
愛犬の健康や美しさを保つために欠かせないのが、日々のブラッシング。
でも、「どれくらいの頻度でブラッシングすればいいの?」「ブラッシングのタイミングやコツは?」と悩んだことはありませんか?
この記事では、ブラッシングの頻度や愛犬が喜ぶやり方、そして子犬期から始められるケアのポイントなどわかりやすく解説します。
- 犬のブラッシングは毎日やるべき?
- おすすめのブラッシング用品
- ブラッシングする際の注意点
- ブラッシングを嫌がるのは飼い主のせい!?
- 子犬期のブラッシングのポイント
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犬のブラッシング頻度や時間の目安は?
ブラッシングの頻度や時間は、犬種や被毛のタイプによって異なります。下の表を参考に、愛犬に合ったお手入れの目安を確認してみてください。
犬種・被毛タイプ | 推奨ブラッシング頻度 | 換毛期の頻度 | 1回の目安時間 |
長毛種 | 毎日 | 毎日 | 5〜10分(必要に応じて分割) |
短毛種 | 週1〜2回 | ほぼ毎日 | 5〜10分 |
巻き毛・抜け毛が少ない犬種 | 2〜3日に1回 | 状況に応じて増やす | 5〜10分 |
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なぜ犬にはブラッシングが必要なの?
犬にブラッシングが必要な理由はいくつかあります。
その必要性は、見た目を整えるだけでなく、健康維持や飼い主さまとの関係づくりにも深くかかっています。詳しく見ていきましょう。
被毛の状態を整えるため
ブラッシングは被毛に付いた汚れや埃を取り除き、毛並みを整える効果があります。これにより被毛が清潔に保たれ、絡まりや毛玉ができるのを防ぐことができます。
特に抜け毛が多い換毛期には、ブラッシングで余分な毛を取り除くことで皮膚の通気性をよくし、皮膚トラブルの予防にもつながります。
健康状態の確認のため
ブラッシングをしながら犬の体に触れることで、皮膚の状態やしこり、傷、寄生虫(ノミやダニ)などに気付くことができます。フケが出ていないか、皮膚や被毛に異常がないかなども確認できます。
日ごろからブラッシングを行うことで病気の早期発見につながり、迅速な対応が可能になります。
愛犬との絆を深められる
ブラッシングは愛犬との大切なコミュニケーションの時間となります。
やさしく声をかけながら、気持ちいいと感じる場所をブラッシングしてあげることで、愛犬は安心感を得て飼い主さまへの信頼感を深めます。
ブラッシングを通して触れ合う時間は、愛犬にとって「気持ちいい」「楽しい」と感じる時間となるでしょう。
お部屋の掃除が楽になる
定期的にブラッシングを行うことで、抜け毛を効率的に取り除くことができます。これにより、部屋に散らばる抜け毛の量を減らすことができ、日々の掃除が楽になります。
抜け毛が多い換毛期には、こまめなブラッシングがお部屋をきれいに保つうえで非常に有効です。
おすすめのブラッシング用品5選!

犬の被毛のタイプや目的に合わせて適切なブラッシング用品を選ぶことが大切です。ここでは、一般的に使用されるおすすめのブラッシング用品を5種類ご紹介します。
ラバーブラシ
ラバーブラシはゴム製のブラシで、主に短毛種のブラッシングに適しています。やさしくマッサージする効果もあり、血行促進も期待できます。
抜け毛や汚れを絡め取るように使用します。
ピンブラシ
ピンブラシは、金属や竹などのピンが付いたブラシで、さまざまな被毛の長さに対応できます。毛のもつれをほぐしたり、毛並みを整える際に使用します。
長毛種の日常的なブラッシングにも適しています。
スリッカーブラシ
スリッカーブラシは、細い金属ピンがたくさん付いたブラシで、抜け毛やもつれを効果的に取り除くのに優れています。特に換毛期には多くの抜け毛を取り除くのに役立ちます。
ただし、皮膚に強く当てすぎると傷つける可能性があるため、やさしく使う必要があります。
獣毛ブラシ
獣毛ブラシは、猪や豚などの天然毛を使用したブラシで、被毛に艶を出す効果があります。仕上げ用として使うことで、毛並みを美しく整えることができます。
ブラッシングの最後に使用するのがおすすめです。
コーム
コームは、毛のもつれや毛玉を丁寧にほぐしたり、ブラッシングの仕上げに毛並みを整えたりするのに使用します。目の粗いものと細かいものがあり、用途に応じて使い分けます。
コームが引っかかる場合は、まだもつれや毛玉が残っているサインなので、再度スリッカーブラシなどでほぐしましょう。
基本的なブラッシング方法

