ラグドールと言えば、おとなしく人懐っこい、かわいい猫ということに加えて、大きな猫として知られています。
では、いったいどのくらい大きいのでしょうか。ラグドールの大きさをほかの猫と比較しながら紹介します。また、大きく育てるための方法について詳しく解説します。
ラグドールの体格、体長と体重
ラグドールは大きくがっしりした体格
ラグドールは、ぬいぐるみのようにかわいらしい猫ですが、近くで見ると大きくがっしりしていることがわかります。
猫の体型は6つに分類されますが、ラグドールは最も大きく、がっしりしていて胴が長い「ロングアンドサブスタンシャル」に分類されます。ラグドール以外では、メインクーン、ノルウェージャンフォレストキャット、バーマン、ラガマフィンなどがロングアンドサブスタンシャルに属しています。
また、ラグドールは「世界一胴が長い猫」としてギネスに登録されているメインクーンほどではありませんが、世界有数の大型猫として知られています。
ラグドールは時間をかけて成長する
猫は一般的に12か月で成猫になりますが、ラグドールは成長がゆっくりで時間をかけて大きくなります。成長のピークは一般的な猫と変わりませんが、12か月を過ぎても成長が続き、完全に成猫の体になるまでに4年ほどを要します。
ラグドールの成猫の平均体重は4~7kg
成猫のラグドールの平均体重は、オスが4.5~7kgほど、メスは4~6kgほどあり、9kgを超える個体も珍しくありません。また、オスとメスの体重差が大きく、メスはオスよりも一回り以上小さいのが特徴です。
ラグドールの成猫の体長は50cm
ラグドールは最も大きくがっしりしたロングアンドサブスタンシャルに分類されていますが、意外にも胴はそれほど長くありません。
成猫のラグドールの体長は50cmほどあります。猫の平均体長は25~30cmほどですから、普通の猫よりは胴が長いことがわかります。とは言え、一般的な中型猫でも体長50cmほどある大きな個体はそれほど珍しくありませんから、飛びぬけて胴が長いとは言えません。
なお、体長とは胸からお尻までの長さであり尻尾は含みませんが、ラグドールの尻尾は胴と同じくらいの長さがあります。
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ラグドールとメインクーンの大きさの比較
次は、ラグドールとメインクーンの大きさを比較してみましょう。
体重差はわずか
ラグドール 4~7kg
メインクーン 4~8kg
意外にもラグドールとメインクーンの体重差はわずかです。成猫は、だいたい同じくらいの体重があることかわかります。ラグドールとメインクーンを近くで見ると、メインクーンのほうが大きく見えますが、実は同じくらいの体重なのです。
体長は2倍の差がある
ラグドール 50cm
メインクーン 1m
ラグドールとメインクーンの大きさの違いは体長を見れば一目瞭然です。平均体長50cmのラグドールに対して、メインクーンの平均体長はなんと1m、2倍もの差があります。
「世界一胴が長い猫」としてギネスに登録されているメインクーンは大きさのスケールが違います。ラグドールはどんなに大きな個体であっても、胴の長さではメインクーンに敵わないのです。
ラグドールの月齢ごとの体重推移
それでは、ラグドールの月齢ごとの体重推移を見てみましょう。
生後6か月を過ぎるとオスとメスの体重差が大きくなる
月齢 平均体重(kg)
オス メス
1か月 0.5~1.0 0.5~1.0
2か月 1.0~1.5 1.0~1.5
3か月 1.5~2.5 1.5~2.0
4か月 2.0~3.0 2.0~3.5
5か月 3.0~4.0 3.0~4.0
6か月 3.5~4.5 3.0~4.0
7か月 4.5~5.0 3.5~4.0
8か月 4.5~5.5 3.5~4.0
9か月 5.0~6.0 3.5~4.0
10か月 5.0~6.5 3.5~5.0
11か月 5.0~7.0 3.5~5.0
12か月 5.0~7.5 3.5~5.0
生後6か月までのラグドールは、オス、メス共に1か月ごとに500g~1kgずつ体重が増えていきます。生後2~6か月にかけては、オス、メス共に成長のピークであり、毎日のように体重が増加していきます。
そして、生後6か月を過ぎると、ラグドールのオスとメスの体重差が大きくなります。メスは成長が緩やかになり、小さな個体は1歳までに500g程度しか体重が増えません。
一方で、オスは6~12か月の間に1.5~3kgも体重を増えます。成猫のラグドールのオスがメスよりも一回り以上大きいのは、生後6~12か月までの体重の増加度合いが関係しています。
一般的な猫よりも体重増加の度合いが大きいラグドール
一般的な猫の平均体重は生後1か月で400~500gほど、生後3か月で1~1.5kgほど、生後6か月で2.5~3kgほどあります。
一方のラグドールは、生後1か月で500g~1kgと最大で2倍ほどの差があることがわかります。生後3か月では最大で2.5倍、生後6か月では最大で1.8倍の体重差があるのです。
ラグドールは成長が緩やかな猫種ですが、それでも一般的な猫よりも体重増加の度合いが大きいことがわかるでしょう。
ラグドールの体が大きい理由
大きな猫種を交配させて誕生した結果
ラグドールは、20世紀半ばにアメリカのブリーダーが人為的に作り出しました。そのもとになった猫種は、ペルシャ、バーマン、バーミーズです。
このうちバーミーズはスリムな体型の猫種ですが、ペルシャとバーマンはがっしりした猫種です。ペルシャは体格こそ中くらいですが、筋肉がよく発達していて、骨格に重さがあり、全体的にがっしりしています。
バーマンはロングアンドサブスタンシャルに分類されるがっしりした体格の猫であり、ラグドールとそっくりな体つきをしています。
ラグドールの大きな体は、これら3種類の猫を交配させ、育種を進めることで定着していったと考えられています。
ラグドールの成長の決め手は食事
ラグドールが大きく成長する決め手は食事です。大柄な猫種の血を受け継いでいても、成長期に栄養が不足すると体は大きくなりません。
毎日の食事から摂取する三大栄養素であるタンパク質・脂質・炭水化物は、体内でエネルギーに変換されます。これらのエネルギーが全身の細胞に供給されることで、骨や筋肉が発達して体が大きくなり、体重が増えていきます。
順調に体重を増やし、大きな体に成長させるには、子猫のうちから栄養たっぷりのフードを与える必要があります。また、ラグドールは一般的な猫よりも成長に時間がかるので、1歳を過ぎても成長が止まるまで成猫よりも多くの栄養が必要です。そして、栄養価の高い食事によってラグドールは大きな体に成長していきます。
猫は自分で食事内容を決められませんので、飼い主さんが愛猫ラグドールの食事をしっかり管理しましょう。
- イヌ
- ネコ
- 血統種
- ミックス
-
- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
- 5歳
- 6歳
- 7歳
- 8歳
- 9歳
- 10歳
- 11歳
- 12歳
- 13歳
- 14歳
- 15歳
- 16歳
-
- トイ・プードル
- 秋田
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上