
フレンチブルドッグとは、愛嬌たっぷりの顔立ちとコンパクトな体が特徴で、「フレブル」の愛称で親しまれる人気の小型犬です。性格は穏やかで人懐っこく、初心者でも飼いやすいと人気です。暑さに弱いため、室内での飼い方や温度管理に注意が必要です。
そんなフレンチブルドッグの特徴、性格、飼い方、気になる病気や平均寿命、価格相場などを詳しくご紹介します。
フレンチブルドッグを飼っている人はもちろん、これからいっしょに暮らしたい、飼えないけどもっと詳しく知りたいという方、ぜひお読みください。
犬種 フレンチブルドッグ
英語表記 French Bulldog
原産国 フランス
サイズ 中型犬
【ペット保険比較のピクシー】では人気ペット保険おすすめランキングもご紹介しております。
まだペット保険に加入していない方、これから加入する方、保険の乗り換えを検討中の方は参考になさってください。
フレンチブルドッグ(フレブル)の特徴・毛色・大きさ

「ぶちゃかわ」といわれるフレンチブルドッグの見た目や毛色の特徴を見てみましょう。
がっちりした体つき、潰れた顔に丸く大きな目
全体的にガッチリとした筋肉質な体型をしており、特に首から胸にかけてはとても太くなっています。頭は大きめでスクエア型、パッチリとした丸く大きな目をしていて、マズル(口の周りから鼻先にかけての部分)は短く、ペチャっと潰れた顔(短頭種)をしています。
また、「バットイヤー」と呼ばれるコウモリが羽を広げたような大きな耳が特徴的で、尻尾は生まれつきとても短く、短毛の被毛はなめらかで光沢があります。
フレンチブルドッグ(フレブル)の毛色
JKCで正式に認められているフレンチブルドッグの毛色は以下のとおりです。
- フォーン(小鹿を表す、やや明るいブラウン色。レッドからライト、ブラウン、またはカフェオレ)
- ブリンドル(地色にほかの色がまんべんなく混じったもの)
- パイド(全体に白地が多めで、フォーン、またはブリンドルがあるもの)
ブラックやグレーは認められていません。
育成国によってわずかに異なるフレンチブルドッグ(フレブル)のルックス
ヨーロッパタイプのフレンチブルドッグは、胴が短めで丸みがあるショートボディのコンパクトな体型をしています。また、クリッと丸い愛らしい目をしていて、頭や顔は少し大きめの丸顔の子が多めです。
ヨーロッパタイプのフレンチブルドッグは、体型は筋肉質で、ギュッと引き締まった力強いボディをしています。また、顔の形はスクエアな子が多く、ほっぺはアメリカタイプよりも垂れている印象があり、顔や頭も小さめです。
フレンチブルドッグのサイズ(体重と体高)
スタンダードの体重は8kg~14kgで、これを下回ることも超えることも認められていません。また、体高については詳細な決まりはなく、体重とのバランスが取れていることが大切とされています。
実際には、体重は8kg~15kg前後、体高は30cmくらいの子が多く、オスの体格はがっしりとしていて大きくなる傾向にあります。また、メスの多くはオスに比べると小柄で華奢です。
ペット保険比較のピクシーにはペット保険についての記事も多数ございますので、安心して保険をお選びいただけます。
保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」も参考にしてください。
フレンチブルドッグ(フレブル)の性格
フレンチブルドッグの性格は、マイペースで穏やかな傾向があります。オスやメスの性格の違いについても見てみましょう。
オスは甘えん坊で、さみしがり屋
フレンチブルドッグのオスは、成犬になってもとても子供っぽく、甘えん坊で飼い主にべったりのさみしがり屋な子が多いです。そのため、独りになってしまう留守番などは苦手です。また、落ち着きがなく、常に遊びを求めている活発な性格をしています。
メスはマイペースでおっとり派。でも気が強い
フレンチブルドッグのメスはオスに比べて、やさしくおっとりとした子が多いです。また、マイペースで落ち着きがある性格をしています。しかし、メスの方がオスよりも気が強い傾向にあります。
フレンチブルドッグ(フレブル)共通の性格
