「癌になりやすい犬種は何?」
「犬の癌を防ぐためにできることは?」
飼い主さまの中には、愛犬が癌にならないかどうか、心配な方もいるのではないでしょうか。犬の癌は、悪性度によっては死にいたることも多いため、日常生活から対策しておく必要があります。
- なぜ犬は癌になるのか?
- 癌になった犬の初期症状や余命
- 犬は何歳ごろから癌になりやすいのか
- 犬の癌治療にかかる費用はどれくらい?
- 癌を予防するにはどんな食事がいいか
- チューリッヒの「犬のがん保険」のメリット
本記事では、犬の癌についてなりやすい犬種や治療費用、飼い主さまができることについて詳しく解説します。
おすすめのペット保険についても、あわせて解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
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まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。
癌(がん)になりやすい犬種は?
癌になりやすい犬種は以下のとおりです。
- ゴールデン・レトリーバー
- ラブラドール・レトリーバー
- フレンチ・ブルドッグ
- ミニチュア・シュナウザー
- シー・ズー
ただし、上記以外の犬種でも癌になることはあります。
犬の癌は全犬種に起こりうる病気です。
愛犬が上記のなりやすい犬種に該当しなくても、日々体調を観察して、異変があればすぐに動物病院に連れていくようにしましょう。
ゴールデン・レトリーバーはなぜ癌(がん)になりやすいの?
ゴールデン・レトリーバーは癌になりやすい犬種といわれていますが、明確な理由は明らかになっていません。犬種特有の遺伝的要因が考えられます。
ゴールデン・レトリーバーは、骨肉腫や組織球肉腫といった悪性度の高い腫瘍になりやすいので注意が必要です。
また、2〜3歳の若年齢でも発生するおそれがあるため、若い年齢でも安心できません。ゴールデン・レトリーバーの飼い主さまは、愛犬の体調変化には常に気をつけるようにしましょう。
犬の癌は保険適用される?チューリッヒのペット保険とは?
犬の癌は、ほとんどの場合、保険適用されます。特に癌の治療には、抗がん剤治療や放射線治療などの高額な治療費が必要です。
ペット保険に加入していれば、治療費が一定割合で負担されるので、飼い主さまには加入をおすすめします。
中でもチューリッヒのペット保険「犬のがん保険」は、癌に強いペット保険です。
補償割合100%で犬の癌・良性腫瘍・骨折・脱臼を補償できます。癌などの高額治療に特化したペット保険を選びたい方は、加入を検討してみると良いでしょう。
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そもそも犬の癌(がん)はどんな病気?
癌とは、体の中の細胞が、自律的に過剰に増殖する状態のことを指します。通常、異変がある細胞が増殖している際には、体の中の制御システムが働き、増殖を抑えます。
しかし、癌は体の制御システムでは抑制されず、増殖を続けてしまいます。遺伝子の突然変異によってあらわれる「死なない細胞」だといえます。
結果として、がん細胞が周囲の組織に入り込んでいったり、血流やリンパ管の流れによってほかの箇所に転移したりして体を侵食します。
犬の亡くなる原因は癌(がん)が第1位って本当?
犬が亡くなる原因の1位は癌です。TOP5は以下のとおりです。
- 癌
- 心臓病
- 腎不全
- てんかん発作
- 肝疾患
高齢犬ほど癌になりやすいので、早期発見・治療ができるように定期検診をこまめに行いましょう。
犬の癌(がん)の原因は?なぜ犬は癌になるの?
犬の癌の原因はさまざまです。
考えられる原因としては以下のとおりです。
- 遺伝的要因
- ホルモン
- 環境因子
- ワクチン
ほとんどの癌が発生する原因は明確ではないのですが、乳腺癌や肛門嚢腺癌などの一定の癌については、性ホルモンが関与しているといわれています。
犬種によってなりやすい癌もあるので、愛犬のなりやすい癌や症状を一度チェックしてみると良いでしょう。
【犬の癌の症状】初期症状や見分け方は?
犬の癌の症状は、癌の種類によってさまざまであり、以下のような症状がみられます。
- 元気、食欲の低下
- 呼吸困難
- 嘔吐、下痢
- けいれん発作
- 多飲多尿
- 腹囲膨満
- 体表のしこり、イボ
こうした症状がみられた際には、一度動物病院を受診しましょう。膵炎や胃腸炎などの内臓疾患の可能性もありますが、癌の可能性もあります。
癌は徐々に体の中のがん細胞が増殖していく病態なので、初期症状は明確ではなく、わかりづらいことがほとんどです。
飼い主さまは、愛犬の様子がいつもと違うと感じた際には、動物病院を受診しておくのがおすすめです。
犬の癌の種類はさまざまであり、症状も多種多様です。また、「血液検査では異常がないけど、レントゲンや超音波検査で調べてみると癌があった」ということも多々あります。犬の癌は、なかなか早期発見が難しい病気であるため、積極的に定期検診を行い、血液検査以外の身体チェックも怠らないよう気をつけましょう。
犬の癌(がん)が進行すると…?余命はどれくらい?
