一人暮らしで猫を飼う

一人暮らしを始めてから寂しさを感じ、家に帰ったら出迎えてくれて、なおかつ一緒に遊べる存在として、猫を飼いたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし「一人暮らしでも本当に猫を飼えるのだろうか?」と不安に思いますよね。

そこで今回は、一人暮らしで猫を飼う際の5つの条件や、猫を飼うのにかかる費用、一人暮らしでも飼いやすい猫の種類6選などをご紹介します。

一人暮らしで猫を育てていけるのか不安でなかなか踏み切れないという方は、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

一人暮らしで猫を飼う際の5つの条件について

傷付けられた家具

初めに、一人暮らしで猫を飼う際の条件について解説します。

一人暮らしで猫を飼う場合は、最後まで責任を持って世話をできるかどうか、スペースを確保できるか、費用を用意できるかなど、いくつか条件を満たしておく必要があります。

それでは、それぞれ詳しくお伝えします。

 

◆1.きちんと世話をする覚悟があるか 
1つ目は、猫を飼ってしっかり面倒を見る覚悟があるかどうか考えることです。当然猫を始めとするペットは、人間がきちんと世話をしないと生きてはいけません。猫の寿命15年から20年といわれているので、この長い間面倒を見てあげられるのか、今一度自分に問いかけてみましょう。

病気にかかったりケガをしたときには動物病院に連れて行き、トイレ掃除も欠かさず行わなければいけません。また、猫は環境の変化が苦手で、ペットホテルに連日預けるとストレスで体調を崩してしまうおそれがあるため、長期間の外出はできなくなります。

これらを考慮した上で、生涯共に生活をしていけるのかを考えてみてください。

◆2.猫と暮らせる十分なスペースを確保できるか
2つ目が、猫と暮らせるスペースを確保できるかどうかです。

猫は高いところに登ったり下りたりして体を動かすので、あまりに狭すぎると窮屈に感じてストレスが溜まってしまいます。そのためある程度広さがあり、キャットタワーを設置できる高さのある空間が必要です。

また、猫の排泄物のニオイはけっこう強いので、2部屋以上あると寝室とリビングとを分けられるのでおすすめです。

 

◆3.家具などを傷つけられても大丈夫か
3つ目は、猫に家具を傷つけられても問題ないかどうかです。

猫は家具や壁などを爪で引っかく習性があるため、ベッドやソファ、テーブル、イスなどの家具に傷がついてしまう場合があります。特に子猫のときは歯の生え変わりの時期は歯ぐきがむずがゆくなり、硬い素材でできた家具を噛むことがあります。

そのため、家具を傷つけられても気にならないかどうかも大切です。なお、賃貸の場合は必ずペット可の物件を選び、壁紙に保護シールを貼って対策しましょう。

 

◆4.猫を飼うのにかかる費用を捻出できるか
4つ目が、猫を飼うのに発生する費用をまかなえるかどうかです。

猫は比較的費用がかからないペットではありますが、それでもエサ代や医療費、消耗品費などがかかります。また病気持ちの場合は、健康な個体よりも医療費が高くなることが見込まれます。

自分の生活費の中で、ペットにかかる費用を捻出できるかもよく考えておきましょう。

 

◆5.いざという時の預け先があるか
5つ目が、緊急時に飼っている猫を預けられる場所を用意できるかどうかです。

同居人がいない一人暮らしの場合は、自分が入院したときや出張のとき、旅行に行くときなどは人に猫の面倒をみてもらわなければいけません。そのときのことを考え、猫の世話を任せられる家族や友人、ペットシッターを探しておきましょう。

なお、猫を預ける場合は、その子の性格の特徴や注意してほしい点をまとめておくとよいでしょう。

猫を飼うのにかかる費用について

続いて、猫を飼うのにかかる費用について解説します。猫を飼うのにかかる主な費用の平均額は下記のとおりです。

キャットフード・・・2,633円/月
消耗品・・・1,242円/月
治療費・・・7,233円/年
ワクチン接種・・・4,661円/年
ノミ・ダニ予防・・・5,179円/年