オスメスともに飼い主と一緒に過ごすことを好み、とても愛情深く、起伏が安定していて穏やかな性格をしています。また、神経質な子が少ない犬種のため、犬とゆったりとした暮らしを望む人に向いている性格をしていると言えます。
フレンチブルドッグ(フレブル)の飼い方
フレンチブルドッグは短頭種のため、注意したい飼い方のポイントがあります。日ごろのお手入れ方法についても解説します。
オスは縄張り意識をもたせないしつけを
フレンチブルドッグのオスは、メスに比べて活発で元気があるため、長めの散歩が必要です。また、あまり吠えないと言われているフレンチブルドッグですが、オスは縄張り意識が強いため、他犬に対して攻撃的になり吠えることもあります。そのため、子犬の時から必要以上にマーキングをさせないようにするなどをして、縄張り意識をもたせないしつけをすることが大切です。
メスは散歩が苦手でも運動不足に注意
フレンチブルドッグのメスは、あまり運動を好まず、散歩は少なめで満足する子が多いようです。また、散歩中に歩くのを嫌がり、抱っこをせがんでくることがあるので、運動不足にならないよう注意が必要です。
フレンチブルドッグ共通のしつけポイント
フレンチブルドッグの多くは、ひとつのことを長くするのが苦手で飽きやすい傾向にあります。そのため、しつけやトレーニングをする場合は、1日の中で10~20分程度の時間を2~3回に分けて、気分転換をさせながら行うと効果的です。
また、覚えるまでに時間がかかる犬種ですので、うまくできなくても叱らず、長い目でしつけを行うことが大切です。
暑さ対策
フレンチブルドッグは、ほかの犬種に比べて暑さにとても弱いため、特に夏は注意が必要です。部屋の中でも熱中症にかかる場合がありますので、風通しをよくしたり、エアコンで部屋の温度を調整するなどの対策をするようにしましょう。
また、散歩中に呼吸が荒く激しくなった場合は、すぐに涼しい場所へ移動し、冷やしたタオルや水で足の根元を冷やすなどをして体温を下げるようにしてください。その際、脱水症状を起こさぬように、水を飲ませることも忘れずにしましょう。
抜け毛対策
短毛種であるフレンチブルドッグは抜け毛が少ないと思われがちですが、実は思っている以上に抜け毛が多い犬種です。特に、春と秋の換毛期には、大量の毛が抜け落ちますので、毎日のブラッシングが欠かせません。
ラバーブラシで不要な毛を取り除いてあげることで血行を促し、皮膚病のケアにもなりますので、できるだけ毎日ブラッシングケアをしてあげるようにしてください。
皮膚の手入れ
フレンチブルドッグの特徴とも言える鼻周りのシワですが、この部分から皮膚病が発症するケースがとても多く見られます。そのため、毎日、濡れたタオルでシワの間を拭き、常に清潔に保ってあげることが大切です。
フレンチブルドッグ(フレブル)のかかりやすい病気

フレンチブルドッグ(フレブル)のかかりやすい病気には下記のようなものがあります。
- 糖尿病
- 軟口蓋過長症
- 皮膚の病気
- 関節炎・膝蓋骨脱臼
- 目の病気
軟口蓋過長症は、フレンチブルドッグのように顔と鼻が離れていない犬種に多く見られ、呼吸に負担をかける肥満には特に注意しましょう。
フレンチブルドッグは、アレルギー性皮膚炎、マラセチア皮膚炎、濃皮症などを好発しやすい犬種のため、毎日の食事や皮膚のケアをしっかりと管理することが大切です。異常に気が付いたら、動物病院で早めの受診をしてください。
フレンチブルドッグ(フレブル)の平均寿命
昔は10歳まで生きれば長寿と言われるほど短命だったフレンチブルドッグですが、現在は寿命が延び、10~14歳が平均寿命となっています。
フレンチブルドッグのかかりやすい病気や健康トラブルについては、以下の記事でもご紹介しています。
フレンチブルドッグ(フレブル)の価格相場と飼育費用
フレンチブルドッグを迎えたいと考えている方の中には、どれくらいの費用がかかるのか不安に感じている方もいるでしょう。フレンチブルドッグの価格相場や飼育にかかる毎月の費用についてご紹介します。
フレンチブルドッグの価格相場
フレンチブルドッグの平均価格は30万円前後が相場となっています。
