犬はオクラを食べられる

「犬にオクラを食べさせても大丈夫?」
「オクラをあげるときの注意点はあるのかな?」

オクラは、美容やダイエット目的で人気の高い野菜ですが、犬に食べさせても良いのか気になる方もいますよね。オクラは、犬に食べさせても良い野菜です。

ただし、注意点がいくつかあります。

この記事では、犬に美味しく安全にオクラを与える方法やメリットを解説しています。
後半には、犬用のオクラレシピも紹介していますので、オクラを愛犬に食べさせたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

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目次

犬はオクラを食べても大丈夫!

オクラのざる盛り

健康な犬なら、オクラを食べさせても大丈夫です。
オクラは、犬にとって中毒になる成分は含まれてません。
オクラのネバネバは栄養価が高く、夏バテ予防疲労回復に効果的です。

また、水分の多い野菜なため、多少の水分補給目的で与えるのもいいでしょう。

ただし、いくら体に良い野菜だからといって、過剰に与えるのはよくありません。
犬にオクラを過剰に与えると、お腹の調子が悪くなることもありますので注意しましょう。

 

犬にオクラを与える際の適量は?

では、犬にどのくらいの量を与えても良いのでしょうか?
ここでは、犬にオクラを与える際の適量について解説します。

下記の表は、犬にオクラを与えるときの適量です。

犬のサイズ 1日の適量
体重4kg 1日に1本~1.5本
体重10kg 1日に2本~5本
体重25kg 1日に6本~12本半
体重25kg以上 1日に15本程

ただし、目安ですので与えすぎには、注意しましょう。

特に、子犬やシニア犬など胃腸機能が弱い犬は、与えすぎると便通異常を引き起こすこともあります。あくまで主食のトッピングとして与えると良いでしょう。

美味しく安全にオクラを与えるには

「犬にオクラを与える方法を知りたい」

そんな方も多くいますよね?

犬に安全に美味しく与えるために、下記内容をおさえておきましょう。

  • 与えても良い部分
  • オクラは生で食べられるのか
  • オクラの与え方
  • オクラの板摺は必要なのか
  • 鮮度の高いオクラの選び方

それでは、それぞれ詳しく解説します。

 

与えても良い部分は?

まずは、犬に与えても良いオクラの部位を解説します。 オクラを犬に与える際は、ヘタ部分は取りましょう。 ヘタは、固く消化不良を起こす可能性があります。 また、種は与えても問題ないでしょう。  

 

オクラは生で食べられる?

  犬にオクラを与えるときは、でも大丈夫です。 ただし、消化がよくなるため加熱することをおすすめします。 また、オクラは茹でたり焼いたりすると違った食感が楽しめるでしょう。  

 

オクラの与え方は?

犬にオクラを食べさせるときは、細かくカットして少量をあげましょう。 また、は取り除く必要はありません。 ただし、種は消化しにくいため、気になる方はフードプロセッサーを活用するのもおすすめです。  

 

オクラの板摺は必要?

人間がオクラを食べるときは、食感をよくするために塩を振り板摺をし、うぶ毛を取ります。 しかし、犬に与えるとき板摺は不要です。 犬にオクラを与えるときは、購入時に入っていたネットのまま、オクラ同士を擦り合わせるように洗うと、うぶ毛を取り除くことができます。  

 

鮮度の高いオクラの選び方は?

