チワワと言えば、小さくてかわいい犬種として世界中に愛され、ここ日本でも常に人気犬種ランキングの上位です。
そんなチワワの特徴、性格、飼い方、気になる病気や平均寿命、価格相場などを詳しくご紹介します。
チワワを飼っている人はもちろん、これからいっしょに暮らしたい、飼えないけどもっと詳しく知りたいという方、ぜひお読みください。
犬種 チワワ
英語表記 Chihuahua
原産国 メキシコ
サイズ 小型犬
チワワの歴史
チワワのルーツはメキシコ。スピッツの系統を受け継ぐ
チワワは、メキシコ最大の州「チワワ」を原産地とし、そのルーツは、南米原産の「テチチ」と呼ばれる小型犬であるという説が一番有力です。16世紀~17世紀に発見されたテチチですが、近年の遺伝研究によって、チワワからその痕跡が数多く発見されています。
実は、チワワはスピッツの系統を継ぐ犬種です。実際のチワワはスピッツよりも小型化されていますが、耳の部分や口元にはスピッツを思わせる雰囲気が残されているのです。
スピッチよりも口元(マズル)が短く、体格も小さい姿形は、19世紀以降にアメリカやイギリスで改良が本格的に開始されました。その後、ヨーロッパでも公認されるようになり、現代のチワワの形が受け継がれるようになりました。
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チワワの特徴
愛くるしく、小さい体から想像できないほどパワフルな振る舞い
チワワと言えば、「小さくて勇敢」というキャッチフレーズが付いているほど、その姿形からは想像できないようなパワーを持ち合わせていることが特徴です。
人一倍、警戒心が強いために、家の中にいても外から来る人に対しては防衛心が働くようです。飼い主たちを守ろうとする一途さや忠誠を尽くそうとする愛くるしい振る舞いには、心が奪われてしまいます。
また、チワワは、アップルヘッドと呼ばれるリンゴのような丸みを帯びたおでこがチャーミングです。瞳は大きく、耳はピンと立っていることがスタンダードです。
体が小さい割に、元気に動き回ります。散歩には行かなくても家の中で飼い主と遊ぶだけで、必要な運動量をこなせるという室内犬特有の飼いやすさは、チワワのもうひとつの特徴でもあります。
チワワのサイズ(体重と体高)
チワワは、小型犬の中でも特に体が小さく、愛玩犬として日本でも大変人気の高い犬種です。
チワワの体の大きさは、個体差があり、その背景には血統や遺伝が関連しています。平均点なチワワの体重は、1.5kg~3.5kg、体高は、12cm~20cmです。性別によって特にサイズの偏りはありません。
チワワの毛色
チワワは、毛色の多さで有名で次のような基本色があります。
- ホワイト
- ブラック
- フォーン(明るめの黄金色系の茶色)
- クリーム
- レッド
- チョコレート
※これらを組み合わせたカラーとして、「トライカラー」が認められています。
チワワの毛色は、親同士の掛け合わせによって決まりますが、まれに下記のようなレアカラーの子犬が産まれます。
- イザベラ(ベージュ系の色)
- ブルー(青みの強いグレーカラー)
被毛のタイプには2種類あります。これらは、スムースコート(短毛)、ロングコート(長毛)という呼び方で広く知られています。
チワワの性格について
好奇心旺盛で甘え上手
チワワは、愛玩犬の代表と呼ばれるだけに、いつも飼い主と一緒にいることが当たり前。舌をペロリと出し、明るく陽気、おもちゃでよく遊ぶ好奇心旺盛な性格です。
また、ウルウルと潤んだ目で見つめられれば、多少のやんちゃぶりなど目をつむってあげたくなるほど甘え上手。さらに、やさしく抱かれ、なでられるのが大好きな性格は、多くの飼い主を骨抜きにしてしまうでしょう。
勇敢に吠えてるけど、実はかなりの臆病
チワワは、かなりの臆病で、いきなり大きな音が鳴ると体全体を震わせて反応してしまうほどです。また、来客に対して勇ましく大きな声で吠えることがありますが、これはチワワなりに精一杯、外来者に対して警戒をしているからです。
一見、気が強いタイプと思われがちですが、実は懸命に恐怖と戦っているという性質こそが、チワワらしさでもあるのです。
チワワの飼い方
チワワは、学習能力が高い犬種ですので物覚えもよく、飼い主がきちんとしつけをすることで、人間の生活にうまく溶け込めます。チワワの飼い方としては、次の3つに注意を払ってあげましょう。
