ダルメシアンの性格や値段

映画「101匹わんちゃん」の犬としても知られ、独特のスポット柄が目を引くダルメシアン。その美しい見た目にひかれて「一度は飼ってみたい!」と思ったことのある方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、ダルメシアンの性格や歴史、飼い方から、気をつけたい病気までわかりやすく解説します。お迎えを検討している方はもちろん、ダルメシアンに少しでも興味がある方もぜひ参考にしてみてください。

【この記事でわかること】

  • ダルメシアンは活発で飼い主が大好き!
  • ダルメシアンの散歩は何分必要?
  • ダルメシアンを日本で見かけない理由
  • ダルメシアンに似ている犬種は?

 

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ダルメシアンの特徴

ダルメシアンの特徴

ダルメシアンの均整のとれた体と黒い斑点模様は、多くの人を魅了します。しかし魅力は外見だけではありません。優れた運動能力や賢さなど、知れば知るほど奥深い特徴があります。

ここでは、ダルメシアンをもっとよく知るために、原産地や大きさ、値段などを詳しく紹介します。

 

ダルメシアンの歴史と原産地

ダルメシアンは、クロアチアのダルメシア地方が原産地といわれ、非常に古い歴史をもつ犬種です。古来より馬車の伴走犬や番犬として活躍し、高い耐久性と敏捷性、持久力を必要とする役割を担ってきました。

 

自動車の登場により人気が低下しましたが、映画「101匹わんちゃん」などで有名となり、世界中の家庭で飼われています。

 

ダルメシアンの値段

ダルメシアンの価格は、20万~30万円程度です。

※値段は、購入方法や血統、地域などによって異なります。

 

ダルメシアンの大きさ・サイズ

ダルメシアンの成犬の体高は、オスが56~61cm程度、メスが54~59cm程度です。体重はオスが約27~32kg、メスが約24~29kgです。一般的にオスのほうがメスよりやや大きい傾向があります。

 

体つきは全体的にバランスが良く、日本では大型犬に分類されます。

 

ダルメシアンの体型

ダルメシアンの成犬は、全体的にスマートで筋肉質な体型をもつことが大きな特徴です。

 

骨格はしっかりとしていて大型犬らしい力強さがありますが、重たすぎる印象はなく、引き締まった体つきになっています。胸囲は深く、胴は適度な長さがあるため、運動能力に優れ、持久力も高いです。

 

ダルメシアンの毛色・被毛

ダルメシアンの毛色は白地で、黒または茶色の斑点があります。この斑点は、生まれたばかりの子犬には見られず、成長とともにはっきりとしてくるのが特徴です。

 

ダルメシアンの斑点は個体により異なりますが、密集せず均等に配置され、形状は丸みがあり鮮明であることが理想とされています。被毛は短く硬めの手触りで、独特の光沢があります。

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ダルメシアンの性格

ダルメシアンは明るく陽気な性格が特徴で、活発に動き回ることを好む犬種です。非常にエネルギッシュで運動量が多く、日々たっぷり体を動かす時間を確保してあげることが大切です。また、飼い主や家族には深い愛情を示します。信頼する相手とは親密な関係を築くことも、ダルメシアンならではの魅力といえるでしょう。

 

一方で、ダルメシアンには神経質な一面もあります。見知らぬ人や犬に対しては警戒心が強く、状況によっては慎重に行動します。番犬としての本能が残っているため、初対面の相手には距離を置くこともあります。さらに、頑固な性格もみられるため、しつけの際には飼い主が根気よく一貫した態度で接することが必要です。

ダルメシアンの飼育のポイント

ダルメシアンの飼育のポイント

ダルメシアンを健やかに育てるためには、運動や食事、しつけなど日々のケアをしっかりと行うことが重要です。

 

ダルメシアンの運動量と散歩

ダルメシアンは非常にエネルギッシュで運動量が多い犬種のため、毎日十分な運動時間を確保することが必要です。特に成犬は活発さが際立ち、運動不足になるとストレスがたまりやすく、吠えや噛みつきといった問題行動があらわれることもあります。

 

散歩は最低でも1日に2回、それぞれ30分以上行うことが推奨されています。ダルメシアンは走ることを好む傾向もあるため、定期的にドッグランなどで自由に動き回れる時間を作りましょう。

 

ダルメシアンの食事

ダルメシアンが健康で活発に過ごすためには、バランスのとれた食事が欠かせません。また、体を支える筋肉や毛艶を保つために、良質なたんぱく質を十分に含む食事が望ましいとされています。

 

ダルメシアンの特徴として、尿路結石のリスクがほかの犬種より高いことが挙げられます。予防のためにも、常に新鮮できれいな水を飲める環境を用意し、意識的に水分補給を促すことが大切です。

 

ダルメシアンのお手入れ

ダルメシアンの被毛は短いものの、抜け毛の多い犬種です。そのため、定期的なブラッシングが必要です。ダルメシアンは皮膚が弱いため、ブラッシングはやさしく行います。

 

また、耳掃除や爪切り、歯磨きも適宜行い、健康管理を徹底しましょう。アレルギーの症状が出やすい特徴があるため、皮膚のコンディションをこまめに観察し、異常があればかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。

