ベンガルは筋肉質でがっしりした体をしていて、運動量の多い猫種です。そんなベンガルにはどのようなフードが合っているのでしょうか?
この記事では、ベンガルに必要な栄養素や、適切なフードの量や回数、子猫・成猫・老猫それぞれに必要なカロリーの違いなどについて解説します。
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ベンガルに最適な栄養バランス
高タンパク質の食事でがっしりした体を維持する
ベンガルの筋肉質でがっしりした体を維持するには、高タンパク質の食事が欠かせません。食事から摂取したタンパク質は体内でアミノ酸に分解されてから吸収され、一部は再びタンパク質に作り変えられて筋肉を作る材料になります。
筋肉を構成する細胞は常に分解と形成を繰り返しているので、毎日の食事から十分な量のタンパク質を供給しましょう。健康的な筋肉を維持することで十分な運動量を確保し、肥満を防ぐことができます。
ベンガルが1日に必要なタンパク質量とは
では、1日にどれくらいのタンパク質が必要なのでしょうか? 猫が1日に必要とするタンパク質の量は、体重1kg当たり7gです。
成猫のベンガルの平均体重は3~8kgなので、1日21~56gのタンパク質が必要です。フードに含まれるタンパク質の量は、パッケージに記載されている栄養成分表示から割り出してください。
例えば、タンパク質の含有量が30%であれば、フード100g当たり30gのタンパク質を取ることができます。不足する場合は卵、魚、乳製品など動物性の食品で補いましょう。
脂肪をたっぷり取らせて美しい被毛を維持する
脂肪と聞くとどうしても肥満をイメージしがちです。しかし、脂肪は体内で生合成できない「必須脂肪酸」の供給源であり、摂取量が少なすぎると健康を維持することができません。
必須脂肪酸には皮膚の炎症を防いだり、やわらかく、つやのある被毛を維持する働きがあるので、脂肪をたっぷり含む食事を与えましょう。猫にとっての必須脂肪酸はリノール酸とアラキドン酸です。リノール酸は植物油に多く含まれ、アラキドン酸は動物性脂肪に多く含まれています。
さらに、皮膚のバリア機能を保つα-リノレン酸、しなやかな被毛を維持するγ-リノレン酸も効果的です。α-リノレン酸は植物油や緑色野菜に多く含まれています。γ-リノレン酸は体内でリノール酸から作られます。
炭水化物で不足しがちなエネルギー源を補う
肉食動物である猫はタンパク質と脂質を主なエネルギー源にしています。それなら炭水化物はいらないだろうと思いがちですが、健康な体を維持するには一定の炭水化物が必要です。なぜなら、タンパク質と脂質を多く含む肉や魚だけで必要なエネルギー源を確保しようとすると、腎臓や肝臓に負担をかけすぎてしまうからです。また、動物性の食品の多くはビタミンやミネラルが偏っています。適量の炭水化物を一緒に取らせることで、栄養バランスが乱れるのを防ぐことができます。
さらに、炭水化物はタンパク質よりも素早く吸収され、手っ取り早くエネルギー源として利用できるというメリットがあります。たくさん運動してたくさんエネルギーを消費するベンガルには、食品から炭水化物を取らせるといいでしょう。
ただし、猫は穀物の消化があまり得意ではないので、十分に加熱してから与えてください。ご飯やパンは香りが強く食べやすく猫がよく好む炭水化物です。
カルシウムとリンのバランスに配慮して骨の健康を維持する
ベンガルの発達した筋肉は骨太な骨格と丈夫な四肢によって支えられています。骨が弱ければ重い胴体を支えることができず、腰や関節に負担をかけてしまいます。
骨を作る材料は誰もが知っている通りカルシウムですが、重要なのはリンとのバランスです。リンは体に必要な栄養素ですが、取り過ぎるとカルシウムの吸収を妨げて骨を弱くしてしまいます。
健康な骨の維持には、リンの1.2~1.5倍のカルシウムを取らなければなりません。ところが、キャットフードの主原料である精肉や穀物にはカルシウムよりもリンが多く含まれています。
キャットフードを選ぶ際はカルシウムとリンの含有量を確認しましょう。もしリンとカルシウムのバランスが悪いと感じたら、骨や小魚類、チーズなどの乳製品からカルシウムを補うといいでしょう。
ビタミンEで老化と脂肪の酸化を抑制する
運動量の多いベンガルは酸素をたくさん体内に取り込みますが、一部は強い酸化作用を持つ活性酸素に変わります。酸素を取り込む量が多ければ多いほど体内で発生する活性酸素の量も多くなります。
体内で活性酸素が増えると細胞を錆びつかせて老化を進めたり、脂肪を酸化させて「動脈硬化」や「黄色脂肪症」の原因になります。そこで欠かせないのがビタミンEです。植物油、大豆、ほうれん草などの緑黄色野菜、卵黄などに多く含まれるビタミンEには優れた抗酸化作用があり、余分な活性酸素を除去して細胞の酸化を防いでくれます。
また、青魚を多く食べている猫は、酸化しやすい「不飽和脂肪酸」を多く取っているのでビタミンEの働きが重要になります。ベンガルにはビタミンEを強化したフードを与えて、老化と脂肪の酸化を抑制しましょう。
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ベンガルに与えるフードの量と回数
子猫には好きなだけ食べさせて構わない
ベンガルの子猫は成長に多くのエネルギーが必要です。大きくがっしりした体に成長できるかどうかは、1歳までにどのような食事を取ってきたかで決まります。
子猫は成猫以上に活発に動き回り、遊びも運動も大好きなので、多少食べ過ぎても太りません。子猫には好きなだけ食べさせて成長を促しましょう。
子猫が1日に必要とするカロリーは以下のとおりです。
1日に必要なエネルギー(kcal/kg)
8週齢 260
14週齢 200
20週齢 150
40週齢 100
52週齢 80
生後2か月の子猫が1日に必要とするカロリーは、体重1kg当たり260kcal、成猫の約3倍です。生後半年を過ぎると成長のスピードはゆっくりになりますが、それでも成猫よりも多くのカロリーが必要です。
子猫は胃が小さいので1日分を3~5回に分けて与えてください。お腹が空いたときにいつでも食べられるように、フードを盛ったお皿を常に出しておくといいでしょう。
成猫は体重と運動量に見合った量のフードを与える
成猫のベンガルには体重と運動量に見合った量のフードを与えてください。
フードの量はカロリーをもとに計算します。成猫が1日に必要とするカロリーは以下のとおりです。
1日に必要なエネルギー(kcal/kg)
不活発な猫 70
標準的な猫 80
活発的な猫 85
妊娠中の猫 100
授乳中の猫 250
ベンガルの平均体重は3~8kgなので、1日に必要なカロリーは標準的な猫で240~640kcalになります。成猫はこのカロリーに相当する量のフードを1日2~3回に分けて与えてください。
老猫には体重と運動量を考慮してフードを与える
猫は10歳から老齢期に入ります。若い頃は活発に運動していたベンガルも、老化によって足腰が弱くなり運動する時間が短くなります。
それなのに若いころと同じようにフードを食べていると、いくら太りにくいベンガルでもどんどん体重が増えていきます。10歳を過ぎたベンガルには低脂肪・低カロリーの高齢猫向けフードを与えましょう。
老猫が1日に必要とするカロリーは成猫と同じです。体重と運動量を見てフードの量と回数を調整してください。
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