりです。
フード・おやつ | 3,000~5,000円 |
衛生用品(ペットシーツなど) | 2,000~3,000円 |
ケア代(シャンプーなど) | 4,000~8,000円 |
飼い主さまでのシャンプーや肛門腺絞りなどが難しい場合は、月1回のケア代も計算しておきましょう。
加えて、ペット保険料、医療費、年に1回の狂犬病ワクチンや任意の混合ワクチン代なども必要になります。
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パピヨンがかかりやすい病気は?
パピヨン特有の遺伝性疾患は少ないため、病気になりにくい犬種といえるでしょう。
しかし、以下のようなケガや病気に注意が必要です。
- パテラ(膝蓋骨脱臼)
- 骨折
- 白内障
- 膀胱結石
- 歯周病
それぞれの病気について理解し、万が一に備えておきましょう。
パテラ(膝蓋骨脱臼)
パピヨンに多いケガとして、よく知られているのがパテラ(膝蓋骨脱臼)です。
膝の皿部分である膝蓋骨(しつがいこつ)が正常な位置から外れる状態で、原因としては先天的な形態異常、もしくは後天的な外的要因が考えられます。
特に小型犬は先天性が多く、生後4〜5か月から発症することもあるため注意しましょう。
症状はグレード1〜4まで分類され、症状が重い場合は手術を選択するケースも少なくありません。
治療内容によって異なるものの、手術費用は数十万以上かかることもあります。
骨折
パピヨンは前足が細いため、骨折にも注意が必要です。
日ごろからカルシウムやビタミンDなどを含んだバランスの良いフードを与え、高い所からジャンプや飛び降りをさせないようにしましょう。
また、骨に負担がかかるため、肥満も骨折の原因になることがあります。
適正体重を維持できるよう食事量の調節はもちろん、運動によるカロリー消費も意識してください。
白内障
パピヨンは、遺伝的に若年で白内障を発症しやすい犬種でもあります。
白内障とは水晶体が白く濁る状態で、一度白く濁ると基本的に元の状態に戻ることはありません。放置していると、緑内障やぶどう膜炎に進行するおそれがあります。
失明にいたる可能性も高まるため、早期発見と早期治療が大切です。
膀胱結石
パピヨンは、膀胱結石にもなりやすいため注意しましょう。
膀胱内に結石がたまる病気で、その多くがストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石です。
尿の濁りや頻尿、血尿などがみられたら注意してください。
パピヨンは腎臓病などの泌尿器疾患にもかかりやすいため、異変を見逃さないよう定期的に検査を受けることをおすすめします。
歯周病
パピヨンに限らず、犬は歯周病になりやすい動物です。
3歳以上の犬の約80%が発症しているといわれ、主に口臭や歯肉の腫れ、歯のぐらつきなどがみられます。
進行すると歯槽膿漏や歯根膿瘍(しこんのうよう)などにつながるおそれもあるため、日ごろからデンタルケアを心がけましょう。
以下の記事では、歯周病の症状や治療費、体験談などを詳しく紹介しています。
上記以外に、パピヨンは以下のような病気にもなりやすいといわれています。
- 胃腸炎
- てんかん
- アレルギー性皮膚炎
- 外耳炎
- 脱毛症
【年齢別】パピヨンが注意すべき健康トラブル
愛犬に健康で長生きしてもらうためには、年齢ごとに気をつけるべきポイントを知ることが大切です。
たとえば、若齢期のパピヨンは飼育環境に慣れておらず免疫力も低いため、風邪や感染症に気を付ける必要があります。好奇心旺盛で活発なため、誤飲や骨折などにも注意が必要です。
成犬期になると、太りやすいため肥満のリスクが高まります。高齢期では、腎臓病や白内障などに注意してください。
また、年齢に関係なく、泌尿器疾患や皮膚炎を発症するおそれもあります。
パピヨンの年齢や健康状態にあわせて、適切なケアをしてあげましょう。
パピヨンの年間医療費と高額治療費例を紹介
アニコム損保「家庭どうぶつ白書2020」によると、パピヨンの年間医療費は5万5,720円で、犬全体の平均7万683円よりは低めとなっています。