猫の販売価格は5万円から50万円以上と幅広く、血統書が付いていると価格は高く設定されます。
オスの去勢手術は1万5,000円から2万5,000円、メスの避妊手術は2万円から3万5,000円ほどかかります。
また、猫を飼っている方の年間の平均支出金額約15万8,000円となっています。

猫を飼う際は、あらかじめかかる費用をシミュレーションしておき、経済的に余裕がある状態で猫を迎え入れましょう。

一人暮らしでも飼いやすい猫の種類6選

次に、一人暮らしでも飼いやすい猫の種類について解説します。

猫は種類によって性格や性質が異なるため、今回は特に一人暮らしの場合でも比較的飼いやすい猫をご紹介します。それぞれの特徴を把握して、どの種類が自分に合いそうか考えてみてください。

◆1.アメリカンショートヘアー 
まず、飼いやすい猫として最も有名なのが、アメリカンショートヘアーです。アメリカンショートヘアーは、元々ネズミ退治のために飼われていたため運動能力が高く、体が筋肉質で頑丈なのが特徴です。性格はおだやかで人懐っこい子が多い傾向にあります。

アメリカンショートヘアーは遊ぶのが大好きなため、たくさん猫と一緒に遊びたいという方におすすめです。また、とても賢くあまり鳴かないため、留守番時の騒音も安心できるでしょう。

アメリカンショートヘア

 

 

◆2.ロシアンブルー
2種類目が、ロシアンブルーです。ロシアンブルーは、光沢のあるシルバーの毛色とエメラルドグリーンの瞳が魅力的です。体型は華奢で足が長く、気品溢れる見た目をしています。

自立心が強くマイペースな性格の子が多くみられるため、留守番をさせてもあまり寂しがらない傾向にあります。ただ、警戒心が強い一面もあるため物件を選ぶ際は、幹線道路の近くや線路沿い、繁華街の近くなど騒音が大きい環境は避け、静かに生活できる物件を選びましょう。

ロシアンブルー

 

 

◆3.ブリティッシュショートヘアー
3種類目は、ブリティッシュショートヘアーです。ブリティッシュショートヘアーもネズミ退治用に飼われていた歴史があり、骨太な体格で運動能力は高いのが特徴です。

ブリティッシュショートヘアーはとても賢くてしつけがしやすく、物静かな性格の子が多くみられるため、ペット初心者の方でも飼いやすいでしょう。また鳴き声も小さい場合が多いため、アパートやマンションに住んでいる方にもおすすめです。

ブリティッシュショートヘア

 

 

◆4.マンチカン
4種類目がマンチカンです。マンチカンは手足が短く小柄な体型が特徴で、短い足でちょこちょこと歩く姿が愛らしく、人気のある種類です。体重は2から4kgと軽いため楽に抱き上げられるので、一人暮らしでも飼いやすいでしょう。

甘えん坊で好奇心旺盛な性格な子が多くみられるため、一緒にいられるときは思い切り遊んであげましょう。やんちゃな面もありますが根は繊細なため、いたずらをしたときも厳しく𠮟り過ぎないように注意してください。

マンチカン

 

 

◆5.スコティッシュフォールド
5種類目はスコティッシュフォールドです。スコティッシュフォールドは、折れ曲がった耳とふくよかな体型が魅力の猫です。通称「スコ座り」と呼ばれる、人間のように腰を丸めた座り方も人気の1つになっています。

スコティッシュフォールドはとても温厚な性格な子が多く、誰に対しても好意的に接してくれることから、猫を初めて飼う人にもおすすめです。また運動量は少なめなため、おっとりとした落ち着きのある子がいいという方に向いています。

スコティッシュフォールド

 

 

◆6.エキゾチックショートヘア
最後は、エキゾチックショートヘアです。エキゾチックショートヘアは、ブサかわな表情と丸みを帯びた体型が魅力的な猫です。ペルシャとアメリカンショートヘアーがかけ合わされているため、ペルシャの顔立ちとアメリカンショートヘアーの短毛を受け継いでいます。

