猫の種類 アメリカンカール

アメリカンカールに適した環境で飼う

室内でも十分な運動ができる環境を整える

アメリカンカールはどちらかと言えば体重が軽いものの、太りやすい猫種とされています。また、室内飼いの猫は行動範囲が狭いので、どうしても運動不足に陥りがちです。

そこで、室内でも十分に運動できる環境を整えましょう。アメリカンカールは遊びが大好きなので、可能であれば猫専用の部屋を確保し、高さのあるキャットタワーやキャットウォークを設置しましょう。

アメリカンカールはそれほど体が大きくないので、広い部屋でなくても運動させることができます。アパートやマンションなどの賃貸住宅で部屋が狭い場合は、リビングの隅や家具の上などちょっとした空きスペースを有効に活用しましょう。

家の中を自由に移動できるように配慮する

猫は薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)の動物であり、朝夕に活発に動き回ります。普段は落ち着いているアメリカンカールも、朝夕になると野生が目覚めたように走り回ったり、高いところに上ったりします。

そんなときに狭い部屋に閉じ込められると、猫はストレスに感じてしまいます。また、猫は毎日のように縄張りを自分の目で確認しないと気が済みません。室内飼いの猫にとって縄張りは家の隅々です。このような性質は、アメリカンカールも例外ではありません。

アメリカンカールを飼うなら、家の中を自由に移動できるように配慮しましょう。できるだけ昼間は部屋の戸を解放し、部屋と廊下、部屋と部屋を自由に出入りできるようにしてください。可能であれば、猫専用の出入り口を設けましょう。

 

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目次

安心してくつろげるスペースを確保する

安心してくつろげるスペース

穏やかで明るい性格のアメリカンカールは、新しい環境に比較的早く順応することができ、多頭飼いにも適しています。しかし、猫にはそれぞれテリトリーがあります。

アメリカンカールはのんびりお昼寝するのが大好きなので、安心してくつろげるスペースを確保しましょう。あまり人が近くを通らない静かな場所に、寝床になる猫用のベッドやクッションを置きましょう。騒がしい部屋の入り口や玄関付近は避けてください。

おすすめは日向ぼっこができる窓辺や縁側です。暑くなると移動するので、涼しい日陰にも寝床を置きましょう。

ほかにもキャットタワーの上や猫がよく上る家具の上など、そのときの気分で寝床を選べるようにするといいでしょう。

事故が起きないように対策する

好奇心旺盛なアメリカンカールは、人が想像もできない行動を起こすことがあります。室内飼いであっても事故が起こる可能性がありますから、万全の対策を施しましょう。

まず、猫の動線上に障害物がないか確認しましょう。特に、出入り口付近に物があると、走り回ったときに体をぶつけてけがをすることがあります。猫が動きやすいように家具の配置を見直し、不要な家電製品は片付けましょう。

また、猫に押入れや物置に入られると、物を落としてけがをしたり、閉じ込められたりする心配があります。押入れや物置の戸はしっかり閉め、猫が手で開ける場合は鍵を取り付け施錠しましょう。

このほか、高所からの落下にも注意が必要です。アメリカンカールは一般的な猫と同じように高い所が大好きですが、ときには足を踏み外して落ちたり、着地に失敗して足を捻挫することがあります。

そこで、キャットタワーや猫がよく上る家具の下に衝撃を吸収できるマットやクッションを敷きましょう。さらに、ベランダや屋上の柵には転落防止用のネットを張りましょう。

加えて、猫は水の音やお風呂の匂い(ボディーソープやシャンプーなど)に興味を示し、浴室に入ってくることがあります。水をためた浴槽に落ちておぼれてしまう可能性がありますので、浴槽の水は必ず抜いておきましょう。

自由に爪をとげる場所を用意する

アメリカンカールには活発な一面があり、たくさん爪をとぎます。爪とぎにはリラックス効果がありますが、あまりに自由にさせていると壁紙や柱をボロボロにされてしまいます。

そこで、猫の通り道や普段過ごす部屋に市販の爪とぎグッズをたくさん配置して、自由に爪をとげる場所を用意しましょう。爪とぎグッズはダンボールでできたもの、ダンボールに麻を貼ったもの、ポールに麻縄を巻いたものなどいろいろなタイプが売られています。
猫にはそれぞれに好みがありますが、主にやわらかい感触のダンボールを好む猫と手ごたえのある麻を好む猫に分かれています。爪とぎは安価なものが多いので、いろいろなタイプを試しましょう。

爪とぎでボロボロにされないように、合わせて壁や柱、部屋の角に市販の爪とぎ防止シートを貼ると効果的です。

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アメリカンカールを飼う際のポイント

アメリカンカールと一緒に遊ぶ

一緒に過ごす時間をたくさん作る

アメリカンカールは人懐っこい性格で、飼い主さんが行く場所についていき、いつまでも子猫のように甘えてきます。

猫は飼い主さんのそばにいるだけで安心でき、リラックスして過ごせるため、一緒に過ごす時間をたくさん作りましょう。少しでも寄り添ってあげることでストレス緩和につながり、猫との距離を縮めることができます。

5分でも10分でもいいので遊びに付き合う

アメリカンカールは太りやすい猫種であり、適度な運動が必要です。そこで、1回5分でも10分でもいいので遊びに付き合いましょう。

アメリカンカールは成長しても遊びが大好きで、いろんなものに興味を示します。猫じゃらしや羽のおもちゃをリズミカルに動かしたり、ボールを転がしたりして遊ばせましょう。
また、一般的な猫と同じように高い所が大好きなので、キャットタワーなどで上下運動させて足腰を鍛えさせましょう。上下運動は限られた空間で遊ばせるときにも適しています。

適切な食事で健康を維持する

アメリカンカールは一般的な猫よりも成長がゆっくりで、成猫になるまで2~3年を要します。そして、被毛の成熟にはさらに1~2年要します。

タンパク質が不足すると栄養不良に陥り、毛並みが悪くなったり抜け毛が増えたりします。そのため、子猫のうちから高タンパク質・高カロリーの食事を与えてください。

また、アメリカンカールは太りやすいので、低脂肪・低炭水化物のフードを選びましょう。腎臓に負担のかかるナトリウムやマグネシウムの摂りすぎにも注意してください。

定期的に耳掃除を行う

クルンと後ろに反った耳を持つアメリカンカールは、軟骨が変形している影響で耳の通気性が悪く、耳垢がたまりやすいとされています。

耳の手入れを怠ると、湿った耳垢に雑菌が繁殖したり、カビの一種である真菌に感染したりして、「外耳炎」を発症することがあります。

外耳炎は耳を清潔に保つことで予防できますので、耳が汚れていないかを毎日確認し、定期的に耳掃除を行いましょう。ただし、猫の耳の軟骨部分はとてもデリケートなので触りすぎないようにしてください。

被毛の手入れを怠らない

アメリカンカール 被毛の手入れ

長毛種のアメリカンカールは抜け毛の量が多いので、被毛の手入れを怠らないようにしてください。1日1~2回、ブラッシングとコーミングを行ってください。

アメリカンカールの被毛は下毛が少なく、もつれにくい毛質なのでブラッシングは簡単です。長毛種は毛玉ができやすいので、まず、ピンブラシで毛玉を取ってから、コームをていねいに入れて毛をとかしましょう

 

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