マンゴーは、濃厚な甘みを感じられ、さまざまな加工品が販売されている果物です。マンゴーを食べていると、犬が欲しそうに寄ってきたという経験のある飼い主は多いのではないでしょうか。
本記事では、マンゴーは犬が食べられる果物なのかどうかの解説や与える際に注意すること、含まれる栄養素について紹介します。マンゴーのほかにも犬が食べられる果物と食べられない果物も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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犬はマンゴーを食べても大丈夫?
マンゴーは、犬でも食べられる果物です。食物繊維や果糖の含有量は他の果物と比べて多くないため、安心して与えることができます。子犬からシニア犬まで食べられ、甘みも強く犬の喜ぶおやつですが、与え方には注意が必要です。
マンゴーは80%以上が水分のため、食べ過ぎると下痢を引き起こす原因となります。またカットせずに与えると、喉に詰まる可能性があるので、小さくカットしてから与えるようにしましょう。
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マンゴーを与える際の適量
甘くておいしいマンゴーは、犬も好んで食べるため、過剰に与えすぎてしまう可能性があります。あくまでおやつとして量に気を付けて与えましょう。
マンゴーには、犬の体に良い成分が含まれており、食物繊維も豊富なのが特徴です。マンゴーを与えすぎると、食物繊維を摂りすぎてしまい、下痢を引き起こす原因となります。
犬の体重別にマンゴーの適量を紹介します。下の表を参考に、食べ過ぎには注意して愛犬に与えてください。
犬の体重 | マンゴーの適量 |
0~10kg | 約5~30g(中くらいのマンゴー1/6個) |
10~25kg | 約50g(中くらいのマンゴー1/4個) |
マンゴーの種や皮は食べられる?
犬にマンゴーを与える際には、種を取り、皮を剝いてから与えることが大切です。マンゴーの皮は、犬にとって消化しにくく、消化不良を引き起こす恐れがあります。
また、犬は食べ物を噛まずに飲み込むことが多く、マンゴーの種でもそのまま飲み込もうとします。マンゴーの種は大きく、丸呑みすると窒息や腸閉塞になる恐れがあります。安全に食べてもらうためにも、マンゴーの皮と種は、あらかじめ取り除いて与えましょう。
マンゴーの加工品はあげてもいい?
人間用に作られたマンゴーの加工品は、添加物や砂糖が入っているものが多くあります。そのため人間用の加工品の中では、犬が安全に食べられるものは少ないようです。ここでは、代表的なマンゴーの加工品を5つ紹介し、それぞれ犬に与えられるかどうかも解説します。
冷凍マンゴー
冷凍マンゴーは、マンゴーの果肉だけを使用して作られているものであれば犬に与えることができます。しかし、冷たい食べ物を過剰に摂取すると、下痢をする恐れがあるため、解凍をして、常温に戻してから与えた方が良いでしょう。
ドライマンゴー
ドライマンゴーは、通常のマンゴーよりかなり固く、食べ物をあまり噛まない犬は喉に詰まらせる可能性があります。また人間用のドライマンゴーには砂糖や添加物が使用されているものもあります。ドライマンゴーを与えたい場合は、犬用として販売されているドライマンゴーを選びましょう。
マンゴージュース
人間用のマンゴージュースには、砂糖や添加物が多く含まれるため、犬に与えることはおすすめしません。砂糖は高カロリーで、過剰摂取すると肥満や糖尿病などの病気の原因となります。
プリンやゼリー
マンゴープリンやマンゴーゼリーは、ジュース同様に大量の砂糖が使用されています。また、プリンには牛乳が使用されているため、下痢などの体調不良の原因となります。犬の健康を守るためにも、プリンやゼリーは与えないようにしましょう。
マンゴーアイス