- 室温管理
- 室内環境
- 食事の管理
チワワの暑さや寒さの感覚をつかんでしっかり室温管理
飼い主が、チワワの「暑がりで寒がり」という特徴をつかみ、室温管理を徹底することが重要です。
チワワは、寒さにかなり弱い犬種ですので、真冬でも室温を25度前後には保ってあげるように注意をしてください。夏場の場合には、冷房の効きすぎで体調を崩してしまうことがありますので、真夏でも24度前後を目安に、飼い主がコントロールしなければなりません。
家の中をより安全にするために
チワワは、体が小さく華奢なつくりをしていますので、けがや事故には細心の注意を払う必要があります。
そのため、飼い主が見守れないときには、室内のゲージの中で過ごさせる習慣を付けることが大切です。家の中がどれだけ安全だと感じていても、留守中に事故が起きてしまってからでは遅すぎます。チワワを精神的に安定させるためにも自分だけの空間=ゲージの存在は、とても大切です。
食事についての悩みは尽きない
チワワの中には、「食欲旺盛で365日毎日食欲が落ちることがない」というタイプの子がいます。逆に、すぐにドッグフードに飽きて、食事に集中せずに食べ残してしまうような癖のある子もいます。
飼い主が、その子の体重から考え合わせた食事量をきちんと守って、与えることが必要です。食欲については、個体差が大きく、年中、食の悩みが尽きない飼い主も多いのも事実です。ドライフードにウェットフードをトッピングするなど、チワワの食事管理は飼い主の重要な役割のひとつです。
チワワがかかりやすい病気
チワワの遺伝子疾患「膝蓋骨脱臼」「水頭症」に要注意
チワワには、遺伝的にかかりやすい病気がいくつかあります。お迎えを考えた時点で飼い主が知っておくことで、対処が早く重症にならずに済む場合が多いので、きちんと覚えておきましょう。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
「膝蓋骨脱臼」は、「パテラ」とも呼ばれます。膝蓋骨(お皿)は、通常、大腿骨にある滑車溝というくぼみにはまっていますが、チワワは、この膝蓋骨が生まれつき外れやすいのです。
ほとんどが先天性のものですが、成長とともに症状が進行するようであれば、外科的な手術で膝の骨を正常な位置に戻すということも検討せざるを得ません。膝蓋骨脱臼の予防には、滑りやすい床の上にカーペット類を敷いて、膝に負担がかからないようにすることがお勧めです。
水頭症
「水頭症」は、脳室(頭蓋骨の内側)に脳脊髄液が過剰に溜まってしまう症状で、チワワに高い発症率が見られます。また、脳が圧迫されることでさまざまな神経症状が発症するため、早期発見、治療が重要です。
チワワの平均寿命
チワワの平均寿命は、12歳~14歳と言われています。しかし、生活環境や食生活、病気の有無によって、かなり変動があるのも事実です。できるだけ長生きをさせるためにも、飼犬主さんはストレスを感じさせない環境を作って、温かな気持ちでチワワを育てていくという気持ちが大切です。
チワワの価格相場
チワワは、ブリーダーから譲渡してもらう場合と、ペットショップから迎え入れる場合とで、価格帯に開きがあります。チャンピオン血統の直子となると、30万円を超えてしまうこともありますが、平均的な価格相場は、20万円前後です。
チワワを飼っている有名人
日本の芸能人にチワワのファンは、かなり多くいます。
- ikko
- 坂上忍
- 釈由美子
- デヴィ夫人
- 藤崎奈々子
また、海を越えてもチワワの人気は高く、セレブたちの生活に溶け込んでいるようです。
- マドンナ
- マリリン・モンロー
- パリス・ヒルトン
- デミ・ムーア
- ブリトニー・スピアーズ
- イヌ
- ネコ
- 血統種
- ミックス
-
- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
- 5歳
- 6歳
- 7歳
- 8歳
- 9歳
- 10歳
- 11歳
- 12歳
- 13歳
- 14歳
- 15歳
- 16歳
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- トイ・プードル
- 秋田
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上