犬たちは1日にどのくらい眠れば十分なのでしょうか?
寝顔はかわいらしいものの「こんなに寝ていて、うちの子は大丈夫かしら?」と疑問に思ったことのある飼い主さまもいることでしょう。
犬は長時間寝る生き物ですが、病的な理由で睡眠パターンが変化する場合もあるので、ときには注意しなければいけません。
今回の記事では、犬がよく寝る理由と病気との関連について解説し、よくある質問にも回答します。
- 犬が20時間以上寝ていても大丈夫?
- 子犬は1日中寝ていてもいい?
- 獣医師のアドバイス!犬がずっと寝ていたら?
- アンケートでわかった犬の寝方1位!
- 犬のあくびやいびきの理由は?
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犬が寝すぎでも大丈夫?20時間は普通?
犬の1日の平均的な睡眠時間は、成犬で12〜15時間ほどです。人間の場合は6~8時間ほどですので、長さに驚いた方もいるかもしれません。
睡眠時間の長さは個体差のほか、体の大きさや年齢などにも左右されるといわれています。
飼い主さまからしてみれば、「20時間はさすがに寝すぎじゃない?」と心配に感じますが、実は問題のないケースがほとんどです。
一方で、以下のような様子を見かけたら注意しましょう。
- 活動時も元気がない
- 寝る時間が急に増えた
- ご飯も食べずに寝つづける
- 苦しそうないびきが聞こえる
注意点については、記事の後半で詳しく解説します。
犬は1日何時間寝るの?平均睡眠時間は?
犬の1日の平均的な睡眠時間は、成犬で12〜15時間ほどといわれており、体が大きいほど長くなる傾向にあります。また、子犬や老犬も比較的長いといわれています。
犬がよく寝る理由として、眠りが浅いことが挙げられるでしょう。自然界で暮らす動物は、敵に襲われても素早く逃げられるよう、あまり熟睡しないという特徴をもちます。犬たちの眠りが浅いのも、そんな時代のなごりかもしれませんね。
犬の年齢ごとに睡眠時間を解説
犬の睡眠時間は成長や老化の過程で変化するといわれています。この章では、以下の年齢別に睡眠時間について解説します。
- 0~2歳の子犬
- 3~6歳の成犬
- 7歳以降の老犬
0~2歳の子犬が寝てばかりなのは?
人間の子どもと同じで、成犬よりも子犬のほうがよく寝るという特徴があります。健やかな成長のためには、一般的に18時間以上もの睡眠が必要です。
たくさん遊んだ後は、安心して休める環境を整えてあげましょう。寝ているときはあやしたくなっても無理に起こさず、静かに見守ってあげるのがベストです。
3~6歳の成犬が寝てばかりなのは?
子犬や老犬と比較して、成犬の寝る時間は短めですが、平均して12〜15時間ほどは眠るのが普通です。また、大型犬ほど長時間眠る傾向があります。
ただし、急に寝る時間が増えたり減ったりした場合は注意が必要です。ストレスやケガ、病気が原因で睡眠時間が変わってしまった可能性があります。
7歳以降の老犬が寝てばかりなのは?
老犬になると、老衰(ろうすい)や体力の低下が原因で、ベッドから動かず、一日の大半を寝て過ごすという子も珍しくありません。
しかし、寝てばかりいてはますます老化を早めてしまいます。無理のない範囲でお散歩に出かけるなど、適度にリフレッシュさせることも大切です。またベッドが広くて快適かどうかも、チェックするようにしましょう。
犬がよく寝る原因は?
犬がよく寝る原因には、以下のように複数の理由が挙げられます。
◆本能
自然界で生活していたころや夜行性だったことのなごりで眠りが浅く、昼間に眠くなりやすいと考えられています。
◆成長
子犬は、遊びや成長によりエネルギーを大量に消費するため、より体を休める必要があります。
◆環境の変化
慣れない環境でストレスを感じると疲れやすくなり、寝る時間が長くなります。
そのほか、ケガや病気などの理由で寝つづけることがあります。
犬が寝てばかりだが食欲があるなら心配ない?
いつもどおりの食欲がある場合は心配ないケースも多いでしょう。
しかし、フードの食いつきが悪い場合や、明らかに寝る時間が増えた場合は注意が必要です。ただし、元々食欲旺盛な子は、多少体調を崩したとしても食欲が落ちないこともあります。
寝てばかりで食欲も落ちている場合は、早めに動物病院に相談しましょう。
犬が散歩以外寝ていても心配ない?
老犬であれば、散歩やご飯の時間以外はずっと寝ていることも珍しくありません。
また、長時間の散歩や運動で疲れている場合は、いつもより寝ている時間が増えることもあるでしょう。
ただし、心当たりもないのに急に寝ている時間が増えた場合は、注意が必要です。
動物病院に相談するか、加入しているペット保険に獣医師相談サービスが付帯していれば、必要に応じて利用してみましょう。
犬が冬に寝すぎるのはどうして?
