犬の熱中症による死亡率

犬は暑さに弱く、熱中症になりやすいといわれています。

熱中症になると命の危険にさらされるだけでなく、さまざまな合併症や後遺症が残ってしまうリスクがあるため、愛犬を熱中症にさせないためには飼い主さまの予防・対策が重要です。

【この記事でわかること】

  • 犬の熱中症による死亡率
  • 熱中症の初期~重度までの症状
  • すぐできる熱中症の応急処置法
  • 熱中症リスクの高い7つの犬種・特徴
  • 熱中症対策におすすめなグッズ3選

 

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まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。

目次

犬の熱中症とは?死亡率・致死率が高く突然死にいたることも

熱中症とは、体に熱がこもり体温調節がうまくできなくなってしまう病気です。

犬は皮膚に汗腺がなく汗をかくことができないため、パンティング(口を開け舌を出しながらハァハァと浅く速い呼吸すること)によって熱を逃がし体温を調節しています。

犬の熱中症の死亡率は約50%と非常に高く、たった数分で突然死するケースもあることから、熱中症の疑いがある場合にはすぐに応急処置をして動物病院を受診しましょう。

【犬の熱中症の原因】何度から危険?耐えられる気温は?

犬の熱中症の原因

犬の熱中症の主な原因は、次のとおりです。

  • 高温多湿
  • 過度な運動
  • 暑い時間のお散歩
  • 放熱能力の低下

基本的に犬は暑さに弱く、気温26℃・湿度60%を超えると熱中症のリスクが高くなるといわれています。

また、犬の平熱は小型犬で38.6~39.2℃、大型犬で37.5~38.6℃ほどであり、体温が40.5℃を超える場合は命の危険がともなう高体温状態です。

特に短頭種や肥満体型の犬、持病をもっている犬などは熱中症のリスクが高いため注意しましょう。

 

犬の熱中症は室内でも発生する

犬の熱中症は屋外だけでなく、室内でも発生することがあるため注意が必要です。

暑い時期にエアコンを付けずに外出したり、エンジンを止めた車のなかで犬をお留守番させたりすると、高温多湿環境が原因で熱中症になる可能性があります。

室内における熱中症でも死亡したケースが報告されているため、短時間であっても冷房のない室内や車内に犬を置いていくことは避けたほうが良いでしょう。

犬の熱中症を初期症状と重症に分けて解説

犬が熱中症になると、どのような症状があらわれるかご存じでしょうか?

軽症~重症までさまざまな症状があり、暑い時期にはしっかりと熱中症対策をしたうえで犬の状態をよく観察することが大切です。初期症状で発見できれば回復も早い一方で、重度まで進行してしまうと命の危険がともないます。

ここでは、犬の熱中症の症状を初期症状(軽症)と重症に分けて解説していきます。

 

初期症状・軽度の症状

犬の熱中症の初期症状は、次のとおりです。

  • 呼吸(パンティング)が荒く、よだれが多い
  • 心拍数がいつもより高い
  • 頭や体が熱い
  • 元気がなく、ぐったりしている
  • ふらつく
  • 食欲や飲水欲がない

特に屋外では、飼い主さまにとってはそれほど暑く感じなくても、犬は地面に近いため、地面からの熱の影響を大きく受けることがあります。

上記のような症状がみられたら、涼しい場所へ移動しすぐに応急処置をはじめましょう。

 

重症・重度の症状

犬の熱中症が重症化すると、次のような症状があらわれます。

また、この中でもよくみられる症状をピックアップして具体的に解説しますので参考にしてください。

  • 嘔吐や下痢
  • 吐血、血尿、血便
  • 立てない、ふらつく
  • 歯肉が白くなる
  • 舌が青紫色になる(チアノーゼ)
  • 痙攣(けいれん)
  • 意識消失

体温上昇とともに体内の水分が失われると脱水症状になり、血液の循環機能が低下します。

熱中症は時間の経過とともに悪化していきます。上記のような命の危険がともなう重篤な症状がみられたら、応急処置をしながら速やかに動物病院を受診しましょう。

 