人間用に売られているマンゴーアイスにも、大量の砂糖や人工甘味料が使用されています。また冷たい食べ物なので、与えるとお腹を壊して下痢をする恐れがあります。暑い時期の熱中症対策として、冷えたマンゴーを与えたいときは、冷蔵庫で冷やした果肉を少量与えることをおすすめします。
犬用ならマンゴーのおやつも与えてOK
マンゴーをおやつとして取り入れる場合、犬用として売られているマンゴーがおすすめです。以下におすすめのおやつをご紹介します。
参考商品:https://item.rakuten.co.jp/dog-penet/ew11023/
こちらは有機栽培の果実を使用したマンゴーのピューレです。
カルシウムやフラクトオリゴ糖が含まれ、犬の健康もサポートしてくれます。
犬用商品であれば、砂糖や添加物などほとんど使用されていないため、安心して犬に与えられます。犬用商品でも、おやつとして適量を守って与えることが大切です。
マンゴーを食べさせるときの注意点
マンゴーは栄養価が高く、正しく犬に与えると、メリットも多くあります。ここからは、マンゴーを犬に食べさせるときの注意点を3つ紹介します。
アレルギーに注意すること
マンゴーは、ウルシ科の果物のため、アレルギーに注意が必要です。ウルシには、ウルシオールと呼ばれる皮膚のかぶれを起こす成分が含まれています。マンゴーにもウルシオールとよく似た「マンゴール」と「カルドール」という成分が含まれています。
マンゴールとカルドールは、特に未熟な果肉に多く含まれるのが特徴です。またカルドールは皮の部分に多く含まれるため、触れるだけで犬の皮膚が炎症することがあります。マンゴーは犬が届かない場所に置くようにしましょう。
肥満に気をつけること
マンゴーのカロリーは、100gあたり64kcalで、リンゴやイチゴと比べると高カロリーな果物です。糖分も多いため、愛犬が欲しがるままに大量に与えてしまうと肥満の原因となります。
またドライマンゴーは、水分が抜けて栄養素が濃縮されているため、通常のマンゴーと比べて糖分とカロリーは5倍以上あると言われています。肥満気味の犬には、ドライマンゴーを与えない方が良いでしょう。
主食を阻害しないこと
一度マンゴーの味を覚えた犬が、マンゴーを気に入ってしまい、主食のドッグフードを食べなくなる場合があります。犬が欲しがる度に与えていると偏食になるため注意が必要です。
またマンゴーを満腹になるまで食べた犬は、主食である総合栄養食を食べない可能性があります。犬によって満腹に感じる量は異なります。カロリー上は与えても良い量でも、主食を食べることを阻害してしまう量を与えないようにしましょう。
犬の病気や薬でマンゴーと相性が悪いものは?
犬の病気や薬でマンゴーと相性が悪いものはないと言われています。何らかのアレルギーを持っている犬は、アレルギー反応が出る場合があるため、一度獣医師に相談するのをおすすめします。またマンゴーにはカリウムが含まれるため、腎臓病や心臓疾患のある犬には与えない方が良いでしょう。
マンゴーの栄養素と効能
マンゴーには、犬の健康に良い栄養素が多く含まれています。ここでは、マンゴーに含まれる栄養素と効能を紹介します。
【水分】水分補給
マンゴーの果肉には、80%以上の水分が含まれています。そのためあまり水を飲まない犬の水分補給としておすすめです。特に夏などの暑い時期には、マンゴーを食べて脱水症状を防ぐことが可能です。
【食物繊維】お腹の調子を整える
マンゴーには水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維がバランス良く含まれています。水溶性食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにして血中のコレステロール値を下げる効果があります。不溶性食物繊維は、腸の中で膨らみ、便通を改善するのが特徴です。
【ビタミンC】抗酸化作用
抗酸化作用のあるビタミンCは、マンゴー100gあたり約20mg含まれています。ビタミンCは、老化や病気の原因となる活性酸素を取り除く働きがあります。犬は体内でビタミンCを生成できますが、年齢によっては不足することもあるため、ビタミンCを手軽に摂取するのに、マンゴーは最適です。
