
ユニークな顔立ちと愛嬌たっぷりの表情のパグ。人気のある犬種ですが、性格やお手入れの面から、「パグを飼ったら後悔する」といわれることもあります。
この記事では、パグの性格や飼いやすさのリアルな一面を紹介し、どんな人に向いているのかをわかりやすく解説します。
- パグは本当に性格が悪いの?
- パグの飼い方のポイント
- パグ特有の「パグ臭」とは?
- パグがおすすめな人・おすすめできない人
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パグとは?世界中で愛される鼻ぺちゃ犬!

つぶれた鼻と大きな瞳が特徴のパグは、世界中で親しまれている愛らしい小型犬です。実はその歴史はとても古く、見た目の可愛らしさだけでなく、性格や体型にもさまざまな魅力があります。
そんなパグの外見の特徴や値段は、以下のとおりです。
パグの外見 | 丸く大きな目、しわの多い顔、巻かれたしっぽ |
パグの毛色 | フォーン、ブラック、アプリコット、シルバー、ホワイト |
パグの体重 | 約6~8kg |
パグの体高 | 約25~33cm |
パグの値段・価格 | 28~45万円前後※ |
パグの平均寿命 | 12~15歳 |
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パグのくるんとしたしっぽは、スクリューテイルとも呼ばれています。
パグの原産国や歴史は?
パグの歴史は非常に古く、中国のチベットが原産で、紀元前400年ごろには存在していたといわれています。16世紀には貿易を通じてヨーロッパに渡り、特にオランダやイギリスの貴族や王族に愛されました。
名前の由来には諸説あり、ラテン語で”こぶし”を意味する「パグナス」が語源とする説や、いびきをかいて眠る様子から中国語の「覇歌(パー・クー)」を由来とする説などがあります。
パグの大きさ・体型は?
パグは小型犬で、筋肉質でがっしりとした体つきをしています。胴は短く、スクエアな体型が理想とされており、胸が深く足はまっすぐです。成犬の体高は約25~33cm、体重は約6~8kg程度が一般的です。
パグの珍しい毛色は?
パグの公認されている毛色はフォーン、ブラック、アプリコット、シルバーの4種類です。アプリコットとシルバーは珍しい毛色で、非公認ですが白い毛色のパグ(白パグ)も存在します。
パグは小型犬?中型犬?
パグは一般的に小型犬に分類されます。ただし、筋肉質で見た目以上にずっしりとした重さがあるため、中型犬と思ってしまう方がいるのかもしれません。
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パグの性格を徹底解説!
パグは愛嬌たっぷりで人懐っこい反面、「性格が悪い?」と感じる人もいるようです。ここでは、パグの性格について詳しく解説し、オス・メスや毛色による違いにも触れていきます。
頑固さやマイペースさ
パグの性格を表すうえでよく挙げられるのがマイペースさです。
そのため、しつけの際には「ちょっと頑固だな」と感じることもあるかもしれません。命令にすぐ従わないこともありますが、それは反抗しているというより、自分なりに納得したいタイプだからです。
怒鳴るのではなく、根気強く優しく接することが、パグと信頼関係を築くポイントになります。
愛嬌や人懐っこさの魅力
パグの大きな魅力のひとつが、愛嬌たっぷりで人懐っこい性格です。
陽気で明るく、初対面の人にもフレンドリーに接することができます。飼い主さまには特に愛情深く、甘え上手な一面を見せます。優しい性格も持ち合わせていますので、子供のいる家庭でも飼いやすいでしょう。
パグは「性格が悪い」といわれる理由
パグは「性格が悪い」といわれることがありますが、それは誤解である場合がほとんどです。
頑固さやマイペースな一面が原因で、自分の気に入らないことには応じなかったり、気が向かないと飼い主の指示を聞かなかったりする態度が、「わがまま」「自己中心的」と捉えられてしまうことがあるようです。また、食べ物に対する執着が強いことも、性格が悪いといわれる理由の一つとして挙げられることがあります。
しかし、これらはパグの犬種としての特性であり、愛らしい魅力のひとつともいえるでしょう。
オスとメスの性格の違い
パグの性別による性格は、わずかに違いが見られることがあります。
オスはメスに比べて気が強く、飼い主への依存度が高い傾向があるといわれています。一方、メスはオスに比べて静かで、人懐っこく温厚な性格をしているといわれています。
毛色による性格の違い
パグの毛色による性格の違いは、ほとんどないといわれています。
パグの飼い方!大変といわれる理由は?