新鮮なオクラの選び方についても、知っておきましょう。 新鮮なオクラは、うぶ毛がしっかりしていて緑色が濃いものです。 一方、鮮度が落ちてしまい避けた方がよいオクラは、ヘタの切り口が黒ずんでいたり、うぶ毛が落ちてツルツルなっていたりします。 このような特徴を参考にオクラ選びをしてください。

オクラの栄養素と食べるメリット

オクラの栄養素

オクラの成分は約90%が水分でできていますが、健康効果に期待できる野菜です。

ここではオクラに含まれている下記の栄養素を解説します。

  • ペクチン
  • βカロテン
  • カリウム
  • カルシウム
  • 葉酸

それでは詳しくみていきましょう。

 

【ペクチン】整腸作用あり

まずは、オクラのネバネバ成分である「ペクチン」です。 ペクチンは、不溶性食物繊維のひとつで、腸内粘膜を保護し善玉菌を増やす効果があります。 ペクチンは、胃腸を整え食欲改善に期待できる栄養素です。 そのため、夏バテして食欲がない犬に、オクラを与えるのも効果的でしょう。 また、ペクチンはコレステロールの吸収を防ぎ、血糖値を調整する作用もあります。  

 

【βカロテン】活性酸素の除去に期待

次に紹介するのはβカロテンです。 βカロテンは、ストレスなどにより体に悪影響を及ぼす活性酸素を除去する抗酸化作用があります。 抗酸化作用は、心臓病やガンの予防、さらに免疫力向上に期待できるでしょう。 また、βカロテンは、犬の体内でビタミンAに変わる成分です。 ビタミンAは、健康な皮膚や粘膜、被毛の維持をサポートし紫外線から守る効果が期待できます。  

 

【カリウム】血圧低下に効果的

カリウムは、ミネラルの一種です。 効果は、細胞を正常な状態に保ち、体内の余分な塩分(ナトリウム)を尿と一緒に排出し血圧を下げる作用があります。 ただし、高齢犬や腎臓病には注意が必要です。 カリウムを摂取しすぎると、腎臓に負担がかかり「高カリウム血症」になってしまうこともあります。 腎臓に疾患がある犬は、獣医師に相談してからオクラを与えましょう。  

 

【カルシウム】筋肉を動かす働きを保つ

オクラの成分には、カルシウムも含まれています。 カルシウムが含まれている量を牛乳と比較してみると、オクラ100gあたり92mgカルシウムが含まれており、牛乳は100gあたり110mgです。 この数値を見ると、オクラは野菜としては多くのカルシウムが含まれていることが、わかります。 また、カルシウムは、体を整えるのに重要な栄養素です。 カルシウムの効果は、骨や歯を丈夫にしたり、筋肉の活動や神経の伝達にも役立ちます。  

 

【葉酸】細胞の生産・再生に影響

最後に紹介する栄養素は葉酸です。 葉酸は、ビタミンB12と協力して血液を作る作用があり、別名「造血のビタミン」と呼ばれています。 葉酸は、血中コレステロールの正常維持や、体の細胞の成長をサポートする効果にも期待できます。 葉酸が不足すると貧血や免疫力の低下につながります。 オクラに含まれる栄養素がわかったところで、次に犬にオクラを与える際の注意点を解説します。

犬にオクラを与える際の注意点

持病のある犬

「犬にオクラをあげる際の注意点ってあるの?」

このように疑問に思う方もいますよね?

オクラを与えるときの注意点は下記の内容があげられます。

  • アレルギーに注意する
  • よく洗って食べさせる
  • 持病のある犬は注意する

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

アレルギーに注意

犬にとってオクラは害ではありませんが、絶対にアレルギーを起こさないというわけではありません。 食物アレルギー反応を起こすと、皮膚のかゆみや赤み、下痢や嘔吐などの症状がでます。 もし、オクラを食べてこのような症状がみられたら、動物病院に連れていきましょう。  

 

よく洗って食べる

オクラは、虫に食われる野菜ですので防虫剤などの薬剤が、使われていることがあります。 特に、オクラのうぶ毛には、薬剤が付着している可能性がありますので注意が必要です。 オクラを食べるときは、薬剤を落とすためにしっかり洗うようにしましょう。  

 

持病のある犬は注意

  栄養素の賞でも解説しましたが、オクラにはカリウムが含まれています。 カリウムは、体内の余分な塩分を排出する利尿作用がある栄養素です。 腎臓に疾患がある犬は、腎機能の低下により負担がかかります。 腎臓病や投薬中の犬は、獣医師に相談してからオクラを与えましょう。

オクラは尿路結石の犬でも食べていい?

