メインクーンの抜け毛対策
生え変わりの時期は抜け毛が多い
メインクーンは長毛種ですが、被毛の長さはセミロングで密集して生えているので、毛は抜けやすいほうではありません。しかし、アメリカ北部のメイン州原産の猫であるため、被毛が生え変わる初夏から夏にかけては長い毛がどんどん抜けていきます。
手入れを怠ると、毛繕いの際に飲み込む抜け毛の量が増え、猫のお腹に毛玉がたまる「毛球症」を引き起こします。そこで、抜け毛対策をしっかり行いましょう。
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毛づくろいだけでは不十分
猫は自分で毛づくろいを行い、毛並みを整える動物です。柔軟な体を生かして、舌と唾液を付けた前足で器用に全身の被毛を整え、抜け毛や毛玉を取り除きます。
猫の唾液には殺菌作用があるため、衛生面を考えるなら毛づくろいだけで十分ですが、抜け毛対策という点では不十分です。なぜなら、セミロングの密集した被毛を持つメインクーンは、短毛種の猫よりも抜け毛の量が多く、セルフケアには限界があるからです。
定期的にブラシやコームを入れて毛並みを整える
メインクーンの被毛は不ぞろい、かつ密度が高いので、定期的にブラシとコームを入れ、もつれを整えてあげる必要があります。そのため、抜け毛が少ない晩秋から春にかけては、少なくとも週2、3回、抜け毛の量が増える初夏から秋にかけては1日2回、ブラシやコームを入れましょう。
ていねいに抜け毛を取り除くことで、猫のお腹に毛玉がたまるのを防げます。長毛種のメインクーンには、ブラッシングとコーミングが欠かせないのです。
食事の栄養に気を配る
メインクーンの抜け毛の量を減らすには、食事の栄養に気を配り、皮膚と被毛の健康を良好に保つ必要があります。また、被毛を作る材料になるのはタンパク質です。肉、魚、油脂類などから摂取したタンパク質は、「ケラチン」と呼ばれる物質に変わります。このケラチンが、皮膚の角質や被毛を作っています。
猫が食事から取ったタンパク質のうち、25%から30%が皮膚や被毛の健康維持に使われます。メインクーンには高タンパク質の食事を与えて、ケラチンをたくさん供給しましょう。
また、皮膚と被毛の健康維持には脂肪酸も欠かせません。特に動物性脂肪は猫にとって「必須脂肪酸」であるアラキドン酸の供給源です。
ほかにも、DHAやEPAなどの「オメガ3脂肪酸」には、皮膚のバリア機能を保つ働きが認められています。DHAやEPAは、イワシやサバなどの青魚に多く含まれています。
さらに、皮膚の代謝を助けるビタミンA、保湿成分であるセラミドの合成を促進するビタミンB群も重要です。猫は高齢になるほど代謝が低下するので、食事から十分な量のビタミンを摂取できるように配慮しましょう。
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正しいコーミングとブラッシングを行って抜け毛を取り除く
長毛種のメインクーンは、短毛種よりもお手入れに手間がかかります。正しい方法を覚えて抜け毛を取り除きましょう。
まずコームで毛のもつれを取る
長毛種のメインクーンには、ブラシをかける前に、コームで全身の毛を整えてもつれをとかしましょう。猫は自分で毛づくろいを行うので、始めのうちはブラッシングを嫌がる傾向にあります。
そこでまずは、ブラシをかける前にコームに慣れさせましょう。このとき、もつれがひどくても無理に引っ張らず、少しずつとかしてあげることが重要です。なぜなら、猫が「痛い!」と感じると、飼い主さんがコームやブラシを見せただけで逃げるようになるためです。
そこで、お尻から頭に向かって毛を立てるようにコームを入れ、一度に広範囲をとかそうとせず、少しずつ毛束をとってほぐしながらとかしていくのがコツです。
ピンブラシやスニッカーブラシでブラッシングする
次に、ピンブラシや目の細かいスリッカーブラシをかけて残ったもつれをとかし、抜け毛や毛玉をていねいに取り除きます。このときも、猫のお尻から頭に向かって毛を立てるようにブラッシングします。
メインクーンは、背中、脇腹、お腹、首の周り、しっぽの毛が長いので、抜け毛が残らないように気を付けながらブラッシングしましょう。
金属ブラシやナイロンブラシの固い感触を嫌がる猫には、やわらかい獣毛のブラシがお勧めです。また、乾燥する季節は静電気が発生するので、市販のブラッシング用スプレーをかけてからブラシを入れるといいでしょう。
デリケートな顔まわりは慎重に
猫の顔の毛も忘れずに整えましょう。顔はデリケートな箇所のためブラシは使わず、コームのみで軽く整えてあげてください。コームが目に入らないように、中心から外側に向かって慎重に毛をとかします。
特に、頬部分は毛のボリュームが多くもつれやすいので、入念にコームを入れましょう。顎の下にコームを入れるときは、頭を軽く持ち上げるとスムーズに行えます。
ほかにも、歯ブラシを使って毛を整える方法があります。コームを嫌がる猫には、刺激が少ない歯ブラシを使いましょう。
シャンプーとカットで被毛を整える
シャンプーを行って皮脂汚れを取り除く
猫は水にぬれるのを嫌がる傾向がありますが、メインクーンは冬の寒さから身を守るために皮脂が活発に分泌されるので、定期的なシャンプーが必要です。
シャンプーを行わなくても健康に害はありませんが、皮脂にゴミやホコリが付き、黒ずんで汚れが目立ってしまいます。1か月に2回はシャンプーを行い、皮脂汚れをきれいに洗い流しましょう。ただし、成猫になってからシャンプーを始めると嫌がるので、できれば子猫のうちから慣れさせてください。
なお、どうしてもシャンプーを嫌がる猫には、ストレスになるので無理に行う必要はありません。ウェットティッシュや、水を使わないドライシャンプーを活用しましょう。
夏場はサマーカットで涼しく衣替え
メインクーンは、寒冷な気候に適応した猫種です。夏毛に生え変わるとは言え、厚い被毛は持て余し気味で暑そうに見えます。そこで、サマーカットを行い、被毛のボリュームを調整しましょう。ペット用の美容院でカットしてもらうのが一番簡単ですが、ご自宅で余分な毛を軽くハサミでカットするだけでも十分です。
バリカンを使うと短時間でカットできますが、猫が嫌がる場合は避けてください。サマーカットを行うと被毛の通気性が良くなり、蒸し暑い夏場も快適に過ごせるようになります。
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