カニンヘンダックスの毛色

胴長短足の犬種として知られるダックスフンドは、大きさによって3種類に分けられ、その中でも1番小さな犬種がカニンヘンダックスです。体高は30cm以下、体重は3.5kg以下と非常に軽量であり、超小型犬として分類されます。

カニンヘンダックスには、短毛のスムースヘアー、長毛のロングヘアー、粗く硬い毛質のワイヤーヘアーに分けられます。

また、カニンヘンダックスには、毛色は単色(レッドやクリーム)・2色(ブラック&タンやブラック&イエロー)・混色(ダップルやブリンドル)の3タイプがあります。

そんなカニンヘンダックスの人気の毛色や特徴を、平均価格相場と一緒にランキング形式でご紹介していきましょう。

目次

カニンヘンダックスの毛色や模様について

カニンヘンダックスの人気の毛色1位は「レッド」

人気の毛色1位は「レッド」

「レッド」はカニンヘンダックスの定番色で、登録数が1番多く赤茶の被毛がとても美しい毛色です。おそらく、街で最もよく見かけるカニンヘンダックスの毛色がこのレッドではないでしょうか。

レアカラーやミスカラーは遺伝子の関係上、先天性疾患を持つことがありますがカニンヘンダックスの基本色のレッドなどは、そのリスクが少ないため飼いやすいと言えます。

カニンヘンダックスのレッド毛色の平均価格相場は、オスが約21万円、メスが約23万円とメスの方が価格が高い傾向にあります。

カニンヘンダックスの人気の毛色2位は「ブラック&タン」

人気の毛色2位は「ブラック&タン」

「ブラック&タン」は、ブラックがベースになり、頬・目の上・手足などの個所に褐色(タン)が差し色としてある毛色です。目の上のタンが麻呂眉のように見え、とても愛嬌のある顔に見えるカニンヘンダックスがいます。

カニンヘンダックスブラック&タンの平均価格相場は、オスが約22万円、メスが約24万円とレッドと変わらない価格帯です。

カニンヘンダックスの人気の毛色3位は「クリーム」

毛色3位は「クリーム」

「クリーム」は、やさしい色合いがかわいらしく人気の毛色です。季節によって毛色が濃くなったり、黒毛が出てきたりと変化する特徴があります。

しかし、カニンヘンダックスのクリームは、ジャパンケンネルクラブ(JKC)では公認されていない毛色です。その理由は、白色が強いクリームの毛色は、メラニンが欠損してしまうアルビノ遺伝子をもつ場合があり、内臓疾患や視覚・聴覚に障害が出てしまう可能性があるためです。そのため、カニンヘンダックスのクリームは、2018年1月1日にJKCの公認から外されてしまいました。

カニンヘンダックスの毛色のクリームの平均価格相場は、オスが約21万円、メスが約23万です。

カニンヘンダックスの人気の毛色4位は「ブラック&イエロー」

毛色4位は「ブラック&イエロー」

「ブラック&イエロー」は、ブラック&タンより差し色のイエローが薄く、ブラックとのコントラストがはっきりしています。艶やかなブラックとやさしいイエローは、上品な印象を与えるでしょう。

カニンヘンダックスの毛色ブラック&イエローの平均価格相場は、オスが約23万円、メスが約25万円とほかの毛色より少し高めの傾向です。

カニンヘンダックスの人気の毛色5位は「チョコレート&タン」

「チョコレート&タン」

「チョコレート」は濃い茶色から明るい茶色と幅広い色味があります。鼻は茶色の個体が多く、毛色が明るいとアイライン・爪・肉球なども茶色になる特徴をもちます。

この色にタンを加えた「チョコレート&タン」のバイカラーは、おしゃれでかわいらしい印象を与えるでしょう。

カニンヘンダックスの「毛色チョコレート&タン」の平均価格相場は、オスが約21万円、メスが約23万円と第1位のレッドと変わらない価格です。

カニンヘンダックスの珍しい毛色(レアカラー)

ダップル

珍しい毛色ダップル

「ダップル」は大理石(マール)のような斑模様がある毛色です。斑模様の出方は個体によってさまざまで、同じ模様の個体はいません。そのため、個性的なカニンヘンダックスを飼いたい方におすすめと言えます。

しかし、この模様を作り出すマール因子をもつ個体同士の繁殖は、視覚・聴覚・内臓に障害をもつ個体が生まれる危険性があるため注意が必要です。

そのため、ダップルのカニンヘンダックスをお迎えを検討している方は、親犬の血統書や個体の健康状態を確認することが大切です。

カニンヘンダックスの毛色ダップルの価格相場は、希少価値のためやや高めとなり、約27万円前後です。

カニンヘンダックスのミスカラーの毛色

ミスカラーの毛色

カニンヘンダックスのミスカラーでよく知られているのは、全身黒毛の「ソリッド」や、白をベースとし黒や茶の斑がある「パイボールド」です。

これらの毛色は、ジャパンケンネルクラブ(JKC)に認められず「ミスカラー」と呼ばれ、血統書の毛色の欄に「×」が付きます。

ミスカラーの個体は、スタンダード(犬種ごとに定められた理想像)を競うドッグショーやコンテストなどには参加できませんが、ペットとして日常生活を送るうえでは何の問題もありません。

また、ミスカラー同士の交配は、先天的な疾患や障害をもたらす危険性があるため、それを行わないようブリーダー業界では注意喚起がなされています。

以上のようなことから、ミスカラーのカニンヘンダックスは希少価値が高く、スタンダードな毛色の価格相場が約24万円に対し、ミスカラーの場合は約24万円~32万円と高めの価格帯になります。

もし、ミスカラーの個体を用いて繁殖を希望する場合は、JKCが公認している毛色のカニンヘンダックスを選ぶといった将来的な計画を考慮し、購入することが大切です。

カニンヘンダックスの毛色のまとめ

カニンヘンダックスの毛色の特徴や平価格相場について解説しました。

このほかダックスフンドには、スタンダードダックスとミニチュアダックスがいますが、サイズ・毛質・毛色の組み合わせは160以上になると言われています。

特に、カニンヘンダックスは、その小ささのかわいらしさから日本で1番の人気を誇ります。ぜひ、バリエーション豊かな毛色の中から、自分にぴったりのカニヘンダックスを見つけてください!

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