コーイケルホンディエの性格や価格は?

近ごろ、コーイケルホンディエ(英語:Kooikerhondje)という犬種が話題になっています。どんな特徴がある犬なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?

コーイケルホンディエという名前には「カモ猟の犬」という意味があり、略称としてコイケルと呼ばれることもあります。世界的に見ても飼育数は少なく、日本では見かけることも少ない犬種です。

今回はコーイケルホンディエの性格や魅力に加え、実際に迎え入れる際に役立つ飼い方や購入方法についても詳しく解説していきます。

【この記事でわかること】

  • コイケルの原産国は?
  • コイケルはどんな人が飼える?
  • コイケル特有の病気について
  • コイケル似の犬種3選!

【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考にされてください。

目次

大谷翔平の犬「デコピン」は希少種?

コーイケルホンディエの名が一気に知られることになったのは、野球の大谷翔平選手の愛犬としてメディアに取り上げられたことがきっかけです。コーイケルホンディエが希少種であることから、ペットショップやブリーダーには問い合わせが殺到しました。

 

また、大谷翔平選手の愛犬の「デコピン」という名前にも注目された方も多いのではないでしょうか。デコピンの由来は、コーイケルホンディエの別名である「ダッチ・ディーコイ・スパニエル」のディーコイからとったといわれています。

コーイケルホンディエはブリーダーのみ?販売場所は?

現在、日本でコーイケルホンディエの迎え入れができる場所は非常に限られています。まず、ペットショップではほとんど取り扱いがありません。

そのため、購入を検討されている場合は専門のブリーダーを探す必要があります。ブリーダーを選ぶ際には、知識が豊富で環境が良い場所を選びましょう。

ただし、昨今のブームでブリーダーにも予約が殺到しており、2年待ちになっているところもあります。

コーイケルホンディエってどんな犬?特徴を解説!

コーイケルホンディエは、スマートな体型が特徴的な中型犬です。活発で遊びが大好きな性格で、飼い主さまにもよくなつきます。

また、運動が大好きで、毎日の散歩は欠かせません。ドッグスポーツや水泳なども取り入れて、適度な運動を習慣化させましょう。

 

■コーイケルホンディエの特徴

コーイケルホンディエの外見 均等な体長と体高
腹部としっぽの飾り毛
コーイケルホンディエの毛色 ホワイトにレッドの模様
コーイケルホンディエの体重 約6~13㎏
コーイケルホンディエの値段・価格 約30~60万円
コーイケルホンディエの平均寿命 約12~14年

カモ猟を行っていた時代には、飾り毛があるしっぽをおとりにして、カモをおびき寄せていたといわれています。

 

コーイケルホンディエの歴史は?オランダ生まれ?

コーイケルホンディエの原産国は、オランダです。オランダでは古くから知られている犬種で、鳥猟犬として重宝されたのちに愛玩犬としても広まりました。

また、オランダ王室でコーイケルホンディエの先祖が飼育されている絵画が残されています。一方、ペットとしての歴史は浅く、日本に輸出がはじまったのは1990年代です。

現在でもオランダを中心に繁殖されていることから、海外での登録数は多くありません。

 

コーイケルホンディエの価格と毛色は?

コーイケルホンディエの毛色は、白地にレッドの模様があるレッド&ホワイトの一種類です。模様の入り方や色味などはJKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)にも登録されており、レッドは、よりくっきりした色が理想とされます。また、毛色は生体の価格にも影響します。販売価格の相場は30~60万円程度で、毛色のほかに血統や月齢で価格が決まります。

 

コーイケルホンディエの性格は?

コーイケルホンディエの性格は明るく活発で、遊び好きです。加えてとても友好的ですので、子どものいる家庭や多頭飼いにも向いています。

コーイケルホンディエは飼いやすい?飼い方のポイント

コーイケルホンディエの飼い方

コーイケルホンディエは、ペットとして飼いやすい犬種といえます。頭が良くのみ込みも早いので、しつけやすいでしょう。

また、飼い方の大きな特徴として運動量が多く必要であることが挙げられます。そのほか、飼育にあたって気になるポイントを詳しく解説していきます。

 

コーイケルホンディエは抜け毛が多い?換毛期が大変?

コーイケルホンディエのようなダブルコートの犬は、春や秋の換毛期には抜け毛が増えます。

ただし換毛期以外の抜け毛は、週に1回程度のブラッシングで対策できる量です。普段から定期的なブラッシングを心がけましょう。

 

コーイケルホンディエはカットが必要?

基本的に、コーイケルホンディエの被毛にカットは必要ありません。自宅で定期的にブラッシングをしましょう。

おしり周りとしっぽの飾り毛は絡まりやすいため、コームでやさしくほぐしながらとかしてください。また、毛の長い耳周りもあわせてお手入れしましょう。

 

コーイケルホンディエは臭いが気になる?

コーイケルホンディエの臭いが気になる場合は、普段のブラッシングに加え月に一度の目安でシャンプーを行うのがおすすめです。

また、垂れ耳のため耳が蒸れやすく臭いが発生することがあります。そのため、耳掃除はこまめに行うとよいでしょう。

 

コーイケルホンディエは吠える?しつけられる?