犬の癌の種類によって余命はさまざまですが、無治療の場合1〜2か月で命を落とす場合もあります。
抗がん剤治療や放射線治療を行っても、効果が認められず、半年ほどで命を落とす場合もあるのです。
人間と比較して犬の癌の成長スピードは早いため、なるべく早期に発見して治療を開始しなければなりません。
リンパ腫や白血病の種類によっては、抗がん剤が効果を発揮し、日常生活を不自由なく過ごせるレベル(寛解状態)になることもありますが、再発するリスクもあるので、厳重な経過観察が必要です。
【獣医師が回答】犬の癌(がん)に関するQ&A!
ここでは、犬の癌に関する質問についてお答えしていきます。
- 犬にはどんな種類の癌が多いの?
- 犬は何歳ごろから癌になりやすい?
- 犬が癌になったら痛みはあるの?
それぞれについて詳しく解説します。
Q1.犬にはどんな種類の癌が多いの?
A. 犬の腫瘍で圧倒的に多いのは乳腺癌(乳腺腫瘍)です。乳腺癌は、女性ホルモンであるエストロジェンが原因となって発生する腫瘍です。高齢の未避妊雌に多い腫瘍であり、乳腺にしこりやイボが発生し、肺に転移する危険性があります。
予防するためには、早期の避妊手術を行う必要があるので、将来愛犬に子どもを産ませるつもりがないのであれば、予防的に避妊手術をしておくのがおすすめです。
Q2.犬は何歳ごろから癌になりやすい?
A. 犬に癌が増えてくる年齢は中高齢の6〜8歳以上です。歳をとるごとに癌の発生率は高まります。
骨肉腫や肥満細胞腫といった腫瘍は2〜3歳の若い年齢でも発症した事例があります。良性の腫瘍である皮膚組織球腫は、若齢の犬でみられやすい疾患です。
犬の癌は、どの年齢でも起こりうる病気ではあるので、若いころから定期的に病院にかかり、定期検診を受けておくことをおすすめします。
Q3.犬が癌になったら痛みはあるの?
A. 犬が癌になった際には、癌の種類や大きさ、進行度合いによりますが、痛みを発する場合があります。たとえば、乳腺腫瘍が進行して腫瘍が破裂(自壊)した場合には、激しい痛みを呈することがほとんどです。
癌の初期段階では、特に痛みがなくても進行し、大きくなってほかの臓器を圧迫したり、破裂したりした際には激しい痛みが伴います。まだ癌が小さな初期段階で、手術により摘出することが大切です。
犬の癌(がん)の検査方法
犬の癌では、以下のような検査が行われます。
- 触診
- 血液検査
- 超音波検査
- レントゲン検査
- CT、MRI検査
- 細胞診検査
- 病理組織学的検査
こうした検査をもとに総合的に癌を診断していきます。血液検査だけでは癌の有無がわからない場合がほとんどであるため、定期検診の数値が良くても安心はできません。
ときには、超音波検査やレントゲンなどの画像検査も行うよう心がけてください。
犬の癌(がん)の治療方法
犬の癌の治療方法は以下のとおりです。
- 外科手術
- 抗がん剤治療
- 放射線治療
これらの治療方法を組み合わせて治療を進めていきます。癌の種類によっては、外科手術をした後に、抗がん剤治療や放射線治療を行わなくてはならない場合もあります。
ただし、抗がん剤治療や放射線治療には副作用があります。愛犬のQOL(生活の質)を考慮して治療方針を考えていきましょう。
犬の癌は高額な治療費用がかかる?手術費用はいくら?
犬の癌の治療費用は高額です。外科手術代のみで10〜20万円ほどする場合がほとんどでしょう。
癌の種類や進行度によっては、抗がん剤治療や放射線治療を行う場合があるので、さらに高額な治療費用が必要です。
放射線治療をするならば、専用の施設を受診する必要があり、費用も全体で50〜100万円ほど必要になるでしょう。
抗がん剤治療をするにしても、1か月あたり5〜10万円の出費は避けられません。愛犬に積極的な癌治療を行いたい場合には、高額な治療費がかかることを把握しておきましょう。
犬の癌の予防方法は?ならないために何をすればいい?
犬の癌を100%予防することは不可能です。ただし、日常生活で以下の点に気を付けることで、ある程度の予防効果を期待できます。
- 避妊手術
- 定期的な運動
- 食事管理
- ストレス軽減
- 定期検診
性ホルモンは、乳腺癌などの癌の発生に関与するため、予防したい方は避妊手術を行いましょう。定期的な運動や食事管理を行い、肥満を防いだり、腸内環境を整えたりしておくことも大切です。
タバコの受動喫煙や室温などの飼育環境のストレスも、病気や癌の原因となります。癌を予防するためには、日常生活でも上記の点に気を付けて定期検診を受けましょう。
犬の癌予防のためにはどんな食事がいい?