◆嘔吐(吐く)・下痢

嘔吐や下痢の症状がある場合には脱水症状が進行しやすいため、すぐに動物病院で治療を受けましょう。

また、熱中症が重症化すると体のあらゆる臓器がダメージを受けるため、吐血、血尿、血便など、排泄物に血液が混じることもあります。

 

◆立てない・ふらつき

歩行時のふらつきや自力で立ち上がれないといった症状も、犬の熱中症でよくある症状のひとつです。

なんとか歩けていたとしても、いつもより元気がない、ぐったりしているといった場合には、熱中症のサインかもしれません。

 

◆痙攣・意識消失

熱中症の重症例では、痙攣(けいれん)や意識がない、呼びかけに反応しないといった症状がみられるケースもあります。

短時間で死亡してしまう可能性が高く、命の危険が差し迫った深刻な状態です。

 

重度の熱中症は合併症や後遺症が残ることも

重度の熱中症ではさまざまな合併症が引き起こされるため、死亡率が高いといわれています。熱中症にともなう合併症の例は次のとおりです。

  • 循環不全
  • 呼吸不全
  • 急性腎障害
  • 血液凝固障害
  • 中枢神経障害

また、動物病院で治療を受けて回復しても、下記のような後遺症が残る可能性もあります。

  • 腎障害
  • 肝障害
  • 脳障害
  • 行動異常
  • 肺水腫
  • 心不全

合併症や後遺症のリスクを理解したうえで、まずは熱中症にさせないために予防や対策をしっかり行いましょう。

 

◆多臓器不全に陥ってしまったら

重度の熱中症にともなう合併症が引き起こされると、複数の臓器で機能障害が起こり、脳障害を含む多臓器不全という深刻な状態に陥ります。

多臓器不全になってしまうと死亡する可能性が非常に高く、延命治療ができたとしても完治することはありません。

死亡してしまうケースでは、最期に発作やけいれん、失禁、失神などがみられ、泡を吹いて亡くなることもあります。

獣医師のアドバイス

~犬の熱中症の見分け方~犬の熱中症を見分けるポイントは、いつもと違う様子がないかよく観察することです。呼吸の荒さや体温、食欲・飲水欲などをしっかり観察し、初期のうちに発見して対応できれば、熱中症による合併症や深刻な後遺症のリスクを下げられるかもしれません。

また、飼い主さまが気をつけていても熱中症になってしまうケースもあるため、早期発見・早期治療を心がけ、「熱中症かも?」と思ったら速やかに動物病院を受診してください。

犬の熱中症のタイムリミットは?すぐできる応急処置法

犬が熱中症になってしまったら、発症から長くても1時間半以内を目安に動物病院を受診しましょう。1時間半を超えてしまうと合併症のリスクが高まるといわれています。

また、動物病院へ向かう前や向かっている最中に

  • 体を冷やす
  • 水を飲ませる

などの応急処置を行うことが大切です。

外出先では、涼しい場所に移動させ常温のペットボトルの水を犬の体全体にかけたり、濡らしたタオルを体に巻いたりして冷やすと良いでしょう。

室内では、エアコンや扇風機を使用して室温を下げながら、常温のシャワーを犬の体全体にかけつづけるのが効果的です。

いずれも冷水で体を急激に冷やしてしまうと、末梢血管が収縮して放熱能力が下がり、逆効果になってしまうため注意しましょう。

 

犬の熱中症はどこを冷やせばいいの?

犬の体を冷やす際には、以下の太い血管がある場所を中心に冷やしましょう。

  • 大腿部の内側(内もも)
  • 腋窩(わき)
  • 首(のど側)
  • 腹部

保冷剤や凍らせたペットボトル飲料をタオルで包んであてたり、全身に水をかけたあと扇風機で風を送ったりするのも効果的です。

 

また、応急処置によって犬の体調が回復したように見えても、体内では熱中症の影響でさまざまな臓器にダメージが及んでいる可能性もあります。自己判断せず、かならず獣医師の診察を受けるようにしましょう。

