犬が乾燥肌になりやすい理由

犬の肌は、毛で覆われていても乾燥にとても弱いのです。

犬の皮膚の健康状態をチェックして、乾燥からしっかり守ってあげましょう!

【この記事でわかること】

  • 犬が乾燥に弱い理由
  • 乾燥肌になりやすいのはどこ?
  • 犬の乾燥肌にベビーオイルは使える?
  • 犬の乾燥肌対策5つを教えます!

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目次

犬は乾燥肌になりやすい?

犬の肌は、とても乾燥に弱いんです。

皮膚の厚さは人間の3分の1という薄さで、とても敏感で弱い肌をしてます。

 

皮膚が乾燥すると、歯で「ガジガジ」と噛んだり、後ろ脚で何度もかいてしまい、皮膚病になってしまうことがあります。

このような行動が頻繁に見られたら、気にしている場所の皮膚を見てあげてください。

赤くなっていたり、かぶれていたらすぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

犬が乾燥肌になる原因は?

犬が乾燥肌になる原因

犬が乾燥肌になる要因は、主に3つあります。

  • 室内の湿度の低さ
  • シャンプーの影響
  • 栄養バランスの乱れ

外部からの刺激で多い原因が、部屋の湿度やシャンプーによる乾燥です。そのため、シャンプーを使う際には配合されている成分をよく確認してから使用しましょう。

また、偏った食事で体内環境が乱れることで肌の調子が変わることもあります。乾燥肌が気になる場合は、食事内容の見直しをおこなうこともおすすめです。

犬の乾燥肌の症状やサインは?

犬の肌が乾燥しはじめると、以下のような症状があらわれます。

  • かゆみと赤みがでる
  • フケが落ちる
  • 毛艶が悪くなる

ここからは、それぞれの症状について詳しく解説していきます。

 

皮膚のかゆみや赤み

乾燥肌になっている犬は、頻繁に皮膚をかくことがあります。かき続けてしまい、赤みや出血までみられることも少なくありません。

傷ができている場合は、細菌感染がおこる可能性もありますので、一度獣医師に相談しましょう。

 

ポロポロとフケがでる

フケは、乾燥した肌から剥がれ落ちた角質です。犬の被毛に白い粉のようなものがついている場合は、地肌がカサカサしていないか確認してください。

肌は外部の刺激から守るバリアの効果もありますので、より早く発見することが大切です。

 

被毛のツヤが悪い

乾燥肌が悪化すると、被毛にも影響がでます。被毛が乾燥しているサインは、毛のもつれやパサつきです。

いつもより艶がない、頻繁に毛玉ができるといったトラブルがある場合には乾燥肌を疑いましょう。

 

【補足】ペットの皮膚トラブルに多い症状は?

犬や猫の皮膚トラブルで出た症状は?

当社で実施したアンケートによると、犬の乾燥肌によく起こる皮膚の「かゆみ」「赤み」は、ペットの皮膚トラブルで多くみられることがわかりました。

乾燥が原因の場合もありますが、思わぬ病気が原因の場合もあります。気になる症状は早めに獣医師に相談しましょう。

参照:犬や猫は皮膚炎になりやすい?2月20日アレルギーの日にペットの皮膚トラブルを調査!『ペット保険比較のピクシー』

犬が乾燥肌になりやすい部位はある?

犬の肌の中でも、以下のように特に乾燥しやすい部分があります。

  • お腹付近
  • 脚の付け根
  • 肉球

これらの部分に共通することは、被毛に覆われていないということです。直接肌に刺激が加わることや、擦れることが多いため乾燥が悪化しやすくなります。

犬の乾燥肌とそっくりな皮膚疾患は?

皮膚トラブルの中には、乾燥肌と見分けがつきにくい皮膚疾患があります。ここでは、乾燥肌以外に肌に異常がでる3つの皮膚疾患をご紹介していきます。

 

ノミ・ダニによる皮膚炎

ノミやダニなどの寄生虫による皮膚炎は、代表的な皮膚疾患です。かゆみの症状が乾燥肌と似ており、寄生虫は小さいためご家庭での発見は難しいこともあります。

次のような症状があれば、寄生虫による皮膚炎を疑いましょう。

  • 部分的な脱毛がみられる
  • 地肌に黒い小さな糞が落ちている
  • 床に体をこすりつける

 

脂漏症

脂漏症(しろうしょう)は、新陳代謝のサイクルが崩れることでマラセチア真菌が過剰に発生する皮膚疾患です。

主に、以下のような症状があらわれます。

  • 地肌がベタベタする
  • フケがでる
  • 独特な酸っぱい臭いがある

乾燥肌との違いは、フケがでるのに地肌はベタベタしているという点です。また、臭いも独特ですので判断材料になるでしょう。

 

膿皮症

膿皮症(のうひしょう)は、皮膚に存在するブドウ球菌が異常発生することで起こります。おもな原因は、外傷や高温多湿です。

乾燥肌と間違われやすいため、判断が難しい場合は以下の症状がないかチェックしましょう。

  • かゆみや赤みが出る
  • 地肌にブツブツができる
  • ニキビのようなデキモノがある
  • フケがでる

また、膿皮症の場合はデキモノが潰れた後のかさぶたが皮膚に残っていることがあります。

犬の乾燥肌におすすめの保湿スプレーやシャンプーは?