エキゾチックショートヘアはおっとりとしていて物静かな性格で、あまり動かないため、アパートやマンションで飼う場合も安心です。

エキゾチックショートヘア

一人暮らしで猫を飼うときに注意するべき5つの点

猫が落ち着ける環境

最後に、一人暮らしで猫を飼うときに注意すべき点ついて解説します。

一人暮らしの場合は、留守番をさせる時間が長くなる傾向にあるので、留守番中にケガをしたり脱走したりしないよう注意が必要です。

一人暮らしで猫をお留守番させるときに、注意点と対策について解説します。

◆1.留守番をしているときに快適に過ごせる環境を整える
1つ目は、猫が留守番をしているときに、心地良く過ごせるよう環境を整えておくことです。

留守番時に退屈しないようにキャットタワーの設置や、爪とぎ器を用意するなど、自分で体を動かしたり身だしなみを整えられるよう、猫用グッズを用意しておきましょう。また、自動給餌器を用いて、時間が来たらエサが出てくるようにセットしておけば、飼い主が不在のときでもエサを与えられます。

 

◆2.猫が脱走しないように気をつける
2つ目は、猫が自宅から脱走しないように注意することです。猫はジャンプ力が高くて体が柔らかいため、窓を開けておくと簡単に屋外に出てしまいます。

そのため、外出時の際は必ず施錠し、玄関や窓に柵や網戸を設置するなどして対策しましょう。なお、たまには外の空気を吸いたいだろうと屋外に放してしまうと、交通事故に遭ったり、ほかの猫とのケンカによりケガを負ったりする危険性があるので、室内で飼うのがおすすめです。

 

◆3.危険な物に触れないように工夫する
3つ目は、猫がケガをする可能性がある物は置いておかないようにしましょう。
例えば、ハサミやガラス製品、陶器の器などケガのおそれのある物や、コンセントや配線のような感電する危険性があるものは、家具の裏に隠しておくか、コンセントや配線はカバーを付けておきましょう。

また、浴槽の中に誤って落ちて溺れてしまわないよう、フタを閉めておくか水を抜いておきましょう。

 

◆4.猫に害がある食べ物を与えない
4つ目が、猫に害のある食べ物は与えないことです。猫にとって害のある食べ物は主に下記が挙げられます。

玉ねぎ
ニラ
ニンニク
甲殻類・貝類
加工食品(ハムやソーセージなど)
チーズ
ブドウ

玉ねぎやニラ、ニンニクは呼吸器に悪影響を与え、エビやカニなどの甲殻類・貝類は皮膚病を発症するおそれがあります。また、人間の食事は猫にとって塩分が多く、肝臓や心臓、泌尿器の病気になりやすいため、与えないようにしましょう。

 

◆5.夏場は熱中症に気をつける
5つ目が、気温の高い夏場は熱中症にならないよう注意することです。猫は体が毛で覆われているため寒さには強いのですが、暑さに弱いので気温の高くなる夏場は外出中も必ずクーラーをつけておきましょう。

また、脱水症状にならないよう、給水機の残量をチェックしておいてください。

まとめ

今回は、一人暮らしでも猫を飼うための条件ついてお伝えしましたが、まとめると以下のとおりです。

・きちんと世話をする覚悟はあるか
・猫と暮らせる十分なスペースを確保できるか
・家具などを傷つけられても大丈夫か
・猫を飼うのにかかる費用を捻出できるか
・いざというときの預け先があるか

一人暮らしでも猫を飼うことは可能ですが、きちんと最後までお世話ができるのか、飼育にかかる費用をまかなえるのかなど、よく考えてから飼うことを検討しましょう。一人暮らしでも飼いやすい種類の猫を選び、猫を飼うときの注意点に気をつけながら、ペットと充実した毎日を過ごしてくださいね。

 

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