犬の熱中症の治療方法

動物病院では、熱中症の症状に応じてさまざまな検査や治療を行います。

治療方法の一例としては、

  • 酸素吸入
  • 冷却

などの処置のほか、脱水改善のための点滴治療やショック症状、脳炎予防のためのステロイド剤投与などがあります。

犬が熱中症になってしまったら、一刻も早く動物病院で治療を受けることが大切です。

軽症の場合は数回の通院で済むケースがほとんどですが、重症になると入院したり長期的な通院が必要になったりするケースも多くみられます。

犬の熱中症の治療費用

ここでは、犬の熱中症における治療費の一例をご紹介します。

平均治療費や高額になりやすい入院費用についても解説しますので、参考にしてください。

◆トイ・プードル(14歳・男の子)

入院日数 12日間
治療総額 27万1,382円

◆マルチーズ(4歳・男の子)

入院日数 1日間
治療総額 5万4,186円

◆パピヨン(3歳・女の子)

通院 2日間
治療総額 2万9,263円

参照:ペット&ファミリー損保「パピヨンが熱中症になったら…治療費はいくらかかる?」

 

犬の熱中症の平均治療費

犬の熱中症における年間平均治療費をご紹介します。下の表を見てみると、「通院のみ」でも費用がかさみやすく、「入院あり」ではさらに診療費が高額になりやすいことがわかります。

◆熱中症の年間平均診療費

  通院のみの場合 入院ありの場合
17,392円 69,580円
16,318円 47,910円

 

犬の熱中症による点滴の値段とは?

犬の熱中症の治療では、脱水が認められる場合に点滴治療を行うことがあります。

点滴治療にかかる費用は、皮下点滴の場合で1回あたりおよそ1,000~2,000円です。このほかに診察料などがかかるため、治療内容によっては合計で数千円~数万円ほどになることも珍しくありません。

 

犬の熱中症の入院費用は高額?

犬の熱中症による入院日数は最低でも数日で、症状が重いほど入院日数が長くなる傾向があるようです。

また、退院後にも通院が必要になるケースがあるため、入院費用に加えて通院費用がかかり診療費用の合計が高額になる場合もあります。

 

動物医療は自由診療のため、ペット保険に加入していなければ医療費は全額自己負担となります。
高額治療に備えて、ペット保険への加入を検討としても良いでしょう。

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熱中症になりやすい犬種・特徴7つ

熱中症になりやすい犬種や特徴7つについて解説します。

  • 短頭種
  • 北方犬種
  • 短足・小型犬
  • 被毛が黒い犬
  • 子犬・老犬
  • 肥満の犬
  • 認知症の犬

これらのいずれかに当てはまる場合には特に注意が必要です。

 

熱中症のリスクは2倍!短頭種

フレンチ・ブルドッグやパグなどの短頭種は、熱中症のリスクが2倍といわれています。

短頭種は鼻が短く、口腔面積が狭いといった特徴をもつため、放熱能力が低いことが理由です。

海外では、前日までいつもどおり元気だったフレンチ・ブルドッグが車内に放置された結果、熱中症になり死亡したというニュースも報じられていました。

アニコム損保の熱中症における犬種ごとの保険金請求割合を見てみると、上位3犬種のうち1位がフレンチ・ブルドッグ、3位がパグであり、短頭種の請求が多いことがわかります。

 

被毛が多い北方犬種

北方が原産地である以下のような北方犬種は、厳しい寒さに耐えられるように、ダブルコートと呼ばれる分厚い2層の被毛をもっていることが特徴です。そのため、体の熱が逃げにくく、熱中症のリスクが高いといわれています。

  • サモエド
  • シベリアン・ハスキー
  • アラスカン・マラミュート

 

短足・小型犬

コーギー、ダックスフンドなど短い足が特徴の犬種やトイ・プードルなどの小型犬は、地面からの距離が近く地表からの熱の影響を受けやすいため、熱中症のリスクが高いといわれています。

特に地面が暑い時間帯には外出を控えるなど、注意しましょう。

 