ここでは基本的なブラッシング方法をご紹介します。正しい手順でブラッシングすることで、愛犬にとって心地よくリラックスできる時間となるでしょう。
1.リラックスできる環境を用意する
ブラッシングを始める前に、愛犬がリラックスできる静かな場所を選びましょう。床や飼い主さまの膝の上など、愛犬が安心できる体勢で行うのがおすすめです。
やさしく声をかけながら、愛犬が落ち着いている状態であることを確認します。
2.毛玉をほぐす
ブラッシングを始める前に、被毛に毛玉がないか確認します。
毛玉がある場合は、無理に引っ張らず指でやさしくほぐしたり、毛玉取りスプレーを使用したりして取り除きましょう。
毛玉を無理にとかすと痛みを伴い、ブラッシングを嫌がる原因になります。
3.ゆっくりブラッシングする
ブラシは毛並みに沿ってやさしくゆっくりと動かします。
犬が気持ちいいと感じやすい首周りや前胸、耳の付け根あたりから始めると良いでしょう。お腹や足先など、犬が敏感な部分は様子をみながら行います。
力を入れすぎず、ブラシの先が皮膚に強く当たらないように注意しましょう。
4.コームで仕上げる
全体をブラッシングした後、コームを使って毛並みを整えます。
コームを根元から毛先にゆっくりと通し、もつれや取り残した抜け毛がないか確認します。コームがスムーズに通れば きれいにブラッシングできているサインです。
顔周りは特に慎重に行い、目に当たらないように注意しましょう。
犬の被毛のタイプ別ブラッシング方法
犬の被毛は犬種によってさまざまで、それぞれに適したブラッシング方法があります。被毛のタイプに合わせたケアを行うことで、より効果的にブラッシングができ、愛犬の快適さを保つことができます。
長毛種のブラッシング
トイ・プードルやシー・ズーなどの長毛種は、毛が絡まりやすく毛玉ができやすいため、毎日の丁寧なブラッシングが必要です。
スリッカーブラシやピンブラシで毛のもつれや毛玉をやさしくほぐし、抜け毛を取り除きます。毛をかき分けて皮膚の近くからブラッシングすることで、皮膚の健康も維持できます。
仕上げにコームや獣毛ブラシで毛並みを整え、艶を出します。
短毛種のブラッシング
チワワ(スムース)や柴犬、ラブラドール・レトリーバーなどの短毛種は、比較的ブラッシングの手間はかかりませんが、定期的なケアが大切です。
ただし短毛種でも、ダブルコートの犬種は換毛期に多くの抜け毛が発生します。
ラバーブラシを使って皮膚をやさしくマッサージしながら、抜け毛や汚れを取り除くのが効果的です。
短毛種でも抜け毛が多い犬種の場合、スリッカーブラシやピンブラシを使用する場合もありますが、皮膚を傷つけないように注意が必要です。
最後に獣毛ブラシで整えると艶が出ます。
犬がブラッシングを嫌がる理由

犬がブラッシングを嫌がる理由を知ることは、愛犬が安心してブラッシングを受け入れてくれるようにするための第一歩です。
嫌がる理由の多くは、過去の痛い思い出や不快な経験にあります。
- 毛玉を無理やり引っ張られた
- ブラシの先が皮膚に強く当たった
- 静電気が発生してパチパチした
こうした経験があると、ブラッシングに対してネガティブな印象をもち、「嫌なこと」と学習してしまいます。
単純に体に触られることに慣れていない場合や、ブラッシングの時間に遊びたい気持ちが勝ってしまうことも、ブラッシングを嫌がる行動につながる場合があります。
愛犬がブラッシングを嫌がる様子がみられたら、まずはこれらの可能性を考慮し、原因に応じた適切な対応を行うことが大切です。
ブラッシングの際の注意点
愛犬にとってブラッシングが安全で気持ちいい時間になるように、いくつか気をつけたいポイントがあります。ここでは3つご紹介します。
なるべく短時間で終わらせる
犬の集中力は長く続きません。ブラッシングは、犬が飽きて嫌がる前に手早く済ませることが大切です。
ブラッシングに慣れていない犬や子犬の場合は、最初は数分から始め、徐々に時間を延ばしていくようにしましょう。
毎日少しずつ行うほうが、まとめて長時間行うよりも犬への負担が少なくなります。
やりすぎや力加減に注意
力加減も非常に重要です。
特にスリッカーブラシなど刺激の強いブラシを使う際は、皮膚に強く押し当てたり、同じ場所を何度も繰り返しブラッシングしたりしないように注意しましょう。
過剰なブラッシングは皮膚を傷つけたり、必要な油分を取り除いてしまったりする可能性があります。犬の皮膚は人間よりも薄くデリケートであることを常に意識し、やさしいタッチで行いましょう。
終わったらたくさん褒める
ブラッシングが終わったら、愛犬をたくさん褒めてあげたり、おやつなどのごほうびを与えたりしましょう。前向きな方法は、犬がブラッシングを好きになるための重要な要素です。
これにより、愛犬はブラッシングが良い経験であると学習し、次のブラッシングにも前向きに取り組むようになります。
子犬から始めるブラッシング

子犬のうちからブラッシングに慣れさせることは、将来的にスムーズなお手入れを行うために非常に重要です。
子犬の時期に良い経験をすることで、ブラッシングを嫌がらない子に育ちます。
子犬のブラッシングはいつから始める?
「子犬のブラッシングはいつから始めればいいの?」と悩む飼い主さまも多いでしょう。
目安としては、子犬を家に迎え、新しい環境に慣れてきたころが始めどきです。
生後2〜3か月ころから、無理のない範囲で少しずつブラッシングに慣らしていくとスムーズです。
まずは体に触れることに慣れさせる
最初はブラシを使わず、体をやさしくなでるように触るところから始めましょう。
特に足先や口周り、耳の中など、触られるのを嫌がりやすい部分も少しずつ慣らすのがコツです。
ブラシに慣れさせるステップ
体に触れることに慣れてきたら、ブラシをみせたり、ブラシの背中で軽く体に触れることから始めましょう。
ブラシへの抵抗感がなくなったら、背中など触られやすい部分から実際のブラッシングをスタートします。
ブラッシング中はやさしく声をかけ、終わった後はたっぷり褒めてあげましょう。
まとめ|ブラッシングは愛犬との大切な時間に
犬のブラッシングは、被毛や皮膚の健康維持、病気の早期発見、そして愛犬とのコミュニケーションを深めるために欠かせない日々のケアです。少しずつ慣れさせることで、ブラッシングが日常の楽しい習慣になっていきます。
愛犬が「ブラッシングは気持ちいい時間」と感じられるよう、やさしく愛情を込めて続けていきましょう。
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