コーイケルホンディエは無駄吠えが多い犬種ではありませんが、ルーツは猟犬ですので、鳴き声は大きく張りがあります。そのため、子犬のうちからしつけはしておく必要があります。

対策として、無駄吠えに過剰反応しないこと、適切な運動や散歩を取り入れてストレスがたまらないようにすることが有効です。

コーイケルホンディエをお迎えするのに向いている人は?

犬を迎え入れる際、家庭環境と犬種があっているどうかを考えることはとても重要です。

たとえばこんな人がコーイケルホンディエとの生活に向いています。

  • 散歩の時間を長く確保できる人
  • ドッグスポーツへの興味がある人
  • 愛犬との触れ合いに時間をさける人

コーイケルホンディエにとって、コミュニケーションや運動はとても大切です。また、やさしい性格ですので子どものいる家庭でも穏やかに過ごすことができるでしょう。

コーイケルホンディエは病気になりやすい犬種?

コーイケルホンディエの病気

コーイケルホンディエを飼育するにあたって、いくつか注意するべき病気があります。特に症例の多い、遺伝性疾患を含めた4つの病気について解説します。

 

セロイド・リポフスチン脳症

セロイド・リポフスチン脳症は遺伝性疾患の一つで、細胞に老廃物である「セロイドリポフチン」がたまることで発症するといわれています。

主な症状は以下のとおりです。

  • 運動障害
  • 視覚障害
  • 凶暴性の発現

有効な治療法はなく、発症後は対症療法での生活となります。

 

フォン・ヴィレブランド病

フォン・ヴィレブランド病は、血が止まりにくくなる遺伝性疾患です。

事前の遺伝子検査で発見でき、親犬に遺伝子がない場合、子犬への発症はありません。ブリーダーから引き取る際は、親犬の遺伝子検査が済んでいることを確認すると安心でしょう。

 

遺伝性壊死脊髄障害(ENM)

遺伝性壊死脊髄障害(ENM)は、コーイケルホンディエ特有の病気で、ほとんどが1歳未満で発症する遺伝性疾患です。

麻痺が徐々に進み、最終的には全身麻痺となってしまう病気で、治療法はありません。遺伝子検査で発見できますのでブリーダーに事前に確認しましょう。

 

外耳炎

外耳炎は、コーイケルホンディエのような、垂れ耳の犬がかかりやすい病気です。

耳の内部に細菌が繁殖することで発症します。

主な症状は以下のとおりです。

  • 頭を振る
  • かきむしる
  • 悪臭

定期的に耳のお手入れを行い、外耳炎予防を心掛けましょう。

コーイケルホンディエとパピヨンはそっくり?似ている犬種を紹介!

コーイケルホンディエは、希少性の高い犬種です。「飼ってみたいけど出会いがない」「似ている犬種にも興味がある」という方も多いでしょう。

そこで、コーイケルホンディエと見た目や特徴が似ている犬をご紹介します。

  • パピヨン
  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
  • ボーダー・コリー

以上の3種類は、日本でも流通が多く人気の犬種です。

コーイケルホンディエの大きさとしては、キャバリアとボーダー・コリーの中間ほどです。

コーイケルホンディエを飼いたい!飼育費用はどれくらい?

実際にコーイケルホンディエを迎え入れる場合、どの程度の費用が必要なのでしょうか。初期費用と1か月の飼育費用にわけてご紹介します。

 

■初期費用

生体費用 30万~60万円
準備費用 5万~10万円

準備費用には、ケージやフード、トイレ用品、狂犬病予防接種費用などが含まれます。

 

■毎月の飼育費用

フード・おやつ 4,000~10,000円
トイレ用品 0~3,000円
雑費(おもちゃなど) 0~3,000円

そのほか、コーイケルホンディエは運動が大好きなので、レジャー費用が多くかかるかもしれません。加えて、病院・ワクチン代やペット保険料などももちろんかかります。

生活環境を整え、健康に暮らしていくために必要な費用ですので覚えておきましょう。

まとめ│コイケルは賢く運動量が多い話題の犬種!

話題の犬種、コーイケルホンディエはとても魅力のある犬種であることがわかりました。これから、日本でもさらに人気が出ることが見込まれます。

運動量が多く活発ですので、ドッグスポーツなどの新しい分野にも挑戦できます。一緒にたくさん遊びたい方はぜひ検討してみてください。

また、賢く子供にもやさしい性格ですので、飼い主さまの大切な家族の一員になることでしょう。

 

【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

この記事の監修者 ペット保険比較のピクシー編集部
ペット保険の専門家であるメンバーがコラムを監修しています。少額短期保険募集人、損害保険募集人、ファイナンシャルプランナーなどの数多くの資格を保有。犬や猫などの動物が大好きで、飼育歴は10年以上です。知識や経験を活かして、さまざまなお役立ち情報をお届けします。

この情報をシェアする

【ペット保険比較】10秒でカンタン比較

関連記事