犬はレタスを食べて大丈夫

「犬がレタスを食べてしまった!」
「犬はレタスを食べられるの?」
愛犬にレタスを食べさせたことがないあなたは、こんな疑問を抱えていませんか?

または「うちの子はレタスが好きでたくさん食べているけれど、適量や注意点について知りたい」という飼い主さまもいるでしょう。

この記事では、以下のことについて解説します。

  • 犬はレタスを食べても大丈夫
  • レタスの栄養素や効能
  • レタスを与えるときの注意点

犬とレタスに関する正しい知識を身につけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

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目次

犬はレタスを食べていい?

適量であれば、犬はレタスを食べても問題ありません。
中毒を引き起こすような有害な成分が含まれていないので、レタスは安心して与えられる野菜の1つです。

ちなみに「レタスには栄養がない」と思われている方もいるかもしれませんが、実は多くの栄養素がバランスよく含まれており、さまざまな効能が期待できます。

とはいえ、すべての犬がどれだけレタスを食べても問題ないというわけではありません。与えても良い量や注意点もしっかり把握しておきましょう。

犬に与えるレタスの適量

犬にレタスを与える適量

レタスのシャキシャキとした触感を好む犬は多いですが、与えすぎは良くありません。低カロリーのレタスは、主食としてではなく、おやつやフードのトッピングとして与えることをおすすめします。

実際にレタスを与えるときは、この表を参考にしてください。ただし、このレタスの量はあくまでも目安です。初めて愛犬に与える場合は、レタスの葉1枚程度の少量から与えるようにしましょう。

体重 適量
小型犬(2~5kg) 172~340g
中型犬(6~15kg) 390~776g
大型犬(20~40kg) 963~1619g

※可食部100gあたり11kcalとして算出
※健康な成犬(避妊・去勢済み)で、1日に必要なカロリーの1割として算出

レタスの正しい与え方

人と同じように、犬ものままレタスを食べられます。レタスに含まれる栄養素は、茹でると失われてしまうので、生で与えるのがおすすめです。

どうしても生のまま与えることに抵抗がある方は、レタスを茹でた後、その茹で汁ごと与えてみてください。そうすれば、流れ出た栄養素も一緒に摂取できます。

また、レタスの芯は食べても問題ありませんが、かたく消化しにくいので、細かく切ってから与えましょう。

レタスの栄養素と効能は?

レタスの栄養素と効能

レタスの栄養素の含有量は、それほど多くありません。しかし、健康を維持し病気をするリスクの軽減が期待できる栄養素をバランス良く含んでいるのです。
この章では、レタスの栄養素と効能について解説します。

 

【水分】熱中症の予防

レタスのおよそ95%は水分なので、水分補給にぴったりです。さらに、夏野菜のレタスは体を冷やす効果もあるため、熱中症予防に最適の野菜といえます。
夏場、なかなか水を飲まず、熱中症が心配な老犬に与えてみると良いかもしれません。

 

【ビタミンC・E】抗酸化作用

ビタミンCとビタミンEには、老化を予防する抗酸化作用があります。犬は体内でビタミンCを合成できますが、年齢とともに生産機能も衰えてくるので、特に老犬に摂取させたい栄養素です。

 

【ビタミンK】骨の強化

ビタミンKは、骨の強化や血液凝固に関わる栄養素です。犬は、腸内細菌でビタミンKを合成できますが、不足する場合もあるので食事から摂取する必要があります。

 

【食物繊維】腸内環境を整える

食物繊維は便通を良くし、腸内環境を整える効果があります。腹持ちも良いので、ダイエットが必要な犬のおやつにおすすめです。
ただし、不要性食物繊維が多いレタスを食べすぎると、便が硬くなり排便しにくくなることもあるので注意しましょう。

 

【カルシウム】歯や骨を丈夫にする

カルシウムは、骨や歯を丈夫にする働き以外にも、筋肉の収縮・弛緩、神経の伝達などの重要な役割がある栄養素です。
一般的なレタスのカルシウム含有量はそれほど多くありませんが、カルシウムを豊富に含むレタスも販売されています。

 

【カリウム】高血圧の予防

カリウムは、体内の余分な塩分を排出するため、高血圧を予防する効果があります。
しかし、腎臓病の犬の場合は、高カリウム血症になる可能性があるので注意が必要です。腎臓病の犬にレタスを与える場合は、獣医師に1度相談してください。

 

【葉酸】細胞の生産や再生

葉酸は、DNAやタンパク質などの合成に関わり、細胞の生産や再生に欠かせない栄養素です。しかし、光や熱に弱いため分解されやすく、総合栄養食を与えていたとしても十分な量を摂取できていないかもしれません。
葉酸を効率よく摂取させるためには、レタスを生のままで与えることをおすすめします。

 

【ラクチュコピクリン】リラックス作用

ラクチュコピクリンとは、レタスに含まれる苦み成分です。このラクチュコピクリンには鎮静効果があり、安眠やリラックス作用が期待されますが、一般的なレタスには体に影響するほど含まれていないといわれています。

レタスを与えるときの注意点

上記では、レタスのポジティブな面を紹介しましたが、与え方によっては愛犬の体に悪い影響を与える可能性もあります。
この章では、レタスを与えるときの注意点について見ていきましょう。

 