犬の癌を予防するためには、食餌管理が重要です。癌を予防するための食事のポイントは以下のとおりです。
- 炭水化物(糖質)を控える
- タンパク質を積極的に摂取する
- 必須脂肪酸を摂取する
- ビタミン、ミネラルバランスを意識する
特に炭水化物(糖質)はがん細胞の発育の原因となります。なるべく摂取は控えておくのが大切です。必要なカロリーを補うために、良質なタンパク質と脂質を摂取するようにしましょう。
ビタミンやミネラルバランスを意識した食事を行うことで、体の中の免疫が整えられ、癌の発生を抑えられます。
癌の高額治療に備えてペット保険加入も検討しよう!
犬の癌では、高額な治療費が必要です。外科手術だけでなく、抗がん剤治療や放射線治療を行う際には50〜100万円程度の出費も考えられるでしょう。
このような高額な治療費が突然必要になったら、自費から捻出するのが難しい場合もあるかもしれません。高額な治療費に備えてペット保険に加入しておきましょう。
ペット保険に加入しておくと、万が一、高額な治療費を支払わなくてはいけないときでも、保険会社が一定割合で治療費用を負担してくれます。
愛犬に最善の治療を行うためにも、ペット保険への加入はおすすめです。
チューリッヒのペット保険「犬のがん保険」とは?
チューリッヒのペット保険「犬のがん保険」では、犬の癌に対して充実した補償を受けられます。ここからは、チューリッヒのペット保険の補償内容や特徴、注意点をそれぞれ解説していきます。
チューリッヒのペット保険の補償内容
チューリッヒのペット保険には、「犬のがん保険 脱臼ありプラン」と「犬のがん保険 脱臼なしプラン」の2つの補償プランがあります。
補償プラン | 補償対象 |
犬のがん保険 脱臼ありプラン | 癌・良性腫瘍・骨折・脱臼 |
犬のがん保険 脱臼なしプラン | 癌・良性腫瘍・骨折 |
他社のペット保険では、ケガや病気などを幅広く補償するプランが多くありますが、当保険は補償対象を少なく絞っています。
その分、「癌などの高額治療に特化している」という強みがあるペット保険です。
チューリッヒのペット保険の特長
チューリッヒのペット保険では、補償範囲を絞ることで補償割合100%を実現しています。
他社のペット保険では、補償割合50〜70%であることが多く、比較的めずらしいタイプのペット保険です。愛犬が癌になってしまった際にも、治療費は補償割合100%でカバーされます。
また、保険金の1日あたりの支払限度額や、年間の回数制限が設定されていない点も大きな特長です。
癌の治療では、高額な治療費がかかります。しかし、チューリッヒのペット保険は、年間支払限度額100万円以内なら、制限なく使えるため高額治療になっても安心です。
チューリッヒのペット保険の気になる点
チューリッヒのペット保険に加入する際には、知っておくべきポイントがあります。大きく「免責金額」と「通算支払限度額」が挙げられます。
免責金額(自己負担額)が3万円と定められていて、治療費の1回のお会計が3万円を下回る場合は、補償対象外となるため注意が必要です。
また、初年度契約から継続する保険期間中の通算支払限度額(診断書等費用を含む)は300万円となっています。
300万円以上は保険金が支払われない点も、あらかじめ把握しておきましょう。
付帯サービスは犬の散歩アプリ「onedog」
チューリッヒのペット保険の付帯サービスとして、犬の散歩アプリ「onedog」が挙げられます。スマホで犬の散歩の記録やお世話の記録ができるアプリです。
ほかにもワクチン接種済証、鑑札番号、など基本情報を管理し、必要なときにすぐに提示可能です。
狂犬病予防接種やノミ・ダニ予防の時期をプッシュ通知でリマインドしてくれるため、忘れる心配がありません。
健康管理から予防管理まで全てスマホで管理できるのは大きなメリットです。
まとめ│犬の癌は高額治療になりやすいため備えが必要!
本記事では、癌になりやすい犬種について詳しく解説しました。
犬の癌の治療法や費用等の概要を復習しておきましょう。
- 癌になりやすい犬種はゴールデン・レトリーバーなど
- 治療法は「外科手術」「抗がん剤治療」「放射線治療」
- 手術費用は10〜20万円、さらに高額になる可能性あり
- 高額な治療費に備えペット保険に加入すると安心
- チューリッヒの「犬のがん保険」は高額治療に特化
犬の癌では高額な治療費が必要になります。愛犬に満足いく治療が行えるようにペット保険に加入して、高額な治療費に対応できるようにしておきましょう。
また、犬の癌は普段の生活からも、ある程度は予防を期待できます。飼い主さまは、本記事で紹介した内容を参考に、愛犬の健康な生活を維持してあげてください。
※動物病院は自由診療のため、医療費が高額になる可能性があります。
ペット保険に加入していなければ、全額を自己負担で支払わなければなりません。
万が一の備えとしてペット保険に加入しておくと安心です。
また保険選びで迷われている方は、ペット保険の保険料や条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。
- イヌ
- ネコ
- 血統種
- ミックス
-
- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
- 5歳
- 6歳
- 7歳
- 8歳
- 9歳
- 10歳
- 11歳
- 12歳
- 13歳
- 14歳
- 15歳
- 16歳
-
- トイ・プードル
- 秋田
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上