「オクラは、シュウ酸を含んでいるため尿路結石になる?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
オクラは、シュウ酸が多く含まれるほうれん草と数値を比べると、シュウ酸量が圧倒的に少ない野菜です。
文部科学省の「食品成分データベース」によると、100グラムあたりに含まれるシュウ酸含有量は、生のほうれん草は0.7gに対して、オクラは0.1g程度です。
とはいえ、過剰にオクラをあげるのはやめましょう。

オクラを使った人気レシピ紹介

「犬用のオクラレシピが知りたい」そんな方もいますよね?

ここでは犬用のオクラレシピを2つ紹介します。

  1. 鶏胸肉の三練り丼
  2. さばのネバネバパスタサラダ

どちらも簡単に作れるレシピですので、愛犬のために挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

犬ご飯 鶏胸肉の三練丼

ずは、オクラ・納豆・山芋を使った「鶏肉の三練り丼」です。
材料
胸肉(PrimeKS 皮無し)1枚
酒大1 オクラ4~5本
山芋約10cm
納豆(たれ不使用)1パック
練りごま約2cm
栄養のめぐみ大1弱
海苔(仕上げに)適量

作り方
鶏肉は酒を振りかけレンジで加熱調理する。
冷めたら細かく割く。 ※蒸し汁は残しておく。
山芋、オクラもシリコンスチーマーで加熱調理。
冷めたら、山芋→1㎝角、オクラも5㎜にカットし、納豆と混ぜ合わせる。
2に細かく割いた胸肉、練りゴマと栄養のめぐみ、鶏の蒸し汁を合わせてさらに混ぜる。
器にご飯をよそったら3をのせ、最後に海苔を振りかけて完成。
※参考:https://cookpad.com/recipe/4035601 

 

犬ごはん さばのネバネバパスタサラダ

 次に、混ぜるだけで簡単な「さばのネバネバパスタサラダ」です。

材料
さば半身 納豆1パック
めかぶ1パック
冷凍オクラ50g
マカロニパスタ60g
ブロッコリースプラウト1/2パック
ミニトマト10個

作り方
記載がある分数よりも少し長めにパスタを茹でる。
ザルにあげて流水で冷やす。
ボールに茹でたパスタ、納豆、めかぶ、オクラを入れて混ぜ合わせる。
さばを焼いて、冷めたら食べやすい大きさにほぐす。
骨はできるだけ取り除く。 2と3を混ぜ合わせる。
食べやすく刻んだブロッコリースプラウトとミニトマトを混ぜ合わせる。
30分程、冷蔵庫に入れ盛り付けたら完成。
※参考:https://cookpad.com/recipe/4129619

そのほかに犬が食べてもいい野菜は?

犬が食べられる野菜

最後に、オクラ以外で犬に食べさせて良い野菜を紹介します。

下記の表で、犬に食べさせても良い野菜なのか、みていきましょう。

野菜 犬は食べられる?
ピーマン
きゅうり
ナス ×
モロヘイヤ
アスパラガス
セロリ
レンコン

ナスは「アルカロイド」という天然の毒素が含まれているので注意が必要です。
下痢や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。

アスパラガスは、生だと消化に悪いだけでなく、わずかですが「アルカロイド」が含まれているため加熱して与えましょう。

まとめ

この記事について改めてまとめます。

  • オクラは犬に食べさせても大丈夫。
  • ヘタをとり細かくカットして与える。
  • オクラは鮮度が高いものを選ぶ。
  • オクラは体に良い栄養素が含まれている。
  • 持病がある犬は与える前に獣医師に相談。

オクラは、栄養素が高い野菜ですが、おやつやトッピング程度にしましょう。

 

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