アレルギー

レタスを食べてアレルギーを起こすことは、めったにありません。しかし、レタスは少量といえどもタンパク質を含むので、タンパク質に過剰な免疫反応を示すアレルギーに注意が必要です。
レタスを食べた後、嘔吐や下痢、体をかゆがるなどの症状がみられた場合は動物病院の受診をおすすめします。

 

キシリトール

キシリトールを含む食品を食べた犬の死亡事例があるほど、キシリトールは犬にとって危険な成分です。レタスにはキシリトールが含まれていますが、微量なので中毒を起こす可能性は低いといえます。
とはいえ、レタスを食べて愛犬に異変がみられたら、すぐに動物病院を受診してください。

 

シュウ酸

シュウ酸は、犬の結石の原因となる成分です。すでに尿路結石を患っている犬やなったことがある犬にレタスを与える場合は、獣医師に相談しましょう。
ちなみに、シュウ酸は水に溶けやすい性質があるので、水にさらしたり茹でたりすることで、レタスに含まれるシュウ酸を減らすことが可能です。

 

与えすぎない

水分の多いレタスは、食べすぎると下痢を引き起こす可能性があります。とくに子犬は、消化器官が発達していないので注意が必要です。

 

味付けはしない

犬はレタスを食べられますが、人間用に調理されたレタスを与えてはいけません。例えば、ドレッシングがかかったレタスは塩分が多く、タマネギなど犬が食べてはいけない食材が含まれる可能性があります。
普段からレタスを与えている飼い主さまは特に、味付けされたレタスの盗み食いに注意してください。

レタスとサニーレタスとの違いは?

レタスとサニーレタスの違い

これまでは、一般的な緑色の玉レタスについて解説してきました。そのうえで、サニーレタスも犬は食べられるのか、疑問に思った飼い主さんもいるのではないでしょうか?

犬は、サニーレタスも食べられます。
しかも、玉レタスよりもサニーレタスの方が栄養が多く含まれます。

ちなみに、レタスには次のような種類があり、犬はどれを食べても問題ありません。

  • サラダ菜
  • サンチュ
  • グリーンリーフ

犬が食べられるレタスの美味しいレシピ!

「レタスを加熱して与える方法は、茹でるしかないの?」という飼い主さんのために、ここでは、犬が食べられるレタスのレシピについてご紹介します。

 

犬用 レタスの豚肉巻き

レタスとスライスされた豚肉だけでできるお手軽レシピです。
レタスは加熱して柔らかくなるので、生で食べるには少し硬い外側の葉っぱを使うのがおすすめ。豚バラ肉でもできますが、ロース肉を使えば巻きやすくなります。

作り方

  1. レタスの葉1枚を折りたたんで巻く
  2. 巻いたレタスを豚肉で巻く
  3. 火が通るまで蒸し器で加熱(蒸し器がなければ、レンジでも可)
  4. 食べやすい大きさに切る

人も食べられるので、夕食のついでに作ってみてはいかがでしょうか。
犬は味付けをしてはいけませんが、人が食べるときはポン酢やごまダレがおすすめです。

また、犬に与えるときは、やけどしないようにしっかり冷ましてから与えるようにしてください。

参考:https://cookpad.com/recipe/6468169

 

犬ごはん レタスしゅうまい

しゅうまいの皮を使わないので、小麦粉アレルギーの犬でも安心なレシピです。
ここでは、豚ひき肉を使っていますが、鶏ひき肉でもできます。

作り方

  1. ジャガイモやピーマンなど、お好きな野菜をみじん切りにする
  2. レタスを大きめの千切りにする
  3. ボールに1と豚ひき肉を入れて、粘りが出るまで混ぜる
  4. 3のタネを食べやすい大きさに丸める
  5. 4にレタスをまぶして、ぎゅっと握る
  6. フライパンにクッキングシートを敷き、5を並べる
  7. フライパンに水を入れて、火が通るまで蒸し焼きにする

フライパンではなく電子レンジで調理する場合は、水は不要です。このレシピでは、犬が食べやすいようにレタスを千切りにしていますが、人が食べる分は千切りにせずにレタスでタネを包むようにしても良いでしょう。

参考:https://cookpad.com/recipe/4552905

レタス以外に犬が食べられる野菜

犬が食べてもいい野菜

タマネギやアボカドのように食べたら危険な野菜もありますが、レタスのように犬が食べられる野菜はたくさんあります。とはいえ、健康な犬であれば食べても問題ない野菜でも、特定の犬は食べない方が良い野菜もあるので注意しましょう。

犬が食べてもいい野菜
キャベツ
白菜
にんじん
きゅうり
オクラ
トマト
大根
インゲン

例えば、キャベツには食物繊維と豊富なビタミンが含まれているので、お腹の調子を整える効果が期待できます。ただし、キャベツに含まれる成分が薬や病気に悪影響を与える可能性もあるため、甲状腺疾患の犬には与えないようにしてください。

また、キュウリは水分が豊富でレタス同様、水分補給にぴったりの野菜です。しかし、アレルギーを起こす可能性があるため、アレルギー持ちの犬に与えるときは注意しましょう。

まとめ

この記事では“犬はレタスを食べられるか”について紹介しました。

最後にもう1度、この記事のポイントをまとめておきます。

  • 犬はレタスを食べられる
  • レタスにはさまざまな栄養素が含まれている
  • 尿路結石の犬にレタスを与えるときは要注意

水分が多く低カロリーのレタスは、犬のおやつに最適です。

この記事で紹介した注意点を守って与えるようにしてください。
もし、レタスを食べた愛犬の様子に異変がみられたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

 

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