パグは人懐っこい性格で飼いやすいイメージがありますが、実は飼い方に工夫が必要な犬種です。
散歩や健康管理、抜け毛や臭いのケアなど、意外と大変なポイントも多くあります。ここでは、パグを飼うのが大変といわれる理由を詳しく解説します。
パグは散歩が必要な犬種?
パグにとって散歩は、心身の健康を保つために必要です。一般的な目安としては、1日2回、それぞれ15~30分程度が推奨されています。
パグは短頭種のため体温調節が苦手で、特に暑さに弱い犬種です。夏場の散歩は熱中症のリスクが高まるため、早朝や夕方など気温の低い時間帯を選び、水分補給をこまめに行いましょう。
パグは太りやすい?
パグは食欲旺盛で運動があまり得意ではない傾向があるため、比較的太りやすい犬種です。肥満はパグの健康にとって様々な問題を引き起こす可能性があり、関節にも負担がかかりやすくなります。
そのため、適切な食事管理と適度な運動による体重管理が非常に重要です。1日に与える食事量を正確に計量し、おやつの与えすぎにも注意が必要です。毎日の散歩に加えて、室内での遊びなども取り入れると良いでしょう。
パグは抜け毛がすごい!
パグの被毛はスムースコート(短毛)ですが、ダブルコートのため抜け毛が非常に多い犬種です。特に換毛期には大量の毛が抜けるため、こまめなブラッシングが欠かせません。
理想としては毎日、少なくとも週に2回程度はブラッシングをしてあげましょう。抜け毛を取り除くことで、皮膚の通気性を良くし、健康な皮膚を保つ効果も期待できます。ブラッシングは、ラバーブラシや獣毛ブラシなど、被毛のタイプに合ったものを使用すると良いでしょう。
パグは臭いが気になりやすい
パグは他の犬種に比べて体臭が気になりやすいといわれることがあります。
これは、パグの皮膚が脂性肌で皮脂の分泌量が多いことが原因です。特に顔の深いシワの間には汚れや皮脂、水分が溜まりやすく、「パグ臭」と呼ばれる不快な臭いの原因となります。
これらの臭いを軽減するためには、日頃からの丁寧なケアが重要です。顔のシワは毎日ウェットティッシュなどで拭き、最後に乾いたタオルで水分を拭き取って清潔で乾燥した状態を保つことが大切です。耳掃除や歯磨きなどのデンタルケアも習慣にしましょう。定期的なシャンプーも体臭予防に効果的です。
パグのかかりやすい病気

パグは、短頭種であることに起因する呼吸器系の疾患や、皮膚の構造による皮膚トラブルなどが代表的です。
パグがかかりやすい病気として、まず挙げられるのが短頭種気道症候群です。これは、短い鼻や狭い気道によって呼吸がしづらくなる病気の総称で、軟口蓋過長症や鼻腔狭窄などが含まれます。
また、顔のシワやたるんだ皮膚が原因で、マラセチア皮膚炎などの皮膚炎になりやすいこともパグの特徴です。皮脂が溜まり、細菌が繁殖することで炎症やかゆみを引き起こします。目の病気も比較的多く、鼻が低いことで目に傷がつきやすかったり、涙が少ないためにドライアイになったりすることがあります。
その他の病気としては、壊死性髄膜脳炎(パグ脳炎)や、虚血性大腿骨頭壊死(レッグカルベペルテス病)、肥満細胞腫などにもかかりやすいといわれています。
これらの病気の早期発見のためにも、定期的な健康診断が大切です。
パグを飼ったら後悔する人・しない人
下記のような特徴に当てはまる人は、パグを飼うと後悔してしまう可能性があります。
- 潔癖症な人
- 犬のしつけに時間をかけられない人
- 出張や外出が多い人
パグは抜け毛が多く、体臭も比較的強いため、頻繁な掃除やお世話が必要です。潔癖症な人にとっては、日々のケアが負担になる可能性があります。また、人と過ごす時間を好むため、留守番が長い環境もストレスになります。
一方おすすめなのは、犬のありのままを受け入れられる人、犬とのコミュニケーションを楽しめる人です。パグを飼っても後悔せず、個性的な魅力と向き合いながら、楽しく充実した日々を送ることができるはずです。
パグにかかる毎月の費用は?
パグを家族に迎えるにあたって、初期費用だけでなく、毎月かかる費用についても把握しておくことが重要です。
毎月の主な費用としては、フード代、おやつ代、ペットシーツなどの日用品代、そして医療費の積み立てやペット保険料などが挙げられます。
フード代は、与えるフードの種類や量によって異なりますが、月に3,000~5,000円程度が目安となるでしょう。医療費については、ケガや病気の際にまとまった費用が必要になる可能性があるため、ペット保険への加入や、万が一のための貯蓄を検討することが大切です。
パグとフレンチ・ブルドッグとの違い

パグとフレンチ・ブルドッグは、どちらも鼻ペチャで愛嬌のある顔立ちをした人気の犬種ですが、いくつかの違いがあります。
見た目では、耳の形が分かりやすい違いの一つです。パグは垂れ耳であるのに対し、フレンチ・ブルドッグはピンと立った耳が特徴的です。体格にも違いがあり、パグは成犬になっても8kg程度ですが、フレンチ・ブルドッグは9~14kgとやや大きくなり、より筋肉質な体つきをしています。
パグは陽気で人懐っこく、比較的穏やかな性質ですが、フレンチ・ブルドッグは利口で、活発さと遊び好きな一面がより強い傾向があります。
ただし、どちらの犬種も短頭種であり、暑さに弱く、呼吸器系の疾患にかかりやすいといった共通の特徴も持っています。飼育を検討する際は、これらの特徴や性質の違いを理解し、ご自身のライフスタイルに合った犬種を選ぶことが大切です。
まとめ│パグはマイペースな性格で愛嬌ある表情が魅力!
パグは、頑固でマイペースな一面を持ちながらも、人懐っこく愛嬌たっぷりな性格で、多くの人に愛されている犬種です。ただし、抜け毛や臭い、太りやすさなど、飼い方には注意が必要な点もあります。
「飼って後悔した…」とならないためには、パグの特性を理解し、日々のケアや接し方に気を配ることが大切です。のんびりとした性格を魅力と感じられる方にとって、パグはかけがえのないパートナーになるでしょう。
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イヌ
ネコ
- 血統種
- ミックス
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- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
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- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上