【ビタミンB6】免疫機能の維持
ビタミンB6は、水に溶けやすい水溶性ビタミンに分類され、アミノ酸の代謝に関わる栄養素です。ビタミンB6を摂取すると、免疫機能の維持が期待できます。ビタミンB6が不足すると、血液や皮膚、神経の異常を引き起こすとされています。
【ビタミンE】老化防止
ビタミンEは、細胞を覆っている細胞膜が酸化するのを防ぐ働きがあります。細胞膜の酸化は、皮膚のトラブルや消化器系の疾患、さらに犬の老化を早める原因です。愛犬に健康で若々しい状態を維持するためには、ビタミンEはなくてはならない栄養素と言えるでしょう。
【βカロテン】皮膚の健康を保つ
βカロテンは、カロテノイドと呼ばれる色素の一種で、マンゴーに多く含まれる栄養素です。βカロテンは、犬の体内でビタミンAに変わり、皮膚や被毛を健康的に保ち、丈夫な歯を作る役割があります。
【カリウム】血圧を下げる
カリウムはミネラルの1種で、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。体内のナトリウムのバランスを保つと、細胞を正常に保ち、血圧を下げる効果が期待できます。ただし、カリウムを過剰摂取すると「高カリウム血症」となり心臓に負担がかかるため、注意が必要です。
そのほかに犬が食べられる果物は?
マンゴーは犬に与えることができて、犬の健康に良い栄養素が豊富に含まれていることを紹介しました。犬が食べられる果物は、マンゴー以外にも数多くあります。ここでは、犬が食べられる果物の一例を紹介します。
犬が食べられる果物 | |
りんご | キウイ |
いちご | 柿 |
みかん | 梨 |
オレンジ | さくらんぼ |
バナナ | ブルーベリー |
メロン | 桃 |
スイカ | ライチ |
マンゴー以外の果物にも、ビタミンなど犬の健康を維持するために役立つ栄養素が豊富に含まれています。果物は甘くておいしいため、犬が好んで食べますが、どの果物も与えすぎには注意が必要です。一日に犬に与える際には、おやつとして少量のみ与えましょう。
また果物によって、皮や種、茎などが犬の身体に悪影響を及ぼす可能性があります。犬に与える際には、皮や種などは取り除き、果肉のみを小さくカットして与えることをおすすめします。
犬が食べてはいけない果物はこちら!
人間が食べられるフルーツでも、体の構造が違う犬にとっては有毒になる果物も存在します。犬が誤って食べてしまうと、中毒症状を引き起こす果物もあるため、飼い主が食べてはいけないものをしっかり把握しておくことが大切です。
犬が食べてはいけない果物 |
ぶどう |
プルーン |
いちじく |
レモンやグレープフルーツなど |
ぶどうといちじくには、中毒症状を引き起こす成分が含まれています。特にぶどうは、中毒症状が続くと腎不全を引き起こし、最悪の場合、愛犬の命に関わります。いちじくは、口内の炎症や嘔吐の原因となる可能性があるので、犬の届かない場所に保管しましょう。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘類は、外皮に嘔吐や下痢の原因となる中毒成分が含まれています。プルーンは、カリウムが豊富に含まれた果物です。犬がプルーンを食べると、カリウムの過剰摂取となり、「高カリウム血症」を引き起こす恐れがあります。
まとめ
本記事では、マンゴーは犬に与えても良い果物かどうかの解説やマンゴーを与える際の注意点、含まれている栄養素について紹介しました。
・マンゴーは犬でも食べられる果物
・与える際には、皮と種を取り除き、おやつ程度の量与える
・人間用の加工品は、砂糖など使用されているため、犬に与えるには不向き
・マンゴーには、食物繊維やビタミン、カリウムなどが豊富に含まれている
マンゴーは、正しく与えると犬の健康を維持するのに役立つ果物です。マンゴーを与えるときは、注意点をしっかり確認してから与えましょう。
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