「毎年冬になると、うちの子はずーっと寝ているような…」と感じている飼い主さまもいるかもしれません。はっきりとしたことはわかっていませんが、日照時間の長さが関係しているではないか、といわれています。
犬たちは主に太陽の光を頼りに睡眠と起床を繰り返しています。日照時間が短くなると、体は夜が長くなったと勘違いし、より眠たく感じるのでしょう。
乾燥する冬の間は、犬たちも乾燥対策が大切です。また、温かい場所で長時間寝てしまうと、冬でも熱中症になることがあるので水分補給や室温調整に十分注意しましょう。
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犬が寝てることが多いのは病気?
犬たちは、もともと人間よりもよく寝る生き物ですが、体調不良が原因で寝る時間が増えている場合もあります。この章では、ケガや病気との関係について解説します。
ケガや病気の可能性もあり
ケガや病気が原因で体調を崩すことで、眠りがさらに浅くなってしまい、寝る時間がより長くなることがあります。
また、ケガが痛んだり、病気で体がだるく感じたりすると、活動量が減り、ベッドで横になる時間が増えるかもしれません。
犬が急に寝てばかりになったら注意!
特別疲れているはずはないのに、愛犬が急に寝てばかりになってしまったら要注意です。わかりづらいですが体調不良を訴えているのかもしれません。また、あまりに体調が悪いと、逆にまったく眠れなくなってしまうケースもみられます。
愛犬の睡眠パターンが急に変化した場合、早めに動物病院を受診しましょう。
普段からよく寝る子で、起きているときに元気であればあまり心配いらないでしょう。しかし、急に睡眠時間が変化した場合は注意が必要です。ケガや病気などの不調を抱えていないか、寝床に異常はないかなどを確認しましょう。
犬は一日の大半を寝て過ごすため、睡眠環境を定期的に見直して快適にしてあげることも大切です。寝床には十分な広さを確保し、静かでリラックスできる場所に設置しましょう。
温度や湿度管理も重要ですが、空調の風が直接当たると、眠りを妨げてしまうので要注意です。
よく寝る犬は長生きする?寿命の違いは?
「たくさん寝る犬は寿命が長い」といわれることもあるようですが、実は科学的な根拠はありません。犬の寿命は、睡眠時間に加え、生活環境や犬それぞれの特性にも影響されます。
愛犬に長生きしてもらうためには、適度な食事や運動、愛犬にとって過ごしやすい環境作りが大切です。その一環として、ゆっくり休める睡眠環境も整えてあげましょう。
犬は人間と比べて眠りが浅く、ささいな物音などで起きてしまいます。愛犬の寝床は静かで落ち着いた場所に設置してあげましょう。また、適切な温度・湿度管理も重要です。
犬の”睡眠”知恵袋│よくある質問に回答!
この章では、犬の寝姿やいびきについてなど、睡眠にまつわるさまざまな疑問についてお答えします。
- 犬はどんな寝方が多い?
- 犬のあくびの理由は?
- 犬のいびきは安心しているから?
- 犬の目やには寝すぎが原因?
犬はどんな寝方が多い?
ペット保険比較のピクシーで実施したアンケートによると、犬や猫の寝方は「丸くなる」が1位(57%)でした。「横向き」も24%から選ばれ、2位につけています。
また、リラックスし仰向けになる「へそ天」で熟睡する子も少数ですがいるようです。
参照:犬や猫の寝方から熟睡度がわかる?ペットの睡眠事情を調査!『ペット保険比較のピクシー』
犬のあくびの理由は?
犬も、眠気を感じるとあくびが出ます。
また、緊張やストレスを感じて、気持ちを落ち着かせるためにあくびをすることもあります。あくびを頻繁にしている様子がみられたら、愛犬がストレスを感じていないか気を配ってあげましょう。
犬のいびきは安心しているから?
睡眠時に鼻やのどが狭くなることで、ブーブー、グーグーといったいびきが発生します。
安心して熟睡していることもあれば、病気のサインを示しているケースもみられます。
犬がいびきをかく原因について、詳しく解説した記事をご用意していますので、ぜひご覧ください。
関連記事:犬がいびきをかく原因とは?危険ないびきや対処法を解説
犬の目やには寝すぎが原因?
犬は寝ている間にまばたきをしないため、寝起きに目やにがついていることもあるでしょう。
目やには目から出た老廃物が固まったもので、少量であれば問題ありません。しかし、目やにの色や量が変化したり、目の赤みなどの症状もみられたりする場合は注意が必要です。
犬の目やにについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
関連記事:犬の目やにの原因と対処法、受診すべき症状と治療費は?
まとめ│犬はよく寝る生き物!
それでは、ここまでの内容をおさらいしてみましょう。
- 犬は元々よく寝る生き物
- 子犬や老犬では、さらに睡眠時間が長い
- 急によく寝るようになったら要注意
- 愛犬の健康のために、睡眠環境を整えよう
犬は眠りが浅く、体力回復などのために長く眠る理由があることがわかりましたね。
愛犬の快適な生活のために、日ごろからリラックスできる睡眠環境を心がけましょう。
※動物病院は自由診療のため、医療費が高額になる可能性があります。
ペット保険に加入していなければ、全額を自己負担で支払わなければなりません。
万が一の備えとしてペット保険に加入しておくと安心です。
また保険選びで迷われている方は、ペット保険の保険料や条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。
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