犬の乾燥肌を改善するためには、日ごろのお手入れに使うシャンプーや保湿剤にも気を配る必要があります。

ここでは、保湿スプレー、薬用シャンプー、保湿クリームそれぞれのおすすめ商品を解説します。

 

保湿スプレー

高濃度セラミドをはじめとした、皮膚や被毛を保湿・保護する成分を配合した製品です。シャンプーやブラッシング後に使用するのがおすすめです。

商品:BASICS 高濃度セラミドモイスチャースプレー

 

薬用シャンプー

ジョイペット お肌のことを考えた薬用リンスインシャンプー

肌が弱い犬でも使用できる、低刺激性のシャンプーです。保湿効果や消炎効果がある成分を配合しています。防腐剤不使用で、生後3ヶ月以上の子犬から使用可能な商品です。

商品:ジョイペット お肌のことを考えた薬用リンスインシャンプー

 

保湿クリーム

MEDIDOG 肉球クリーム

肉球や、気になる乾燥部分に使用できる保湿クリームです。セラミドや幹細胞エキスを配合し、皮膚バリアを整えることができます。

ペットフードの安全基準で作られているため、なめても安心です。

商品:[獣医師・薬剤師監修] MEDIDOG 肉球クリーム

犬の乾燥肌にワセリンやベビーオイルはOK?

犬の乾燥肌に、ワセリンやベビーオイルを使用することは可能です。

ワセリンは気になる乾燥部分に直接塗付し、ベビーオイルは5~10倍に薄めて使用しましょう。

 

ただ、犬はクリームをなめとってしまうことがあります。そんなときは、食用のオリーブオイルを使用するのがおすすめです。

例えば、次のような使い方ができます。

  • 少量を手になじませて皮膚に塗りこむ
  • 肉球のマッサージに使用
  • 耳掃除のクリーナー代わりに使用

オリーブオイルはなめても安心ですが、与えすぎは肥満や下痢になる可能性があります。使う量には注意しましょう。

犬の乾燥肌対策の方法は?

犬の乾燥肌対策

犬の乾燥肌はどうやって対策すればいいのでしょうか?

今日からできるケア方法をご紹介します。

 

部屋の湿度を保つ

冬場は特に空気が乾燥するので、犬の皮膚も乾燥しやすくなります。

乾燥しないように部屋の湿度を40%〜60%に保ってあげましょう。

加湿器などを使うと、乾燥を防ぐことができます。

 

保湿ケア

乾燥はお肌の大敵です。

人間の女性のようですが、実は犬も保湿が大切です。

保湿クリームは、人間用だと皮膚への負担が大きいため、犬用のオイルや保湿クリームを使ってあげましょう。

 

ブラッシング

ブラッシングはこまめにしてあげましょう。

ブラッシングをしてあげることで、毛の絡まりが取れて毛の根元に空気の層ができます。

空気の層は保湿、保温効果があるため、乾燥肌になりにくくなります。

 

シャンプー

冬場は寒いからといってシャンプーをしないと、毛の根元が汚れて皮膚病の原因になってしまいます。

シャンプーは1か月に1度はおこない、皮膚の新陳代謝を促進してあげましょう。

もちろんシャンプーは犬用を使ってあげましょう。皮膚を傷めないようにしてください!

 

バランスの良い食事

犬の肌の保湿効果を高めるためには、バランスの良い食事が大切です。

良質なたんぱく質が入ったフードを与えるとより効果的です。

まとめ│犬の肌は乾燥に弱い!日ごろのケアが大切!

ワンちゃんの皮膚も、人間と同じように乾燥します。

普段は毛で覆われている皮膚はとても弱く、乾燥することで皮膚病になってしまう場合があります。

ワンちゃんの肌を守るために、シャンプーやオイルを使って乾燥から守ってあげましょう。

 

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この記事の監修者 ペット保険比較のピクシー編集部
ペット保険の専門家であるメンバーがコラムを監修しています。少額短期保険募集人、損害保険募集人、ファイナンシャルプランナーなどの数多くの資格を保有。犬や猫などの動物が大好きで、飼育歴は10年以上です。知識や経験を活かして、さまざまなお役立ち情報をお届けします。

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