被毛が黒い犬

黒色の被毛は太陽光の熱を吸収しやすいため、ほかの毛色の犬と比べて熱中症のリスクが高いといわれています。

外出の際には太陽が出ている時間帯を避けたり、クールベストなどを着用させたりといった熱中症対策が大切です。

 

子犬・老犬

子犬や老犬は体温調節がうまくできないため、熱中症のリスクが高いといわれています。

特に、老犬の場合は感覚が鈍くなり熱中症の症状がわかりづらいこともあるため、注意が必要です。目立つ症状がなくても、体が熱くないかなどをこまめに確認しましょう。

また、暑くないのにハァハァとパンティングしている場合には、熱中症以外の病気の可能性もあるため、動物病院を受診してみると良いかもしれません。

 

肥満の犬

肥満体型の犬は皮下脂肪が厚く、体の熱が逃げにくい特徴があります。体内に熱がこもることによって熱中症になりやすいため、暑さ対策を念入りに行うなどの工夫をしてあげると良いでしょう。

 

認知症の犬

認知症の犬は、水飲み場を認識できなかったり、長時間吠えつづけたりといった理由で脱水症状になりやすいため、熱中症のリスクが高いといわれています。

また、狭い所に入り込んでしまって抜け出せず、長時間水が飲めなかったというケースもあるようです。

  • 積極的な水分摂取
  • 移動範囲の制限
  • 入り込む隙間をなくす

上記のような工夫をすると、脱水症状や熱中症のリスクを減らせるでしょう。

犬の熱中症対策・予防のポイント4つ

犬の熱中症予防のための対策ポイント4点について解説します。

  • 飲み物や食べ物の工夫
  • 室内の温度・湿度を調節
  • 車内のお留守番を避ける
  • 炎天下での散歩に注意

暑さ対策だけでなく、普段の食事内容のなかで工夫できるポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

飲み物や食べ物で水分補給を促進

【ペット保険比較のピクシー】で行った水分補給のアンケートによると、多くの飼い主さまが夏場の水分補給を意識しており、水入れは1日に2回以上取り替えているなどの対策をしています。

熱中症予防のためには、水分補給が最も大切です。常に新鮮な水が飲めるように用意しておいたり、水分の多いフードやおやつを与えたりするなど、夏場は特に水分補給を意識すると良いでしょう。

 

◆水やドリンクはどんなものをあげたらいいの?

基本的には、犬に与える水は季節に関係なく常温の水で問題ありません。

夏だからといって冷水や氷水を与えつづけたり、過剰に水分を摂取させたりすると、下痢の原因になることがあります。

また、ポカリスエットなどの人間用のスポーツドリンクは糖分や塩分が多いため、犬に与える場合には3~4倍に薄め適量のみとし、脱水の心配があるときだけにしましょう。

スポーツドリンクの与えすぎや、基礎疾患のある犬への摂取はおすすめできない場合があるため注意が必要です。

 

室内の温度・湿度を調節

室内ではエアコンや扇風機を使用して温度や湿度を調節しましょう。室内でお留守番をさせる場合にもエアコンはつけたままにして、さらに犬用の冷感グッズなどを活用すると良いかもしれません。

 

死亡例もある車のお留守番は危険!

夏場の車でのお留守番は死亡例もあり大変危険です。

短時間であっても犬を車でお留守番させるのは避けましょう。

窓を少し開けていたとしても、車内の温度は短時間で急激に上昇してしまいます。

また、車に乗せる際にも、暑い車内に乗せてからだと涼しくなるまでの間に熱中症になってしまうことがあるため、車内の温度を下げてから乗せてあげると良いでしょう。

 

炎天下での散歩を避けよう

夏場は炎天下でのお散歩は避け、太陽の出ていない時間帯か涼しい時間帯を選んでお散歩しましょう。直射日光による暑さのほか、地面からの熱によって熱中症のリスクが高まるため、注意が必要です。また、気温が高いなかでのお散歩時には水分補給も忘れずに行いましょう。

獣医師のアドバイス

~熱中症対策のポイント~犬の熱中症対策のポイントは、水分補給と温度管理です。水入れを用意していつでも新鮮な水を飲めるようにしておくだけでなく、水分の多いフードやおやつを活用して確実に水分を摂取させてあげると良いでしょう。

また、暑い時間の外出は避け、室内でのお留守番中もエアコンや扇風機を使用して熱中症対策を心がけてください。室内でも排泄できるようにトレーニングしておくと、夏場にお散歩へ出かける頻度を減らすことができます。

熱中症対策グッズおすすめ3点を紹介!