 

ダルメシアンのしつけ

ダルメシアンのしつけは早期から始め、根気よく継続することが重要です。

 

ダルメシアンは賢く飼い主に従順ですが、ときに神経質な一面もみられます。そのため、単調なトレーニングには飽きてしまうことがあるので、バリエーションを加えながら、褒めて伸ばす方法を取り入れましょう。

 

また、ダルメシアンは他人やほかの犬への警戒心が強まる場合があるため、子犬のころから十分な社会化トレーニングが必要です。知らない人や犬にも徐々に慣れさせ、ストレスを感じさせないよう配慮することが大切です。

 

子どもとの接し方や室内でのマナーなど、日常生活のあらゆるシーンで安心して暮らせる環境を整え、ダルメシアンの特徴にあわせた接し方を心掛けてください。

 

ダルメシアンのケガ対策

ダルメシアンは運動能力が高く、敏捷に動く特徴がありますが、滑りやすい床での転倒事故や関節への負担には注意が必要です。

 

フローリングやタイルなどの硬くて滑りやすい素材の床では、高齢の大型犬にとっては足腰への負担が増しやすく、重心が不安定になり、関節や筋肉を痛めるリスクも高まります。したがって、飼育環境にはかならず滑り止めマットやカーペットを敷く、床材を滑りにくいものにするなどの滑り対策を講じましょう。

 

また、被毛が短いため、犬が寝るエリアにはクッション性の高いマットやベッドを用意してあげることで、ひじや関節部の床ずれやタコの予防につながります。

ダルメシアンがかかりやすい病気

ダルメシアンの病気

ダルメシアンは、特有のケガや病気にかかりやすい傾向があるため、日ごろから体調管理が重要となります。

 

まず遺伝的に多くみられる「難聴」に注意が必要です。耳が聞こえにくい個体には専用のケアやトレーニングが求められます。ほかにもダルメシアンの特徴として、尿路結石症へのなりやすさが挙げられます。放置すると重篤化することがあり、特に成犬では注意が必要です。水分をしっかり摂らせることや、結石予防に配慮した食事管理が効果的な予防策となります。

 

そのほか皮膚トラブルもよくみられる傾向があり、アトピー性皮膚炎を発症しやすい特徴があります。花粉やダニなどのアレルゲンが原因で、かゆみや炎症が起きやすくなります。また、ダルメシアンの特徴的な斑点模様はメラニン色素の欠損が関係しているため、色素異常による皮膚病や白内障への注意も必要です。

 

こうした疾患や症状には早期に気付き、獣医師と相談しながら適切に対処することが、ダルメシアンの健康を維持するうえで大切です。

ダルメシアンが日本に少ない理由

日本でダルメシアンの飼育数が比較的少ないのにはいくつかの理由があります。

 

まず、ダルメシアンは大変活発で運動量が非常に多く、十分な散歩や広いスペースでの運動が必要不可欠です。そのため、都市部を中心に、毎日の運動時間を十分に確保することが難しいケースが多く、飼育に厳しさを感じられやすい傾向にあります。

 

さらに、ダルメシアンは大型犬に分類されるため、体力やしつけの面でも飼い主に高い飼育技術が求められます。日本では小型犬を好む人が多かったり、集合住宅暮らしが一般的であったりすることから、こうした特性が敬遠されがちです。

 

こうした点から、広く知られるものの、飼いやすいといわれるチワワやトイ・プードルなどの小型犬と比べると飼育の難しさが強調され、日本でのダルメシアンの飼育数が抑えられる結果となっていると考えられます。

ダルメシアンに似た小型犬

ダルメシアンに似ているビーグル

ダルメシアンはその独特な斑点模様が魅力ですが、ダルメシアンに似た小型犬も存在します。

 

たとえば、ビーグルジャック・ラッセル・テリアは、小型犬でありながら斑点模様をもっており、ダルメシアンにひかれる方に選ばれているかもしれません。これらの小型犬は活発で遊び好きな性格をもつ点がダルメシアンと共通しており、家庭での飼育にも向いている犬種です。

 

見た目の斑点模様に加え、小型犬特有の飼いやすさや性格、運動能力についても考慮しながら選ぶことで、より良いパートナーと出会うことができるでしょう。

まとめ│ダルメシアンは運動と飼い主が大好き!

ダルメシアンは飼い主に一途で、運動量が多く必要な犬種です。性格は活発で明るく、日本でも飼うことはできますが、しつけや社会化の時間は欠かせません。

 

適切なケアと運動環境を整えてあげれば、ダルメシアンは日々を一緒に過ごす家族にたくさんの喜びをもたらしてくれるでしょう。

 

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この記事の監修者 ペット保険比較のピクシー編集部
ペット保険の専門家であるメンバーがコラムを監修しています。少額短期保険募集人、損害保険募集人、ファイナンシャルプランナー、愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、ペット防災指導員などの数多くの資格を保有。犬や猫などの動物が大好きで、飼育歴は10年以上です。知識や経験を活かして、さまざまなお役立ち情報をお届けします。

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