フレンチブルドッグの1か月にかかる飼育費用
フレンチブルドッグなどの小型犬にかかる1か月の飼育費用は、一般的に1万〜3万円程度といわれています。
内訳としては、フードやおやつに約3,000〜5,000円、トイレシートなどの日用品に約1,000~3,000円が目安です。さらに、ペット保険料、医療費なども必要になります。
フレンチブルドッグ(フレブル)の歴史
フレンチブルドッグの歴史や起源については、イギリスに住んでいたレース職人がフランスへ移住する際に持ち込んだイングリッシュブルドッグが祖先犬という説と、スペインから渡ってきたマスティフ犬がイギリスを経由してフランスへ持ち込まれたという説があり、はっきりとした経緯は特定されていません。
しかし、1850年ごろにフランスへ移住したレース職人がイギリスから持ち込んだイングリッシュブルドッグが元となり、バグやテリアと交配し、小型化させ誕生したのがフレンチブルドッグの誕生という説が現在最も有力とされています。
また、フランスで誕生した当初は、ローズイヤーという垂れ耳が主流でしたが、アメリカへ渡ったフレンチブルドッグは立ち耳へと品種改良され、1898年に開催されたフレンチブルドッグの単独ショーで、コウモリのような独特の形をした耳が注目を浴び、「フレンチブルドッグ=バットイヤー」という現在の形が定着しました。
フレンチブルドッグ(フレブル)を飼っている有名人
- 北斗晶
- TKO木下
- 安藤優子
- レディー・ガガ
【Q&A】フレンチブルドッグ(フレブル)に関するよくある質問
最後に、これからフレンチブルドッグのお迎えを考えている方のために、よく寄せられる質問に回答します。お迎え前の参考として、ぜひチェックしてみてください。
Q.
フレンチブルドッグにやってはいけないことは?
A.
フレンチブルドッグは暑さに非常に弱いため、高温多湿の環境に長時間置くのは避けてください。また、過度な運動も関節や呼吸器に負担をかけるので注意しましょう。
Q.
フレンチブルドッグは飼いやすい犬種?
A.
フレンチブルドッグは、比較的飼いやすい犬種といわれています。無駄吠えが少なく、人懐っこい性格で初心者にも向いているでしょう。ただし、皮膚や呼吸器のトラブルには注意が必要です。
Q.
フレンチブルドッグは性格が悪い?
A.
フレンチブルドッグは性格が悪いわけではありません。性格が悪いと感じられるのは、フレンチブルドッグの負けず嫌いで興奮しやすい面や頑固な面が影響しているのかもしれません。
まとめ│フレブルには魅力がたくさん!
フレンチブルドッグは、愛嬌たっぷりの表情や優しい性格で、とても魅力的な犬種です。飼いやすさから初心者にも人気が高く、家族の一員として深い絆を築けるでしょう。
【ペット保険比較のピクシー】では、ペットと飼い主さまのためになるお役立ち情報を日々発信しております。
また保険選びで迷われている方は、保険料や補償割合などの条件を一括比較できる「人気ペット保険おすすめランキング」もご覧ください。

イヌ
ネコ
- 血統種
- ミックス
-
- 0歳
- 1歳
- 2歳
- 3歳
- 4歳
- 5歳
- 6歳
- 7歳
- 8歳
- 9歳
- 10歳
- 11歳
- 12歳
- 13歳
- 14歳
- 15歳
- 16歳
-
- トイ・プードル
- 秋田
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- シー・ズー
- 柴(小柴・豆柴も含む)
- ジャック・ラッセル・テリア
- チワワ
- パグ
- パピヨン
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- その他犬種
- 6kg 未満
- 6kg以上 8kg未満
- 8kg以上 10kg未満
- 10kg以上 12kg未満
- 12kg以上 16kg未満
- 16kg以上 18kg未満
- 18kg以上 20kg未満
- 20kg以上 25kg未満
- 25kg以上 30kg未満
- 30kg以上 32kg未満
- 32kg以上 40kg未満
- 40kg以上 45kg未満
- 45kg以上