ここでは、おすすめの熱中症対策グッズを3点ご紹介します。店頭やオンラインショップでも手に入りやすいため、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

 

ニトリ ペットごろ寝マット

ニトリ_ペットごろ寝マット

参照:ニトリ ペットごろ寝マット M(Nクール M S231)

接触冷感素材を使用したNクールのペット用ごろ寝マットです。サイズはM,Lの2サイズ。体を伸ばして涼しく寝られるため、暑さが苦手なペットにおすすめです。

 

SUO 28℃ クールリング for Dog

SUO(R)_クールリング

参照:SUO 28℃ クールリング for Dog

首にかけるだけで涼しさをキープできる犬用クールリングです。サイズはSS,Sの2サイズ。カラーバリエーションも豊富なため、夏場のおしゃれアイテムとしてもおすすめです。

 

アース・ペット ペットスエット

アース・ペット_ペットスエット

参照:アース・ペット ペットスエット 500ml

犬・猫のイオンバランスに配慮したペット専用ドリンクです。水分やイオンをすばやく補給できるため、ペットの熱中症対策におすすめです。

「犬/猫の熱中症週間予報」とは?熱中症予防への取り組みを紹介

アニコム損保では、熱中症予防への取り組みとして「犬/猫の熱中症週間予報」を発表しています。

この予報は毎週木曜日にSNS上で配信され、全国10都市の熱中症注意レベルを「やや注意」「注意」「警戒」「厳重警戒」の4段階であらわしたものです。

大切な愛犬や愛猫を熱中症にさせないために、アニコム損保の熱中症週間予報を活用すると良いでしょう。

 

アニコム損保の口コミや補償プランは、以下の紹介ページにてご確認いただけます。

関連記事:アニコム損害保険株式会社の口コミとは?特長、補償プラン、メリット・デメリットも解説!

補足・熱中症は夏だけじゃない!注意すべきタイミング

犬の熱中症に気をつけなければいけないのは、実は夏だけではありません。

秋~冬の寒い季節でも、以下のようなことが熱中症の原因になることがあります。

  • シャンプー・トリミング時の長時間のドライヤー
  • 室内の過剰な暖房・加湿

特にお留守番時には暖房は控えめに設定して、涼しく過ごせるスペースを用意するなど、暑さに弱い犬にあわせた工夫を心がけましょう。

まとめ│犬の熱中症は日ごろからの対策が大切!

犬の熱中症について、この記事で解説したことをまとめます。

  • 犬の熱中症の死亡率は約50%
  • 重度の場合は後遺症が残る可能性あり
  • 動物病院受診の目安は1時間半以内
  • 熱中症で長期入院すると治療費が高額になりやすい
  • 短頭種では熱中症リスクが2倍
  • 熱中症予防には水分補給と温度管理が大切

犬の熱中症は飼い主さまの工夫で防げる病気です。大切な愛犬を命の危険にさらすことがないように、熱中症対策をしっかりと行いましょう。

 

※動物病院は自由診療のため、医療費が高額になる可能性があります。
ペット保険に加入していなければ、全額を自己負担で支払わなければなりません。
万が一の備えとしてペット保険に加入しておくと安心です。
また保険選びで迷われている方は、ペット保険の保険料や条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

松村恵里
この記事の執筆者 松村 恵里
獣医師・Webライター・ファイナンシャルプランナー。麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、NOSAI北海道で7年間勤務。在学中は介在動物学研究室にてアニマルセラピーを専門に研究。犬、猫、ハムスター、馬の飼育管理経験あり。現在は家族と猫2匹とで暮らしている。獣医師や多様なペット飼育の経験から、ペットに関する情報をわかりやすく発信します。

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