ただし、長期にわたる通院や手術を行う場合、治療費がかさんでしまうことには変わりありません。
PS保険の高額お支払い事例から、パピヨンと同じ小型犬がパテラ(膝蓋骨脱臼)によって手術を受けた場合の治療費用を紹介します。
◆小型犬が右足のパテラにより手術を行ったケース
治療内容 | 治療費 |
通院費(7日) | 85,000円 |
入院費(4日) | 75,000円 |
手術費(1回) | 135,000円 |
治療費合計 | 295,000円 |
(犬種:トイ・プードル/年齢:10歳/治療内容:右足の膝蓋骨脱臼のため受診。外科手術によって膝蓋骨脱臼を整復、また、脛骨矯正術を実施しました。また、同日、外耳炎(皮膚疾患)について、糸状菌検査とウッド灯検査、患部の洗浄を行いました。)
動物病院は自由診療のため、ペット保険に加入していなければ医療費は飼い主さまの全額自己負担となります。
大切な愛犬のためにも、ペット保険の加入を検討してみましょう。
パピヨンにペット保険は必要?何歳までに加入するべき?
ペット保険に加入するなら、0歳から加入し、ケガや病気に備えておくことをおすすめします。
元気な愛犬をみて、「うちの子は健康だから必要ない」と考える飼い主さまは少なくないでしょう。
しかし、パピヨンは運動好きなこともあり、突然のケガで高額な治療費がかかってしまう可能性は否定できません。そして高齢になれば、人間と同じように、病気のリスクは高くなっていきます。
ペット保険の必要性を少しでも感じている方、治療費に不安がある方は、比較サイトでペット保険を検索することから始めてみましょう。
パピヨンのペット保険の選び方
パピヨンのペット保険を選ぶときは、パピヨンの特徴を理解したうえで最適なプランを選ぶことが大切です。
ここからは、ペット保険を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
通院・入院・手術が補償されるか?
まず確認したいのは、通院・入院・手術が補償されるかどうかです。
パピヨンは、外耳炎や皮膚病などの通院が長引きやすい病気だけでなく、手術が必要になりうるパテラ(膝蓋骨脱臼)などのリスクもあります。
そのため、手術や入院補償のみの特化型よりも、通院・入院・手術を補償するフルカバー型のペット保険を選んでおくと安心でしょう。
パテラ(膝蓋骨脱臼)や歯周病は補償対象?
ペット保険で補償される病気や範囲は、保険会社や補償プランによって異なります。
パピヨンがかかりやすいといわれるパテラ(膝蓋骨脱臼)や歯周病は、治療費が高額になりやすく、ペット保険でも補償対象外になりやすいのが特徴です。
加入前に、パテラ(膝蓋骨脱臼)や歯周病が補償対象になっているか、重要事項説明書や約款などで確認しておきましょう。
免責金額はあるか?
続いて、免責金額の有無も確認しておきましょう。
免責金額とは、かかった治療費のうち飼い主さまが全額自己負担する金額のことです。
治療費が少額でも保険金を請求したい方は、「免責金額なし」のプランを選ぶと良いでしょう。
一方、保険料を抑えつつ高額な治療費に備えたい方は、「免責金額あり」がおすすめです。ただし、免責金額以下の治療費は補償されないため注意してください。
まとめ│パピヨンのペット保険を比較してみよう!
この記事では、パピヨンの特徴や注意すべきケガ・病気、ペット保険の選び方についてご紹介しました。
最後にもう一度、パピヨンにおすすめのペット保険をまとめます。
【パピヨンにおすすめのペット保険】
- パテラ(膝蓋骨脱臼)や歯周病が補償対象
- 通院・入院・手術を補償するプラン
- 免責金額がない
運動好きな犬種であるパピヨンは、たとえ子犬であっても、突然ケガや骨折をするリスクが十分にあります。
愛犬の健康を守るためにも、ペット保険への加入を検討しましょう。
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また保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。
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